イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#939 Bronze/Walter Smith III - Mark Small (Fresh Sound New Talent-CD)

Walter Smith III, Mark Small - Bronze

1.Mint Condition
2.The Crawler
3.ESPN
4.8 Bars
5.Happy Song
6.New Bossa
7.Fragile
8.Small Spaces
9.Go for Broke

Walter Smith III (ts) Mark Small (ts,as,ss) Matt Stevens (g) Alan Hampton (b→only1,5,6,7)
Chris Van Voorst Van Beest (b→only2,3,4,8,9) Bill Campbell (ds)

Rec-2007



少し前に到着していたデイヴ・ホランドの "Pathways"(Dare2 Records) が、己の死にかけているPCにリッピング出来なくて orz だったオヤジでございます。はい、いきなり年甲斐のない文章で失礼致します。しかも聴いていてライブ盤であったことを初めて知る始末。いかに手当たり次第に手を出しているのかが判ろうというモノ。ここのところ当方のポンコツPCとの相性が良くないメディアがいよいよ増えてきたので、早くPCを新調したい今日この頃。でもその前にCDを買いすぎなんだよなぁ。ついでに馬鹿をもう一つ披露すると、手元に来たCDが3月だけ(実質3週間とちょっと)で既に50枚を超えました。新譜も旧譜もごちゃ混ぜですが、アウトレットものもあれども一応全て新品ばかり。しかしながらどうやって聴くんだよこの量を。トータルでは年が明けてから既に100枚も超えており、我ながらかなり病気ですな。そんな状態ながら未だに今後の新譜をくまなくチェックしています。その中にウォルター・スミスのニュー・アルバム、"Live in Paris"(Space Time) リリースのアナウンスが少し前にありました。メンツも最高でやっぱりすぐに抑えちゃいましたが、コレはいつ頃のライブ音源なのでしょうかね?詳細がイマイチ見え難かったりします。そんな訳で、直近では一番新しいこの作品を聴き直しておりました。

今度出るライブ盤では、「ウォルター・スミスはライブ向けのアーティストである」との惹句が踊っていましたが、スタジオ録音であるこのアルバムに関しては今ひとつ熱気を感じられなかったのでそれほど入り込まずにいたと云うのが正直なところです。が、冷静に受け取ればいかにもこのレーベルらしいサウンドでもあるなぁと、自分の中では少しずつ受け入れる態勢が整ってきたような感じです。日頃からパワフルなサウンドばかり好んで浴びている自分としては、このアルバムに関してはどちらかといえば低温度といった印象を持ちがちになるのですが、よくよく聴けばその中に動きの多い自分好みの曲(3曲目や8曲目など)も隠れていたりするので、手に取る回数はこれからもそこそこ出てきそうな感じです。

サックスの二管フロントを据えたギター・トリオといったような陣容ですが、前述の通り攻撃的なものではなくアンサンブルに軸をおいた演奏になっている様な感じがします。ウォルター・スミスのテナーにマーク・スモールが曲ごとに三種のサックスを持ち替え、ふっくらと且つウネウネと個性を発揮しています。総じて型に嵌め難い楽曲が多めで、トラックによっては多少の怪しさも醸し出しながら進行していきます。そしてもう一人の要になるのがギターのマット(マシュー)・スティーヴンス。この方はクリスチャン・スコットのグループで活躍するギタリスト。先日リリースされた新譜でもこの作品とは一味違う存在感を魅せてくれました。それと二人のベーシストがクレジットされていて、ほぼ同等の配分で参加していますが、互いになかなかの強力なプレイでしっかりとした存在感です。

前述のように動きのある上記の2曲が好みですが、何度も繰り返し聴いているとその流れの中に挟まっていたボッサ・テイストの5曲目がかなり好い味を出していることに気がつきました。といってもジャズ的な要素が色濃く出ており且つ現代的な解釈であるので、ラストの盛り上がり方などにもワクワクさせられます。マット・スティーヴンスの爪弾かれるギターが好い雰囲気で、好みのトラックに昇格です。

はてさて来月出る予定のライブ盤はアーロン・ゴールドバーグのピアノ入りであり、トランペッターのアンブローズ・アーキンムシーレイとの二管クインテットなのですが、どのような変化を見せてくれるのかとても楽しみですねぇ。個人的にはドラムのマーカス・ギルモアにかなり注目しております。
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  1. 2010/03/24(水) 03:55:38|
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#937 Son of a Drummer/Jonas Kullhammar Quartet (Moserobie-CD)

Jonas Kullhammar - Son of a Drummer

1.Hitman
2.Stormen
3.Bendiksen
4.Corny Waltz
5.The Rise and Fall of Sour T

Jonas Kulhammar (ts) Torbjorn Gulz (p) Torbjorn Zetterberg (double-b) Jonas Holgersson (ds)

Rec-2005



思うに歳を重ねれば重ねるほど人間も丸くなり、聴くものもまろやかでピュアなものに心打たれるような心境の変化をしていくものであろうと勝手に考えていました。が、オイラの場合はどうだ。年々過激でパワフルで濃厚なヤツを好むようになってしまい、静謐なものから徐々に縁遠くなってきているではないか。否、聴くジャズに垣根を作りたくない当方としては、選り好みをせずに満遍なく手にとっている(=購入している)つもりではあるのですが、トレイに載る銀盤は鼻の穴が広がってしまう血流の早くなるようなものばかり。このアルバムの主もなかなかにゴッついテナーで、曲によってはゴリゴリと押し迫ってきます。したがって彼は自分の現在の趣向に合致する好みのアーティストということになります。選り好みをしないと云ったものの、ここのところなぜか北欧ものを多く取り上げてしまう傾向にあるようで、サウンドの面以外においてもなんだか偏ってきているような気がする。うーむ。

偶然なのか狙っているのか、二人のヨナスと二人のトルビョルンが繰り広げる熱いカルテットです。が、冷静に聴いているとリーダーの主張が強烈であるために、頑張っているサイドが比較的おとなしく感じられてしまうという、駄耳側からの感想ではサイドメンにとっては不本意な状況にも思われます。スウェーデンのテナー奏者でリーダーのヨナス・クルハマー(カルハマー)は、この Moserobie というレーベルの主宰者でもあり、温厚そうな風貌からは予想も付かないタフで太い音塊をブチかますとともに、経営者としても野心的な作品を連発させています。一般的に注目を浴びたのはベント・エゲルブラダのペンによる4曲目が聴きどころのようですが、個人的なこのアルバムの白眉はなんといっても冒頭の「ヒットマン」。タイトルからしてヤッてくれそうですが、実際にヤッちゃってます。驀進するモーダルなバッキングを背にしながら、気合の入った咆哮がこれでもかと繰り出されるサマは最高です。終盤のヨナス・ホルガーソンのドラム・ソロも興奮させてくれます。荒くれるテナーの次に待っている2曲目は、がらっと雰囲気が変わってトルビョルン・グルツの美しいピアノのしらべから入るナンバーですが、徐々に盛り上がり熱くなるのはこのテナー主の性質なのでしょうな。他の曲でもオーソドックスに始まりながら、そのままでは許してくれない展開が広がっていくのは、猛烈サウンド派の当方にとってはワクワク感を味わえる嬉しいアーティストと云えます。モードからフリーまで、何でもござれのパワフル・テナーマンです。

過去に複数の作品が数多くあるアーティストですので徐々に取り寄せて楽しんでいるところですが、限定盤の "The Half Naked Truth"(Moserobie) を入手し損なったことに悶絶しています。これは8枚組みのBOX仕様で900枚限定シリアル・ナンバー入りのCDなのですが、リリースされていたのを知っていながらその値段と単なるベスト集だと勘違いしてスルーしてしまいました。内容は10年間のカルテットの音源で、それも収録されている全てがなんと未発表のものだったとは!1年ほど前のリリースだったので何とか手に入らないだろうかと画策しますが、モノがモノだけに最早お手上げ状態です。あー、失敗した・・・。

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  1. 2010/03/09(火) 04:38:49|
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# 929 Introducing the Javier Vercher Trio (Fresh Sound New Talent-CD)

Javier Vercher - Introducing

1.Bird Food
2.Pollack Springs
3.Balada de Alfredo
4.L'Euridice
5.Pollack Springs-Duet
6.Norman
7.Orfeo
8.Entrance Door

Javier Vercher (ts) Chris Higgins (b) Brannen Temple (ds) Robert Glasper (p→only4,7)
Rakalem Bob Moses (ds→only2,8)

Rec-2003,2004



前回取り上げたフェレンス・ネメス関連でもう一枚。このアルバムの主とネメスは、双頭名義で "Wheel of Time"(Fresh Sound New Talent) と云う作品をリリースしています。ちなみにリオーネル・ルエケもギタリストとしてそのアルバムに参加しています。

"Javier Vercher". はてさて彼の名前はなんと読むのか。『ハヴィエル・ヴェルチャー』とか『ジャビエ・ベルシェ』という表記は見つけましたが果たしてそうなのかしらん?彼はスペインはマドリッド生まれとのことなので、個人的には『ハヴィエ・ヴェルシェ』あたりが妥当かと思うのですが、さてどうでしょう。まったく何の根拠もありません。如何せん日本で認知度が低いとなかなかカナ表記が確立しないので、アルファベット表記にするほうが無難ではあるのですが。来月早々やって来るオルガン&ピアノの "Gary Versace" もどうやら『ヴェルサーチ』ではなくて『ヴァセイシ』のようですしねぇ。日本人に限らず人の名前は難しい。

そもそもこのアルバムはロバート・グラスパー目当てで買ってみたものです。彼のウェブサイトのディスコグラフィーではこの作品が載っておらず、店頭で知らずに見つけたときには思わず小躍りしたのですが、確認すれば全8曲中のうち2曲しか参加していなかったので「ああ、それでか」と理解したものです。というわけで基本はピアノレスのサックス・トリオになります。個人的にはこのシンプルな組み合わせも大好物なのですが。

「イントロデューシング」とあるように、これは彼のデビュー・アルバムです。彼は現在までに上記のネメスとの競作を含め3枚の作品をリリースしているようで、他はペリコ・サンビート "Perico Sambeat" とのカルテットで2007年録音の "Infinita"(Fresh Sound New Talent) という作品が最近リリースされたばかりです。

聴いてみると随分男臭いテナーです。なかなかタフで武骨な噴きっぷりをする奏者です。こういうムンムンとしたテナーは好きですね。時たまフリーキーになったりトグロを巻いたりして迫ってくるのも素敵です。もちろんソフト過ぎず、ただし言うほどハード過ぎるということも個人的にはありませんが。ベーシストはクリス・ヒギンズの固定ですがドラマーは二人を擁していて、ブラネン・テンプルもボブ・モーゼスもゴツゴツした岩のようなドラミングで重々しく迫っています。サックス・トリオ特有の荒々しさを兼ね備えていますが、渋く決める3曲目や7曲目などのような朗々としたスローテンポもあってメリハリが効いています。イカレ耳でもブラインドで正答を出せる唯一のピアニスト、ロバート・グラスパーは4曲目のトラックで本領を発揮していると見ました。既にだいぶ前のアルバムですが、この時点でしっかりと彼のテイストが確立しているのはやはり現在の強みにもなっていると判断します。ピアノが入ると明らかに世界観が変わるもんなぁ・・・。

余談ですがココのところ新譜が鬼のように届いていて、一週間で15枚以上もやってきたので聴く時間をとるのが大変です。というわけで今回は聴き慣れたものを優先してしまいました。

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  1. 2010/01/30(土) 23:38:14|
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#923 Playing in Traffic/Ohad Talmor - Steve Swallow - Adam Nussbaum (Auand-CD)

Ohad Talmor - Playnig in Traffic

1.Playing in Traffic
2.Three Two You
3.Days of Old (Intro)
4.Days of Old
5.Adam and Steve
6.Here Comes Everybody
7.Quiet Inside
8.Undress Under Duress
9.More Nuts
10.Warmer in Heaven
11.Too
12.Up too Late

Ohad Talmor (ts) Steve Swallow (el-b) Adam Nussbaum (ds)

1,3,4,6,8,10,12 (Live)

Rec-2008

2,5,7,9,11

Rec-2009



ジョン・アバークロンビーのグループで来日が決定しているアダム・ナスバウムを要したサックス・トリオ。ひと月半ほど前にリリースされたもので、どちらかというとクセのあるアルバムを世に問うイタリアのレーベル、Auand にしてみたらかなり聴き易い部類の作品。三人の共同名義のような形をとっていて、名前は並列に記されていました。

フロントのテナー奏者のことは全く知らなかったのですが、この作品とは違うサックス・トリオでメンバーそれぞれの名前の頭文字をを冠した"Mob Trio"(ドラマーがマット・ウィルソンではないか!)というグループでも活動しており、Omnitone から既に2枚のアルバムをリリースしているようです。また、"NewsReel" という名で活動しているプロジェクトや、過去にはラス・ジョンソン&ピート・マッキャン&マーク・ファーバーとカルテットを組み、Knitting Factory からやはり2枚の作品が発売されていました。またリー・コニッツのアルバムのプレイヤー&アレンジャーとしても複数の作品での仕事があり、すでに広範囲で活躍するプレイヤーと認識しました。1970年スイスのリヨン生まれで現在の活動拠点はブルックリン、彼の名前をオハッド・タルモアと読んでいいのかな?

リズムは毎度お馴染み大ベテランの盟友、スティーヴ・スワロウ&アダム・ナスバウム。このリズムのペアの作品はかなり多く、古くはジョン・スコフィールドのグループで、またデイヴ・リーヴマンとのトリオなど多数の作品を吹き込んでいますねぇ。今回タルモアと組むのは最初になるのかなぁと思って少し調べてみると、既にスワロウとは共同名義のセクステットを Palmetto に吹き込んでいる(変則的な編成でドラムレス、ヴァイオリンに大倉めぐみ "Meg Okura" 嬢が参加していました)ようで、ベーシストとは既知の仲でした。

スタジオ録音とライブ収録を交互に編んだ面白い内容ですが、最後の曲の歓声を聞かないと全く気づかないくらいに演奏が自然に進行していきます。予備知識ナシで聴いた最初の印象は、随分クールな音色でテナーを吹くなぁと思っていました。スピーディな曲調でも音がどちらかといえば軽やかで、ところどころでは太さも感じさせますが基本はソフトなタッチです。またハスキー・ヴォイスの如きテナーのカスレ具合も好い味を出しており、どことなくスタン・ゲッツっぽくも聴こえました。そんなことを考えながらブログに取り上げる際に色々と調べ物をしてみたら、上記の通りリー・コニッツとの関わりが非常に濃い奏者であったのでさもありなんと膝を打った次第です。そうすると御大リー・コニッツの傑作トリオ、"Motion"(Verve) とダブってくるから面白い。ナスバウムのドラムとエルヴィンではスタイルが違うけれど、管ではタルモアの涼やかなテナーが妙にコニッツ側ににじり寄って聴こえてきます。トリスターノ一派と云った表現で紹介されていたタルモアですが、まさにそれを地で行ったようなサウンドは、当方にとってはある種のノスタルジーをも誘発するような演奏でもありました。

やはりココは1曲目のタイトル曲が美味しいです。まずはスワロウのエレベの導入部にワクワクし、すかさずナスバウムのブラシがインサート(途中でスティックに持ち替えるところもシビレル!)してきます。このタッグにより極上のイントロがこの時点で既に完成します。そしてタルモアのスピーディでありながらもクールなテナーがリズムに乗って唱い上げるといった塩梅で、思いのほか聴き心地のよい仕上がりになっていました。アルバム全体では緩急の付いた構成になっておりますが、テナー氏の特性上「緩」の部分が目立つような感じに受けるのは、己のいただけない耳のせいなのか。というわけで自分としては1曲目のような「急」のグループに属する曲のほうが好みです。ちなみにスティーヴ・スワロウはこのアルバムではエレベで通しています。なかなか渋いサックス・トリオでした。

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  1. 2010/01/09(土) 23:16:42|
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#920 Fountain of Youth -Live!/Petter Wettre & The Norwegian Radio Orchestra (Household-CD)

Petter Wettre - Fountain of Youth Live!

1.I'm Lucy
2.Primary
3.Lifeguard on Duty
4.Omnipresent
5.Discovering
6.Absorbing
7.Experiencing
8.Understanding

Petter Wettre (sax) Erlend Slettevoll (p) Jonas Westergaard (b) Anders Mogensen (ds)

-The Norwegian Broadcasting Orchestra-

Django Bates (cond.)
Tom Ottar Andreassen (fl-solo) Espen Johannesen (fl) Trygve Aarvik (oboe-solo)
Ingrid Uddu (oboe) Magne Nesoen (cl-solo) Anne Sofie Halvorsen (cl) Morten Engebretsen (cl)
Sigyn Birkeland (bassoon-solo) Anne Marie Nordbo (bassoon) Bente Rognsaa (fr-h)
Eyvind Andreassen (fr-h) Joar Jensen (fr-h) Hildegun Flatabo (fr-h)
Kare Magnar Hagen (tp-solo) Tom Skjellum (tp) Odd Nilsen (tp)
Sverre Riise (tb-solo) Thorbjorn Lonmo (tb) Oivind Westby (bass-tb)
Thomas Roisland (tuba) Bjorn Rabben (timpani) Joakim Nordin (perc-solo)
Birger Mistereggen (perc) Sidsel Walstad (harp) Atle Sponberg (vin) Elisabeth Lie (vin)
Yi Yang (vin) Mette Elisabeth Steen (vin) Agnes Hoffart (vin) Siv Stensland (vin)
Annar Folleso (vin) Stine Arones (vin) Jonas Batstrand (vin) Vebjorn Stuksrud (vin)
Guro Borkje (vin) Tone Stenmarck (vin) Willy Aase (vin) Siv Gronlie (vin) Andrea Manger (vin)
Kristin Karlsson (vin) Catherine Bullock (viola-solo) Jon Wien Sonstebo (viola)
Maren Jorstad (viola) Anne Beate Bakker Walengen (viola) Matilda Brunstrom (viola)
Audun Sandvik (cello-solo) Fredrik Sjolin (cello) Merete Olsen Carr (cello)
Marit Klovning (cello) Marius K. Flatby (double-b-solo) Magnus Bernt Soderberg (double-b)
Hans Petter Bang (double-b)

Rec-2008



当方がとてもとても大好きで、いつでもタフで男らしいサックスを披露してくれるノルウェーのペッター・ウェトレ(ユニオンの表記ではペッター・ウェテル&ウェッテル)は、勝手な邪推で断言するのは憚られるとはいえ、実際のところ日本では全く無視されたかのような存在に感じます。彼が主宰するレーベルであるハウスホールド・レコーズの新譜が、ここのところ日本の量販系サイトでは広く取り扱われておらず販路が少ないことも問題であるのか、日本国内での彼の認知度も決して高いとは云えずとても残念に思っていました。この近作もユニオンぐらいでしか取り扱っておらず、しかも新品未開封ながらすぐ廉価になってしまうという悲しい運命を辿っていました。そのたびに心の痛む当方は全部拾って帰りたい衝動に駆られますが、如何せんそんな余裕が全く無いのでホントに悩ましいことです。と、ここまで書いてしまったが、果たしてこんなことをウェブ上に晒してもよいのだろうか?皆さん、是非聴いてやってくださいまし。いや、本当に素晴らしい奏者なんです。何せ彼の師匠はデイヴ・リーヴマンなのです。彼のことを語ると何時になく熱くなってイキんでしまいます。年末というのに出だしから気合が入って軽く疲れてしまいました。

前々作になる"Fountain of Youth"はレギュラー・カルテットでの熱い演奏でかなり入り込めましたが、このアルバムはなんとフル・オーケストラをバックに従えたとてつもなくゴージャスな内容。前述のアルバムの全4曲が、編成は違えどこの作品の5~8曲目でそっくり再演されています。しかしながら分厚いアンサンブルにウェトレのサックスが映えていますねぇ。サウンドの煌びやかさで、『これがあの武骨な男の作品か』と思わず見紛う感じもありつつ、トータルで云えば華やかで甘美な曲が多いながらもしっかりとした野太いサックスで存在感を示していて安心します。The Coreのピアニストでもあるエアレン・スレッテフォル(アーレン・スレッテヴォル)は、オーケストラということもあってさすがにいつものようなモーダル全開のピアノではないですが、的を得た仕事でサウンドを底上げし全体をバックアップしています。でもしっかりこの連中らしい、大編成でも荘厳に迫る8曲目のようなトラックもあって、なかなか気の抜けない作品です。アンダーシュ・モーゲンセンの痺れるドラム・ソロなども要所で効いていて、ここのところ大編成のジャズを聴かなくなった当方にもかなり新鮮に響きました。

ちなみにこの作品はPAL式のDVDが付いた2枚組なのですが、未だに映像のほうは試せていません。PCで観れるはずなのだけれど、現状は何時クラッシュしてもおかしくないポンコツをおそるおそる使用しているのでおっかなくて再生できないでいます。なにせちょっとしたものをインスコするだけで電源が落ちるというシロモノです。早く新調したいのですがねぇ。はい、最後まで半人前で失礼致しました。



ご挨拶:今年はなかなかタフな一年でブログもかなりサボってしまいましたが、年末に帳尻合わせ的な感じがあるものの、ここにきて少しは顔を出すことも出来ました。来年のことまで計画できるような輩ではございません。これからも気の向いたときに参上しますので、このカス場を今後とも宜しくお願い致します。

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  1. 2009/12/31(木) 22:28:42|
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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