イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#70 Meeting Mister Thomas/Rene Thomas (Barclay)

Rene Thomas


A
1.Meeting
2.If You were the Only Girl in the World
3.Wonderful, Wonderful

B
1.Doctor Jeckyll
2.Hannies Dream
3.West Coast Blues

A-1~A-3

Rene Thomas (g) Jacques Pelzer (as,fl) Lou Bennett (org)
Gilbert Rovere (b) Charles Bellonzi (ds)

B-1~B-3

Rene Thomas (g) Jacques Pelzer (as,fl) Lou Bennett (org)
Benoit Quersin (b) Charles Bellonzi (ds)

Rec-1963



年末には楽しくウキウキするものが聴きたい。で、ルネ・トーマ。(変なチョイスかな?)

ベルギーのルネ・トーマはヨーロッパを代表する名ギタリスト。このアルバムはオルガンの入ったフランス録音らしいエスプリの効いた良い雰囲気が詰まっております。

このアルバムは複数のデザインのジャケットがあるようです。所有のものはFresh Soundの再発盤。年代によって様々なスタイルの演奏を残しているトーマの作品にあって、コレは安心して聴けるオーソドックスな内容。オルガンが入ることによって、ファンキーな味付けになっております。ジミー・レイニーに影響を受けたとの事、とても巧いギタリストです。



余談:ブログを始めて早2ヶ月と少し、3日坊主かなと思いながらも始めてみれば日々更新、時候の話題や私事も全く排除し、ひたすらジャズのみに特化させようと思ってやってみました。駄論を拝し続けたことへの赤面な思いもあって過疎ブログなのは丁度良いかも。翌年も超・極私的にタラタラと綴っていきます。見つけていただいた皆様、おいで下さり感謝申し上げます。
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テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/31(日) 00:13:40|
  2. Guitar
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#69 ...How Time Passes.../Don Ellis (Candid)

Don Ellis


A
1....How Time Passes...
2.Sallie
3.A Simplex One
4.Waste

B
1.Improvisational Suite #1

Don Ellis (tp) Jaki Byard (p,as) Ron Carter (b) Charlie Persip (ds)

Rec-1960



ジャケットの下部には『...Third Stream Jazz...』の文字。その通りの内容です。

ドン・エリスの生涯は44年と短いのですが、ビッグ・バンド・メンバーとしてチャーリー・バーネット(名曲『スカイ・ライナー』が有名ですね)や、ハイ・ノート・トランペッター、メイナード・ファーガソンのバンド、ジョージ・ラッセル等のメンバーとして活躍、その後インド音楽に傾倒、ジャズとの融合を目指し自身のビッグ・バンドを結成、70年代にはエレクトリック路線へ移行したりとバラエティーに富んだ活動でした。リーダーアルバムもそこそこ残しており、ビッグ・バンドの活動に並行して自身のコンボでの作品があります。

ドン・エリスの作品を聴いていると変拍子の曲が多数あることがすぐに気づくのですが、このレコードのA-1も強烈です。徐々に早くなったり遅くなったりとかなり変わっていてインパクトは抜群です。こことB-1でバイアードがいつものピアノ以外にアルト・サックスを吹いているのも面白いです。A-2ではミュート・プレイが聴け、A-3の複雑なコード進行、バイアード作曲のA-4も曲のテンポとコードがコロコロ変わって不思議な印象を残します。B面いっぱいを使ったB-1は現代音楽といった趣きで理論を理解していない小生には難解です。アプローチは面白いのですが。

ドン・エリスの作品全体に云えることですが、4ビートではないタイム感覚の複雑な、実験的な音楽が両面を通じて聴くことが出来ます。でも狙いすぎに感じてしまうのです。

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  1. 2006/12/30(土) 00:00:15|
  2. Trumpet
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#68 Dick Hyman Piano Solo (Project 3)

Dick Hyman


A
1.Something for Barney
2.My Ship
3.Call Me Irresponsible
4.Improvisation on a Monday Afternoon
5.Maple Leaf Rag
6.What are You Doing the Rest of Your Life

B
1.Snowfall
2.Django
3.Harlem Strut
4.Baby I'm-a Want You
5.Thou Swell

Dick Hyman (p)

Rec-1972



ピアノ・ソロというスタイルでアルバムを作成する場合、よっぽど巧く構成しないと単調なものになって退屈になる可能性が高くなると思っているのは小生だけでしょうか?

このアルバムはディック・ハイマンが72年に録音したピアノ・ソロ・アルバム。極私的なことですが元来のラグタイム好きでA-5の『メイプルリーフ・ラグ』一発でターンテーブルに載せる回数が増えてしまいます。ナックル・オトゥールなる変名でラグ・アルバムも録音しているようで、1987年にはルビー・ブラフとの双頭アルバムでストライド奏法を披露しています。

ディック・ハイマンはどちらかというと無視されたピアニストであまり彼に関する論評すら見かけることがありませんが、テディ・ウィルソンに師事しているだけあって上手いピアノを弾きますよ。

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  1. 2006/12/29(金) 00:02:50|
  2. Piano
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#67 Pinky/Pinky Winters (Vantage)

Pinky Winters

A
1.Little Girl Blue
2.The World is Your Balloon
3.Darn That Dream
4.But Not for Me

B
1.These Foolish Things
2.This Can't be Love
3.Cool Sazerac
4.How About You?

Pinky Winters (vo) Bud Lavin (p) Jim Wolf (b) Stan Levey (ds)

Rec-1954



昨日『ジャズ批評』の最新号(135号)を購入してきました。特集は『愛しの10インチ盤』。132号でEP盤の特集があったのでレコードのサイズでの特集は完結ということでしょうか。

ジャズ批評 135号


『ジャズ批評』誌は小生が唯一現在まで継続して購入しているジャズ雑誌で、十数年前まではSJ誌もJL誌も購入しておりましたが、部屋のキャパの問題、金銭的な問題、内容的な問題等々でジャズ関係の雑誌は『ジャズ批評』のみになりました。昔は様々な雑誌をかなり買っていましたが、ネットで代用できる時代になったので買うものも殆どなくなったような状態です。浮いた金でコレクションが充実するかと云えば、そうじゃないところが面白いですね。どこに消えるんだろう・・・?

当方が『ジャズ批評』を買い出したのが45号前後の頃でしょうか。この頃から内容量が一気に増えて書籍が分厚くなりました。その後持っていなかった号をネットでコツコツと集めていって、創刊号と2号以外は別冊も含めて全て揃いました。(全くジャズに関係ない別冊ものは購入していませんが。)

創刊当時の『ジャズ批評』は60ページ程度の小冊子で、『JJおじさん』こと植草甚一氏や油井正一氏、平岡正明氏、白石かずこさん等、おっさんの私には懐かしい名前が並んでいます。創刊号~20号ぐらいまでは、小生の凡庸な頭には論評が非常に難解でしたがそれ以降の号はテーマを絞っての特集が増え比較的読みやすくなり、小生が資料(参考書)として使い倒したのは40号~60号ぐらいの時期のものです。個人的にジャズに一番入れ込んでいた時期と一致します。この頃に年代別や楽器別などの現在のスタイルの特集が確立したと思われます。

隔月刊となって早2年半ですか・・・。創刊が1967年ですから40年もの間、続けられているのは凄いことだなと思ってしまいます。SJ誌はさらに長いですが、ジャズ喫茶の同人誌的なものから始まった『ジャズ批評』のこの年数には感服してしまいます。

当方の所有するレコードは10吋盤はあまり無いのですが、上記の盤をセレクトしてみました。過去に再発された国内盤ですがコレが素晴らしいヴォーカルなのです。甘い声に骨抜きにされること請け合いで、いい曲を取り上げています。10吋なので両面8曲で20分ちょっとの内容なので物足りなさでじらされている感じです。その後、未発表曲7曲を加えた計15曲の体裁で12吋盤をリリースしているようです。未聴なので是非聴いてみたいものです。

しかし、10吋盤はターンテーブルの上では扱いにくいですね!取りにくくてしょうがない・・・。

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  1. 2006/12/28(木) 01:15:04|
  2. Vocal
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#66 Commodore Jazz Classics Town Hall Concert (Mainstream)

Town Hall Concert


A
1.Stompin' at the Savoy
2.I Got Rhythm
3.Sweet and Lovely
4.Perdido

B
1.The Man I Love
2.One Note Jive

A-1

George Walthers (p) Charlie Ventura (ts) Gene Krupa (ds)

A-2

Don Byas (ts) Slam Stewart (b)

A-3

Teddy Wilson (p) Flip Phillips (ts) Remo Palmieri (g) Slam Stewart (b)
Specs Powell (ds)

A-4

Billy Taylor (p) Ted Sturgis (b) Stuff Smith (vin)

B-1,B-2

Teddy Wilson (p) Red Norvo (vib) Flip Phillips (ts) Eddie Bert (tb)
Shorty Rogers (tp) Aaron Sachs (cl) Remo Palmieri (g) Slam Stewart (b)
Specs Powell (ds)

Rec-Unknown



探しまくって見つけた歓喜の一枚。ネットの時代では簡単かもしれませんが、昔々、中古屋のみで探していた小生にはなかなか廻って来ませんでした。別に垂涎盤でも何でもないんですけれど。

コレを初めて聴いたのが遡ること20数年前、学生だった頃に親戚の家にこのレコードがあって、あまりの熱気に圧倒されてカセット・テープに録音させてもらった思い出の一枚なのです。このレコードには上記の通り5つのセットが収められていて、このレコードによってレッド・ノーヴォのヴァイヴに目覚め、スタッフ・スミスのヴァイオリンに驚喜しスウィング・ジャズの虜となった記念碑的な寄せ集めオムニバス・アルバムです。

各々の詳細は良くわかりませんが、A-4,B-1は上記のメンツに圧倒されてテープ時代から繰り返し聴いていた曲で、会場の熱気とともに興奮の坩堝に放り込まれるような強烈な演奏が並んでいます。古い録音なので音質は良くないですが、それに余りある感動をもたらしてもらえるのです。大満足盤。

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  1. 2006/12/27(水) 00:01:39|
  2. Dixie, Swing, Trad, New Orleans
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#65 You've Changed/Michael Garrick Trio with Don Weller (Hep)

Michael Garrick with D.W.


A
1.You've Changed
2.Rhythm-a-ning

B
1.Like Someone in Love
2.Soft Awakening

Michael Garrick (p) Don Weller (ts) Chris Lawrence (b) Alan Jackson (ds)

Rec-1978



マイケル・ガーリックはイギリスのピアニスト。彼の活躍はやはり、ドン・レンデル&イアン・カー(The Don Rendell/Ian Carr Quintet)の双頭クインテットのピアノが印象に残ります。彼のリーダーアルバムは結構残されていて、このレコードはドン・ウェラー(Don Weller)のテナーを冠したワンホーン・カルテットです。

このアルバムは夜のジャズといった雰囲気のライヴ・アルバムで、ドン・ウェラーのサックスが訥々としたいい味を出しています。録音は比較的新しいのにイマイチなのはライヴだからなのか、その点が少し残念ですが、枯れたような感じがしてこれもまた一興かもしれません。

小生にとって特に感動するような作品ではないのですが、モンクのA-2などは結構冒険した演奏になっています。やはり、レンデル&カーのアルバムを聴いた後に流れで載せてしまうようなレコードです。

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  1. 2006/12/26(火) 00:00:08|
  2. Piano
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#64 Pop Wine/Ted Curson (Futura)

Ted Curson


A
1.Pop Wine
2.I.s.d. Takes a Holiday
3.Song of the Lonely One

B
1.Quarter Latin
2.Flip Top

Ted Curson (tp,piccolo-tp) Georges Arvanitas (p) Jacky Samson (b)
Charles Saudrais (ds)

Rec-1971



このA面の全体に漂う格好よさは何だろう?霧の中から徐々に輪郭が見えてくるような、そんな雰囲気。若干エコー掛かったストレートな音色のトランペットが聴き手に突き刺さってきます。ペットの音を引き立たせるためにアルバニタのピアノがギンギンに煽り立てているのが聴いていて気持ちがいいです。アルバニタも同じレーベルから『Georges Arvanitas Trio in Concert』(Futura)という大名盤を吹き込んでおり、このカーソン盤でも絶好調です。B-1の構成などはちょっと奇を衒い過ぎた感もありますが熱い演奏は最後まで続いていきます。

テッド・カーソンはアメリカのトランペッターで、ミンガス、ドルフィー、セシル・テイラーといったツワモノと競演してきました。その後ヨーロッパに移住して、後にアメリカにまた戻るといった形で活動していたようです。このアルバムは1971年にパリで録音されています。

全体的に云えることと思いますがこの時期(60年代後半~70年代前半)の吹き込みはダークでスリリングなものが多く、正直聴いていて疲れるものもありますが、そういう作品群の中から自分のツボにはまる名盤を見つけることはジャズファン冥利に尽きる悦びであります。

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  1. 2006/12/25(月) 00:00:16|
  2. Trumpet
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#63 Sunday Walk/Jean-Luc Ponty (MPS)

Jean-Luc Ponty


A
1.Sunday Walk
2.Carole's Garden
3.Cat Coach

B
1.You've Changed
2.Suite for Claudia

Jean-Luc Ponty (vin) Wolfgang Dauner (p)
Niels-Henning Orsted-Pedersen (b) Daniel Humair (ds)

Rec-1967



ジャズのヴァイオリニストといえば、ステファン・グラッペリやスタッフ・スミス、日本の寺井尚子等がいますが、このジャン=リュック・ポンティも人気があるアーティストです。

ヴァイオリンという楽器はそれだけで高尚な雰囲気を感じさせますが、ポンティのこのアルバムに関してはエスプリを感じさせることは無く、ダウナー・トリオをバックに従えて、ポンティが硬質なジャズをひたすら弾きまくっています。MPSレーベルですので録音もいいですよ。

このあたりのアルバムは安価で転がっていますので興味のある方はチェックしてみては。ダウナー好きにもオススメします。

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  1. 2006/12/24(日) 00:02:35|
  2. Flute, Clarinet, Tuba, Violin, etc
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#62 Mad About the Boy/Cybill Shepherd (Inner City)

Cybill Shepherd


A
1.Triste
2.I Can't Get Started
3.Please Don't Talk About Me When I'm Gone
4.Thois Masquerade
5.Mad About the Boy

B
1.I'm Old Fashioned
2.It Never Entered My Mind
3.Speak Low
4.I'm Falling in Love Again
5.Do it Again

Cybill Shepherd (vo) Stan Getz (ts) Frank Rosolino (tb) Terry Trotter (p)
Monty Bailly (el-b) Claudio Slan (ds) Joe Baron (ds)
Paulinho DaCosta (perc) Richard Spencer (fl) Mike Altschul (fl)
Andreas Kotrla (fl) Arthur Smith (fl) Oscer Neves (arr.,ac-g,el-p)
George Yocum (copyist)

Rec-1976



シビル・シェパードのジャズ・テイスト溢れるアルバム。この女優さんの作品は寺島氏が媒体に紹介したことでジャズ・ファンの間でも有名になったのではないでしょうか?

A-1からいきなりボサノバ。ボサノバといえば、お相手は御大スタン・ゲッツ。ゲッツにとってはお手の物という位自然な解釈で演奏しています。A-2のバラードもゲッツによって甘く仕上げられています。A-3はフランク・ロソリーノのトロンボーンが軽快な曲にアクセントをつけています。A-4のムーディーな曲にもゲッツのテナーが一役買っています。A-5はまたもボサノバ。B-1,B-2ではしっとりとした曲調が続き、B-3の『スピーク・ロウ』なんかはスイングしていていい感じです。〆のB-5はシビルのヴォーカルが聴かせます。

録音が比較的新しいのでエレクトリックな楽器(エレキ・ベースやフェンダー・ローズ)も使用したサウンドになっています。唱伴としてゲッツが加わると、雰囲気が一気に甘くなるので彼の存在感は抜群です。

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  1. 2006/12/23(土) 00:00:19|
  2. Vocal
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#61 The World of Alcina/Bill Russo (Atrantic)

Bill Russo


A
1.The World of Alcina

B
1.Under the Greenwood Tree
2.The First Saturday in May
3.Speculum
4.Bill's Blues
5.L'Affaire Bugs
6.For My Sister

A-1

Bill Russo (cond.) Johnny Howell (tp) Al Mueller (tp) Porky Panic (tp)
Dom Geraci (tp) Dave Mulholland (tp) Tommy Shepard(tb)
Paul Grumbaugh (tb) Paul Severson (tb) Mark McDunn (tb)
Earl Hoffman (tb) Phillip Farkas (horns) Frank Brouk (horns)
Don Hagner (tuba) Ronnie Kolber (sax,woodwinds)
Lennie Druss (sax,woodwinds) Hobart Grimes (sax,woodwinds)
Vido Price (sax,woodwinds) Mike Simpson (sax,woodwinds)
Gus Jean (sax,woodwinds) Phil Wing (sax,woodwinds)
Ken Soderblom (sax,woodwinds) Eddie Baker (p) Mel Schmidt (double-b)
Earl Backus (g) Mickey Simonetta (perc)

B-1~B-6

Bill Russo (valve-tb) Bill Porter (slide-tb only→B-1,B-2,B-3)
Bill Trujillo (ts) Sandy Mosse (ts only→B-1,B-2,B-3) Eddie Baker (p)
Israel Crosby (double-b) Mickey Simonetta (ds)

Rec-1955,1956



ひらすらB面だけを聴いているアルバム。でもこの作品は明らかに聴き所として作られたのがA面の『アルシーナの世界』であるということは小生も判っています。ただ凡庸な小生の耳はコレを受け付けないのです。スタン・ケントン楽団の重要なメンバーであったビル・ラッソが作る作品ですのでこういうものになるとは判っているのですが、やっぱりユルいB面のコンボのほうが魅力的です。

ユルいと表現したのですが、彼のスタイルはいい意味のユルユルでほのぼのとした印象を受けます。なんとも温もりのある6曲がB面で楽しむことが出来ます。彼の録音はあまり多くないので貴重な演奏と云えると思います。

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  1. 2006/12/22(金) 00:03:10|
  2. Trombone
  3. | トラックバック:0
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#60 Easy Living/Paul Desmond (RCA)

Paul Desmond


A
1.When Joanna Loved Me
2.That Old Feeling
3.Polka Dots and Moonbeams
4.Here's That Rainy Day

B
1.Easy Living
2.I've Grown Accustomed to Her Face
3.Bewitched
4.Blues for Fun

A-1,A-2,B-1

Paul Desmond (as) Jim Hall (g) Gene Wright (b) Connie Kay (ds)

A-3,B-4

Paul Desmond (as) Jim Hall (g) Gene Cherico (b) Connie Kay (ds)

A-4,B-2,B-3

Paul Desmond (as) Jim Hall (g) Percy Heath (b) Connie Kay (ds)

Rec-1963,1964,1965



ポール・デスモンド、アルト奏者の中では一番好きかもしれない。デスモンドといえばブルーベック、ブルーベックといえばデスモンドというその関係は、あまりにも『テイク・ファイブ』のインパクトが強すぎて、全てのジャズ・ファンにこのようなイメージをつけて見られているのではないかと思うほどの組み合わせです。

デスモンドのリーダーアルバムはRCA,Warner,CTI等々に結構なタイトルを残していますが、このアルバムはギターを含むカルテット編成で静の部分のデスモンドを堪能することが出来ます。彼のアルトを『真綿で首を絞められるような快感』といった表現で評されることがありますが云い得て妙ですね。大いに納得させられます。夜も更けた時間帯に多少のアルコールとともにしっとりとした気分で聴きたいアルバムです。

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  1. 2006/12/21(木) 01:59:30|
  2. Alto Sax
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#59 Ain't She Sweet/Eddie Thompson Trio (Hep)

Eddie Thompson


A
1.Surrey With the Fringe on Top
2.Cool Blues
3.Ain't She Sweet
4.You are My Sunshine

B
1.Easy Does it
2.One Morning in May
3.Nancy (With the Laughing Face)
4.There is No Greater Love

Eddie Thompson (p) Len Skeat (b) Martin Drew (ds)

Rec-1978



エディ・トンプソンはイギリス生まれのピアニスト。50年代から活動しているピアニストでアメリカでもプレイしています。コレは地元ロンドンBBCのスタジオ録音。このピアニストの作品の中ではレジナ盤が有名でしょうか。比較的マイナーなアーティストです。

個人的に、演奏されている曲に好きなものが多く、円熟したテクニックを存分に披露していて最高の内容です。ピアノの音色が『Music Soundz/Wolfgang Dauner』(MPS)位キラキラ輝いていて眩しさを感じるほどに気に入っております。ポートレイト風のジャケットも良いですね。盲目のピアニストの感性の素晴らしさを感じるレコードです。録音も比較的新しいのでいい音で鳴っています。

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  1. 2006/12/20(水) 00:00:25|
  2. Piano
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#58 Some Other Stuff/Grachan Moncur III (Blue Note)

Grachan Moncur 3


A
1.Gnostic
2.Thandiwa

B
1.The Twins
2.Nomadic

Grachan Moncur III (tb) Wayne Shorter (ts) Herbie Hancock (p)
Cecil McBee (b) Anthony Williams (ds)

Rec-1964



A-2を除いてダークでシリアスな曲調。こういうのは聴く側も体が硬直してしまいます。激しさよりも暗く蠢く異様さといった感じでしょうか。ハンコックがピアノを叩き、ショーターが咆え、マクビーが怪しさを醸し出し、トニー・ウィリアムスが乱れ打つ。モンカーも負けじと頑張っており5者一体となって聴き手に迫ってきます。

モンカーのブルー・ノートの作品では、前作のデビュー・アルバム『Evolution』のほうが評価が高そうですが、硬質で鋭い刃物のようなこのアルバムもたまらない緊張感を与えてくれます。いかにも60年代らしいジャズがここにはあります。

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  1. 2006/12/19(火) 00:00:20|
  2. Trombone
  3. | トラックバック:0
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#57 "in" Jazz for the Culture Set/Dannie Richmond's "in" Crowd (Impulse)

Dannie Richmond


A
1.High Camp
2.Sweet Little Sixteen
3.Freedom Ride
4.The Spider
5.Blowin' in the Wind

B
1.Pfoofnick
2.The Berkeley Underground
3.Mister Nashville
4.John Kennedy Memory Waltz

A-1,A-3,B-1

Dannie Richmond (ds) Jaki Byard (p) Jimmy Raney (g) Cecil McBee (b)
Willie Bobo (latin-perc) Victor Pantoja (latin-perc)

A-2,A-5,B-2,B-4

Dannie Richmond (ds) Jaki Byard (p) Cecil McBee (b)
Toots Thielemans (harmonica→onlyB-4)

A-4,B-3

Dannie Richmond (ds) Jaki Byard (p) Toots Thielemans (g) Cecil McBee (b)

Rec-1965



またもや4ビートとは云えないジャズの登場です。コレはまたB-2,B-4を除いてノリノリのラテン・ジャズだなぁ。ディランやチャック・ベリーの曲を演っています。キャンベルの缶スープがずらりと並んだ見事なジャケット、アンディ・ウォーホルかと思ったら違うようで、Robert Flynnなる方の手によるものだそうです。ジャケットの良さとともに末永く手元においておきたい一枚です。

ノリの良いジャズにうってつけのジャキー・バイヤードの参加、個人的にはトゥーツ・シールマンスのギター(3曲)とハーモニカ(1曲)が聴けるのが大変嬉しい!ダニー・リッチモンドはミンガスの屋台骨を支えたドラマーですが、小生にとってはドン・プーレン=ジョージ・アダムスでの演奏のほうが印象に残っています。

インパルスというレーベルはコルトレーン後期を初めとした、シェップやマリオン・ブラウンなどの前衛的な作品、スティットやタレンタイン、ベイシーやアール・ハインズ、民族的なもの、呪術的なもの、そしてガボール・ザボやこのアルバムのようなラテン物と案外幅広いですね。コルトレーンのインパクトが強すぎるのでどうしてもイメージ的に前衛指向に先行しがちですがなかなか奥が深いですよ。

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  1. 2006/12/18(月) 00:00:51|
  2. Drums
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#56 Mr. Shing-a-Ling/Lou Donaldson (Blue Note)

Lou Donaldson


A
1.Ode to Billie Joe
2.The Humpback
3.The Shadow of Your Smile

B
1.Peepin'
2.The Kid

Lou Donaldson (as) Blue Mitchell (tp) Jimmy "Fats" Ponder (g)
Lonnie Smith (org) Leo Morris (ds)

Rc-1967



ルーおじさんの楽しいジャズがこのアルバムでも聴けます。前作『Alligator Bogaloo』(Blue Note)がものすごく大ヒットしたということで同路線の内容になっていますが、コレはどのくらい売れたのでしょう?二匹目のドジョウはいたのだろうか?アリゲーターの録音から半年後に吹き込まれたもので、パーソネルが前作のメルヴィン・ラスティー・シニア(コルネット)とジョージ・ベンソン(ギター)からブルー・ミッチェル(トランペット)とジミー・ポンダー(ギター)に入れ替わっています。

ソウル・フレーバーたっぷりのイカした曲がこのアルバムでも聴けます。メイン・ストリームしか受け付けない人には無視されがちな内容でしょうが、これもブルー・ノート・ジャズを構成する一翼として聴いてみれば興味深いと思います。A-1のブルージーな曲調、A-2の楽しさ、A-3のボサノバ、B-1、B-2のファンキーな演奏は自然に体が揺らされる力を持っています。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/17(日) 00:02:16|
  2. Alto Sax
  3. | トラックバック:0
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#55 Animal Dance/John Lewis & Albert Mangelsdorff & The Zagreb Jazz Quartet (Atlantic)

John Lewis & Albert Mangelsdorff


A
1.Animal Dance
2.Autumn Leaves
3.Set 'em Up
4.Monday in Milan

B
1.The Sheriff
2.Why are You Blue
3.Ornaments

A-1~A-4,B-1,B-2

John Lewis (p) Albert Mangelsdorff (tb) Karl Theodor Geiner (b)
Silvije Glojnaric (ds)

B-3

-The Zagreb Jazz Quartet-

Davor Kajfes (p) Bosko Petrovic (vib) Miljenko Prohaska (b)
Silvije Glojnaric (ds)

Rec-1962



ジョン・ルイスは云わずと知れたMJQ(モダン・ジャズ・カルテット)のピアニスト。アルバート・マンゲルスドルフはドイツのトロンボーン奏者。このアルバムはジョン・ルイスがドイツのバーデン・バーデンにて録音した作品。B-3の1曲のみザグレブ・ジャズ・カルテットを収録しています。

この頃のジョン・ルイスは、アトランティックに奏者兼プロデューサーという役割でのアルバムを数枚残していて、小生の知る範囲内ですが、このアルバムのほかに『Jazz Abstractions』『Afternoon in Paris/John Lewis & Sasha Distel』『Europian Encounter/John Lewis & Svend Asmussen』(ともにAtlantic)のようなレコードを吹き込んでいます。

このアルバムは、初期のマンゲルスドルフを知ることの出来る貴重な記録で、彼がリーダーといっていい位、ワン・ホーンでフィーチャーされています。よくスウィングした趣味のいいジャズを全曲に渡ってプレイしており、後期マンゲルスドルフで見られる前衛性がコレには全くありません。ザグレブ・カルテットの詳細が良くわかりませんが、ザグレブというだけあって現クロアチア地域で結成されたバンドということでしょうか?ヴィブラフォンを前面に出したヨーロッパ・ジャズらしい演奏を披露しています。MJQと同じ編成なので違和感が無く聴くことが出来ます。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/16(土) 00:02:06|
  2. Piano
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#54 Goin' to the Meeting/Eddie "Lockjaw" Davis (Prestige)

Eddie


A
1.Goin' to the Meeting
2.People Will Say We're in Love
3.Night and Day
4.Pass the Hat
5.Yes, Yes

B
1.Please Send Me Someone to Love
2.Our Love is Here to Stay
3.Oh Babee
4.Little Couger

Eddie "Lockjaw" Davis (ts) Horace Parlan (p) Buddy Catlett (b)
Art Taylor (ds) Willie Bobo (conga)

Rec-1962



エディー・ロックジョー・デイビス!黒い!太い!ブリブリとブローやってます!コテコテにありがちなオルガン編成ではなく、ホレス・パーランがピアノでがっちりサポートしています。そしてお決まりのコンガ!いいっすねェ。軽薄なソウル・ジャズと云うなかれ。

ノリノリのスタンダードA-3や、出だしがホレス・パーランの『Us Three』を思い出させるような曲調のA-5、またB-1の出だしなどは明らかにパーラン節が出てニヤリとします。

テキサス・テナー好きはもちろんの事、パーラン好きにも聴いて欲しいアルバムです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/15(金) 00:01:29|
  2. Tenor Sax
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#53 Two Feet in the Gutter/The Dave Bailey Quintet (Epic)

Dave Bailey


A
1.Comin' Home Baby
2.Two Feet in the Gutter
3.Shiny Stockings

B
1.Lady Iris B
2.Coffee Walk

Dave Bailey (ds) Bill Hardman (tp) Frank Haynes (ts) Billy Gardner (p)
Ben Tucker (b)

Rec-1961



ドラマーのデイブ・ベイリーのリーダー・アルバム、とは云えドラムの派手なパフォーマンスがあるわけではありません。

このアルバムの前に『One Foot in the Gutter』(Epic)という作品を残していて、これはその後編に当たる位置づけになるようです。『One』と『Two』が掛かっているんですね。

クインテット編成でブルージーな演奏が満載です。派手さは無いが肩の力の抜けたリラックスしたプレイが楽しめます。ジャズに寛ぎを求める方是非どうぞ。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/14(木) 00:02:24|
  2. Drums
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#52 Joy/Karin Krog & Friends (Sonet)

Karin Krog - Joy


A
1.Mr. Joy
2.Karin's Mode

B
1.Round About Midnight
2.Maiden Voyage
3.Lazy Afternoon

Karin Krog (vo,rhythn-ins.) Jan Garbarek (ts,rhythm-ins.)
Terje Bjorklund (p) Arild Andersen (b) Svein Christiansen (ds)
Espen Rud (rhythm-ins.)

Rec-1968



ノルウェー・オスロ出身のカーリン・クロッグは、ヴォーカリストでありながらもかなり個性的で、この人ほど好き嫌いがはっきり分かれる歌手はいないのではないかと思えるほど、このアルバムでも強烈なワン・アンド・オンリーのスタイルを貫いています。バックを固めるメンバーもヤン・ガルバレクをはじめとしてアクの強さが前面に出た若干前衛的なアプローチを見せています。

彼女は声を器楽的に使用していて、その意味でもジャケ裏のクレジットにはvocalではなくvoiceとなっています。小生もヴォイスという表記には大いに納得するものがあります。また声にエコーをかけてみたりと新しいアプローチを色々試しています。

彼女の代表作であるこのアルバムは、最初に聞いたときのインパクトが強烈で『なんだこりゃ?でも後を引くなぁ』といった感想だったのですが、A-1などはバックの演奏も良くて斬新です。A-2は完全に声を楽器として使っていてガルバレクのサックスが咆哮するヴォーカル・アルバムとは思えないフリー系の演奏です。また、B-1やB-2といったジャズの名曲も彼女にかかるとかなり際立ったミステリアスな印象を受けます。

前衛ヴォーカル・アルバムと結論付けるのは簡単ですが、繰り返し聴くうちにこの不思議な世界に入り込んでしまいます。ただ、彼女のようなタイプの歌手は敬遠する人も多いとも思います。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/13(水) 00:00:59|
  2. Vocal
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#51 Zoller Koller Solal/Attila Zoller, Hans Koller, Martial Solal (MPS)

Zo Ko So/Attila Zoller


A
1.Mr. Heine's Blues
2.The End of a Love Affair
3.Stella by Starlight
4.After Glow
5.My Old Flame

B
1.Away From the Crowd
2.All the Things You are
3.Stompin' at the Savoy
4.H.-J. Meets M.A.H.

Attila Zoller (g) Hans Koller (ts) Martial Solal (p)

Rec-1965



俗に『Zo Ko So』と呼ばれているアルバム。他にも同じSABA,MPSに『Zo Ko Ma』(Attila Zoller-Lee Konitz-Albert Mangelsdorff)という作品もあります。

アッティラ・ゾラーはガボール・ザボとともにハンガリーを代表するギタリスト。オーストリアのハンス・コラーとフランス(アルジェリア生まれ)のマーシャル・ソラールという、リズム陣をおかないメンツでソロ曲、デュオ曲、トリオの曲とバラエティに富んだ構成です。A-2はソラールのソロ、A-3はゾラー・ソラールのデュオ、A-4はゾラーのソロ、A-5はソラールのソロ、B-2はゾラーとコラーのデュオ、B-3はソラールのソロ、それ以外の曲がトリオとヨーロッパのジャズらしく渋いインテリジェンスを感じさせる演奏が並んでいます。誰がフロントということではなく3人の様々なコラボレーションを楽しむことが出来ます。

編成がコンパクトなので地味な印象を持ってしまいがちですが各自のテクニックを楽しむことが出来るアルバムです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/12(火) 00:00:25|
  2. Combo
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#50 Soul's Nite Out/Lucky Thompson (Ensayo)

Lucky Thompson


A
1.When Sunny is Blue
2.Body and Soul
3.Spanyola
4.I Got it Bad
5.Soul Carnival

B
1.Blues 'n' Boogie
2.Spanish Rails
3.What's New
4.Soul's Nite Out
5.The World Awakes

Lucky Thompson (ss→A-1~3,B-2,B-3,B-5,ts→A-4,A-5,B-1,B-4)
Tete Montoriu (p) Peer Wyboris (b) Eric Peter (ds)

Rec-1970



大好きなアルバム。コレは小生のご馳走盤。聴くたびに幸せになれる清々しい気持ちにしてくれるレコードです。

スペインのバルセロナで録音されたこのエンサイヨ盤のラッキー・トンプソンはソプラノとテナーを曲ごとに使い分けていて、澄み切ったソプラノと甘いテナーの音色は至福の時間を与えてくれます。テテ・モントリューのピアノによくマッチしたリリカルなプレイを披露していますが、一方のテテもフロントのサポートに徹していながら、時折見せるピアノ・ソロは彼得有のタッチを堪能させてくれます。

とにかく全ての音が素晴らしく、それだけにA-5,B-5のフェード・アウトがもったいない!LPの時代ですので止むを得ませんが。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/11(月) 00:01:23|
  2. Tenor Sax
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  4. | コメント:0

#49 Royal Flush/Donald Byrd (Blue Note)

Donald Byrd


A
1.Hush
2.I'm a Fool to Want You
3.Jorgie's

B
1.Shangri-la
2.6 M's
3.Requiem

Donald Byrd (tp) Pepper Adams (bs) Herbie Hancock (p) Butch Warren (b)
Billy Higgins (ds)

Rec-1961



ドナルド・バードはブルー・ノートはもちろん、いろんなレーベルにたくさんの作品を残しており、ヨーロッパでの演奏やジジ・グライスと『JAZZ LAB』を組むなど多様なアプローチで活動した人です。いただけないヴォーカル・アルバムまで作っていますが。

このレコードはナイス・ジャケットですねえ。A-1のファンキー・ジャズとB-2のようなブルージーなジャズ、それ以外のモード・ジャズが混在し、様々なスタイルが楽しめる一枚。いかにもブルー・ノートという演奏がタップリ詰まっています。ドナルド・バードの魅力が凝縮されている小品です。個人的にはA-2のリリシズム溢れる素晴らしさに惹かれます。

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  1. 2006/12/10(日) 00:01:26|
  2. Trumpet
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#48 Impromptu/Billy Taylor (Mercury)

Billy Taylor


A
1.Capricious
2.Impromptu
3.Don't Go Down South
4.Muffle Guffle

B
1.Free and Oozy
2.Paraphrase
3.Empty Ballroom (Une Salle de Bal Vide)
4.At la Carrousel

Billy Taylor (p) Jim Hall (g) Bob Cranshaw (b) Walter Perkins (ds)

Rec-1962



A-1やA-3,B-1などのお気に入りを聴きたくて乗せてしまうレコード。連日の攻撃的なジャズに疲れたのでリラックス出来るこういう作品は体も神経も弛緩させてくれます。ジム・ホールを加えたカルテットで寛げる演奏になっています。

1940年代後半から1950年代前半にかけて多くの大御所と競演していて、以後に多数のリーダー・アルバムを吹き込んでいますが、このレコードはちょっと地味な位置づけをされているようです。

ビリー・テイラーは多才な人物で、ジャズ・ピアノの本を出版したり、DJをやったり、テレビ番組のハウス・ピアニストをやったり、更には自身で放送局を持ったりしていたようです。

個性に欠けるので人気が出ないという論評がありますが、裏を返せばどれを聴いても水準以上のデキで楽しめると思いますよ。そういえばオスカー・ピーターソンも、ものすごく上手いピアニストですが人気はイマイチのような気が・・・。

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  1. 2006/12/09(土) 00:00:59|
  2. Piano
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  4. | コメント:0

#47 How Many Clouds Can You See?/John Surman (Deram)

John Surman


A
1.Galata Bridge
2.Caractacus
3.Premonition

B
1.Event : (a)Gathering (b)Ritual (c)Circle Dance
2.How Many Clouds Can You See?

A-1

Harold Beckett(tp,flh) Malcolm Griffiths(tb) Mike Osborne(as)
Alan Skidmore(ts) John Surman(bs) John Taylor(p)
Harry Miller(b) Alan Jackson(ds)

A-2

John Surman(bs) Alan Jackson(ds)

A-3

Dave Holdsworth(tp) Harold Beckett(tp) Chris Pyne(tb) Malcolm Griffiths(tb)George Smith(tuba) Mike Osborne(as) Alan Skidmore(ts,fl)
John Warren(bs,fl) John Surman(ss) John Taylor(p) Barre Phillips(b)
Tony Oxley(ds)

B-1,B-2

John Surman(bs,ss,b-cl) John Taylor(p) Barre Phillips(b) Tony Oxley(ds)

Rec-1970



このジョン・サーマンのアルバムはヨーロッパのジャズを語るときに、評論家諸氏にかなり重要な位置づけをされている作品で、コレは是非聴きたいと思って十数年前にかなり探し回って購入したものです。

最初聴いたときはあまりにも過激な印象を受けてすぐ放り投げていたのですが、実際に改めて聴いてみると計算された凄みと演奏のパワフルさに気づき取り憑かれたように回したレコードです。特にこのアルバムのジョン・テイラーの凄さは高く評価されていますが、A-1などはまさしく火の出るような鬼気迫るソロをとっていて手に汗握る強烈なピアノが聴けます。

全体的にはかなり前衛的ですが、苦手だったはずのフリーなのに奥に潜む凄みを感じ取るようになってきたのは、既に克服されているのか?最近立て続けにこの手の作品を取り上げてるし・・・。

しかしながら、この作品も含めヨーロッパの垂涎盤だったものはことごとくCD化されていますね。オリジナルにこだわるつもりが無いので大歓迎ですがアナログ人間としては是非LPでも復刻して欲しいものです。しんどい思いをして探し回ったのも楽しい思い出ですが、ネット・オークションにゴロゴロ転がっていたり、あっけなく復刻されたりするとなんとも虚しさも感じます。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/08(金) 00:01:42|
  2. Soprano Sax, Baritone Sax
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#46 Home/Art Ensemble of Chicago (Galloway)

AEOC


A
1.Hello Chi
2.From Bengali
3.From St-Louis
4.Fly With Honey Hee
5.Hello Chi

B
1.Dance

A-1~A-5

Lester Bowie(tp) Roscoe Mitchell(as,fi) Joseph Jarman (as,fl)
Malachi Favors(b) Fontella Bass (vo→onlyA-5)

B-1

Lester Bowie (tp) Ivan Julien (tp) Bernard Vitet (tp) Ambrose Jackson (tp)
Roscoe Mitchell (as,fl) Joseph Jarman (as,fl) Jean-Louis Chantemps (ts)
Alain Matot (as) Ventosa (as) Kenneth Terroade (ts) Katarzinsky (tb)
Malachi Favors (b)
and 2 unknown tbs, 3 percussionists and a string ensemble

Rec-1970



アート・アンサンブル・オブ・シカゴ(略してAEOC)、何せあのフェイス・ペイントにコスチューム、どんな過激なフリーのパフォーマンスをするかと思いきや、小生の場合A面が好きで結構良く載せています。B面もそれこそアンサンブルという言葉が当てはまる分厚い音層の前衛ジャズです。

どフリーは苦手なのですが、少なくとも小生には同じAEOCの『Live at Mandel Hall』(Delmark)よりは比較的メロディがはっきりしていて聴ける範疇の音楽です。

もともとレスター・ボウイ名義の作品でのトランペットの音色は好きだったのでAEOCにも興味がありましたが、上記の先入観があってなかなか手が出ずにおりました。すべてを聴いたわけではありませんが、このアルバムを聴いてからは彼らの他の作品にも興味がわくようになった当方にとっての記念碑的アルバムです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/07(木) 00:02:00|
  2. Combo
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#45 Divieto di Santificazione/Jean-Francois Jenny-Crark and Aldo Romano (Horo)

J-F Jenny-Clark & Aldo Romano


A
1.Divieto di Santificazione
2.River Bop
3.Luce Rossa
4.Verra' la Morte e Avla' i Toui Occhi

B
1.Viva Fo
2.Via Libera
3.Stamatopoulos
4.Atto di Nascita
5.Abitudini

Jean-Francois Jenny-Clark (b) Aldo Romano (ds,p→onlyB-5,g→onlyA-2)
Aressandro Sperli' (reciter→A-3,B-5)

Rec-1977



変わったデュオのレコード。普段はバックに徹するベース&ドラムのみを殆どの曲で全面に出した実験的な作品です。

ローマで録音されたこのアルバムは、フランスのジャン=フランソワ・ジェニー=クラークとイタリアのアルド・ロマーノのテクニックを存分に味わえます。

A-1ではベースの旨みをタップリ堪能でき、それにロマーノはブラシでサポートします。A-2はロマーノのギターにジェニー・クラークのベースがアルコ奏法で応えます。A-3はベース・ドラムの対話のような演奏、A-4にはイタリア語で朗読が入ります。B面の演奏ではB-2,B-3がこのアルバムで数少ないベース&ドラムとしてのリズム的要素の強い曲で、両者の掛け合いが見事です。B-4はベースのみ、B-5はロマーノのピアノと朗読のみです。

何せベース&ドラムですので全体的な感じは重いですが、ベースはリズム楽器の要素よりメロディを重点的に聴かせ、ドラムが絡みつくような演奏形態は、不思議なアプローチながらもなかなかツボにはまると抜けられなくなる魔力があります。

J-F Jenny-Clark & Aldo Romano (2)

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/06(水) 00:00:19|
  2. Bass
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#44 Super Nova/Wayne Shorter (Blue Note)

Wayne Shorter


A
1.Super Nova
2.Swee-Pea
3.Dindi

B
1.Water Babies
2.Capricorn
3.More Than Human

Wayne Shorter (ss) John McLaughlin (g,el-g) Sonny Sharrock (el-g)
Walter Booker (g→onlyA-3) Miroslav Vitous (b)
Jack DeJohnette (ds,african-thumb-p) Chick Corea (ds,vib)
Airto Moreira (perc) Maria Booker (vo→onlyA-3)

Rec-1969



なんとも斬新、且つ強烈な音楽です。ここではリラックス云々ではなく、ひたすら過激に暴走する音塊に飲み込まれるという感じでしょうか?私感ながら全面降参のフリー・ジャズというわけでもなく、疾走する音、幻想的・呪術的な展開に手がグーになる熱い演奏です。

なんとも興味深いメンツ、マクラフリンに怪人(!)ソニー・シャーロックも参加しており、当時新鋭だったリズム陣ヴィトウス&ディジョネット、チック・コリアのクレジットがドラム&ヴィブラフォンになっていたりと聴かずには居れないものを感じさせます。

A-1のジェット・コースターのような疾走感、A-2の静かな、しかし硬質な曲調、A-3のヴォーカルに落ち着きを取り戻したと思ったら、後半に曲調が急展開し、エンディングに向かってまた走りだす。B面もなんともミステリアスな演奏が繰り広げられます。

ここでのウェイン・ショーターはソプラノ一本で通していて、シリアスな雰囲気を更に強調した咆哮ともいえるプレイで存在感を示しています。ただこのアルバムは明らかに聴き手を選ぶ音楽ではあると思います。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/05(火) 00:02:55|
  2. Soprano Sax, Baritone Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#43 Basie & Zoot/Count Basie and Zoot Sims (Pablo)

Count Basie & Zoot Sims


A
1.I Never Knew
2.It's Only a Paper Moon
3.Blues for Nat Cole
4.Captain Bligh

B
1.Honeysuckle Rose
2.Hardav
3.Mean to Me
4.I Surrender, Dear

Count Basie (p,org) Zoot Sims (ts) John Heard (b) Louis Bellson (ds)

Rec-1975



パブロのジャケットはモノクロのイカさないデザインのものが多く辟易しますが、発表されているタイトルを見れば思わず前のめりになるものが結構あります。これなんかも組み合わせの妙に手が出たアルバムです。

晩年のベイシーがズート・シムズを加えたカルテットでベイシー節を弾きまくっています。小生の思い浮かぶベイシー・フレーズがこのアルバムにも散りばめられていて、出るたびに顔がほころんでしまいます。晩年とは云えないほどに快調なベイシーと、円熟味十分なズートとの掛け合いはリラックスした雰囲気をもたらしてくれます。B-4では小編成のときに聞かせてくれるオルガンもプレイしています。

若いプレーヤーの元気なプレイもいいですが、こういった渋い作品も堪らないですね。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/04(月) 00:04:17|
  2. Piano
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#42 It's Nice to be With You/Jim Hall in Berlin (MPS)

Jim Hall


A
1.Up, Up and Away
2.My Funny Valentine
3.Young One, for Debra
4.Blue Joe

B
1.It's Nice to be With You
2.In a Sentimental Mood
3.Body and Soul
4.Romaine

Jim Hall (g) Jimmy Woode (b) Daniel Humair (ds)

Rec-1969



びっくりした。ジム・ホールを取り上げようと思って色々調べていたら、このアルバムが彼の2枚目のリーダー作だったなんて。彼の初録音は1957年のイラスト画で有名な『Jazz Guitar』(Pacific Jazz)で、このアルバムは実に12年ぶりの2作目のリーダー作です。サイドメンとしての仕事を多くこなしているため多作家のイメージがあったので、彼名義の作品がここまでブランクがあったとは思いませんでした。しかしながら70年代以降、結構な量の作品を送り出しており、1975年に発表した『Concierto(アランフェス協奏曲)』(CTI)の大ヒットは有名で、小生が子供の頃から既に『アランフェス』は自宅にあったレコードです。

ギター・トリオのこのアルバムは、タイトル通りドイツのベルリンで録音された作品で、ジム・ホールらしく内省的なプレイをしております。A-1はソニー・クリスの演奏を小生は思い出しますがジム・ホールは派手な烈しいプレイスタイルではないので、その対比が面白く演奏家によっての様々な解釈を改めて感じます。個人的にはジム・ホールはあまり好まないのですが、たまにはこうやって引っ張り出して聴くのもいいかもと思っています。
  1. 2006/12/03(日) 00:41:55|
  2. Guitar
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#41 Red Rodney Returns (Cadet)

Red Rodney


A
1.Shaw Nuff
2.Red Hot and Blues
3.I Remember You
4.5709

B
1.Whirlwind
2.Jordu
3.Shelley
4.Two by Two

Red Rodney (tp) Billy Root (ts) Danny Kent (p) Jay Cave (b)
Frank Young (ds)

Rec-1959



A-1のテーマが聴きたくて何度もテーブルに載せてしまうレコード。ハードバップの良さが詰まっています。ミュート・トランペットもA-3で披露しています。

1949年にチャーリー・パーカーのクインテットに迎えられているのだからキャリアとしては申し分ないですがリーダー作も少なく、またご多分に漏れず麻薬に走ったので、あまり評価されているミュージシャンとは云い難いようです。

このReturnsという映画みたいなタイトルは、実際に2年ほどのブランクがあってカムバックしたために付いたようです。で、この後また一線を退き、2度目の復活が1973年の14年後というのですから驚きです。

ちなみに、レッドはロドニーが赤毛だったのでついたそうで、レッド・ミッチェル(Red Mitchell)と同じです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2006/12/02(土) 00:01:04|
  2. Trumpet
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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