イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#198 Purple Sun/Tomasz Stanko Quintet (Calig)

Tomasz Stanko


A
1.Boratka-Flute's Ballad
2.My Night, My Day

B
1.Flair
2.Purple Sun

Tomasz Stanko (tp) Zbigniew Seifert (vin,as) Janusz Muniak (ss,ts,fl,perc)
Hans Hartmann (b) Janusz Stefanski (ds,perc)

Rec-1973



ポーランドのトランペッター、トマシュ・スタンコ。同じくポーランドのピアニスト、クシシュトフ・コメダの『Astigmatic』(Muza-1965)でのプレイに衝撃を受け追っかけたアーティストです。彼の作品を全て把握しているわけではないので今のところという但し書き付きですが、コメダのアルバムが当方にとってのスタンコのベストで闇を劈くような刺激的な音が、ダークな旋律を何度もループさせることにより興奮させ鼻血ものの名演奏になっています。

で、今日のアルバムはそれとはかなり対照的なもので、軽くエコーのかかった抜けの良い気持ちのいい音が全体を支配しています。なんとも進歩的なジャズで、4ビートのモダンでもなくフリーでもなくフュージョンでもない独特の解釈で作られたアルバムですが、ひとつ云えるかもしれないのはこの時代のマイルスを多少なりとも意識しているような気がするのですが。

スタンコの初リーダー作は70年発表で亡きコメダに捧げたものをMuzaからリリースしたのが最初ですが、活動は60年代前半からで長い間ヨーロッパのフリーシーンで活躍していました。80年代にはフュージョンのような『C.O.C.X.』(Pronit-1983)などもあり、近年もECM等にアコースティックな作品を残しています。
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テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/05/31(木) 00:02:53|
  2. Trumpet
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#197 Annie Ross Sings a Song With Mulligan! (World Pacific)

Annie Ross


A
1.I Feel Pretty
2.How About You
3.I've Grown Accustomed to Your Face
4.This Time the Dream's on Me
5.Let There be Love

B
1.All of You
2.Give Me the Simple Life
3.This is Always
4.Between the Devil and the Deep Blue Sea
5.It Don't Mean a Thing

A-1,A-3,B-1,B-2,B-3

Annie Ross (vo) Gerry Mulligan (bs) Art Farmer (tp)
Bill Crow (b) Dave Bailey (ds)

A-2,A-4,A-5,B-4,B-5

Annie Ross (vo) Gerry Mulligan (bs) Chet Baker (tp)
Henry Grimes (b) Dave Bailey (ds)

Rec-1958



A-1の「ダバダバダー」が聴きたくて載せるレコード。云わずと知れた名盤です。

個人的趣向として管のウエストを好んで載せる事が少ないのですがアニー・ロスのヴォーカルに乗せて聴いているとアレンジ重視でも軽快に聴こえ、ここでの軽やかなテンポなどは心地のよいものです。当方の勝手な解釈ですがソフトな音を奏でるサックス・プレーヤーとしてソプラノは?ですが、アルトはデスモンド、テナーはゲッツ、バリトンはマリガンで、マリガンの柔らかい低音がアニー・ロスの声に実にマッチしており、当方のウエストを克服する発射台のようなレコードになりました。

パシフィックにはこのアルバムとズートやカール・パーキンスと演った『A Gasser!』などありますが、どちらも甲乙つけがたいのですが個人的にはこちらのほうが好みです。

アニー・ロスの他のアルバムでは、大編成のオーケストラをバックに豪快に歌い上げる『Annie Ross Sings a Handful of Songs』(Everest)なんかも好みで良く聴いています。

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  1. 2007/05/30(水) 00:02:15|
  2. Vocal
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#196 East Side-West Side/Daniel Humair-Jim McNeely-Mike Richmond (Owl)

Daniel Humair


A
1.Arfia
2.Song for Linda
3.Wayne

B
1.Ernie Banks
2.Vendome
3.Blues Ah Bill

Daniel Humair (ds) Mike Richmond (b) Jim McNeely (p)

Rec-1980



Side-AがEast Side、Side-BがWest Sideと銘打たれたピアノ・トリオ・アルバム。詳細はよく解らないですがジャケにはグリニッジ・ヴィレッジのマップがレイアウトされている。フランスのOwlからのイシューですが録音はNYで行われているのでソコに鍵がありそう。

スイス生まれのドラマー、ダニエル・ユメール以外のピアノ&ベースの略歴は当方にはわかりませんが、結構アグレッシブなアプローチで演奏されています。フランソワ・ジャノーの曲が3曲、2曲をマイク・リッチモンド、残った曲をジム・マクニーリーが提供しています。

演奏はピリッと辛口刺激的です。A-1にフリー的な解釈を見せる曲を持ってきており、全体的には硬軟取り混ぜた切れ味の鋭いピアノ・トリオです。

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  1. 2007/05/29(火) 00:00:26|
  2. Drums
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#195 Priscilla Loves Billy/Priscilla Paris (Happy Tiger Record)

Priscilla Paris


A
1.Just Friends
2.He's Funny That Way
3.Do Nothing 'till You Hear From Me
4.There is No Greater Love
5.I Love You Porgy
6.Stars Fell on Alabama

B
1.Tenderly
2.My Man
3.Moonglow
4.Crazy He Calls Me
5.In My Solitude
6.Girls Were Made to Take Care of Boys

Priscilla Paris (vo) Sid Feller (arr.) Don Peake (arr.)

Rec-Unknown



囁き系のヴォイスが堪らないプリシラ・パリスのゴージャスなアルバム。かなーり好きです。

静かに奏でるオーケストラをバックにプリシラの軽めのハスキー・ヴォイスがロマンチックに歌い上げます。耳元で囁かれるように、感情がコントロールされた声はとても美しいもので駄耳オヤジは毎回骨抜きにされております。

タイトルの"Billy"は"Billy Holiday"でお馴染みの曲が彼女に捧げられており、ホリデイ特有の歌い方に似た部分(フェイクさせるような歌い方)も微かに見せますが、ビリー・ホリデイ、フォロワーというわけではなく十分に彼女のオリジナリティ溢れる歌唱が楽しめます。何せ上記のような声質なので彼女自身はビリー・ホリデイに心酔していたかもしれませんが結果的にはプリシラの世界が見事に結実したグレードの高い内容になっております。収録の12曲はいずれも短尺で全ての曲をしっとりと歌い上げています。

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  1. 2007/05/28(月) 00:13:23|
  2. Vocal
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#194 Move!/The Red Norvo Trio (Savoy)

Red Norvo


A
1.Move
2.I Can't Believe That You're in Love With Me
3.I'll Remember April
4.September Song
5.Zing Went the Strings of My Heart
6.I've Got You Under My Skin

B
1.I Get a KIck Out of You
2.If I Had You
3.Godchild
4.This Can't be ove
5.Cheek to Cheek
6.Swedish Pastry

Red Norvo (vib) Tal Farlow (g) Charlie Mingus (b)

Rec-1950,1951



レッド・ノーヴォの古い音源。当方が持っているUSの再発盤はジャケが白黒ですが、確かカラーがある筈でそちらが通常のものでしょうか。サヴォイでは一時期ジャケを白黒で再発した盤が結構あるようで当方の手元にもこれ以外にも数枚あります。で、振り返ればミンガスのベースを取り上げたのもコレが初めてではなかったか?避けてきたつもりはないのですが。

ドラム・レス・トリオというちょっと珍しい編成のアルバム。大それた意味合いはありませんが、ヴァイヴvs二種の弦楽器という構図です。縦横無尽のミンガスのベースが小さい編成だけによく解ります。タル・ファーロウのギターもヴァイヴとユニゾンでメロディを奏でたり心地よい空間を演出しています。レッド・ノーヴォはこのアルバムで好きになって以来いろんな作品を探して聴いてきましたが、こういった小さな編成でも洒脱なプレイが満喫出来て嬉しくなります。B-1は特に気に入っています。

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  1. 2007/05/27(日) 00:44:41|
  2. Vibraphone
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#193 The Persuasive Sax of Russ Procope (Dot)

Russ Procope


A
1.Lady of the Evening
2.Birth of the Blues
3.Love Walked in
4.Please be Kind
5.I May be Wrong (But I Think You're Wonderful)
6.In The Shade of the Old Apple Tree

B
1.Solitude
2.Baby, Won't You Please Come Home
3.Mood Indigo
4.Say it Again
5.Persuasion (Blues)

Russ Procope (as) Remo Biandi (rhythm-g) Earl Backus (solo-g)
Paul Jordan (p) Mel Schmidt (b) Frank Rullo (ds)

Rec-Unknown



猛烈に甘いサウンドが堪能できます。ムード・テナーという謂い方がありますが、これはさしずめムード・アルトといったところでしょうか。なので刺激的なモダン・ジャズ好みの方には向かないでしょう。逆に云えばスウィング・ジャズ好きにはピッタリはまるかもしれませんね。

ラッセル・プロコープのアルトの鳴りは抑揚の効いた感情溢れるもので、次々と美しい音色が出てきます。雑味のない音色に抜群のコントロールを魅せるヴィブラートが切れまくる吹きっぷりは爽快で、ここまで徹頭徹尾やられると、もはや清々しい印象だけが残ります。いや~、本当に気持ちのいい音です。バッキングはプロコープのアルトのみを引き立たせるかのようなサポートで決して前に出てこようとしません。地味ながらも堅実な仕事に徹しています。

洋酒を友に夜の深い時間帯に載せるシミジミ盤です。

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  1. 2007/05/26(土) 00:55:06|
  2. Alto Sax
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#192 Sing Me Softly of the Blues/The Art Farmer Quartet (Atlantic)

Art Farmer


A
1.Sing Me Softly of the Blues
2.Ad INfinitum
3.Petite Bell

B
1.Tears
2.I Waited for You
3.One for Majid

Art Farmer (fl-h) Steve Kuhn (p) Steve Swallow (b) Pete LaRoca (ds)

Rec-1965



ワン・ホーンのペットのアルバムは大好物で、優雅なものシリアスなもの分け隔てなく気になります。このアルバムはバックのメンバーも当方好みなので幾度となく載せるレコードです。

全体的に刺激的な演奏が多い印象、朗々と滑らかに流れるファーマーのフリューゲルホーンとスティーブ・キューン・トリオが熱く煽る激情型のバッキングは『Watch What Happens!』(MPS)に通じる演奏で嬉しくなります。スワローのベースとラロカのドラムスは非常にタイトで一層の刺激をこの作品にもたらせてくれています。

アート・ファーマーのリーダー作ではありますが、ファーマーはテーマ&ソロをクールに極めているものの全体のベクトルがキューン・トリオに向いているのは明瞭で、三者の硬質な応酬は息を呑むばかりです。なので当方の認識がキューン・トリオ+アート・ファーマー的理解になってしまっています。

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  1. 2007/05/25(金) 00:02:14|
  2. Trumpet
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#191 On the Spot!/Jaki Byard (Prestige)

Jaki Byard (3)


A
1.A-Toodle-oo,Toodle-oo
2.I Fall in Love too Easily
3.Olean Visit
4.Spanish Tinge

B
1.Alexander's Ragtime Band
2.On the Spot
3.GEB Piano Roll
4.Second Balcony Jump
5.P.C.Blues

A-1~A-3,Side-B

Jaki Byard (p,as→onlyA-1,B-4) Jimmy Owens (tp,fl-h,tambourine→onlyB-1)
Paul Chambers (b) Billy Higgins (ds)

A-4

Jaki Byard (p) George Tucker (b) Alan Dawson (ds)

Rec-1965,1967



昨日、一昨日のライブ・アルバムのこぼれ曲がこの作品の中に一曲だけ収録されています。あの風変わりな音色なのですぐ判ります。ほかにもこのライブの音源が散逸しているのかもしれませんが当方が把握しているのはここまでです。

このアルバムのメインとなる殆どの曲はライブから2年後のスタジオ録音で、パーソネルはジミー・オーウェンズのペットを配したカルテットが中心のアルバムとなっています。A-1ではバイヤードがピアノでなくアルトを吹いており、怪しい曲調は聴いていて微笑ましく思えます。A-2はピアノ・トリオ、A-3はペットがフィーチュアされたストレートながら叙情的なジャズです。A-4は上記で触れたライブ音源ですがピアノ・トリオで歓声も編集された状態で収録されています。様々なディスコにはファレルがクレジットされていますが、この演奏には参加していないようです。B-1はオーウェンズがペットをタンバリンに持ち替えたコミカルな作品、B-2のタイトル曲はこのアルバムでの一番の聴きモノでしょうか、スピード感溢れる切れの良いペットとピアノが堪能できます。B-3はバイアード節が炸裂するラグ調のソロ作品、B-4はバイアードはアルト担当で、〆のB-5はピアノ・トリオになっています。

当方には味わい深いバイアードですが、どちらかというと誉れ高い『Hi-Fly』(New Jazz)よりも、紹介した一連のライブのほうがエネルギッシュながらも枯れた雰囲気があって好みです。首が異常に太い後姿が印象的なジャケットの『Solo Piano』(Prestige)もいいですね。

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  1. 2007/05/24(木) 00:02:16|
  2. Piano
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#190 Live! Vol.2/The Jaki Byard Quartet (Prestige)

Jaki Byard (2)


A
1.Alan's Got Rhythm
2.Jaki Byard's Ballad Medley :
(Tea for Two ; Lover ; Strolling Along ; Cherokee ; Shiny Stockings)

B
1.Cathy
2.Bass-ment Blues

Jaki Byard (p) Joe Farrell (ts,fl,ds) George Tucker (b) Alan Dawson (ds,vib)

Rec-1965



このブログで連作を続けて取り上げる形をとったのは初めてで、やっぱり音源が他にあるのであればアップしておきたい。まして大好きな作品であればこそ、マイナーなものに惹かれる性分なのでお許しを。

A-1はドーソンのヴァイヴで幕開け。彼のヴァイヴの音色は硬めでカキカキコキコキといった感じです。続くバイアードのピアノに打楽器的要素を大いに感じる。タッカーの弦を強く弾くソロは聴いていて最高です。B-2のメドレーがまた圧巻で、序盤に各々の猛烈な掛け合いの後、バイアードの『Tea for Two』は指が縺れないか心配になるほどの早弾き、ファレルの好演『Lover』、怒涛の『Strolling Along』『Cherokee』、そしてお決まりの『Shiny Stockings』と急流下りのような展開です。B面の小生の聴き所は圧倒的にジョージ・タッカーのベースで彼の粘着質の音色にワクワクします。

このライブ全体で云える事ですが各自にソロ・パートがタップリ割かれており、四者の存在感が均等に表現されている大変熱い内容です。

この流れ、さらに明日にも続きます。

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  1. 2007/05/23(水) 00:24:39|
  2. Piano
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#189 Live! Vol.1/The Jaki Byard Quartet (Prestige)

Jaki Byard (1)


A
1.Twelve
2.Denise

B
1.Thing What is
2.Broadway

Jaki Byard (p) Joe Farrell (ts,ss,ds) George Tucker (b) Alan Dawson (ds,vib)

Rec-1965



あぁあぁあぁあああ!!!!!ってな感じでしょうか。ジャケット通りの絶叫ライブ・アルバムです。随所で「うぅ!あぁ!」唸りまくっています。

いや~、最高です、このライブ。ここで使用しているピアノはライブハウスのハウスピアノなのでしょうか?アプライトのようなチェレスタのような個性的な音が鳴っており、鍵盤の上を指が縦横無尽に走り回っております。ジョー・ファレルの熱演も素晴らしく、ジョージ・タッカーのベースがブルンブルンといい、アラン・ドーソンのリズムがドタン、バタン、ズドンといっています。

大好きなA-1。にやけるメロディをファレル&バイアードが奏で徐々に熱気が最高潮に達します。A-2はシットリと聴かせ、前曲とのギャップがまた一興です。タッカーのベース・ソロが実に好いです。B-1はドーソンのヴァイヴがフィーチュアされたナンバー。B-2はこのアルバムのハイライトじゃないかと思います。凄いノリ!バイアードのストライドの後に『Here We Go!』の絶叫!終いには『Shiny Stockings』のフレーズが!もう汗だくです。

それにつけてもキャパの問題なのか観衆が疎らに聴こえるのが惜しい。その場に行きたい衝動に駆られます。

この流れ、明日にも続きます。

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  1. 2007/05/22(火) 00:03:27|
  2. Piano
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#188 Ballads & Blues/The Mastersounds (World Pacific)

The Mastersounds


A
1.Blues Medley : Bluesology-Purple Sounds-Fontessa
2.Heidi
3.Little Stevie
4.Solar

B
1.How Deep is the Ocean
2.Monk's Ballad
3.Mint Julep
4.The Champ

The Mastersounds

Monk Montgomery (el-b) Buddy Montgomery (vib) Richie Crabtree (p)
Benny Barth (ds)

Rec-UnKnown



モンゴメリー・ブラザーズのモンクとバディーが看板のマスターサウンズ。しかしウェスがいないだけでここまで注目度が下がろうとは!逆にウェスを知っている人がどれだけマスターサウンズを認知しているか興味のあるところです。このアルバムは恐らく50年代後半の録音と思われます。

趣味の良い室内楽的ジャズといった感じ。淡々とした中に品の良さが感じられる。刺激は皆無といったら言い過ぎか?B-4辺りは結構走っています。まあ、このグループのカラーはしっとりと聴かせるのが本意なのでしょう。モンク・モンゴメリーがどうもフェンダーのジャズベ(であろう)を弾いているようだが、クレジットで指摘されてなるほどと思う馬鹿耳に悲しくなってしまう。はい、これは確かにel-bの音です。でも違和感は全くなく、ウッド・ベースのように自然と溶け込んでいます。

本音を言うと喫茶店のBGMになってしまいそうな感じもします。

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  1. 2007/05/21(月) 00:02:56|
  2. Combo
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#187 Soulero/The Eddie Higgins Trio (Atlantic)

Eddie Higgins


A
1.Tango Africaine
2.Love Letters
3.Shelley's World
4.Soulero

B
1.Mr. Evans
2.Django
3.Beautiful Dreamer
4.Makin' Whoopee

Eddie Higgins (p) Richard Evans (b) Marshall Thompson (ds)

Rec-1965



現在もヴィーナス・レコードで八面六臂の活躍をするエディ・ヒギンズ。その彼が過去に残した「陽」の一面が十分堪能できる小品集。

楽しいA-1はピアノの煌きが存分に表現された作品、ドラムのリム・ショットが気持ちいい。朗々と流れるような旋律のA-2、突然テンポが変わって印象を逆転させる辺りに妙味を感じる。A-3で一旦落ち着かせてA-4で煽りを爆発させる構成、なかなかです。ベースが効いたB-1、B-2はこのアルバムの流れから極端に違う表情を見せるので一層印象に残る。B-3のおなじみの曲もアレンジ次第でこうも変わるのかという見本のような例。B-4はこのアルバムらしい変幻自在のテンポの曲で〆る。

ピアノ・トリオの楽しい部分がタップリと抽出された好盤です。何も考えず自然に楽しみましょう。

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  1. 2007/05/20(日) 00:05:38|
  2. Piano
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#186 Destination Out!/Jackie McLean (Blue Note)

Jackie McLean


A
1.Love and Hate
2.Esoteric

B
1.Kahlil the Prophet
2.Riff Raff

Jackie McLean (as) Grachan Moncur III (tb) Bobby Hutcherson (vib)
Larry Ridley (b) Roy Haynes (ds)

Rec-1963



ピリピリした雰囲気が漂うアルバムですが、各々の確固たる個性が際立って重いサウンドながらも集中して聴ける作品です。所有盤の盤質がボロくモンカーの高音域が割れてしまって聴きづらく、ピリピリ度に輪をかけているのはご愛嬌ですが。このあたりの作品はジャズを聴き始めた頃はよく解らなくて馴染めずすぐ放り投げていたのですが、駄耳でもコナレてくるとピリッとしたこの感覚が堪らなくなる。

マクリーンは時代によって様々な表情を見せる奏者ですが、こういうひんやりとした雰囲気にもピッタリのアーティストとの認識を持っています。マクリーンの時折見せる嘶きはこのアルバムでも刺激的でシリアスな曲調に実にマッチしており、モンカーやハッチャーソン等の醸し出すカラーにピッタリです。

特にA-2のテンポに変化をつけた曲などは耳に憑く魔力を秘めておりこのアルバムの持つ切れの鋭い部分を端的に現したものだと思っています。

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  1. 2007/05/19(土) 00:04:15|
  2. Alto Sax
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#185 The Opening/Mal Waldron (Futura)

Mal Waldron (F)


A
1.Right On
2.Of Pigs and Panthers
3.Cry Out

B
1.Die Fludel
2.Petite Gemaux
3.Sieg Haile

Mal Waldron (p)

Rec-1970



全体をダークに支配するマルのソロ・ピアノが沁みる。

1970年、フランスはパリ録音。地味な作品ですが好きなアルバムです。翌年にドイツのミュンヘンでライブ録音された『Black Glory』(Enja)なども好みで、この時期のマルの陰(イン)の部分が良く表れた作品に惹かれます。

A-1のメロディに殺られる。A-2は感情の起伏が伝わってくる。A-3の音のループに嵌まり込む。B-1のアタックの強い弾きに酔い、B-2で僅かに垣間見える「陽」の表情のギャップが実に心地よく響く。

このレーベルには、フランソワ・テュスクやヨアヒム・キューンのソロ・ピアノ集もあり、ソロに限らずともアルバニタやジャン=フィリップ・ブラン等の強烈なピアノ・アルバムを複数残している個性が際立った好きなレーベルです。そうそう、テッド・カーソンの『Pop Wine』もお忘れなく。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/05/18(金) 00:45:37|
  2. Piano
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  4. | コメント:0

#184 Infra-Red/Dave Pike Set (MPS)

Dave Pike Set


A
1.Suspicious Child
2.Attack of the Green Misers
3.But Anyway
4.Rabbi Mogen's Hideout

B
1.Raga Jeeva Swara
2.Send Me the Yellow Guys
3.Soul Eggs
4.Infra Red

Dave Pike (vib,perc,toys,bongos,vo) Volker Kriegel (g,el-g,sitar)
J.A.Rettenbacher (b,el-b,maracas,vo) Peter Baumeister (ds,vo,alarm-clock,bell)

Rec-1970



小生のMPSに対する大雑把なイメージとして、ものすごく音のいいレーベルであるという認識とともに内容に関しては大愛聴盤になるモノと、どうやって理解すればよいのか訳がわからんモノとの極端になるケースが多いレーベルなのですが、このアルバムはフュージョンっぽく実にポップな部分と突然フリーっぽく進行したり、また民俗音楽のようなアプローチもありコンセプトがよく判らず何度も聴くにはちょっとなぁ、と思ってしまいます。

恐らく同レーベルにジャズ・ロック風のアルバムを残しているフォルカー・クリーゲルの存在がこのセットの指針を左右しているのだと勝手に想像していますが、ある意味では混沌としたこの時期の作品ならではという見方も出来るのかもしれません。

当方の音楽遍歴の中でフュージョンもしっかりと通過しているのでこういうサウンドは充分許容するものなのですが、音が右耳から左耳にすり抜けていってしまう引っかかる要素が見つけにくいモノでした。実験しすぎかなというのが素直な感想です。

やっぱり『Pike's Peak』(Epic)のほうに惹かれてしまいます。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/05/17(木) 01:03:34|
  2. Vibraphone
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#183 Guitar/Sonny Sharrock (Enemy)

Sonny Sharrock


A
1.Blind Willie
2.Devils Doll Baby
3.Broken Toys
4.Black Bottom

B
1.Kula-Mae / Princess Sonata:-
2.Princess and the Magician
3.Like Voices of Sleeping Birds
4.Flowwers Laugh
5.They Enter the Dream

Sonny Sharrock (el-g)

Rec-1986



このブログで取り上げてきたアルバムは比較的見向きもされないようなものが多く混ざっていて、ある意味キワモノ扱いされるような変わった趣向のものまでひょっとしたらあるのかもしれませんが、それに関してはまあ自覚していて自分らしさというかそんな感じが出ていればいいなぁなどと思っています。基本は所有しているものを一日一枚、好みの関係なくアップしイカレ耳なりの感想を恥も外聞もなくウェブ上に開陳しております。あぁ、恐ろしい・・・。で、そういう意味合いではこのアルバムは極めつけのようなものになるのでしょうか。

怪獣ソニー・シャーロック登場。発売当時、約15年ぶりの復活作品。ビル・ラズウェル・プロデュースと表記すれば自ずと音が連想できるでしょうか。60年代後半~70年代にかけての過激なシャーロック節がかなりマイルドになって再登場という感じです。

想像するにシャーロックの樽腹の上にレスポールを載せて弦を引っ掻き回す絵が浮かんできます。でも決して聴きにくいものではありません。ストレートなフレーズが、ぐにゃぐにゃとしたフィード・バック・ノイズの中から聴こえてきたりしてそのコントラストに笑えます。ソロ作品ではありますが、オーバー・ダブされたシャーロックの各々の曲は、ミキシング処理の効果も相まって霧の中に浮かび上がるような表情を現しています。愛嬌のあるシャーロックを感じることが出来るアルバムです。



余談:ネットを徘徊していると自分が気づかない情報を提示してくれていることがあって有難いなぁと思います。現在NHK教育の『知るを楽しむ』という番組で菊地成孔氏が全4回でマイルス・デイビスについて語っていることを知り、昨日再放送を含め見てみました。TVと云えばCSでスポーツを見る(今はジロ・デ・イタリア!【Giro d'Italia】)程度で地上波はご無沙汰な小生には目に留まらないと確実にスルーする情報なので助かります。2回目の昨日はモードのマイルスについてやってましたが、概略は掴めていても白子のような脳味噌のワタクシには理論のことはやっぱり難しい。楽器の出来る人が見ればよく解るのでしょうが、理解力不足ながらも興味深く見ておりました。

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  1. 2007/05/16(水) 00:05:58|
  2. Guitar
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#182 Jack DeJohnette Special Edition (ECM)

Jack DeJohnette


A
1.One for Eric
2.Zoot Suite

B
1.Central Park West
2.India
3.Journey to the Twin Planet

Jack DeJohnette (ds,p,melodica) David Murray (ts,b-cl)
Arthur Blythe (as) Peter Warren (b,cello)

Rec-1979



ディジョネットの奔放なドラミングとマレイの圧倒的カラーが迸るエキサイティングなジャズ。

のっけから独特の世界に囚われるスリリングな展開は濃密なエキスが凝縮した強壮剤の如き強烈な内容で心奪われます。A-1はデビット・マレイのバスクラとアーサー・ブライスのアルトの応酬はもちろん、テンポを変幻自在に変えながら暴れまわるディジョネットとピーター・ウォーレンの纏わりつく様な粘着ベースが堪らない。ドルフィーはこれをどう聴くのか興味が沸いてきます。A-2の耳に憑くテーマと個性的なアレンジに引き込まれ、B-1の美しいハーモニー、B-2の序盤から徐々に壊されていくメロディに興奮し、B-3の耳障りの悪い(?)展開に体が硬直します。

四人の奏でる一音一音が刺激的で相反することではありますが、コレを聴いていると計算し尽くされた自由さを感じます。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/05/15(火) 00:00:16|
  2. Drums
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#181 Jazz at Vespers/George Lewis and His Ragtime Band (Riverside)

George Lewis


A
1.Just a Little While to Stay Here
2.Bye and Bye
3.The Old Rugged Cross
4.Sometime My Burden is Hard to Bear

B
1.Down by the Riverside
2.Just a Closer Walk With Thee
3.Load, You've Been Good to Me
4.When the Saint Go Marching in

George Lewis (cl) Avery "Kid" Howard (tp) Jim Robinson (tb)
Alton Purnell (p) Lawrence Marrero (banjo)
Alcide "Slow Drag" Pavageau (b) Joe Watkins (ds,vo)

Rec-1954



ハンク・ジョーンズのラグを聴いていたら、トラッドが聴きたくなったのでコレをアップ。泣く子も黙る大名盤である。だがモダンしか聴かない人には手に取っても貰えないレコードのような気がします。もしそうだとしたら実に勿体無い事だなぁと思うのです。この哀愁の中に潜む重さを沢山の人に感じて欲しいのですが。
1954年にオックスフォードにある教会での音楽会の実況録音で大部分でジョー・ワトキンスのヴォーカルをフィーチュアし、聖歌や賛美歌を演奏しています。ディキシー・ジャズは音の感覚だけで云えば明るく楽しそうな印象を受けますが、ここでの演奏は曲の本質が演奏に滲み出ており聴くたびに深い感銘を受けます。宗教色の濃い内容ではありますがジャズの断片を表す貴重な記録を聴いて頂きたいなぁと切に願うのです。

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  1. 2007/05/14(月) 00:03:19|
  2. Dixie, Swing, Trad, New Orleans
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#180 This is Ragtime Now!/Hank Jones (ABC-Paramount)

Hank Jones


A
1.Maple Leaf Rag
2.The Cascades
3.Sunflower Slow Drag
4.St.Louis Rag
5.Bohemia Rag
6.Eugenia

B
1.Sensation Rag
2.Ragtime Nightingale
3.The Cannonball
4.Contentment Rag
5.Jazz Mag Rag
6.Bag O' Rags

Hank Jones (p) Milt Hinton (b) Osie Johnson (ds)

Rec-1964



根っからのラグタイム好きなので、この辺りのレコードも考えることなく無条件で手が出ます。ハンク・ジョーンズのラグタイム・ピアノ集。

この作品はA面とB面で使用するピアノを変えており、A面ではアプライト・ピアノを、B面では通常のグランド・ピアノを使用しているので前半はよりラグの雰囲気が強く、後半には現代的な感覚が醸し出されている凝った作りになっています。曲も馴染みのA-1を始めとしてラグの秀作揃いで楽しめ、大変上手いラグ・ピアノを披露しています。

60年代中盤の録音だけに綺麗な音質で録られていますが、ジャズが混沌とした方向に向かっていこうとしていたこの時期に、ハンク・ジョーンズがこのようなラグの作品を製作したのはどのような意図からだったのか興味のあるところです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/05/13(日) 00:02:02|
  2. Piano
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#179 The Stone Truth/The Roy Meriwether Trio (Columbia)

Roy Meriwether


A
1.East of Nowhere
2.Things Ain't What They Used to be
3.Sabya
4.But Not for Me (from "Girl Crazy")
5.Watermelon Man

B
1.It Had Better be Tonight (from "The Pink Panther")
2.Climb Ev'ry Mountain (from "The Sound of Music")
3.Feeling Good
4.Night Mist Blues
5.Loose Walk

Roy Meriwether (p) Lester Bass (b) Philip Paul (ds)

Rec-1966



恐らくこういった圧倒的な楽しさを持った作品は、「歯牙にもかけぬ」派と「諸手を挙げて喜ぶ」派とに分かれるのでしょうが私は絶対に後者です。絶対的テクニックを重要視したり、哀愁が無いと駄目とか個性が無いと駄目とか色々尺度があると思いますが、ロイ・メリウェザーのような汗が吹き出るぐらいにガンガン弾きまくるタイプのピアニストは無条件に楽しい反面、軽んじられる傾向にあるのではないかと思っています。この人の認知度が低いのもそういったことが関係しているのかもしれません。

このアルバムはただでさえ迫力のあるロイメリの中でもライブ盤ということもあって演奏者と観客の両者から異様な熱気が伝わってきます。A-1からガンガン押し捲っていて、A-4,A-5,B-1,特にラストのB-5の盛り上がり方は半端ないものがあります。余計なお世話ですがライブ後のこの人のピアノは余りの激しさに調律が変になってしまうのではないかと思えてきます。

最近、『Nubian Lady』がCDで発売されて、やっぱりこの人のライブは凄いと再確認しました。改めて過去の音源の復刻を求めるものです。

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  1. 2007/05/12(土) 00:05:04|
  2. Piano
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  4. | コメント:2

#178 Tuba Sounds/Ray Draper (Prestige)

Ray Draper


A
1.Terry Anne
2.You're My Thrill
3.Pivot

B
1.Jackie's Dolly
2.Mimi's Interlude
3.House of Davis

Ray Draper (tuba) Jackie McLean (as) Webster Young (tp) Mal Waldron (p)
Spankky DeBreast (b) Ben Dixon (ds)

Rec-1957



ジャズにチューバを持ち込んだレイ・ドレーパーの功績は非常に大きなものとして捉えているのですが、コレを最初に聴いた頃は何度聴いても馴染めない違和感を毎回のように感じておりました。慣れの問題なのか何度か聴いているうちに自分の耳にマッチしてくるようになり、徐々にではありますが重量級の管楽器の楽しさを開眼させてくれた有難いレコードになりました。

プレスティッジのコレのほかにニュージャズにアルバムがあるのですが、ニュージャズの盤にはコルトレーンが参加していることにより、このアルバムよりも圧倒的に注目度を集めておるようです。でもこの作品にはマクリーンがいる。

ストレートなジャズを表現している本作はバランスの良いセクステットではあると思いますが、ただ各々の特筆すべきプレイという意味合いでは僭越ながら言及することの難しさを感じております。無難な演奏といいますか平均的な水準を保っているが何か物足りなさを感じており、もう少し何かが欲しい作品です。

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  1. 2007/05/11(金) 00:02:44|
  2. Flute, Clarinet, Tuba, Violin, etc
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#177 7 Pieces/The Jimmy Giuffre 3 (Verve)

Jimmy Giuffre 3


A
1.Happy Man
2.Lovely Willow
3.Song of the Wind

B
1.Princess
2.The Story
3.The Little Melody
4.Time Machine

Jimmy Giuffre (cl,ts,bs) Jim Hall (g) Red Mitchell (b)

Rec-1959



このレコードは録音レベル云々の話ではなく、いつも聴いているヴォリュームだと音が小さくて駄目なので音量を上げなければならないくらい静かに潜行した音楽です。コンディションがあまり良くない盤なのでパチ・ノイズが目立ってしょうがない。「地味・ジュフリー」と揶揄されているのかどうか解らないですが、もしそうであっても頷けてしまうような地味なサウンドです。室内楽ジャズといってもよいくらいで、ひっそりと聴くのには良いですが物足らない方も結構いるのではないでしょうか。

ジミー・ジュフリーのクラリネットを中心とした管に、訥々としたジム・ホールのギター、淡々とラインを刻むレッド・ミッチェルのベースのみの変則トリオ。殆どの曲が静かに進み、アップテンポでもそう感じられないぐらいおとなしい印象です。薄暗くした部屋にマッチするような静かな三者の対峙が垣間見えます。しょっちゅう載せるような盤ではありませんが、こういうジャズもたまにはいいかなと思っています。

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  1. 2007/05/10(木) 00:03:27|
  2. Flute, Clarinet, Tuba, Violin, etc
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#176 Winter's Here/Jerri Winters (Fraternity)

Jerri Winters


A
1.Like Someone in Love
2.Don't Take Your Meanness
3.Oh, You Crazy Moon
4.In Love in Vain
5.Blah, Blah, Blah
6.The World is Your Balloon

B
1.This Time the Dream's on Me
2.The Thrill is Gone
3.Spring Can Really Hang You Up the Most
4.Along With Me
5.Here I am in Love Again
6.I Could Write a Book

Jerri Winters (vo) With Orchestra Conducted by Don Costa

Rec-Unknown



今までは殆どがコンボもののヴォーカルを取り上げていましたが、このブログで初めて(かな?)オーケストラ編成のバックで録音されたヴォーカル・アルバムをアップします。ヴォーカルはコンボものが圧倒的に好きなのですが、オーケストラ、ストリングス入りのものも聴かないわけではないですし、実は結構所有してたりします。中でもお気に入りのものをご紹介。ジェリ・ウィンタースのムード満点、甘く上品でハスキー・ヴォイスが堪らない作品。名前やジャケットに引っ掛けたのでしょう、コレは真冬の寒い時期に暖かな部屋で聴くのにピッタリな仕上がり。でも季節外れでも好いものは好い。

とはいえ曲によってはA-2,A-4,B-2,B-4など小編成で吹き込まれた曲も含まれており個人的趣向を擽られています。コレがなかなか堅実なバッキングでパーソネルが解らないのが惜しい。特にトロンボーンが非常に良いです。

このレコードはシンシナティのマイナー・レーベルのようで、当方には詳しいことは全く解りませんがものすごくゴージャスな作りで相当な制作費が掛かっているような感じがします。ちなみにカバーは人気のバート・ゴールドブラットの作品。おそらく1950年代の制作と思われます。ちなみに『ジャズ批評 56号』の「最後の珍盤を求めて」で取り上げられています。これまでに復刻されたことはあったのでしょうか?

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  1. 2007/05/09(水) 00:02:29|
  2. Vocal
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#175 Mo' Greens Please/Freddie Roach (Blue Note)

Freddie Roach


A
1.Googa Mooga
2.Baby Don't You Cry
3.Party Time
4.Nada Bossa
5.Mo' Greens Please

B
1.Blues in the Front Room
2.I Know
3.Is You is or is You Ain't My Baby
4.Unchained Melody
5.Two Different Worlds

A-1,A-4,A-5,B-4,B-5

Freddie Roach (org) Conrad Lester (ts) Eddie Wright (g)
Clarence Johnston (ds)

A-2,A-3,B-1,B-2,B-3

Freddie Roach (org) Kenny Burrell (g) Clarence Johnston (ds)

Rec-1963



最高に楽しい一枚。ワタクシは数多あるオルガン・アルバムの中でも群を抜く愛情をこの作品に持っています。ブルーノートには良いオルガンのアルバムが沢山ありますねぇ。コレをかけていたら家人が「良い」と言っている。ジャズに興味のない人にも受け入れられる内容のようです。

とにかくコレのグルーヴ感が堪らない。ノリという意味合いでのウネリを感じる。ジャズの枠を超えて演じられる選曲にただただ身を委ねていれば自然とリズムを刻んでおります。なんとも濃厚な内容です。

オルガン・ギター・ドラムスのトリオ編成とテナーを加えたカルテットに分かれており、フレディ・ローチのオルガンはベース・ラインも刻みながらソウルフルなメロディで突進してきます。これに曲によってはコンラッド・レスターのチープ(失礼!)なテナーが絡んでくる様子は聴いてて可笑しくニヤついてしまい参ってしまいます。

オルガン・ジャズの楽しい部分が満載の美味しいレコードです。

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  1. 2007/05/08(火) 00:01:13|
  2. Organ
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#174 The French Connection/Gordon Beck (Owl)

Gordon Beck


A
1.The Beige Bird Beckons
2.Mademoiselle S.L.
3.Metro-Mania

B
1.The French Connection : Part 1,Part 2,Part 3
2.Going Up

Gordon Beck (p,el-p)

Rec-1978



イギリスはロンドンのピアニスト、ゴードン・ベック。小生のベストはなんといっても張りつめた空気感が堪らない『Gyroscope』(Morgan)ですが、前髪にものすごく違和感を覚えるこの彼のソロ作もなかなか味わい深い、彼の違う側面を見せた小品であります。

ここでは、SteinwayとFender Rhodesを使い分けた内容で、チャーミングな楽曲のA-1はエレピの音と相まって彼のユニークな一面を捉えたプロローグに相応しい一品となっています。A-3,B-1はエレピと生ピアノをオーバー・ダブさせた面白い曲で、A-3は彼の縦横無尽なテクニックが如何なく発揮されたスピード感溢れた内容、B-1の組曲は革新的アプローチを試みた斬新な曲調となっています。B-2は彼のテクニックが爆発した生ピアノでのソロ作品です。

彼はフィル・ウッズ&ヨーロピアン・リズム・マシーンにも参加し(ジョルジュ・グルンツの時期もありますが)、ヨーロッパでは重要な位置づけのミュージシャンです。沢山の作品を残しており、フリーっぽい作品もありますが是非聴いて頂きたいピアニストです。

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  1. 2007/05/07(月) 00:02:20|
  2. Piano
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#173 Life Time/Anthony Williams (Blue Note)

Anthony Williams


A
1.2 Pieces of One : 1) Red, 2) Green

B
1.Tomorrow Afternoon
2.Memory
3.Barb's Song to the Wizard

A-1 : 1), 2)

Anthony Williams (ds) Sam Rivers (ts) Richard Davis (b)
Gary Peacock (b)

B-1

Anthony Williams (ds) Sam Rivers (ts) Gary Peacock (b)

B-2

Anthony Williams (ds,tympani,wood blocks,maracas,triangle)
Bobby Hutcherson (vib,marimba) Herbie Hancock (p)

B-3

Herbie Hancock (p) Ron Carter (b)

Rec-1964



トニー・ウィリアムスの第一作。曲によって編成や楽器を変えた個性的な作り方をしています。彼の18歳の頃の吹き込みということで、己の同年齢の頃に思いを馳せてみるも、あまりの体たらく振りに言葉を失う。世の中にはしっかりと功績を残していく優れた才能の持ち主がいるものですなぁ。

凡なる解釈しか出来ないワタクシにとって、なかなかこの作品を受け入れるのに時間がかかりましたが、刺激的な音楽が構築されていて彼の才能がビンビン伝わる凄さを聴くたびに食らわされております。ピリピリとした張りつめた空気が充満しています。この手のものは敬遠される向きも多いかと思いますが小生にとっては作り出される音に対峙せざるを得ない強力なパッセージをこの音楽から与えられております。

全体を通したアプローチには一貫性がありますが、曲ごとに様々な楽器を用いた表現方法で切り口を変化させながら提示してきます。ブルーノートのシリアスな部分を端的に現した辛口の作品であります。



余談:昨日NHK-FMで12時間ぶっ通しでジャズの特集をやっていて、一日家にいるわけではないので全部を通して聴けませんがラストの2時間ほどを聴いていました。NHKもこどもの日に随分思い切ったことをやりますなぁ。ジャズは熱狂的なファンはいるけれど、どちらかというと趣味的志向の強い音楽なのでどの位の聴取者がいるのかわかりませんが少数派に向けてでもこういう企画をやってくれる事に対して素直に嬉しく感じてしまいます。ちなみに番組オーディエンスが投票した「私にとってのジャズ・ミュージシャン」のベスト5は、5位 キース・ジャレット、4位 アート・ブレイキー、3位 ジョン・コルトレーン、2位 ビル・エヴァンス、1位 マイルス・デイヴィスでした。

これを機会に少しでもジャズの裾野が少しでも広がればいいなぁ、とささやかながら思うのでした。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/05/06(日) 00:43:58|
  2. Drums
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#172 Explosions/Bob James Trio(ESP)

Bob James


A
1.Peasant Boy
2.Untitled Mixes
3.Explosions

B
1.An on
2.Wolfman

Bob James (p) Barre Phillips (b) Robert Pozar (ds)

Rec-1965



フュージョンの大ヒット・メーカー、ボブ・ジェームスである。ESPのレーベルで察することが出来ますがここでのボブはフリー・ジャズをやっています。もっというと静なるフリー・ジャズです。一方のヒット・メーカー、デイヴ・グルーシンはストレートなジャズの作品をEpicやColumbiaに残していますが、この両者が一旦違ったアプローチに流れた事に興味を覚えます。ちなみにボブ・ジェームスは1962年に『Bold Conceptions』(Mercury)を発表しており、ストレートなジャズが多いもののこの頃からESPの復旋になるアプローチも散見されます。時代背景なのかESPのアルバムで、より自由な表現方法を求めたという事でしょうか?

何度か聴いているのですが、いつ聴いてもコレは掴み所がなく首を傾げる自分が居ります。「静なる」と言ったとおりドシャメシャと過激にやるのではなく、何やら実験音楽をやっているような内容です。三者が好き勝手に音を奏でるようなアプローチで、ピアノ線を爪弾いたりと、例えるならピアノの内臓を引っ掻き回すようなことをやっています。小生には好き嫌い以前の問題で、何をやりたいのか良く理解出来ないと云うのがホンネで、いつももどかしく思っています。

以後、タッパンジー・レーベルから大ヒットを連発するボブ・ジェームスに全く結びつけることが出来ない相反する不思議な作品です。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/05/05(土) 00:03:23|
  2. Piano
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#171 Stop! Watch! and Listen!/The Knut Kiesewetter Train (MPS)

Knut Kiesewetter


A
1.Whisper Not
2.Sometimes in Winter
3.Roll on the Left Side
4.Work Song

B
1.Morning and Evening Blues
2.Fool on the Hill
3.I Wish I Knew How it Would Feel to be Free
4.Body and Soul

Knut Kiesewetter (vo) Dieter Reith (org,arr,dire) Ack Van Rooyen (tp,fl-h)
Leo Wright (as,fl) Gred Dudek (ts) Heinz Kitschenberg (g)
Eberhard Weber (b) Kenny Clare (ds)

Rec-1970



日本に殆ど紹介されないヴォーカリスト。一応念押しですが男性ヴォーカリストです。男らしい太いヴォイスで唱っております。そもそもコレをジャズと呼んでいいのかよく判らないですがバックのメンツが気になって20年ぐらい前に購入したレコードです。馴染みのナンバーは沢山収録されているのですが。まず名前の呼び方すらよく判らなくて色々調べたら、どうもカタカナで書くとヌーツ・キースウェッターというような表記をされているようです。ドイツのレーベルMPSに残した作品です。本来カタカナに直すことすら無理があるものなので本当にコレが本来の発音に近いのかどうかわからないが、私はキーゼヴェッターだと思っていました。

この作品は冒頭にも書いたとおりジャズっぽくなく、ソウル臭のする作品ですが、どうも巷ではこれをレア・グルーヴというらしいですな。本人のホームページを見つけたのですが、かなり長いキャリアで50周年のアルバムも出しているみたいです。そしてキャリアに違わぬ多作家で、なにやらトロンボーンを吹いたり、アコギを弾いたりしているジャケットが散見されます。ドイツ語のHPなので詳細がよく判らず、実態を掴むのが難しいです。

メンツはディーター・ライスやレオ・ライト、ゲルド・デュデク、ケニー・クレアとなかなかソソる名前が連なっていて期待をしたのですが、上記のような内容なので最初の自分のイメージとは大分違ったものでした。ただノリは抜群に良く、どうも彼らの演奏をこの手を集めたコンピレーションの中に組み入れて発売されているようです。レア・グルーヴに興味のある方は探されてみてはどうでしょう?

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/05/04(金) 00:00:24|
  2. Vocal
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#170 Sonny Rollins at Music Inn Teddy Edwards at Falcon's Lair (Metrojazz)

S.Rollins & T.Edwards


A
1.John's Other Theme
2.Limehouse Blues
3.I'll Forrow My Secret Heart

B
1.You are Too Beautiful
2.Billie's Bounce
3.A Foggy Day

A-1~A-3,B-1

Sonny Rollins (ts) John Lewis (p) Percy Heath (b) Connie Kay (ds)

Rec-1958

B-2,B-3

Teddy Edwards (ts) Joe Castro (p) Leroy Vinnegar (b) Billy Higgins (ds)

Rec-1959



このアルバムはロリンズが4曲、テディ・エドワーズが2曲と別々に録音されたものが収録された2in1のような体裁を採っています。

前半4曲に登場するここでのロリンズはバックがMJQの面子との競演のライブになっていますが、完全にロリンズの独壇場といった内容で、いわゆるMJQのカラーが吹き飛んでいるぐらい存在感の強い演奏を繰り広げております。彼が紡ぎ出す音色は圧倒的で、吹かれた途端にロリンズの世界が出来上がるのは凡百のアーティストには真似出来ない出色であることは、この作品でも有無を言わさぬ説得力に満ちています。ただこのライブのコニー・ケイのシンバル・ワークは特筆すべき価値のあるものと感じたのでここに付しておきます。ところで当方の所持している日本盤のライナーにはミルト・ジャクソンがヴァイヴでクレジットされているのですが、明らかにいない(筈です)のでミスプリと判断し削除して掲載しています。

一方のテディ・エドワーズのカルテットはピアノのジョー・カストロをフィーチュアしたスタジオ録音。同列でパックするにはあまりにも気の毒な感じてはありますが、エドワーズの煤け方が確実に浮かび上がるのは止むを得ないことと思います。ただこの枯れたエドワーズ、かなりワタクシ好みであり、2曲のみでは実に物足りない。もっと聴かせて欲しい欲求に駆られます。

訃報の続く中、ロリンズはジャズ界の残された巨人でありこれからも末永い活躍を祈念せずに居れない数少ない本物のジャズ・ジャイアンツです。御大にはまずはいつまでも健康であって欲しいですね。

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  1. 2007/05/03(木) 00:06:25|
  2. Tenor Sax
  3. | トラックバック:0
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#169 Natural Essence/Tyrone Washington (Blue Note)

Tyrone Washington


A
1.Natural Essence
2.Yearning for Love
3.Positive Path

B
1.Soul Dance
2.Ethos
3.Song for Peace

Tyrone Washington (ts) James Spaulding (as,fl→onlyB-2) Woody Shaw (tp)
Kenny Barron (p) Reginald Workman (b) Joe Chambers (ds)

Rec-1967



今日はタイロン・ワシントンを。実はここでも一昨日に紹介したアルバムと同じくケニー・バロンがピアニストとして名を連ねている。バロン好きの小生としてはどうしても彼のソロに対する欲求があり、どちらかというとこの作品は単なるサポートではなく切れのあるバッキングが聴かれ満足のいく好い内容でした。

「ブルーノート・ブック」によると、この彼のデビュー作は、三管セクステットのフロントの3人は、その当時のホレス・シルヴァーのグループでもフロントを張っていたそうで、タイロン自身を紹介したのもシルヴァーだったということです。このアルバムは全てがタイロン自身の作品で固められており、そのシリアスな曲調は編成の多さも相まって豪快な印象を与えます。

タイロンのテナーは派手な激情型というか、かなりハードに吹くタイプの演奏で全曲でヘビーな吹きっぷりです。内容もまさしく噛み応えのある結構ハードなモノに仕上がっており、管がゴリゴリと攻めてくる痛快な作品だと思います。このアルバムではウディ・ショウが矢のようにソロで入り込んでくる部分が小生の聴き所で、辛口の演奏を際立たせる効果を上げています。全体を通して聴いていると豪快さが前面に出ているだけにB-2でフルートが出てくる辺りに清々しさを感じさせます。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/05/02(水) 00:00:19|
  2. Tenor Sax
  3. | トラックバック:0
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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