イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#942 Mirror/Miles Okazaki (Jazz Engine-CD)

Miles Okazaki - Mirror

1.Theme I
2.Spiral
3.Mirror I
4.Howl
5.Invention
6.Theme II
7.Metamorphosis
8.Halfway
9.Momentum
10.Canon
11.Theme III
12.Improvisation
13.Volcano
14.Mirror II
15.Chorale

Miles Okazaki (g,kanjira,computer) David Binney (as→only4,5,6,8,10,13,14,15)
Miguel Zenon (as→only3,7,9) Chris Potter (ts→only12)
Christof Knoche (b-cl,ss,as→5,9,10,15) Jon Flaugher (el-b,double-b)
Dan Weiss (ds,tabla,frame-drum,drum-samples)

Rec-2006



もうかなり前のことになりましたが、先月に出かけたカート・ローゼンウィンケルを観に行くついでにレコ屋も回ってやろうと思い、当日は拙宅を午前中に出ることにしました。この時点で激しい出費を覚悟しています。宝の山を前に欲求を抑えられるはずがありません。結局そのときは15枚を収穫。さすがにヤバイと思ったので新譜は3枚だけに抑え、後は敢えて全て1000円以下のアウトレット品に集中させました。なので思いのほか出費を制限することができたのですが、宿泊費やら交通費やらなんだかんだでやっぱり大量の御足が飛んでいきました。こう言っちゃあなんですが、当方にとって東京はパックリ口を開けて待ち構える魔都であります。術中に嵌りまくりです。

しかしアウトレットといっても自分にとっては欲しいものばかりで、普通に新品で注文しようとしていたものが安価でゴロゴロあるのはワクワクするものです。と同時に、アウトレットに落ちる商品の経緯とそれらをとても欲していた自分を考えるとかなり複雑な心境でもあります。マイナーなもの好きを自認しているので有難いことではあるのですがねぇ。前から欲しかったこのCDは棚の中で面陳(フェイスが出ていること)されていたのですぐに発見。値段を見て思わず小躍りしてしまいました。

日系人ギタリスト、マイルス・オカザキのデビュー・アルバム。イタリアはジャズ・エンジンというレーベルからのリイシュー盤です。以前買ってみたフェレンク・ネメスもライセンス・リイシュー盤だったので、ココはそれを専門にしているレーベルなのでしょうか?このアルバムはもともとは自主制作盤だったようで、やはりジャケットもリニューアルされておりオリジナルは下掲のデザインのようです。

Miles Okazaki - Mirror (Original)

マイルス・オカザキに関しては、近作である "Generations"(Sunnyside) の一部のトラックに参加している女性ヴォーカルと自分との相性がどうしても好くないので、興味深い内容のわりにそちらはあまり入り込むことが出来ていません。自分にとってはこちらのほうが楽しく聴けていて、ギターの心地よさと楽曲の強力さも兼ね備えた嬉しい内容になっています。近作とこのデビュー作の二枚は重複しているメンバーが殆どで、このアルバムには前述の女性ヴォーカリストの変わりにクリス・ポッターが一曲のみですが参加しています。ちなみに彼はジェーン・モンハイトのグループのメンバーで来日経験もあり、ガエターノ・パルティピロとダン・ウェイス(ワイス)というトリオの布陣で挑んだ、"I Like Too Much"(Auand) というエフェクトをカマしたテナー・サックスと渡り合ったなかなか実験的でスリリングな作品も残しています(こういうのもやっぱり好きなのです)。

何度も何度も何度も聴いて理解したのは、マイルス・オカザキのギターのみならず最高であったのがダン・ウェイスのドラム。このドラマーとマイルスは結構な頻度で共演していますが、聴いてみれば息もピッタリでかなり攻めあっています。ダン・ウェイスはつい最近自身のアルバム "Timshel"(Sunnyside) をリリースしていて、これはヤコブ(ジェイコブ)・サックスのピアノとトーマス・モーガンのベースと組んだピアノ・トリオになるのですが、メンバーの特性から全然タイプの違うジャズを演っていました。個人的には今日取り上げたこの作品のほうが断然アグレッシヴで好みです。コンパクトに纏めながらも力強く、変拍子の曲も小気味良くコナすリズムは聴き所が満載です。

ボッサ・テイストあり、カッティングあり、ワイルドに歪むエフェクトありとコンテンポラリーなマイルス・オカザキのギターは変幻自在で、そのスタイルの幅広さはサイドで参加しているアルバムを含めここでも実証をされているようです。そこに乗るのが曲ごとに入れ替わるデヴィッド・ビニーとミゲル・セノーン(ゼノン)、クリス・ポッターとクリストフ・ノッチというフロント陣で、クールにしっとりと唱わせたかと思えば攻めに転じる場面も多々あって気合の入った演奏が繰り広げられています。各々のプレイは引き立っていて、アルトやテナーのみならずソプラノやバスクラまで飛び出すバラエティ豊かなサウンドは聴いていて飽きることがありません。軽快さを伴いながらも複雑に入り組んだ個性的なトラックが目白押しですが、難解さを露骨に感じさせることのない技量は清々しさすら漂います。

ちなみにこのCDの扉を開けば佇むマイルスがお出迎えするのですが、ワイルドな風貌でなかなかの男前であります。天賦の才能に伊達男とくれば、凡人のオヤジの僻みはマックスとなって炸裂するってなモンです。
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テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2010/04/05(月) 04:21:59|
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#941 Black Hawk Dance/Scott DuBois (Sunnyside-CD)

Scott DuBois - Black Hawk Dance

1.Black Hawk Dance
2.Illinois Procession Rain
3.Dust Celebration
4.Isolate
5.River Life
6.Souls
7.Louis Frederic

Scott DuBois (g) Gebhard Ullmann (ts,ss,b-cl) Thomas Morgan (b) Kresten Osgood (ds)

Rec-2009



えーと、先日出たばかりのアルバムです。そして初めて聴くギタリストです。勝手にフランス人だと思い込み、「スコット・デュボワ」と読むのだろうと思っていました。カナで検索すると全く引っ掛からず。よくよく調べてみると「スコット・デュボイス」との表記があり、NYの新鋭ギタリストとの説明がありました。そして今作が彼の4枚目のアルバムということです。個人的にはまだまだ知らないプレイヤーが殆どなので、お近づきになれることを楽しみにしながら色々と探求しています。

そもそも当方の新譜探索は、自分にとっての有名無名は全く関係なくて気になるものを片っ端からリストに入れていきます。そしてアーティストのウェブサイトや通販ショップ、iTunes などで該当アルバムのMP3があるものから優先して試していき、自分の趣向にフィットするものは躊躇なく引っ張ります。コレを遣り過ぎるので既に大量に抱えてしまいとんでもないことになっているのですが、今のところは継続出来ているので破産しない限り暫くはこの状態が続きそうです。

この作品も同様に、彼のウェブサイト(リンクあり)で試し聴きをしてその怪しさ(?)が気になり購入に至ったモノです。はい、怪しいサウンドが出てくるとどうしようもなく落ち着かなくなります。怪しいモノは好奇心を刺激されるので大好物です。今の自分にとって綺麗にまとまっているだけのものは、残念ながら耳を通り過ぎてしまうのです。ところで彼のウェブサイトでは、このアルバムのみならず過去の作品の一部がダイジェストではなく丸々アップロードされているので全て試してみたのですが、どのトラックも独特の雰囲気でますます全貌を捉えたくなります。このアルバムのインフォメーションでひきあいに出されているギタリストがジョン・アバークロンビーというのも納得です。ただこのアルバムを聴いてみてなんとなく解ってきたのは、怪しげな要素を多量に放出しているのはリーダー氏のみならずゲブハルト・ウルマンというドイツのリード奏者に因って醸成されているのではないかということ。そもそもこのアルバムに興味を持つキッカケになったのはバスクラが入っていたことだったのですが、バスクラはもちろんのことテナーもソプラノも時にフリーキーに時に荘厳に表現されるので、作品の持つ独特のカラーはさらに昇華されていきます。アンビエントのように静かに潜行したかと思えば、フリーやアヴァンギャルドの世界に突入するその物腰は柔軟で、一見相反するように感じられますが筋がしっかりと通っているのは聴いていて理解出来ました。

現代音楽的でもあり即興的でもあり、定型にはまらず且つ上記のような展開ですのでかなり聴き手を選びそうなサウンドと云えそうですが、スペイシーなギターに宙を舞うリードが描く世界は、2曲目のような牧歌的な雰囲気や4曲目のような神秘的な表情も魅せ意外と多様でもあります。そしてダークな世界ではひと際シリアスに迫るドラムもカッコいいですね。このあたりの作品はその特性上なかなか話題にならなそうですが、個人的にはかなり面白がって聴いていますので敢えて記事にしてみました。興味のある方は上のリンクからお試し下さい。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2010/03/26(金) 04:13:34|
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#938 Reflections/Kurt Rosenwinkel Standards Trio (Word of Mouth-CD)

Kurt Rosenwinkel - Reflections

1.Reflections
2.You Go to My Head
3.Fall
4.East Coast Love Affair
5.Ask Me Now
6.Ana Maria
7.More Than You Know
8.You've Changed

Kurt Rosenwinkel (g) Eric Revis (b) Eric Harland (ds)

Rec-Unknown



あまりにも愚にも付かぬものを垂れ流し続けるのは如何なものかと勝手に自問自答し、それを理由に暫くサボっておりました。相変わらずCDは大量に聴き続けていて収拾が付かないくらいですが、実際に記事にしてみようという意欲が全く湧かないので簡単にブランクが空く、ダラけモードに陥っておりました。しかしながらコレをきっかけに遅ればせながら復活であります。この意欲が継続するか否かは取り敢えず触れないでおきます。

本日セレクトした作品で理解できる通り、先日の日曜日に観に行って参りました。こういうのはさすがに余韻が冷めないうちに文章に纏めたほうがいいのでしょうが、田舎者ゆえライブ終了後には終電に間に合わず、宿泊&始発帰りという過酷な条件によって月曜日は使い物にならない人間と化しておりました。で、水曜日のアップです。火曜日のことは聞かないで下さい。

思えば今年に入ってから、観たいものを何本スルーし続けたことか。ジェラルド・クレイトン、ダヴィッド・サンチェス、ジョン・アバークロンビー、ウェイン・クランツ、リチャード・ボナ、ブランフォード・マルサリスなど等。でもさすがにコレは無視できなかった。強行日程になるけれど是非とも最終日を観たいと思ったので日曜日のピットインにしました。なんせクラブではなくライブハウスであるため、タップリと堪能が可能であるので足掛け二日になっても重い腰が上がるってモンです。そして期待にたがわぬ表現力の豊かさと、テクニカルでスリリングな楽曲に悶絶してきました。

それにしてもスゴイ入りでした。座席の後方は鈴なりの立ち見状態です。カート・ローゼンウィンケルの注目度の高さを如実に示していますねぇ。土曜日のステージも当然の如く大入りだったようですし。今回サイドを固めるのはベースのマット・クロエシーにドラムのロドニー・グリーン。このアルバムでプレイしているレヴィス&ハーランドではありませんが、息の合った演奏に存在感も抜群の二人でした。

"Refrections Tour 2010" と銘打っている通り、このアルバムのようにスタンダード中心のオーソドックスなプレイのみに終始するのかと思いきや、かなりアグレッシヴなトラックをファースト&セカンド・セットのエンディングに持ってきたりしていて、変化に富んだステージを魅せてくれました。ファイト一発系のナンバーに目がない当方にとってはこれが興奮モノで、カートの運指に釘付けになったかと思えば、直後に熱いベース・ソロになって視線が移り、後方で激しく煽るグリーンのドラムが炸裂していて危うくトリップしそうになりました。これだけでおつりがくる位の満足が得られ、興奮度マックスでその晩の寝つきが悪いったらありゃしない。おかげで前述の通りの月曜日でした。

そういう意味では、このアルバムはライブに比較すれば単調な構成になりますが、カートの卓越したギターの表現力は折り紙つきです。あの夜の余韻を楽しみながら聴いてみました。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2010/03/17(水) 03:44:29|
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#935 Mwaliko/Lionel Loueke (Blue Note-CD)

Lionel Loueke - Mwaliko

1.Ami O
2.Griot
3.Twins
4.Wishes
5.Flying
6.Intro to L.L.
7.L.L.
8.Nefertiti
9.Vi Ma Yon
10.Shazoo
11.Dangbe
12.Hide Life

Lionel Loueke (g,vo) Esperanza Spalding (b,vo→only3,5) Richard Bona (b,vo→only4,12)
Massimo Biolcati (b→only2,7,10) Ferenc Nemeth (ds→only2,7,10) Marcus Gilmore (ds→only8)
Angelique Kidjo (vo→only1,9)

Rec-Unknown



CDを大量に買っているとケース割れやキズ盤などの不良品にあたることは珍しくないが、新譜で届いたマイロン・ウォルデンの "Momentum Live"(Demi Sound Records) にはビックリした。今までトラブったのは輸入盤が殆どだし、それこそCDというモノが出現してからかれこれ五千枚以上は輸入盤を買っているけれど、さすがにほぼ真っ二つに割れたCDに出くわすとは思いもしなかった。シュリンクを解いてすぐ盤が脱落したので嫌な予感がしたのだが、まさかここまでヒドイとは。憮然としつつクレームのメールを入れる。楽しみだっただけに開封直後にお預けになるのは気分が悪いもんですなぁ。連日大量に届くCDをシッカリと聴き切れてないクセに文句を云うのもなんですが、やっぱり早めに開封だけはやっておいてよかった。そんなわけで改めて入手し直したマイロンの二枚をはじめ、他の新譜も含めてスポーツ観戦の合間に必死に聴いているところです。言っていることが趣味人過ぎて、客観的に見ても酔狂なことこの上ないですが。

この作品もひと月ほど前に到着したアルバム。思うに本家本元のアメリカのブルーノート(ヨーロッパのEMI系列からのリリースのものを除く)から出る作品は、このアルバムのようにアフリカ色の強めのものがあったり、またヒップホップ色の強いものがあったり、また大胆なエレクトロニクスを導入したものがあったり、ポップでフォーキーなヴォーカルものがあったりと、もはや狭量な嗜好の人間は受け付けないくらいのヴァラエティ豊かな作品がラインアップされていて、その裾野の広がりを見るにブルーノートの提唱するジャズは、もはや広義であるということを証明しているかのようです。このアルバムも前作である "Karibu"(Blue Note) のカラーを踏襲した、よりエスニック色の強い内容のものが多く聴かれます。

ちょいと脱線しますが、アフリカン・ミュージックを学生時代に生で観ていたのは今思えば貴重でした。1984年にジュジュ・ミュージックの第一人者であったナイジェリアのキング・サニー・アデのステージを、国立代々木競技場で体験したことがあります。「シンクロ・システム」の頃でしたか、あの時のスティール・ギターとトーキング・ドラムの応酬はなかなか刺激的でした。地鳴りのように響くパーカッション群にシビれつつ、やはりリズム好きであったことを自認したライブになったのですが、それと同時にエスニックな音楽にも開眼したキッカケにもなっています。最近はジャズ以外の音楽に対して完全に疎くなってしまいましたがその下地は未だに失われていないようで、ベナン生まれのリオーネル・ルエケが生み出すサウンドにも心地よさを感じ取っています。

先日、ビルボードライブで来日公演をおこなったばかりのリチャード・ボナや、エスペランサ・スポルディングなど個性派のメンバーが脇を固めていて、ショーターやハンコックが二曲で客演した前作よりもヴォーカル(特に女性の)に軸を置いているように感じます。このアルバムでは特に二曲(1,9)でフィーチュアされている女性ヴォーカルのアンジェリーク・キジョーの存在感が抜群です。調べたら彼女はルエケと同郷なんですね。ヴォーカル・トラックとコンテンポラリーな演奏が面白いコントラストを生んでおり、ルエケの相変わらずの個性的なギター・ピッキングがサウンド・インパクトを際立たせていることはいつもの通りです。そんななかで、コンテンポラリー色の強い8曲目の「ネフェルティティ」に反応します。ドラマーのマーカス・ギルモアとのデュオですが、シンプルであるだけに掛け合いがスリリングで、思いのほかカッコ良く当方にとっての出色のトラックでありました。本音を云えばこのような一面をもう少し押し出してもよいのかなぁとも感じてはいるのですがね。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2010/02/28(日) 02:51:56|
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#909 Andreas Oberg Invites Yorgui Loeffler & Ritary Gaguenetti (Hot Club-CD)

Andres Oberg - Y. Loeffler & R. Gaguenetti

1.Coquette
2.Move
3.Bei Dir War es Immer so Schon
4.La Promenade
5.Blue Drag
6.Bossa Andreas
7.I Love You
8.Miro Latcho Tchavo
9.Pent-Up House
10.Swing for My Son
11.Django's Waltz
12.Blues for Bireli

Andreas Oberg (g) Yorgui Loeffler (g) Ritary Gaguenetti (g) Svein Aarbostad (b)

Rec-2003



スウェーデンのギタリストであるアンドレアス・エーベルグのアルバムは、既にリーダー作4枚全てを聴いているのですが、どの作品も彼のギターの巧さが際立っていてインパクトがあります。本当にこの人のギターは凄い。あまりのテクニックに逆にやり過ぎじゃないかと云った意見も出てきそうで、意外と好みが分かれてしまうのではないかと余計な心配までしてしまいます。正確無比なピッキングに度肝を抜かれ、怒涛の高速フレーズを繰り出したかと思えば、ブルージーなプレイやバラッドもお手のもの。そして強烈なジプシー・ギターも披露します。

彼のデビュー作になるこの作品は個人的に大好きで、そのジプシー・ギターにスポットを当てた濃厚な作品です。若手3人のギタリストの競演といった様相ですが、不勉強なものでアンドレアス・エーベルグ以外のアーティストを知りませんでした。アンドレアスは1978年生まれなのでこの記事を書いている時点で31歳、このアルバムの収録時は26歳の頃です。他の二人ともほぼ同年代で、ヨルギ・ロフラー(と読むのか?)は1979年のフランス生まれ、対するリタリー(姓が読めん・・・)は1978年のやはりフランス生まれだそうです。ヨルギもリタリーも既に複数のアルバムを発表していて、二人ともジプシー・ギター界を牽引するホープのようです。ジプシー・ギターと云えば、何とかの一つ覚え宜しくジャンゴ・ラインハルトぐらいしか連想できない当方ですが、他にも沢山の若手が活躍していて、且つしっかりとしたムーヴメントが現在も存在していたことを改めて認識させられました。

その3人が各々のテクニックを駆使し、ゴリゴリと掻き毟られるガッド・ギターでこれでもかと攻めてきます。そのハーモニーは何ともノスタルジックなものを感じさせるのですが、伝統に即しながらもアンサンブルの妙味で深みが倍化します。ドラムレスですが、それを感じさせない厚みが3本のギターによって表現されており、ベース・ラインの上を跳ね回る3人の味わいは格別です。ギターのカッティングの音に敏感に反応する小生にはやはり堪らない魅力があります。センター・チャンネルがアンドレアス、ライトがヨルギ、レフトがリタリーと、サウンドが分かれて襲ってきますが、当方の骨董システムではイマイチよく判りません。でもそんなことがどうでもよくなってしまうほど音楽の力に惹き込まれるというのが正直な感想でした。

色々なタイプのジャズを常日頃から摂取したいと考えてはおりますが、こういったサウンドを聴くことも日々の楽しみに変化がついてなかなか好いものです。コレを聴いていて現在進行形のジプシー・ジャズにもさらに首を突っ込んでみたくなりました。ただでさえ聴きたいものがいっぱいあるのに、これ以上興味を持つとさらに収拾がつかなくなってしまいそうですが・・・。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/11/29(日) 02:36:17|
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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