イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#167 Dave Burns (Vanguard)

Dave Burns


A
1.C.B. Blues
2.Tali
3.Something Easy

B
1.Secret Love
2.Straight Ahead
3.Imagination
4.Rhodesian Rhapsody

Dave Burns (tp) Herbie Morgan (ts) Kenny Barron (p)
Steve Davis (b) Edgar Bateman (ds)

Rec-1962



裏方街道を歩み続けたデイヴ・バーンズの初リーダー作。このヴァンガードにはもう一枚、彼の名義で『Warming Up!』があります。

感想はオーソドックスな二管クインテット演奏という内容。軽快且つバランスの良いフロントのソロも堪能できる内容ではありますが、もう少し何か欲しいなあというのが正直なところ。当方の聴き所としては、録音時18歳だった、若きケニー・バロンの参加が嬉しいのですが、ひいき目でいうともう少し彼のここでの存在感を望んでしまいます。彼の持ち味が出てくるのにはまだこの時期では早かったようです。駄耳での判断ではありますが、ハービー・モーガンのテナーは小生にとって少し苦手なタイプで正直言うと力量不足に感じました。B-1,B-3のバーンズのミュート・プレイはいぶし銀の如きプレイでなかなか趣があります。

刺激を求めるには物足りない作品ではありますが、内容的には滋味深い渋いモダン・ジャズが記録されていると思います。
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テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/04/30(月) 00:01:15|
  2. Trumpet
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#166 Trio Music, Live in Europe/Chick Corea-Miroslav Vitous-Roy Haynes (ECM)

Chick Corea


A
1.The Loop
2.I Hear a Rhapsody
3.Summer Night-Night and Day

B
1.Prelude No.2-Mock Up
2.Hittin' it
3.Mirovisions

Chick Corea (p) Miroslav Vitous (b) Roy Haynes (ds)

Rec-1984



腹の奥に響鳴しまくる極上の音世界。『Now He Sings,Now He Sobs』(Sorid State)の切れまくったチックに夢中になったのが彼の存在をハッキリ意識した最初でしたが、この時期のアコースティック・チックも同様に素晴らしく、このアルバムでは煌びやかな印象も受けるぐらい贅沢なライブであります。発売時に相当聴いたアルバムで、特にA面は好みです。このライブ盤は音の奥行き、深さが良く捉えられていて大げさな表現ではありますが荘厳な響きを得られる気持ちの良い音です。ECMらしいとも云えるでしょうか。

A面3曲のトリオは、ヴィトウスの絡みつくベースとロイ・へインズの小気味良いドラミングが聴衆を引き込んでいるのが分かります。A-3,B-1はメドレー形式を採っておりB-1はピアノ・ソロで、構成の美しさは完全にジャズを超越しています。B-2はロイ・へインズのドラムのみの独壇場、B-3はヴィトウスのアルコ奏法で導入され三者の臨場感が徐々に高まってくる熱演です。

そういえばこのアルバムが発表された前後に、もう一方のECMの雄、キース・ジャレットが一連の「スタンダーズ」シリーズを発表し、クォリティーの高いピアノ・トリオがこのレーベルから連発されていました。チックはアコースティックも、『Return to Forever』(ECM)を初めとしたエレクトリックもオールマイティなプレイヤーであるのは周知の通りですが、当方はどうしても生ピアノのほうに惹かれてしまいます。もちろんエレピの良さを否定するつもりはありませんが。

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  1. 2007/04/29(日) 00:02:00|
  2. Piano
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#165 Hootenanny My Way/Terry Gibbs (Time)

Terry Gibbs


A
1.Joshua
2.John Henry
3.When Johnny Comes Marching Home
4.Michael
5.Polly Wolly Doodle All the Day

B
1.Tom Dooley
2.Greensleeves
3.Boll Weevil
4.Down by the Riverside
5.Sam Hall

Terry Gibbs (vib) Al Epstein (ts,conga,fl→onlyA-3) Jimmy Raney (g)
Alice McLeod (p) Al Belding (ds)

Rec-1963



これまた楽しいテリー・ギブスのヴィブラフォン。ヴァイブ奏者の中では後塵を拝しておりますが堅実なプレイで好感が持てます。

ここではコンガが入ったノリの良いジャズが満載。このコンガのアクセントが小気味良いスピードで演奏を煽るので各自のプレイに程よい疾走感が出ています。全曲をトラッドで占めているのですが、A-1のイントロ&構成が格好良くて、この一曲で私にとってアタリであります。馴染みの曲が比較的多く判り易いのが功を奏しているのかもしれません。アル・エプスタインはA-3でフルートを吹いており、コンガやらテナーやらと大活躍です。またB-4の収録も嬉しい一因となっています。

パーソネルはテリー・ギブスとジミー・レイニーしか私は知らないのですが、なかなかバランスの取れた良い演奏でノリが良い曲を中心に取り上げられています。

昨日の記事で取り上げたジャズ批評の特集絡みもあって、このジャケットをジーっと眺めていたら、同じTimeのソニー・クラーク・トリオを聴きたくなってしまいました。



※Sonnyさんのご指摘でAlice McLeodはAlice Coltrane(アリス・コルトレーン)であることが判りました。ここでのアリス、なかなかです。

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  1. 2007/04/28(土) 00:00:12|
  2. Vibraphone
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#164 Tete/The Tete Montoriu Trio (SteepleChase)

Tete Montoriu


A
1.Giant Steps
2.Theme for Ernie
3.Body and Soul

B
1.Solar
2.I Remember Clifford
3.Hot House

Tete Montoriu (p) Niels-Henning Orsted Pedersen (b)
Albert "Tootie" Heath (ds)

Rec-1974



スペインのピアニストと云えば今はイグナシ・テラーザ辺りが人気ですが、一昔前はテテ・モントリューの独壇場だったと思います。小生も割りと早い時期からテテにハマり、彼のリーダー作はかなり聴き倒しました。

最初このアルバムを聴いた時、リズムがドタバタしているなぁと感じていたのですが繰り返し聴いていると、このドタバタの威力が演奏にマッチしてきてコレでなくてはならないと思ってしまいました。このリズム隊とは長い付き合いだったようですね。この作品もテテのスピード&テクニックが存分に味わえ、彼の本領が十分発揮されています。

テテの作品は沢山あって、それこそ名作と云われるのは恐らく他のアルバムであろうと思いますが、小生が彼の演奏を初めて聴いたアルバムがこの作品であり思い入れが強いレコードとなっています。実際SABAやConcentricやDiscophon辺りのレーベルのものは圧倒的で空いた口が塞がらない猛烈盤です。

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  1. 2007/04/27(金) 00:01:00|
  2. Piano
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#163 Bennie Wallace Live at the Public Theater (Enja)

Bennie Wallace


A
1.Broadside
2.In a Sentimental Mood

B
1.Blue Monk
2.Head

Bennie Wallace (ts) Eddie Gomez (b) Dannie Richmond (ds)

Rec-1978



ワタクシはライブ作品が大好きで、オーディエンスの反応やそれに呼応する演奏が当方にとって没入し易く好んで載せることが多くなっています。

これも例外ではなくベニー・ウォレスのピアノレス・トリオのライブ・アルバム。この人の音の世界観はかなり特有で、彼の個性である音階を超越したフレージングがここでも健在です。ある意味目の回る演奏に聴こえることも正直言うと私にはあります。

HMVのサイトでウォレスを「ジョージ・アダムスと争った、揺れるテナーの王者」との記述が。うーん、言い得て妙。『揺れるテナー』という表現に大いに納得。でもジョージ・アダムスとは違うような・・・。

ピアノレスが関係しているのかもしれませんがA-1ではリズム陣にソロを執らせる機会を多く割いておりエディー・ゴメスやダニー・リッチモンドのベース&ドラム・テクニックをタップリ堪能できる、リズム好きには美味しい内容です。A-2,B-1はもう完全にウォレスの世界が広がっています。しかしブルー・モンクをここまで崩すか?まあ、私はは概ね好意的に受け取っていますが。しかし、このCDも+2の6曲収録ですか。聴きたくてもアナログで既に持っているとなかなか経済的に買い直すのは躊躇しますなぁ。

これを聴きながら、そういえば以前に全く別のシチュエーションのライブでウォレスのソロのみのプレイを聴いた時、朗々と吹かれる彼のサックスに猛烈な感動を覚えたことを思い出しました。と同時に、この時実際にブロウ中に彼の体が極端に大きく揺れていたのを思い出して、上記のように納得したのでした。



余談:今回アンドリュー・ヒルの訃報に伴い、彼のアルバムを取り上げようと思ったのですが、小生はまだ彼の功績の全貌を捉えるほどの作品数を聴き込んでいないのでより多くのものを彼から吸収してからにしようと思い次の機会に回そうと思いました。しかしながら手元に少ないヒルの作品を取り替えながら繰り返し聴いている自分が居ります。

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  1. 2007/04/26(木) 00:06:39|
  2. Tenor Sax
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#162 Les McCann Ltd. Plays the Shampoo at the Village Gate (Pacific Jazz)

Les McCann


A
1.The Shampoo
2.Too Close for Comfort
3.You I Thought I Knew
4.Woody'n You

B
1.Someone Stole My Chitlins
2.Out of This World
3.Filet of Soul
4.Smile Stacey

Les McCann (p) Herbie Lewis (b) Ron Jefferson (ds)

Rec-1961



ワタクシが名前を聞けばニヤリとするピアニスト。ここでは「無条件に楽しい」という意味で。まず女傑ピアニスト、あまり日本では紹介されていませんがドロシー・ドネガン。聴けば判るのですが強烈に楽しいライブをやっています。是非見てみたかった。次にロイ・メリウェザー。この人も余り知られていませんがクラブでは人気があるんですってね。エネルギッシュな良いピアノですよ。初期のラムゼイ・ルイス辺りも仲間に入るでしょうか。

今日紹介のレス・マッキャンもそんな一人でしょう。いや~楽しい。音が鳴るだけで嬉しくなるピアノです。しかもライブ盤。もう遠慮なくガンガンやって頂きたい。

まず客のノリが圧倒的。踊りだしているオーディエンスがいるんじゃないでしょうか?マッキャンも思わず声の出る熱演、聴くこちらも興奮します。シリアスなジャズも良いけど、カラッとしたこういうピアノもたまには良いでしょう。タテノリのジャズを楽しみましょう。

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  1. 2007/04/25(水) 00:04:26|
  2. Piano
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#161 Very Saxy/Eddie "Lockjaw" Davis-Buddy Tate-Coleman Hawkins-Arnett Cobb (Prestige)

Very Saxy


A
1.Very Saxy
2.Lester Leaps in
3.Fourmost

B
1.Foot Pattin'
2.Light and Lovely

Eddie "Lockjaw" Davis (ts) Buddy Tate (ts) Coleman Hawkins (ts)
Arnett Cobb (ts) Shirley Scott (org) George Duvivier (b)
Arthur Edgehill (ds)

Rec-1959



先日Alto Summitを取り上げたので似た者同士のこのアルバムを。敢えて『Tenor Conclave』(Prestige)を避けたのは、実際に当方にとってこちらのほうが好みということもあるし、演奏も熱いので。聴いててニヤけてくるしつこさです。濃ゆいです。

コテコテ四人衆と云うにはホーキンスが浮いているように見えますが、残り三人のメンツを見れば吹きまくらざるを得ないアクの強さが漂います。しかもサポートはオルガンのシャーリー・スコット。夫君だったタレンタインはいませんがムンムンとした臭気を撒き散らしております。しかしながら大所帯でユニゾンやられると迫力がありますね。尺の問題でA-3は無理やりフェードアウトさせられていますが、エキサイティングな演奏を落ち着かせる為に恣意的に編集しているのかと勘繰りたくなる熱演です。

アルバムの全編をソウルフルな大ブロウ大会で占めています。汗臭いドロっとしたサウンドに敏感に反応する方に是非お勧めします。



訃報:先ほど加持さんのブログアンドリュー・ヒル逝去のニュースを知る。近年まで頑張っていたのに・・・。また、ダコタ・ステイトン(享年75歳)も4月10日に、アル・ヴィオラ(享年87歳)も2月21日に逝去されています。本当に残念ですね。

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  1. 2007/04/24(火) 00:01:00|
  2. Tenor Sax
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#160 Day for Night/Klaus Ignatzek Group (Nabel)

Klaus Ignatzek Group


A
1.Day for Night
2.Three Wishes

B
1.New Surprise
2.Beautiful Colours

Klaus Ignatzek (p) Joe Henderson (ts)
Jean-Louis Ressinfosse (double-b) Joris Dudli (ds)

Rec-1989



愛聴盤。すべてのバランスが完璧で、イグナツェクの好演も引き立って気持ちいいですが、ここでのジョー・ヘンが素晴らしい。ピアノ・トリオの切れの良さにジョー・ヘンの円熟味のあるマイルドな艶のあるテナーが彩りを添え極上の内容になっております。

ドイツ録音のこの作品は、エキサイティングで刺激的なものという訳では無く、どちらかというと温もりのある心地よさを感じられる演奏が展開されています。比較的新しい録音で当方のショボイ装置でもなかなかのサウンドが得られ上質な音楽に吸い込まれます。

クラウス・イグナツェクはあまり日本に紹介されていませんが、割と多作家で当方にとって興味深いラインナップが結構あるので少しずつでも揃えていきたいアーティストです。昨年、長年のブランクから待望の新作を録音したばかりです。このレコードも輸入CDは+3の7曲収録なんですよ。うぅ、聴いてみたい。

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  1. 2007/04/23(月) 00:02:40|
  2. Piano
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#159 Jewels of Thought/Pharoah Sanders (Impulse)

Pharoah Sanders


A
1.Hum-Allah-Hum-Allah-Hum Allah
2.Sun in Aquarius (Part1)

B
1.Sun in Aquarius (Part2)

Pharoah Sanders (ts,cont.-cl,reed-fl,african-thumb-p,orch.-chimes,perc)
Leon Thomas (vo,perc) Richard Davis (b,perc→onlyA-2,B-1)
Cecil McBee (b,perc) Idris Muhammad (ds,perc)
Lonnie Liston Smith (p,african-fl,african-thumb-p,perc)
Roy Haynes (ds→onlyA-1)

Rec-1969



例えばサックス奏者ですとジョン・チカイとかロスコー・ミッチェルとかアンソニー・ブラクストンとかジュゼッピ・ローガンとかガトー・バルビエリとか、聴く前に身構えてしまうアーティストというのがワタクシにはあって、それはもう試練というか、時には拷問というか、それぞれのキャラは違いますが何でそこまで・・・、と考えずにはおれない音楽を創出するミュージシャンが存在するわけです。アルバムによってはシンドイ思いをすることもあります。聴かないようにするのは簡単ですが怖いもの見たさの感覚が小生には強く、根っから無視出来ない性質の為ひと通りそれこそチャレンジする訳です。

で、ここに挙げるファラオ・サンダースもどちらかというとその部類のアーティストなのですが、このアルバムのA-1に有る意味衝撃を受けて以来、この名前を見ると頭の奥に三拍の鈴の音がこびりついて離れなくなってしまいました。

アフリカのスピリチュアルな断片が強烈に出ているA-1は呪術的なヴォーカルと「ワン・トゥー・スリー」のヴォイスが反復して脳に木霊してトランス状態に陥ったような感覚に襲われます。曲のピークにファラオの壮絶なソロが出てきます。でもこの曲に関しては入り込んでしまうのです。完全に引き込まれてしまいました。降参です。まあ、あくまで曲の背景云々の事ではなく聴覚的感覚の意味においてですが。

A-1はこんな調子で聴き倒しています。でもA・B面に亘って展開される長尺の曲は本当に降参です。

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  1. 2007/04/22(日) 00:05:28|
  2. Tenor Sax
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#158 Curtis Fuller with Red Garland (New Jazz)

Curtis Fuller with R.G.


A
1.Seeing Red
2.Stormy Weather
3.Cashmere

B
1.Slenderella
2.Moonlight Becomes You
3.Roc & Troll

Curtis Fuller (tb) Sonny Red (as) Red Garland (p) Paul Chambers (b)
Louis Hayes (ds)

Rec-1957



昨日に続いて同デザインのニュー・ジャズ・レーベルのシリーズものを。

トロンボーンの名手、カーティス・フラー。名作『ブルース・エット』の前年に吹き込まれたアルバム。with「レッド・ガーランド」と冠されている通り、ガーランドのピアノとソニー・レッドを加えた二管クインテット編成での録音です。

ブログの掲載にあたり、改めて何度か聴いてみるが「渋いなぁ」というのが率直な印象。でもプラスでもマイナスでもない、どっちつかずで何か物足りない感じを受けるんです。正直言うと訴えかけてくるものが少なくあまり好みではない演奏です。音質がイマイチなのも影響しているのかもしれません。

この録音はフラーの初期の頃のレコーディングで初々しいですが本領は発揮できていないのではないかと思っています。当方の凡庸な耳での認識ですのでおこがましいことこの上ないのですが。

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  1. 2007/04/21(土) 00:04:12|
  2. Trombone
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#157 Evidence/Steve Lacy with Don Cherry (New Jazz)

S.Lacy & D.Cherry


A
1.The Mystery Song
2.Evidence
3.Let's Cool One

B
1.San Francisco Holiday
2.Something to Live for
3.Who Knows

Steve Lacy (ss) Don Cherry (tp) Carl Brown (b) Billy Higgins (ds)

Rec-1961



食わず嫌いというか食指が動かないというか、パーソネルに対して自分の気持ちがなかなか反応しない面子というのが各々おありかと思いますが、当方にとってこのフロントは先入観によって手が出にくいものでありました。どんな経緯で入手したのかもよく覚えていませんが、恐らく名盤の類がある程度揃った後に購入したアルバムだと思います。

いわゆる優先順位が後回しになるタイプのアーティストだったのですが、実際に聴いてみると結構面白い部分を見つけることが出来て、以後頻繁に載せる回数が増えた部類のレコードです。

スティーブ・レイシーもドン・チェリーも難解なことをやっているイメージがあったので過激な音が飛び出てきたらどうしようかと思っていたのですが、もちろん個性的でしたが何ともいえない微笑ましい怪しさに嬉しくなってしまいました。淡々とリズムを刻むベースとドラムを尻目に、特徴のある耳に憑くフレーズを飄々と奏でた曲がA・B面にギッチリ詰まっています。こういうのは一度ハマルと抜けられなくなって困ります。

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  1. 2007/04/20(金) 00:01:22|
  2. Soprano Sax, Baritone Sax
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#156 Duet/Doris Day and Andre Previn (Columbia)

Doris Day & Andre Previn Trio


A
1.Close Your Eyes
2.Fools Rush in
3.Yes
4.Noboby's Heart
5.Remind Me
6.Who are Me to Say

B
1.Daydreaming
2.Gime Me Time
3.Control Yourself
4.Wait Till You See Him
5.My One and Only Love
6.Falling in Love Again

Doris Day (vo) Andre Previn (p) Red Mitchell (b) Frank Capp (ds)

Rec-1961



アンドレ・プレヴィンとかフリードリッヒ・グルダとかクラシックに大いに係わっているアーティストは、ジャズ好きからはどのような位置付けで評価されているのかなぁ、などと思ったのですよ。コレを聴きながら。

ワタクシは両者ともご贔屓のアーティストで、もしその理由はと問われたらと考えると、何故かちょっと窮する自分が居りました。で、何となーく「うまいピアニスト」だから、と無理に結論付けてみるのだが本当にそれだけなんだろうか?自分にとって何かもっと他の大きな要素があるような気がするけど漠然としていてイマイチよく判らない。感覚的なモヤッとしたものを、自分の確固たる意見として定義付けることがすごく難しいなぁと。

で、このアルバムのプレヴィンの唱伴、やっぱり上手い。ドリス・デイの淑やかな感じをうまく引き出している。伴奏はピアノ・トリオで、時にはプレヴィンのみのデュエットで、実に堅実な仕事。やはりピアノ・トリオが唱伴を務めているヴォーカルの作品は自分の趣向にピッタリだということを確認した次第。輸入CDは+5の17曲なんだそうな。うーむ聴いてみたい。

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  1. 2007/04/19(木) 00:02:49|
  2. Vocal
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#155 Alto Summit/Lee Konitz-Pony Poindexter-Phil Woods-Leo Wright(MPS)

Alto Summit


A
1.Native Land
2.Ballad Medley : a) Skylark, b) Blue and Sentimental,
c) Gee Baby Ain't I Good to You, d) Body and Soul
3.Prompt

B
1.The Perils of Poda
2.Good Booty
3.Lee-o's Blues
4.Lee's Tribute to Bach and Bird

Lee Konitz (as) Pony Poindexter (as) Phil Woods (as) Leo Wright (as)
Steve Kuhn (p) Palle Danielsson (b) Jon Christensen (ds)

Rec-1968



アルト4人の強烈なアンサンブルにノック・アウトされる重量級アルバム。

この手の企画物は「テナー根比べ」こと『Tenor Conclave』(Prestige)など結構ありますが、アメリカの誇るアルト4人衆が渡欧後、ドイツのMPSにレコーディングした面白盤で、バッキングにスティーブ・キューン・トリオを従えての快演がタップリと聴けます。ドイツのヴィリンゲンでの録音です。

A-1,A-3,B-1の分厚い音塊は想像以上に聴く者をゾクゾクさせる豪快さで、同じ楽器でも複数で吹かれると思わぬ迫力を醸し出します。A-2のメドレーは各々がソロを執っていて、a)ライト、b)ポインデクスター、c)ウッズ、d)コニッツの順で演奏しています。B-2はポインデクスター&ウッズのクインテット、B-3はコニッツ&ライトのクインテットです。B-4はコニッツのアレンジで、J.S.バッハとC.パーカーに捧げられた曲です。

カバーはWジャケで写真の面にはコニッツとポインデクスターが写っていますが、バックサイドには同様にウッズ&ライトのフォトが配されています。特筆すべきはさすがにMPS、猛烈に音がよく録れていてこの迫力は圧倒的です。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/04/18(水) 00:02:12|
  2. Alto Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#154 Teresa Brewer and the Dixieland Band (Coral)

Teresa Brewer


A
1.The Dixieland Band
2.Georgia On My Mind
3.Everybody Loves My Baby (But My Baby Don't Love Nobody But Me)
4.Basin Street Blues
5.When My Suger Walks Down the Street
6.Alabama Jubilee

B
1.Bill Baiey, Won't You Please Come Home
2.When It's Sleepy Time Down South
3.Is it True What They Say About Dixie
4.Weary Blues
5.Mississippi Mud
6.When the Saints Go Marching In

A-1,A-3,A-6,B-4

Teresa Brewer (vo) "Yank" Lawson (tp) Boomie Richman (ts)
Chauncey Welsch (tb) Bill Stegmeyer (cl) Don Arnone (g)
Herb Eidmiller (p) Sandy Block (b) Cliff Leeman (ds)
with Chorus and Orchestra Directed by Dick Jacobs

A-2,A-5,B-3,B-6

Teresa Brewer (vo) "Yank" Lawson (tp) Al Klink (ts)
Urbie Green (tb) Bill Stegmeyer (cl) Don Arnone (g)
Herb Eidmiller (p) Sandy Block (b) Cliff Leeman (ds)
with Chorus and Orchestra Directed by Dick Jacobs

A-4,B-1,B-2,B-5

Teresa Brewer (vo) "Yank" Lawson (tp) Boomie Richman (ts)
Urbie Green (tb) Bill Stegmeyer (cl) Don Arnone (g)
Herb Eidmiller (p) Sandy Block (b) Cliff Leeman (ds)
with Chorus and Orchestra Directed by Dick Jacobs

Rec-Unknown



テレサ・ブリューアのちょっと珍しいアプローチのヴォーカル・アルバム。ディキシー好きとはいえバック・ミュージシャンは当方はアービー・グリーンしかわかりません。もともとジャズ・テイストが比較的薄くポップスの旨い彼女ですが、ここではタイトル通りバックにディキシー・バンドを従えての作品ですのでジャズ好きの趣向にも答える内容となっております。

A-1のテレサの楽器名のコールに呼応し各自がソロで応える、イントロが最高なナンバーで幕開けするこの作品は、バックにコーラス&オーケストラも従えていますが前面に出てくることは無く、この作品のコンセプトを巧く引き立てた良い効果が生まれています。ディキシー・ファンにはお馴染みのB-3,B-6辺りの収録も嬉しいものです。

テレサ・ブリューアの記述としてベイビー・タイプ・ヴォイスと記されていましたが当方はそれほどでもないかな、といった印象です。彼女はコーラル専属の歌手でしたので、同レーベルに大量の音源を残しています。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/04/17(火) 00:02:39|
  2. Vocal
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#153 Angel Eyes/Duke Pearson (Jazz Line)

Duke Pearson


A
1.Bags' Groove
2.Le Carrousel
3.Angel Eyes
4.I'm an Old Cow Hand

B
1.Jeannine
2.Say Your Mine
3.Exodus

A-1,A-2,A-4,Side-B

Duke Pearson (p) Thomas Howard (b) Lex Humphlies (ds)

Rec-1961

A-3

Duke Pearson (p) Bob Cranshaw (b) Walter Perkins (ds)

Rec-1962



お気に入りのアルバム。全ての演奏が好みですが、特にB-1のピアソンのオリジナルに惹かれる。このアルバムについて回る稀少性云々などはどうでもよく、掛け値なしに内容が良い。音質も良いですしね。個人的にはブルー・ノート諸作よりも思い入れの強いアルバムです。

ピアソンのプレイは無論快調なのですが、このアルバムでひと際目立っているのはレックス・ハンフリーのドラムと思っています。シンバル・レガードやリム・ショットなどが心地よく響きます。唯一違うセットで録音されたA-3は、このアルバムの中でも出色の美しさです。中途半端な終わり方がなんとも気になるところですが。

ピアソンはこのジャズ・ラインというレーベルに『Hush!』という二人のトランペッターを加えたクインテットでの作品も残しています。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/04/16(月) 00:03:25|
  2. Piano
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

#152 Improvisations/Stephane Grappellly and His Quintet (EmArcy)

Stephane Grappelly


A
1.The Lady is a Tramp
2.Fascinaying Rhythm
3.Cheek to Cheek
4.A Nightingale Sang in Berkeley Square
5.Taking a Chance on Love
6.'S Wonderful

B
1.Something to Watch Over Me
2.If I Had You
3.Body and Soul
4.I Want to be Happy
5.She's Funny That Way
6.Time After Time

Stephane Grappelly (vin) Maurice Vander (p,harpsichord)
Pierre Michelot (b) Baptiste Reilles (ds)

Rec-1956



こういうレコードは筋金入りの人にとっては単なる亜流というものの部類に入ってしまうのかもしれませんが、上質な雰囲気を醸し出す最高に楽しい作品とワタクシは愛聴しております。ヴァイオリンのジャズも楽しいですよ。

ヨーロッパ・ジャズ好きならば反応するモーリス・ヴァンデールとピエール・ミシュロが加わって洒落た演奏が全編に亘って展開されております。往時の映画のワン・シーンに出てくるようなメロディが満載で単純な小生はこういうものには否応無く反応してしまいます。

ここで疑問。タイトルにある「ヒズ・クインテット」ですが、ライナー表記は上記の4人編成になっています。さて、どちらが間違っているのでしょう?聴いた感じではカルテットにしか聴こえないので、後者が正解かと考えるのですが。ジャケット&レーベルの両面の記載はクインテットになっています。どこにも触れられていないので気になって仕方がありません。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/04/15(日) 00:01:00|
  2. Flute, Clarinet, Tuba, Violin, etc
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#151 The Sorcerer/Gabor Szabo (Impulse)

Gabor Szabo


A
1.The Beat Goes On
2.Little Boat
3.Lou-ise
4.What is This Thing Called Love?

B
1.Space
2.Stronger Than Us
3.Mizrab
4.Comin' Back

Gabor Szabo (g) Jimmy Stewart (g) Louis Kabok (b) Marty Morrell (ds)
Hal Gordon (perc)

Rec-1967



連続でギター・アルバムを。こういった云い方は良くないのかもしれませんが、この辺りのアルバムは、なかなかジャズ・ファンには振り向いてもらえず比較的安価で転がっているような状態です。当方は個性の強いものにはとりあえず飛びつきます。

サボのギターはジャズ的フィーリングが少なく、それ故注目され難いのかも知れませんが、シンプルな音がなかなか味があって渋いモノ好きには受けるかも。

当方が勝手に思っていることですが、サボのギターはギター三味線(?)のような風合で特徴のある硬めの音が印象に残ります。こういう異色なアーティストはたまに聴きたくなってしまいます。彼がハンガリー生まれのジプシーであるというルーツが何か関係しているのかもしれません。この作品はボストンでのライブ・アルバムで当時の熱気とともにサボを堪能できます。

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  1. 2007/04/14(土) 00:03:47|
  2. Guitar
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#150 Blues Sonata/Charlie Byrd (Riverside)

Charlie Byrd


A
1.The Blues Sonata : a) Polonaise Pour Pietro,
b) Ballad in B Minor, c) Scherzo for an Old Shoe

B
1.Alexander's Ragtime Band
2.Jordu
3.That Old Devil Called Love
4.Zing! Went the String of My Heart

Charlie Byrd (g) Barry Harris (p→only Side-B) keter Betts (b)
Buddy Deppenschmidt (ds)

Rec-1961



チャーリー・バードについて考えるイメージとして、ガッド・ギターとジャズとの融合ということに尽きるとワタクシは思うのですが、このレコードのA面はガッド・ギターを使用するもジャズ的要素が極端に少ない作品であり、対するB面はエレアコで演奏している為、稀少ゆえに生ギターでのジャズを欲する当方にとってはなかなか歯がゆい内容であります。もともとアコギの音色が好きなので当方にとってバードはスペシャルな存在なのですが。彼の得意とするボサノヴァよりもジャズをアコギで聴きたいという欲求が彼に対しては常に出てきます。

A面はいわゆる3部からなる組曲でこのアルバムの第一の聴きどころと思うのですが、残念ながら当方の食指はあまり動きません。方やB面はバリー・ハリスが加わったカルテットでの演奏でスウィングしたジャズを聴くことが出来ます。

チャーリー・バードの代表作として一般的に推薦される本作ですが当方は上記の理由により他のアルバムに、より魅力を感じます。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/04/13(金) 00:04:20|
  2. Guitar
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#149 Bud Shank with Shorty Rogers & Bill Perkins Quintet (Pacific Jazz)

Bud Shank (day)


A
1.Shank's Pranks
2.Casa de Luz
3.Lotus Bud
4.Left Bank
5.Jasmine
6.Just a Few

B
1.Paradise
2.Fluted Columns
3.I Hear Music
4.Royal Garden Blues
5.A Sinner Kissed an Angel
6.It Had to be You

Side-A 『Bud Shank Quintet Compositions of Shorty Rogers』

Bud Shank (as,al-fl) Shorty Rogers (fl-h) Jimmy Rowles (p)
Harry Babasin (b) Ray Harte (ds)

Side-B 『Bud Shank & Bill Perkins - Quintet』

Bud Shank (as,ts,bs,fl) Bill Perkins (as,ts,fl) Hampton Hawes (p)
Red Mitchell (b) Mel Lewis (ds)

Rec-1954,1955



別名『昼と夜のシャンク』。当方の所有は2ndのワールド・パシフィック盤。このアルバムの正式名称がよく判らないので題記は適当にしてしまった。一応レーベルには各々にタイトルが表記してあるのでパーソネルの上に改めて列記しておきました。で、この作品ではお約束のジャケ裏もアップしておきます。

Bud Shank (night)

昼サイドはショーティ・ロジャースとのセット、夜サイドはビル・パーキンスとのセット。当方の好みはどちらかというとビル・パーキンスのサイドかな。ただホンネを言うとそんなにウエストは得意ではないんですよね。軽快さが前面に出ていることとアレンジのほうに重きを置いているようなそんな気がして。まあ、凡庸な頭では良さが判らんのでしょうなぁ。でも全く聴かないという偏屈でもないんですよ^^;

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  1. 2007/04/12(木) 00:02:00|
  2. Alto Sax
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#148 Barrel House Piano/Meade "Lux" Lewis (Tops)

Meade


A
1.Six Wheel Chaser
2.How Long Blues
3.Someday Sweetheart
4.Bugle Call Rag
5.I Ain't Gonna Give Nobody None of My Jelly Roll
6.Mike
7.Darktown Strutters Ball
8.Birth of the Blues

B
1.Tidal Boogie
2.Mardi Gras Drag
3.Tisho Mingo Blues
4.Jada
5.Basin Street Blues
6.Fast "A" Blues
7.12th Street Rag
8.St. Louis Blues

Meade "Lux" Lewis (p) Unknown (g) Unknown (b)

Rec-Unknown



毛色を変えてブギウギ・ピアノの御大を取り上げてみる。ミード・ルクス・ルイス。無条件に楽しい。純粋に音楽に入り込め、爽快感が残る。イヤなことも忘れられる。良いことづくし。個人的には大好きな曲B-4が収録されているのも嬉しい。

ガンガンとピアノでリズムを刻みながら底抜けに明るいメロディで突進してくるブギウギ・スタイルは文句無く万人に受けると思いますが、単調であるが故に飽きることもあって、当方にはたまーに取り出して聴くのが丁度良いようです。

ブギウギは、祖ジミー・ヤンシーを初めとして、ピート・ジョンソンとアルバート・アモンズ、そしてこのミード・ルクス・ルイス等のピアニストが知られているけれど、他の演奏を聴く機会が今までなかったのでコレを機に音源を仕入れてみようかと思っています。なかなか奥が深そうだ。

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  1. 2007/04/11(水) 00:03:42|
  2. Dixie, Swing, Trad, New Orleans
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#147 Like Someone in Love/Art Blakey and the Jazz Messengers (Blue Note)

Art Blakey & the J.M.


A
1.Like Someone in Love
2.Johnny's Blues

B
1.Noise in the Attic
2.Sleeping Dancer Sleep On
3.Giantis

Art Blakey (ds) Lee Morgan (tp) Wayne Shorter (ts)
Bobby Timmons (p) Jymie Merritt (b)

Rec-1960



このレコードは余り物で作られたそうです。もっと詳しく云うと『A Night in Tunisia』(BN-4049)の未発表曲及び同時期のセッションで録音から約7年後に編纂されたものだそうです。だが決して内容が悪くてオクラ入りしてたのではないことがよく判ります。素晴らしい演奏が記録されています。もっというとサンジェルマン辺りの「これでもか」と迫るJ.M.も良いですが、それと比較してもリラックスした表題曲があったり、本来のエネルギッシュな演奏も円熟味を帯びていたりと、かなり良い内容です。

A-1のおなじみティモンズのブロック・コードの展開やモーガンの朗々としたプレイは胸の透く気分です。A-2のコレぞメッセンジャーズといった曲も見事で寄せ集めの未発表曲集とは全く感じません。B-1などの疾走感は強烈です。

J.M.には沢山のアルバムがあってそれぞれの時期にそれぞれの良さがありますが、このようなお蔵入り編集盤ですら水準が高いのはさすがですね。

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  1. 2007/04/10(火) 00:01:00|
  2. Drums
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#146 Total Eclipse/Bobby Hutcherson (Blue Note)

Bobby Hutcherson


A
1.Herzog
2.Total Eclipse
3.Matrix

B
1.Same Shame
2.Pompeian

Bobby Hutcherson (vib) Harold Land (ts,fl) Chick Corea (p)
Reggie Johnson (b) Joe Chambers (ds)

Rec-1968



当方にとって刺激的な音楽です。大好きなアルバム。

語るのに恐縮ではありますが今や小生と同様、体型がメタボ・オヤジと化してしまったチック・コリア御大の『Now He Sings,Now He Sobs』(Solid State)で演奏されていたA-3の再演が非常に嬉しい。こういった硬派寄りな音作りには諸手を挙げて喜びます。クオリティの高さが見事に記録されています。

ハッチャーソンはブルー・ノートの中期から後期にかけて複数のリーダー作がありますが、今のところこのアルバムが自分には一番シックリきます。まあ、まだ全てのアルバムを聴いてはいないのですが(4198,4231とこの4291だけ)。

A-3はもちろん、全編にわたって凛とした空気が伝わってきて全ての曲が好いのですが、ハロルド・ランドの好演が引き締まった演奏の中でも柔らかさをもたらせています。彼のサックスに対する若干のエコー処理も当方は良い効果として解釈しています。

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  1. 2007/04/09(月) 00:02:16|
  2. Vibraphone
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#145 Introducing George Muribus (Catalyst)

George Muribus


A
1.Greensleeves
2.Plane Six
3.Subject to Change

B
1.Token
2.Giant Steps
3.Champotch
4.Augmented Investments

George Muribus (p) Len Lasher (b) Lee Charlton (ds)

Rec-1977



ジョージ・ムリバスというピアニストをご存知でしょうか?以前はラテン・ファンク・バンド、『アズテカ』のキーボード奏者だったそうです。このアルバムの前年、76年には『Brazilian Tapestry』というフュージョン作品でエレピを弾いています。そしてこのレコードは本格的な、しかもかなりアグレッシブなジャズを披露しています。実はこのレコードは国内盤で、このアーティストを是非に!と売り出そうとしていたことが判るのですが、未だ知る人ぞ知るといった存在ですね。時代背景がそれこそフュージョン時代の幕開けと重なって、そんな時期の発売が災いしたのでしょうかね?コレ悪くないですよ。否、かなりイイです。以前P-ヴァインがCD化しようとしましたがポシャったようです。

ライナーで指摘されていることですが、この人のタッチはエヴァンス臭がプンプンしており耽美的などと表現されていますが曲によってはその通りの雰囲気です。しかし、かなり冒険しているナンバー(B-1)もあり、フリーのアプローチ(B-4)もあったりと曲によってはガンガン迫ります。エヴァンス派と云われるミュージシャンが好みの方は試しに聴いてみて頂きたいですね。決してクォリティーが低いものではありません。しかもベーシスト、レン・ラシャーはめちゃくちゃ巧い。格好良い。無名ではありますが。

ちなみにオリジナルは『Trio'77』というタイトルで国内盤のA面とB面が入れ替わった収録となっています。

George Muribus (2)


国内盤では日本人に馴染みの『グリーンスリーヴス』を1曲目に持ってきたかったのでしょうか。当方はB-1(本来のA面1曲目)はかなりの完成度だと思うのですが。タイトルもわざわざ『Introducing』ですしね。

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  1. 2007/04/08(日) 00:00:37|
  2. Piano
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#144 Delightful Doris Drew (Mode)

Doris Drew


A
1.I've Got the Sun in the Morning
2.Cabin in the Sky
3.There Will Never be Another You
4.Wrap Your Troubles in Dreams
5.He's My Guy
6.Once You Find Your Guy

B
1.You are the Night and the Music
2.If I Should Lose You
3.I Only Have Eyes for You
4.I Cried for You
5.I Love You
6.Something to Remember You By

Doris Drew (vo) Marty Paich (p,celeste) Don Fagerquist (tp)
Herb Geller (as) Bob Enevoldsen (valve-tb) Dave Pell (ts)
Al Viola (g) Max Bennett (b) Mel Lewis (ds) and the Hollywood Strings

Rec-1957



ゆったり寛ぎたいときにこの作品を載せます。ドリス・ドリューも大変好みのヴォーカリストですが、彼女のみならずバックの素晴らしい演奏に心奪われて参っております。

モード・レーベルでリーダー作を発表しているマーティ・ペイチやメル・ルイス、アル・ヴィオラなどのサポートを得て実にリラックスした感じで好感を持っています。バックの演奏の雰囲気としては『チェット・ベイカー・シングス』の編成を倍に増やしてストリングスを挿入しスケールを大きくしたような音の作りで、全体的に彼女のヴォイスをより甘く演出するような効果を上げています。うーん、ちょっと無理矢理で解りにくい例えですな^^;表現力の乏しさをお許し下さい。ドリスの柔らかい声に骨抜きにされる、そんな一枚です。

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  1. 2007/04/07(土) 00:03:59|
  2. Vocal
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#143 Tony Scott in Hi-Fi/The Tony Scott Quartet (Brunswick)

Tony Scott


A
1.Swootie Patootie
2.I Cover the Waterfront
3.Sweet Loraine
4.Yesterdays
5.It's You or No One
6.Goodbye

B
1.Katz' Meow (A Canon for Cats)
2.After After Hours
3.I Never Knew (I Could Love Anybody Like I'm Loving You)
4.Away We Go

A-1,A-3,A-6

Tony Scott (cl) Dick Katz (p) Percy Heath (b) Osie Johnson (ds)

A-2,A-4,A-5

Tony Scott (cl) Dick Katz (p) Earl May (b) Osie Johnson (ds)

B-1~B-4

Tony Scott (cl) Dick Katz (p) Milt Hinton (b) Philly Joe Jones (ds)

Rec-1953



昨晩ネットを徘徊していたらトニー・スコットの訃報を発見。

3月28日、ローマの自宅にて前立腺がん合併症のため逝去。享年85歳。

で、追悼の為題記レコードを載せる。ひたすらモダンで頑張ったクラ奏者、トニー・スコット。悪かろう筈もない。ただ個人的好みはデフランコが好いなぁと思ってしまう。でも味わい深いのはトニーのほうかも。派手さが違うもんなぁ・・・などと思案しつつ。

このアルバムはトニーの最初期の演奏がB面に記録されていて(しかもライブ!)フィリー・ジョーの参加がとても意義深い内容になっております。当方はA面のほうが好みでエモーショナルな展開は彼の本領発揮といったところでしょうか。しかしディック・カッツはこの時期からやっていたのですね、知らなかった。もうちょっと後かなと思っていたのですが・・・。

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  1. 2007/04/06(金) 00:03:51|
  2. Flute, Clarinet, Tuba, Violin, etc
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

#142 I Feel Sexy/Giorgio Buratti (Durium)

Giorgio Buratti


A
1.I Feel Sexy

B
1.I Shall be Here To-Morrow Possibly

A-1

Giorgio Buratti (b) Sante Palumbo (p) Lino Liguori (ds)

B-1

Giorgio Buratti (b) Romano Scio (p) Lino Liguori (ds)

Rec-1970



イタリアのベーシスト、ジョルジオ・ブラッティのフリー・ジャズ作品。結構過激ではありますが、かなりイケてます。重低音がドスドス響く強烈なサウンドです。ピアノ・トリオ編成ですが、スリリングな展開に前ノメリになってしまいました。

三者の音が臨場感たっぷりに録れていて音質も抜群です。ヨーロッパのジャズが結構注目され様々な作品が出つくし気味の現在でも全く無視され続けているようです。確かにコレは万人受けするような内容ではありませんが、こういう刺激的な音を欲するファンは少なからず居られる様な気がしますが。でも商業的にはやっぱり難しいでしょうね、フリーですから。

ブラッティのアルバムはこのDuriumにも複数録音されています。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/04/05(木) 00:01:29|
  2. Bass
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#141 Tonight/The Oscer Peterson Trio(Verve)

Oscer Peterson


A
1.Tonight
2.Lullaby of Broadway
3.Cheek to Cheek
4.The Man I Love
5.Take the "A" Train
6.Ol' Man River
7.It's All Right With Me

B
1.Love for Sale
2.Summertime
3.On the Sunny Side of the Street
4.My Funny Valentine
5.Something's Coming
6.Over the Rainbow
7.Night and Day

Oscer Peterson (p) Ray Brown (b) Ed Thigpen (ds)

Rec-1959



オス・ピーの初体験は『We Get Request』だったような気がする。それこそジャズを聴き始めた最初期に接し、以後長い間お付き合いをしてきた。で、このアルバムもかなーり初期の頃に入手し相当の頻度で楽しませてもらいました。それからだいぶ経ってから、どうもこのレコードは企画物の部類ではないかと思い調べてみたら、どうも『Song Book』シリーズの寄せ集めのようなもので、日本盤の企画物であるようだ。どうりでディスコグラフィーにも載っていないなぁと思っていたのですね。ライナーにもその旨の注釈もなかったし・・・。

以後数十年経った今現在、オス・ピーのアルバムもかなり所有しSong Bookシリーズも結構集まったのだけど、どうしても過去の体験で随分と楽しませてもらったレコードだけに、曲順がこの並びでないとシックリこない自分がおります。こうなるとコレがオリジンで制作されたような錯覚に陥るというか、思い込みも甚だしいのですがそんな感覚になっております。

一枚丸ごとミュージカルといった感じのこの編集盤は、どこを切っても美味しいところが満載で当方にとって何度でも楽しめるお徳盤になっております。A-2の素晴らしさはこの盤によって開眼しました。いつまでも手元に置いておきたいオス・ピーのオムニバス作品であります。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/04/04(水) 00:04:53|
  2. Piano
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

#140 Jazz Tones/The Buddy De Franco Quartet (Norgran)

Buddy De Franco


A
1.When Your Lover Has Gone
2.The Things We Did Last Summer
3.Jack the Field Stalker
4.If I Should Lose You

B
1.Lover Man
2.Tenderly
3.Deep Purple
4.Yesterdays

A-1,A-2

Buddy De Franco (cl) Kenny Drew (p) Milt Hinton (b) Art Blakey (ds)

A-3,A-4,B-1~B-4

Buddy De Franco (cl) Sonny Clark (p) Gene Wright (b) Bobby White (ds)

Rec-1953,1954



クラリネットの音色が大好きで、御大ベニー・グッドマンはもちろんのこと、様々なアーティストを聴いてきました。パーソネルにクラリネットを見つけると気になってしまうのです。そしてモダンのクラリネットと云えばバディ・デフランコ。このアルバムはカルテットなのでデフランコのクラを満喫できます。

このアルバムには2つの編成の演奏が記録されていて。A面最初の2曲はケニー・ドリュー・トリオ、残りの曲をソニー・クラーク・トリオのサポートで録音されています。変幻自在のフレージングが澱みなく溢れ出るのは驚嘆の一語に尽きます。ウマすぎる!バラードもアップテンポもウマさ凝縮です。

デフランコの作品はノーグランやクレフ等、ヴァーヴ系列に沢山のアルバムを残しています。現在のジャズの中でのクラリネットという楽器の扱いは、本流から逸れた話題にもなかなか上らない印象を受けるような、そんな気がするのですが、本来は名うての名手が揃いメインストリームに君臨した、とても楽しい楽器なのです。



余談:鈍行旅行を満喫し戻って参りました。うーむ、リフレッシュしリセット完了。温泉に浸かり過ぎてフヤケ気味です。今回は小生にとって縁のある場所を再訪するような感じになりました。北は宮城の鳴子温泉から初めて山形・銀山&蔵王、新潟・咲花温泉、長野・野沢&浅間&美ヶ原温泉、福井・芦原&三国辺りを攻めてきました。雪あり黄砂あり豪雨ありと、まあ大変でした。確実に実感したことはこういった旅行はもうかなりキツイということが判りました。移動の疲れ、湯アタリ、毎夜のポン酒&肴三昧で、翌朝がきついキツイ。でも止められんのでしょうなぁ。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/04/03(火) 21:28:23|
  2. Flute, Clarinet, Tuba, Violin, etc
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  4. | コメント:0

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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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