イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#868 April in Paris/Count Basie and His Orchestra (Verve)

Count Basie - April in Paris

A
1.April in Paris
2.Corner Pocket
3.Did'n You
4.Sweety Cakes
5.Magic

B
1.Shiny Stockings
2.What am I Here for
3.Midgets
4.Mambo Inn
5.Dinner With Friends

Count Basie (p,org) Wendell Culley (tp) Reunald Jones (tp) Thad Jones (tp)
Joe Newman (tp) Quincy Jones (tp→onlyB-4,B-5)
Henry Coker (tb) Bill Hughes (tb) Benny Powell (tb)
Bill Graham (as) Marshall Royal (as,cl) Frank Wess (ts,fl) Frank Foster (ts)
Charlie Fowlkes (bs) Freddie Green (g) Eddie Jones (b) Sonny Payne (ds)
Joe Williams (vo)

Rec-1955,1956



久しぶりに自分の原点にかえってこのような作品を聴いています。高校生の頃から聴いていたこのアルバムですが、自分の場合は物心がついた頃からスウィング&ディキシー・ジャズが流れる環境で育ったので、当時からこのあたりの作品は当然のように自然に受け入れる態勢が整っていました。最近ジャズに戻ってきて新録ジャズの新鮮さに感動し、また革新的なアプローチでの演奏なども貪欲に吸収していきたい当方にとっては、意識的に仕向けていかないとこのようなスタイルの演奏をなかなか顧みる機会が与えられない状態です。ゆったりとした日曜日にマッチするのではないかと気になって思わず手に取ってみました。

当方にとってこのアルバムは特別に思い出深い作品で、やはりタイトル曲のA-1の存在が全てになっています。学生の頃の自分の友人もこのA-1がお気に入りで、当方の家に来ては該当のトラックを聴かせるようせがむのでした。彼は鉄道模型が趣味で古き良きアメリカの田舎を再現したジオラマを当時から作成しており、また海外のミステリなどにも造詣が深かった人間で、このようなゆったりとした往年のスウィング・ジャズなどにも無条件に反応していました。若い当時から同年代の他の連中が入り込めないような特殊なニオイを醸し続けていた変わった二人であったと恐らく思われます。思えば自分で仏像を彫ったりバロック楽器のリュートを自作したりする友人もいたりして、自分のまわりにはなかなか個性的な猛者がたくさんいることに気がつきました。

タイトル曲でのベイシーの発する「ワン・モア・タ~イム」と「レッツ・トラ~イ、ワン・モア・ワンス」の声は、自分にとってもタイム・スリップさせられる威力があり、あの頃のノスタルジーが強制的に甦ってきます。分厚いホーン・アンサンブルに今となっては定型とも言えてしまうソロの応酬ですが、それを含めて愛おしくなってしまう名品です。

ピリピリと張りつめたような刺激的なジャズを連続で摂取しても好奇心が勝り疲れない当方ですが、対照的とも云えるスウィングなどは心のルーツとして大切にしているので、聴けばやはりホッとしてしまいます。目新しさとは無縁の豊潤なサウンドを聴いた瞬間に自分の精神がリセットされるのは有難いことで、これからの自分にとっても必要不可欠なカンフル剤となってくれる大切なジャズなのです。
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テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/04/12(日) 23:59:22|
  2. Dixie, Swing, Trad, New Orleans
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#726 Wilbur de Paris at Symphony Hall (Atlantic)

Wilbur de Paris

A
1.Introduction by Wilbur de Paris
2.Majorca
3.Juba Dance
4.Toll Game Blues
5.Wrought Iron Rag

B
1.Cielito Lindo
2.Sister Kate
3.Banjoker
4.Piano Blues
5.Farewell Blues

Wilbur de Paris (slide-tb,valve-tb) Sidney de Paris (cor) Omer Simeon (cl)
Sonny White (p) Lee Blair (banjo) Benny Moten (b) Wilbert Kirk (ds,harmonica)

Rec-1956



ジャズに垣根を作らず何でも聴いてみます。トラッドからフリー、ヴォーカルまで。それぞれの良さを的確に捉えているかは別にしてとにかく楽しんでやろうと云う魂胆です。得手不得手は当然出てきますが取り敢えずは接してみて、後に続くかどうかを見極めます。しかし専門分野を作らないことで、元々無い知識がさらに希薄になります。

ということで実に久しぶりにニュー・オーリンズ・ジャズを聴いています。でもこのジャンルは自分が聴いてきたジャズに於けるルーツになりますからやっぱりホッとひと安心するのも本音です。やはりこのジャンルすら知識に関しては相変わらずというかまるで備わっていないので、何とも言い様のない無力感を感じることも事実なのですが。

ウィルバー・ド・パリスのシンフォーニー・ホールでのライブ音源でセプテットでの演奏です。大勢のオーディエンスの前でディキシーの王道を往く演奏が展開されています。ニュー・オーリンズ・ジャズには定番のバンジョーやトロンボーンやクラリネットが演奏を盛り上げ楽しさを倍増していますが、ひとつ特徴的な部分を挙げるとすればウィルバート・カークのハーモニカとのコラボ。全曲で披露される訳ではありませんがコレ意外とマッチしています。スピーディな曲よりもゆったりとしたブルージーな曲を多めに取り上げています。しかもウィルバーとシドニーの兄弟コンビがフロントを張っていてホットなプレイを満喫出来ます。

上京のたびに行く中古屋さんではディキシーを含めたトラッド系のジャズは余程商売にならないと見え、殆ど捨て値のような値付けがされているのでその度に全てを買い占めたくなるような衝動に駆られます。都心に住んでいたらかなり頻繁にそれらの音源を漁りそうですが田舎住まいが功を奏しているのかその点は自重出来ていて、頻繁に足を運ぶことも侭ならないことによって痛し痒しの状態です。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/11/17(月) 22:59:57|
  2. Dixie, Swing, Trad, New Orleans
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#548 Kansas City Memories/Nat Pierce and his Orchestra (Coral)

Nat Pierce


A
1.The Bearded One
2.I'll Buy That Dream
3.Maple Leaf Rag
4.Slippery When Wet
5.You Call it Madness (But I Call it Love)
6.A Trip to Nathan's

B
1.Old Rev
2.Sioux City Sue
3.That's All
4.I Ain't Got Nobody (And Nobody Cares for Me)
5.Rojiserro

Nat Pierce (p) Joe Newman (tp) Bill Harris (tb) Hal McKusick (as)
Freddie Greene (g) Oscar Pettiford (b) Jo Jones (ds)

Rec-1955



モダン・ジャズ中心の世界ではなかなかスポットが当たらず表舞台に出てこない、泣き所のような扱いの作品ですが大好きであります。ウディー・ハーマン等のビッグバンドを主戦場として渡り歩いたのが原因になるのでしょうか。このコンボではとても良くスウィングしており、往年の名手達の競演は期待に違わぬ好内容です。

ナット・ピアースのカンサス・ジャズ。トラッド臭溢れる小気味よいリズムとゆったりしたソロが楽しめる渋い作品です。この手のプレイはお手のもののフレディ・グリーンのカッティング・ギターにペティフォードのベース、ジョー・ジョーンズのドラムというバッキングは盤石の布陣。ピアースのピアノはよく転がるチャーミングなプレイで素晴らしい。それ以上に心を揺すられるのがジョー・ニューマンのトランペット。何という味わい深さだろうか。滑らかなペットのコントロールにミュートでの深みあるプレイ。マクシックのアルトやいぶし銀、ビル・ハリスのトロンボーンも好演しています。ナット・ピアースの本質はビッグ・バンドものになるのでしょうが、当方が殆ど聴けていない事と元来のトラッド好き、コンボ好きがわざわいしているのか圧倒的にスモール・コンボの方に感銘を受けます。全体的に醸される雰囲気一発という要素も大きいですが、何とも言えない滋味深さに息が止まりそうです。

この辺りの作品は無視されがちで殆ど放置される状態である中で、スペインのフレッシュ・サウンドが、このアルバムを含めたナット・ピアースのLP3枚とEP1枚(他には「Nat Pierce and the Herdsmen」(Fantasy)、「The Nat Pierce Bandstand」(Vanguard)、「Jazz Romp by Nat Pierce Jazzmen」(Keynote)の3枚)をカップリングした2枚組CDがリリースされているようで見事な仕事として勝手に評価させて頂きます。ちなみにこのCDは本アルバムのA-5は除いているようです。

全くのマイナー盤ですが当方の宝物であります。スウィング好きの方は安価で転がっていたら拾ってあげて下さい。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/05/20(火) 20:51:21|
  2. Dixie, Swing, Trad, New Orleans
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#510 Goes to Sea/Firehouse Five Plus Two (London)

Firehouse Five Plus Two - Goes to Sea


A
1.By the Beautiful Sea
2.When My Dreamboat Comes Home
3.Minnie the Mermaid
4.Over the Waves
5.A Sailboat in the Moonlight
6.On the Good Ship Lollipop

B
1.Peoria
2.Asleep in the Deep
3.She Was Just a Sailor's Sweetheart
4.Between the Devil and the Deep Blue Sea
5.Red Sails in the Sunset
6.Anchors Aweigh

-Firehouse Five Plus Two-

Ward Kimball (tb) Danny Alguire (tp) George Probert (fish horn=ss) Frank Thomas (p)
Dick Roberts (banjo) Ralph Ball (tuba→onlyA-4,A-5,B-1,B-2)
George Bruns (tuba→onlyA-1~A-3,A-6,B-3~B-6) Eddie Forrest (ds)

Rec-1957



このレコードは自分のオヤジが購入していたもので、そういうお下がりレコードが数十枚ほど手元にあります。クラシックも同数程度残されていましたが、そちらにはなかなか針を落とすことがありません。ジャズに関しての殆どはディキシーランド、ニューオーリンズ・ジャズで今ではなかなかお目にかかれないものが結構あります。ただトラッドは現在人気があるとは云い難い状況であるので、もともと中古屋に出て来る数も少ないのでしょうが回転率も悪そうで結構棚に残ってしまう類のレコードになるのかもしれませんね。その手元に残されたレコードの殆どが60年代前半のリリースである国内盤のペラジャケ仕様のもので、ジャケがふにゃふにゃですぐ痛むわりにはレコードは分厚く頑丈で凄く存在感があります。音が良いとは云えない代物が多いですが、ノスタルジーに浸るには結構重宝するレコード達です。

そんな訳でコレを最初に聴いたのは物心つく前であろうことは想像出来、恐らく幼稚園児くらいの頃には小さな手でコレをターンテーブルに載せグルグル回る円盤に噛り付いていたであろうことも想像できます。内容をどう感じていたのかは今となっては定かではありませんが、やっぱりこの手の賑やかな音楽には子どもも無条件で楽しめる要素はあるのでステレオの前で飛び跳ねていたことでしょう。

成人した後に久し振りに聴いた時の感想として「昔のミュージカル映画に出てくる一場面一場面を再現しているような感じのサウンド」と受け取っていたのですが、あながち頓珍漢な感想でもないようで、メンバーの殆どがウォルト・ディズニー・スタジオの重要なポジションの映画人であるそうです。ということでプロというよりはアマチュア・バンドであるのですが、キャリアは長かったようで10数年あったようです。自分の手元にもこれ以外の作品が数枚あります。

彼らの目指すサウンドが1920年代のチャールストン時代のジャズであるそうで、想像もつかない当方にはこれらの記録で何となくイメージを湧かせてみています。実際のところ20年代の記録では手元にあるのが『Louis Armstrong : 1923』(Riverside)のみであるので漠然としたものしか浮かばない状態であることは否めません。ココで繰り広げられるジャズはディキシーの王道のように感じられ豊潤なアンサンブルが楽しめるサウンドに全員でのコーラス、各々のソロは殆どなくストーリー性重視の賑やかなジャズが聴かれます。タイトル通り海にちなんだ曲で占められ船の汽笛やさざ波の音などの効果音もふんだんに織り込まれ完全にテーマを主眼に置いた作品として編まれたことが解ります。

内容の楽しさも好いのですが自分には前記の通りノスタルジーを沸き立たせる要素が強く、サウンドに反してシミジミしてしまう部分も持ち合わせた作品として忘れた頃に拾い上げるレコードとなっています。

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  1. 2008/04/12(土) 19:30:37|
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#502 George Lewis & New Orleans All-Stars in Tokyo (King)

George Lewis in Tokyo


A
1.Alexander's Ragtime Band
2.Over the Waves
3.St. Louis Blues

B
1.Somebody Stoll My Gal
2.Just a Closer Walk With Thee
3.What a Friend We Have in Jesus
4.You Rascal You
5.Burgandy Street Blues

C
1.Muskrat Ramble
2.St. James Infirmary
3.The World is Waiting for the Sunrise

D
1.Ice Cream
2.Till We Meet Again
3.When the Saint Go Marching in

George Lewis (cl) Punch Miller (tp,vo) Louis H.Nelson (tb) Emanuel Sayles (banjo,vo)
Joe Robichaux (p) "Papa" John Joseph (b) Joseph Watkins (ds,vo)

Rec-1963



メインストリーム・ジャズに若干の変革が見えてきた60年代初旬~中旬に、一方では根強くトラッド・ジャズも頑張っていたわけでこの事実は当方には大変嬉しいことです。リスナーの年齢層のせいなのか、単に興味が失われたのか今ではトラッドを語る人もジャーナリズムも無いに等しい状態ですが、こうやってささやかながらも接している人間がココにおります。

ジョージ・ルイスの東京公演。処は東京厚生年金会館ホール。今はなんていう名称だったろうか調べてみたらおんなじでした。でもウェルシティ東京とも云うのね。嬉しいのは観客の多さが聴いていて実感出来、盛り上がり方も高潮であること。この時代に実際に出向くことが叶わない人間としては観客の多さや反応を垣間見ることが出来るのは大いに感動できることで、しっかりと60年代のこの時期にニューオーリンズ・ジャズが認知され評価され楽しんでおられている事実が記録されていることに感慨を抱きます。ですので現況での扱われ方のギャップには隔世の感を禁じえません。まあ既にこの実況から45年も経ていますからやむを得ないところではありますし、50~60年代のメインストリームのジャズですら現在の感覚から云えば古臭さも否めない状態ですので理解できない訳ではないのですが。

いつものジョージ・ルイス楽団よりも各自のソロ・パートが多いのは、この年代の主流であったモダンからの影響でもあるのかトラディショナル・ジャズとは云えども変遷を垣間見ることが出来るところが興味深いです。そして初来日ということもあるのか定番曲をとりあげているところも入り込みやすく、ディキシー好きなら誰もが喜ぶC-3やD-3などがプレイされていてオーディエンスもリスナーも大満足といったところでしょうか。

惜しむらくは録音があまり良くなく臨場感が薄いのが残念であります。当時のキング盤で所有していますが「録音メモ」と謳ってマルチ・マイク方式という遣り方の解説がされており、さも画期的な感じを受けがちになるのですが、その利点を当方の骨董ステレオでは表現出来ておらず不満な部分があります。でも盤のせいにしないでステレオを新調しろということなのかもしれませんね。オーディオに興味が向かないのでその予算があれば新譜を沢山聴きたいというのが当方の本音なのですが。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/04/02(水) 21:14:41|
  2. Dixie, Swing, Trad, New Orleans
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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