イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#871 Spirits/The Lasse Lindgren Big Constelleation (Imogena-CD)

Lasse Lindgren - Spirits

1.Birdland
2.Airegin
3.Gonna' Fly Now
4.Maria
5.The Fox Hunt
6.Si Si Mf
7.New Bag Blues
8.Left Bank Express
9.I Can't Get Started With You
10.The Serpent
11.I Got the Spirit / Blue Birdland

Lasse Lindgren (tp,valve-tb,didgeridoo,extra-perc,vo) Robin Rydquist (tp)
Johan Holmberg (tp) Fredrik Hakansson (tp) Lars-Goran Dimle (tb)
Niklas Rydh (tb) Johan Borgstrom (as,ss) Bjorn "Skane" Cedergren (ts)
Jens Nilsson (ts) Erik Kristofferson (bs) Johan Johansson (p,key)
Owe Almgren (el-b) David Sunby (ds) Goran Kroon (ds)

Rec-2008



スウェーデンのトランぺッター、ラッセ・リンドグレンのビッグ・バンドもので、2006年に亡くなられたメイナード・ファーガソンへのトリビュート作品になります。この作品は国内盤では「金管王」という秀逸なネーミングが付けられていて、しかもバンド名が「巨大星雲ビッグ・バンド」とご丁寧に和訳までされているあたり、何ともインパクト抜群で興味をソソられるような仕様になっていますね。ジャケットもラッパがどアップで、極太な筆文字とともに視覚的にも強烈です。

Lasse Lindgren - Kinkanoh

その点このオリジナルはいかにも地味で、出てくるサウンドをイメージさせるには圧倒的に国内盤に軍配が上がりますね。

ファーガソンの十八番のナンバーを多数取り上げ、それこそファーガソン張りのハイノートをリンドグレンがブチかましています。ですから文句なく楽しい。文句なく派手である。当然の如くお馴染みのファーガソン・サウンドを彷彿とさせるコンテンポラリーなビッグ・バンドになります。何層にも重なった豪快なアンサンブルに、闇を切り裂く矢のようなトランペットが炸裂しています。スピード感に溢れテンションの高さは半端なく、惹句にもある「血管ぶち切れ」や「高音男」という何とも吹き出してしまう表現も納得です。

なーんにも考えないでこのようなド派手な音を浴び続け、その音圧に屈するのもたまには悪くありませんね。でも聴いていて笑えてきてしまうのはなんなのでしょう。
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  1. 2009/04/15(水) 23:54:49|
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#671 Brandeis Jazz Festival/Orchestra Conducted by Gunther Sohuller and George Russell (Columbia)

Brandeis Jazz Orchestra

A
1.All About Rosie
2.On Green Mountain
3.Suspensions

B
1.Revelations (First Movement)
2.All Set
3.Transformation

Art Farmer (tp) Louis Mucci (tp) jimmy Knepper (tb) Hal McKusick (sax)
John La Porta (sax) Robert Di Domenica (fl) Manuel Zegler (bassoon)
James Buffington (fr-h) Bill Evans (p) Teddy Charles (vib) Margaret Ross (harp)
Barry Galbraith (g) Joe Benjamin (b) Teddy Sommer (ds)

Rec-1957



或る本にこのアルバムが載っていた。またかとお思いかも知れませんが「見たことあるなぁ」で棚を探し始めた。結構時間をかけて見つけ出す。当然内容が全く頭に入っていない。ビル・エヴァンスが入っているなぁ、から始まりハル・マクシック?ジョン・ラポータ?なんとなーく音が見えてくるなぁ、と思いつつひょっとしたら退屈かも?に変わっていく。それと同時にガンサー・シュラーとジョージ・ラッセルの名前でかなりの輪郭が見え、おおよその見当がついてくる。トドメに現代音楽の作家の曲を取り上げているということで、自分には厳しい内容であろう予想がハッキリと見えてきた。このアルバムはなにやらビル・エヴァンスを冠にしてジャケを改変し、ドン・エリオットのNewport Jazz Festivalでのエヴァンスが参加している3曲の音源と、この作品の6曲とカップリングして全9曲にし『Bill Evans and Orchestra』(Gambit)というCDで発売されているようです。やっぱりエヴァンス名義だとある程度売れるんでしょうね。

ジャズはジャズらしく演って欲しい人間であるので、デカい編成ならば豪快にドバァっと食らわして欲しい。ハラハラするような猛烈にスリリングなものを食したいのであります。だから編成がデカくてもジョン・ルイスのサード・ストリ-ム・ジャズのようなものには食指が動かないのです。というわけでこの作品は自分の趣向から離れたものでありました。演奏の内容をとやかく云うのではなく、あくまで自分の興味の範囲外にある音楽という意味です。

これはブランダイズ大学の委嘱によりジョージ・ラッセルとガンサー・シュラーが主導した演奏であるようです。ジャズ・フェスと銘打っていますがいわゆるライブものとは一線を画しています。ラッセルのA-1、シュラーのB-3、現代音楽作家(ハロルド・シャペロ&ミルトン・バビット)のA-2,B-2、ジミー・ジュフリーのA-3、ミンガスのB-1の全6曲。駄耳で聴いた印象を表せばジャズというよりもアレンジを重視したり、不協和音を前面に出した現代音楽、それにクラシックの要素を感じさせるような演奏です。先に挙げたジョン・ルイスが目指したものに重なる感覚があります。フリー・ジャズには食いつく自分ですが、この手のものにはなかなか歩み寄れない厚い壁があります。ただハッとさせるフレーズやジャズらしく響かせるセンテンスが一瞬現れて注意を惹き付けられる部分があることもしばしばですが。この手の演奏を理解出来る日が当方にやってくるのでしょうか、本音は自信が全くないのですが。

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  1. 2008/09/20(土) 23:25:48|
  2. Modern Big Band
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#659 Once Upon a Time/Earl Hines (Impulse)

Earl Hines

A
1.Once Upon a Time
2.Black and Tan Fantasy
3.Fantastic, That's You
4.Cottontail

B
1.The Blues in My Flat
2.You Can Depend on Me
3.Hash Brown

A-1

Earl Hines (p) Cat Anderson (tp) Bill Berry (tp) Clark Terry (tp) Ray Nance (tp)
Lawrence Brown (tb) Buster Cooper (tb) Johnnny Hodges (as) Russell Procope (as)
Jimmy Hamilton (ts,cl) Paul Gonsalves (ts) Harold Ashby (ts) Richard Davis (b)
Elvin Jones (ds)

A-2

Earl Hines (p) Cat Anderson (tp) Ray Nance (tp) Lawrence Brown (tb)
Pee Wee Russell (cl) Johnnny Hodges (as) Russell Procope (as)
Jimmy Hamilton (ts,cl) Paul Gonsalves (ts) Harold Ashby (ts) Aaron Bell (b)
Sonny Greer (ds)

A-3

Earl Hines (p) Jimmy Hamilton (cl) Aaron Bell (b) Elvin Jones (ds)

A-4

Earl Hines (p) Cat Anderson (tp) Ray Nance (tp) Lawrence Brown (tb)
Buster Cooper (tb) Johnnny Hodges (as) Russell Procope (as)
Jimmy Hamilton (ts,cl) Paul Gonsalves (ts) Harold Ashby (ts) Richard Davis (b)
Sonny Greer (ds)

B-1,B-2

Earl Hines (p) Cat Anderson (tp) Ray Nance (tp,vo) Lawrence Brown (tb)
Pee Wee Russell (cl) Jimmy Hamilton (ts,cl) Paul Gonsalves (ts) Aaron Bell (b)
Elvin Jones (ds)

B-3

Earl Hines (p) Cat Anderson (tp) Lawrence Brown (tb) Pee Wee Russell (cl)
Johnnny Hodges (as) Russell Procope (as) Jimmy Hamilton (ts,cl)
Paul Gonsalves (ts) Harold Ashby (ts) Aaron Bell (b) Sonny Greer (ds)

Rec-1966



アール・ハインズの滋味深いアルバムでエリントンの門下生が勢揃いしています。1966年録音とのことですので彼のキャリアから考えれば後期の入り口あたりの録音ということになるでしょうか。一曲一曲編成が微妙に変わりA-3のみカルテットの演奏がありますが、その他は比較的大きな編成を従えて豊潤なムードで寛ぎを醸し出す作品です。解り易いテーマにドライブ感溢れるソロ、各々の円熟の極みを満喫出来る内容は熟れた果実のような美味しさです。

ジョニー・ホッジス作のA-1からノリノリで、転がるアール・ハインズのピアノを導入にテーマに突入、以後ソロ交換が続き終盤にはクラーク・テリーのものと思しきハイノートが炸裂しています。エルヴィンのドラムが「俺だ!」と主張しているのが微笑ましいところです。A-2はエリントン・ナンバー。各自の節回しはスウィングの王道を往く独特のものでさしずめ演歌のコブシを想像させるくらいの定番のものですが、この手のサウンドは慣れ親しんだ自分にとってはもの凄く安心感のある音で、ミュートを掛けて馬の嘶きの如く操られるトランペットを聴くたびにニヤけてしまいます。A-3のみ少人数のコンボでジミー・ハミルトンのクラリネットをフィーチュアしたカルテットはビッグバンドのサウンドの中では一服の清涼感をもたらす効果があります。A-4は音圧のあるスピード感溢れるエリントン・ナンバー。大きな編成では欠かすことの出来ない定番曲でハインズのピアノも流暢な語り口で聴かせます。B-1はライオネル・ハンプトンの名ブルース。ピーウィー・ラッセルのクラリネットを全面に掲げ、レイ・ナンスはヴォーカルで参戦しています。B-2はミディアム・テンポのナンバーで、各ソロイストの楽器の唱わせ方が絶妙な楽しい作品。ラストのB-3はホッジスの作品で〆ます。リズミックで無条件に体を揺すらされる威力を持ち、コレはひとえにソニー・グリアーの軽快なドラミングの賜物と感じます。

60年代のインパルスにはコルトレーンやシェップ、アイラーやファラオ・サンダース等々のゴッツイ作品の顔ぶれの中に、アール・ハインズのこのアルバムやベイシーの『Kansas City Seven』など、大御所が自身のスタイルに実直に向き合っている名盤がヒッソリと存在しているのがスウィング・ジャズを幼少の頃から刷り込まれた当方にとっては嬉しいところです。

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  1. 2008/09/08(月) 21:41:30|
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#552 Diz Big Band/Dizzy Gillespie (Verve)

Dizzy Gillespie - Diz Big Band


A
1.Roses of Picardy
2.Silhouette
3.Can You Recall
4.O Solow

B
1.Cool Eyes
2.Confusion
3.Pile Driver
4.Hob Nail Special

Side-A

Dizzy Gillespie (tp,vo) John Barrows (fr-h) Jim Buffington (fr-h)
Jim Chambers (fr-h) Fred Klein (fr-h) Danny Bank (bs) George Berg (woodwinds)
Jack Greenberg (woodwinds) Tom Parshley (woodwinds) Wynton Kelly (p)
Percy Heath (b) Jimmy Crawford (ds) Johnny Richards (arr.,cond.)
and 9 strings

Side-B

Dizzy Gillespie (tp) Quincy Jones (tp) Jimmy Nottingham (tp) Ernie Royal (tp)
Leon Comegys (tb) J.J. Johnson (tb) George Mathews (tb) George Dorsey (as)
Hilton Jefferson (as) Hank Mobley (ts) Lucky Thompson (ts) Danny Bank (bs)
Wade Legge (p) Lou Hackney (b) Charlie Persip (ds) Buster Harding (arr.)

Rec-1954



ディジーお得意のビッグ・バンド。A面は9月16日、B面は9月15日の録音でオリジンはノーグランからのリリース。それぞれ違う2セットでの演奏ですが、使用される楽器が全く異なっているので雰囲気も全く違います。

A面は50年代の映画のサントラとも云われれば信じてしまうようなそんな雰囲気。ディジーのクリアで抜けの良いトランペットが美しく、時折魅せるハイ・ノートが素晴らしい。敢えて云えばジャズ的な要素が薄く、ともすればポピュラー・オーケストラの様相を呈しますが、絶好調のディジーのトランペット以外にも当方には聴き所がありまして、それはウィントン・ケリーのピアノです。オーケストラのバランスを重視されたサウンドですのでなかなかソロを執る訳ではないのですが、突如浮き上がってくるように侵入してくるケリーのピアノは注意を惹かれるのには充分な存在感があります。A-4にはディジーのコミカルなヴォーカルが挿入されていて、前の3曲とはちょっと違う愛嬌のある雰囲気に仕上がっています。

続くB面の方が圧倒的にジャズ・ファンには訴求力があるメンバーだと思います。当然サウンドも、如何にもディジーの定番ジャズ・ビッグバンドとの印象を受けるパワフルな展開を持ったプレイを披露しています。ソロの比重も高くなりフルバン本来のゴージャスさも兼ね備えたカッコ良さです。ディジー以外ではJ・J・ジョンソンとラッキー・トンプソンのパートが多いのですが、ラッキー・トンプソン好きの小生にとってはちょっとした青臭さが残る垂涎モノのソロが聴ける事が嬉しい。

ブラスの醍醐味が味わえるB面が当方にとってのベストになりますが、一日違いで全く違うアプローチで録音するという企画はなかなか興味深く、その妙味を楽しめるという意味では意義深い内容の作品だと思います。まぁ比較的マイナーな扱いを受けている作品ですが。

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  1. 2008/05/24(土) 23:16:53|
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#531 Di Mezzo il Mare/Egea Orchestra (Egea-CD)

Egea Orchestra


1.Il Bacio della Tarantola
2.Porto Antico
3.Staccomatto
4.Festa Ionica
5.Terra D'ombre
6.Mezzo e Mezzo

-Egea Orchestra-

Pietro Tonalo (ss,ts) Marco Zurzolo (as,ss,fl) Gabiele Mirabassi (cl)
Gianpaolo Casati (tp) Alessandro Tedesco (tb) Enrico Pieranunzi (p)
Giancarlo Bianchetti (g) Piero Leveratto (b) Alfred Kramer (ds)
Fulvio Maras (perc)

Rec-2005



イタリアのペルージャにあるイギア(杉田宏樹氏は自著の中でエジェアと紹介している)というレーベルの旧作が一斉に復刻されている。全くの情報を持ち合わせていなかったのでこの際色々と探ってみた。レーベルのラインナップを見ていて知っているアーティストがエンリコ・ピエラヌンツィとエンリコ・ラヴァ、ジョン・テイラー、ケニー・ホイーラー、パオロ・フレス、ステファノ・バッタグリアぐらいしかいない。実際ピエラヌンツィの作品が結構リリースされているので彼がこのレーベルの根幹を担っていると云えそうだ。

沢山のカタログの中から有名なこの作品に目星をつけて聴いてみた。デジパック仕様ながら豪華な装丁でブックレットも貼付されていてエラい高級感のある見栄えと質感。名を連ねているメンバーはイギア(エジェア)で過去に何らかの形で関わっているミュージシャンが中心のようで、エンリコのほかガブリエル・ミラバッシのようにリーダー作を複数残しているアーティストもいます。何せ初めてなのでオーケストラと云う編成のこの作品が入り口として適切であるのかは大いに疑問なのであるが、集約されているのだと勝手に解釈しています。

で、現在格闘中であります。云われるような絶賛の評価を咀嚼しながら必死に聴いていますがどうも今の当方には厳しく手強い代物でした。ただ一回目より二回目、二回目より三回目と徐々に好転してきているのは良い傾向のようです。まぁ、ある程度こういう展開になることは予想していたのではありますが、クラシックの土台を感じさせる緻密な音楽はやはりこのレーベルのカラーなのでしょうな。何せこの一作のみ聴いただけなので結論付けるのは無謀なのかもしれませんが、何となく統一されたジャケットの雰囲気からも察するにこのレーベルのカラーはハッキリしているように見受けられます。じっくり練られた複雑に絡み合う演奏は、元来そういうのに興味深々な当方にとっても入り込むには時間を要しそうです。コレはひとえに当方の知的なものに対するコンプレックスが噴出した形ではないかと自覚します。ジャズにおける計算された部分を多く感じ取り、当方が得意な「ガツンと一発」系とは一線を画します。バリバリ吹かれるハードなオーケストラではなく、プレイからインテリジェンスを感じます。

とまぁ御託を並べ立てても改善するわけではないので半ば諦め気味ですが、このようなジャズを自然に受け入れられる技量は具えたいなぁ、とは切望します。はい、勝手な絵空事です。失礼しました。

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  1. 2008/05/03(土) 22:26:08|
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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