イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#259 Hope/Terje Gewelt (Resonant Music-CD)

Terje Gewelt


1.Moon and Sand
2.Autumn Leaves
3.Small Country
4.The Water is Wide
5.Bye Bye Blackbird
6.Lydia's Crush
7.Hope
8.Cherokee
9.Body and Soul

Terje Gewelt (b) Christian Jacob (p)

Rec-2005



素晴らしい作品。ちょっと参っている。でもゴリゴリ・ジャズ専門の方は退屈かも。

ノルウェーのベーシスト、テリエ・ゲヴェルト。同じくノルウェーのピアニスト、クリスチャン・ジェイコブとのライブ・デュオ・アルバム。

このユニットで3枚のデュオ作品がありますが、初回と二枚目の作品にはフェンダーのジャズベを使用した曲も入っています。このアルバムは純粋にアコースティック・ベースのみを使用し、ピアノとの絡みがもう美しすぎて・・・。

どちらかというと女性受けする内容になるのかもしれません。ピアノとベースのデュオ物は、もちろんノリの良い楽曲を激しく演奏することも可能でしょうが、どちらかというと必然的にこのような叙情的な「美的」なジャズになっていくのかもしれません。まあ多少リズミカルな8のような曲も含まれていますが。この作品の4が当方にとってもう病み付きでいけない。ハッキリ言ってジャズらしさは皆無です。でもアイルランド民謡である「The Water is Wide」は聴けば「ああアレ」と皆が納得する名曲で、下手な小細工をせず忠実にメロディを奏でた演奏は心の奥底に突き刺さります。

綺麗なものは毎日摂取すると飽きが来ますので、ワイルドでヘビーなものの間に挟みこんで戴くと効果は覿面です。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/31(火) 01:00:37|
  2. Bass
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#258 Watkins at Large/Doug Watkins (Transition)

Doug Watkins


A
1.Phil T. McNasty's Blues
2.More of the Same
3.Panonica

B
1.Return to Paradise
2.Phinup

Doug Watkins (b) Donald Byrd (tp) Hank Mobley (ts) Duke Jordan (p)
Kenny Burrell (g) Art Taylor (ds)

Rec-1956



ともすると古い音源の作品の場合、結構な割合でベースの音が拾いにくく蚊の鳴くような音しか聴こえないことが侭ありますが、流石にベースがリーダーの作品だからなのかダグ・ワトキンスのムチムチ・ベースが大きく録れているハードバップの快作であります。

面子を見ればこの時代の黄金のセクステットとも云えるのかも知れませんが、ケニー・バレルのギターがアクセントになって全体的に軽やかな印象をもたらすことに成功しているようです。

A-1でデューク・ジョーダンのイントロのバックで爪弾かれるワトキンスの存在感のあるベースは自身を誇示するのに充分なパワーで聴かせてくれます。A-2でもワトキンスの粘着質なベース・ワークは健在で、ドナルド・バードやモブレー、バレルのバックで縦横無尽にリズムを取ります。A-3はジックリと聴かせるバラードでバードのペットが染み入ります。B-1は六者のリラックスした雰囲気が前面に出ているミドル・テンポの佳作、B-2は逆にアップ・テンポでフロントのソロの切れが良いナンバーです。

トランジションはアナログの時代は入手に苦労する時期もありましたが後にかなりのタイトルが復刻され、CDの現在でも簡単に手に取れるようになっています。なかなか通好みのラインナップですが気軽に聴いていただきたいものです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/30(月) 02:29:15|
  2. Bass
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#257 Marco di Marco in Concert (Modern Jazz Record)

Marco di Marco (solo)


A
1.More Than a Breath, but Less Than the Wind

B
1.Favela
2.'Round About Midnight
3.What is This Thing Called Love?

Marco di Marco (p)

Rec-1976



イタリアのピアニスト、マルコ・ディ・マルコのソロ・ライブ。前回は彼の代表作といわれる『un Autunno a Parigi』(Modern Jazz Record)を取り上げました。このアルバムに関してあまり好意的な意見を云わなかったのですが、このソロは当方の欲求に応えてくれるものです。どうやらタッチの力強さが小生の趣向を左右するようです。彼の出自がクラシックから始まっているのでその辺りが関係しているのかもしれません。

スタジオ録音に比してライブの場合は目の前にオーディエンスがいるので歓声に呼応して引き出される能力が高められると思うのですが、彼の場合も通常では律儀なくらいに美しく弾かれるメロディにプラスされた力強さを感じ取ることがここでは出来るのです。結構大きなホールでの演奏だと思います。

A面を占める超大作は予想出来ないメロディ・ラインを序盤から繰り出してきますが、徐々に情熱的に徐々に哀愁のメロディが溢れてきて感情移入の出来る力作となっています。B-1は当方にとっての名曲で何度聴いても心に染み入る旋律が堪らないです。この曲はA.C.ジョビンのナンバーです。モンクのB-2はダークに美しく弾かれ、名曲B-3は個性的な解釈が面白いです。

彼が多数の作品を吹き込んだフランスの「Modern Jazz Record」というレーベルでは、他に『Marco di Marco Quartet in New York』や『Marco di Marco - Jack Reilly』という作品を所有しています。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/29(日) 02:10:55|
  2. Piano
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#256 Montreux Afterglow/Yosuke Yamashita Trio (Frasco)

Yosuke Yamashita - Montreux


A
1.Ghosts

B
1.Banslikana

Yosuke Yamashita 山下洋輔 (p) Akira Sakata 坂田明 (as) Shohta Koyama 小山彰太 (ds)

Rec-1976



自分の中ではこのメンバーが山下トリオの中で一番シックリきます。自分の中で山下を認識した時期にこのメンバーが活躍していたからです。皆さんお若いですなぁ。この面子は第2期のメンバーということになるのでしょうか?以前取り上げた『Mina's Second Theme』(Victor)は記念すべき山下トリオの黎明期の代表作ですが、バックに中村誠一、森山威男が強烈なサポートをしていました。

フリーで馴らしたミュージシャンらしく、このアルバムは片面一曲ずつの長尺の曲で勝負しています。処はスイスはモントルーのジャズ・フェスでの実況録音で、ここで取り上げられているのはA-1のアイラーの演奏が強烈なゴーストと、山下トリオの御馴染みの曲B-1です。A-1のゴーストはご存知の通りフリーの曲でありながらも印象的なテーマが耳に残るフリー・ジャズの代表的なナンバーですが、ここでの坂田は豪快にテーマを吹き上げ、かなりフリーキーなアプローチで攻撃します。エッセンスなのか、一瞬だけ進軍歌の「ディキシー」のフレーズを吹いてみたり、ロリンズの「セント・トーマス」を入れたり、童謡「赤とんぼ」のフレーズを混ぜ込んだりと、日本人ならば即座に反応すること請け合いです。エンディングの近くで怒涛の小山彰太のドラミングと坂田のハナモゲラ・ヴォーカルが一層のインパクトを与えます。一方B-1の山下トリオの十八番「バンスリカーナ」の哀愁のテーマは健在で聴き手の気分を盛り上げます。血管が切れる勢いの演奏です。

この時期の山下のパフォーマンスは過激でエキサイティングですが、このアルバムは連中の砕けた部分も垣間見え、当方には比較的楽しめる作品に仕上がっています。余談ですが大分昔に渋谷の「Disk Union」で、紛争中の早稲田大でバリケード封鎖の中行われたライブを収録した幻盤『ダンシング古事記』(麿レコード)のアナログを見かけたことを思い出しました。スゲエ値段が付いていました。後にCD化されましたがコレも殆ど見かけなくなっちゃいました。

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  1. 2007/07/28(土) 02:03:28|
  2. Japanese
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#255 Soul Invader/The Roy Meriwether Trio (Columbia)

Roy Meriwether - Soul Invader


A
1.It's a Mean World to Live in
2.Soul Invader
3.Lonely Man
4.On Green Dolphin Street
5.My Funny Valentine
6.Little Lousy Jane

B
1.Comin' Home Baby
2.Lullaby of Birdland
3.Sweet Sixteen Bars
4.Cottonfields
5.After Hours

Roy Meriwether (p) Lester Bass (b) Dave Schierlok (ds)

Rec-1968



大好きなロイ・メリウェザーは現在もバリバリ現役で、彼のHPによるとニューヨークを中心にアメリカ各地でライブを行っているようです。

CDも着実にリリースしているのですが、国内ではなかなか入手するのが難しく追いかけるのに苦労しています。

アナログはコロムビアを中心にキャピトルやマイナー・レーベルのGambitやStinger等に吹込みがあり相変わらずのタテノリ・ジャズを楽しめますが、以前『The Stone Truth』(Columbia)を取り上げたときに言及したのですが、やっぱりこの人はライブだなぁと思っています。

で、コロムビアにはこんなイカしたジャケのライブ・アルバムがあるのです。個人的には『The Stone Truth』が圧倒的に好きですが、こちらのノリも容赦ない激しさで大笑いです。よりソウル色の強いジャズで思わず歌ったりもしています。寝る子も起きる子守唄B-2の暴れ具合は空いた口が塞がりません。でもメチャクチャ贔屓にしているピアニストです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/27(金) 01:40:32|
  2. Piano
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#254 Basra/Pete La Roca (Blue Note)

Pete La Roca


A
1.Malaguena
2.Candu
3.Tears Come From Heaven

B
1.Basra
2.Lazy Afternoon
3.Eiderdown

Pete La Roca (ds) Joe Henderson (ts) Steve Kuhn (p) Steve Swallow (b)

Rec-1965



ピート・ラロカのブルー・ノート作品。当方の認識はスティーブ・キューン・トリオ+ジョー・ヘンという位置づけになっています。そしてラロカの独特なドラミングがこのアルバムの色を支配しています。

このアルバムを聴いていてもジョー・ヘンの存在感というのはやはり大きく、彼らしいプレイ・スタイルが全編で楽しめます。ラテン・ナンバーながらA-1のダークな怪しさは聴き手を興奮させること請け合いです。テナーのメロディとキューンのピアノの旋律が二人三脚でシリアスさを醸し出します。ラロカのドラム・ワークも個性的でインパクトがあります。A-2はわかりやすいメロディの上にジョー・ヘンのブロウが咆哮するナンバー、A-3はマイナーな曲調の小品、ラロカの特徴のあるドラム・ソロが聴きものです。B-1はスティーブ・スワローのベースの導入から始まるエキゾチックな曲で中東の音楽のような雰囲気ですが「バスラ」とはイラクの港町とのことだそうでラロカのオリジナルです。B-2はジョー・ヘンが他の曲に比べてテナーを柔らかく鳴らしています。まさにレイジー・アフタヌーンといった雰囲気です。個性的な曲の多い中こういった楽調のものにも惹かれてしまいます。酒の欲しくなるナンバーです。ラストはスワローのベース・ソロが印象的な曲です。

ブルーノートの4000番台の中盤から後半は、演奏スタイルにも様々なものが入り乱れていて混沌としていますが、この作品はダークな色合いとエキゾチックさが際立ち、凛とした空気感のあるピリピリしたムードを放っています。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/26(木) 01:15:28|
  2. Drums
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#253 Introducing the Vibrations/Ken McIntyre Sextet (SteepleChase)

Ken McIntyre


A
1.Theme
2.Eileen
3.Shortie

B
1.Clear Eyes
2.Now is the Time
3.Miss Priss

Ken McIntyre (as,fl,b-cl,oboe,bassoon) Terumasa Hino 日野皓正 (tp,flugelhorn)
Richie Harper (p,key) Alonzo Gardner (b) Andrei Strobert (ds)
Andy Vegas (conga,perc)

Rec-1976



ケン・マッキンタイアーのデンマークのレーベル、スティープルチェイスに吹き込まれた作品。コレ好きなんです。ジャケットのヒノテルが若い!ジャケではなく音楽からもコミカルな臭気が若干漂い、実に良く出来た作品と密かに評価しています。そしてリズムのキレがメチャクチャ素晴らしい。

エレピの導入が斬新なA-1。ちょっとビックリな展開。ペットとバスクラの余韻が耳に残ります。大好きなA-2は曲良し演奏良しのナンバー、彼の妹へ捧げられたノリの良い印象的なメロディが満喫できます。そして変拍子のパーカッションにコミカルなフレーズを乗せるA-3、バスーンも使っています。B-1はオーボエで実にシミジミとした雰囲気を作り上げ、B-2はフリーキー・トーンを交えたかなり硬派な熱い演奏、最後のB-3はパーカッションのリズムに乗せて操られるフルートが心地良いです。マッキンタイアーの様々な楽器のプレイが楽しめる贅沢盤です。

ヨーロッパの作品らしく録音も素晴らしく、とくにベース&ドラム&パーカッションの重量感が物凄い。当方のようなチープなシステムでも充分迫力を得られます。



訃報:ジャズ評論家の青木啓(ひらく)氏が23日に逝去されました。享年77歳。氏の著作などには当方は比較的係われた気がします。ご冥福をお祈り致します。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/25(水) 01:29:01|
  2. Alto Sax
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#252 Con Alma!/Charles McPherson (Prestige)

Charles McPherson


A
1.Eronel
2.In a Sentimantal Mood
3.Chasing the Bird

B
1.Con Alma
2.I Don't Know
3.Dexter Rides Again

Charles McPherson (as) Clifford Jordan (ts) Barry Harris (p)
George Tucker (b) Alan Dowson (ds)

Rec-1965



チャールズ・マクファーソン26歳の派手さはないが渋い録音。B-2の彼のオリジナル以外はジャズ・ジャイアンツの名作を取り上げています。

この作品の中ではモンクのA-1,B-3が個人的に好いです。モンクの曲は一聴してそれと判る輝きがあり、あらゆるミュージシャンが取り上げてもモンクの色が出てしまう凄さがあります。エリントンのA-2は渋さが爆発しています。実に味わい深い。パーカー作のA-3は本領発揮、クリフ・ジョーダンともに淀みないフレーズが流麗に奏されます。タイトル曲のB-1はガレスピーの曲、マクファーソン&ジョーダンのハーモニーにバリー・ハリスのソロが効いています。唯一のオリジナルB-2はテーマの印象的なブルース。デクスター・ゴードン作のB-3でのプレイはアルト、テナー、ピアノのソロが熱く気合の入った演奏になっています。終盤にはリズムを含めたソロ交換が聴かれます。

ミンガスの元で大きくなったマクファーソン、世間の評価はイマイチですが通好みの渋いプレーヤーです。

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  1. 2007/07/24(火) 00:12:05|
  2. Alto Sax
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#251 Jazz Abstractions/John Lewis Presents Contemporary Music (Atlantic)

Jazz Abstractions J.Lewis


A
1.Abstraction
2.Piece for Guitar & Strings
3.Variants on a Theme of John Lewis (Django)
a) Variant 1, b) Variant 2, c) Variant 3

B
1.Variants on a Theme of Thelonious Monk (Criss-Cross)
a) Variant 1, b) Variant 2, c) Variant 3, d) Variant 4

A-1,A-2

Ornette Coleman (as→onlyA-1) Charles Libove (vin) Roland Vamos (vin)
Harry Zaratzian (viola) Alfred Brown (viola→onlyA-2)
Joseph Tekula (cello) Jim Hall (g) Scott LaFaro (b)
Alvin Brehm (b→onlyA-1) Sticks Evans (ds→onlyA-1)
Gunther Schuller (comp,arr,cond)

A-3,B-1

Robert DiDomenica (fl) Eric Dolphy (fl→onlyA-3,as,b-cl,fl→onlyB-1)
Ornette Coleman (as→onlyB-1) Charles Libove (vin) Roland Vamos (vin)
Harry Zaratzian (viola) Joseph Tekula (cello) Eddie Costa (vib)
Bill Evans (p) Jim Hall (g) George Duvivier (b) Scott LaFaro (b)
Sticks Evans (ds) Gunther Schuller (arr,cond)

Rec-1960



Digの流れでコレも取り上げます。ラズウェル細木氏の漫画にも出てきた「Jazz Abstractions」。やっぱり両サイドにシールとスタンプが。

Jazz Abstractions (Back)

このレコードもサイド・メンというかメンバーが凄い。オーネットやドルフィーはもちろん、ビル・エヴァンスやスコット・ラファロまで参加している。MJQのジョン・ルイスの手腕による壮大な現代音楽(?)。ジョン・ルイス自身の演奏はありません。しかしながらオーネットとドルフィーの自己主張は相変わらずです。

ただ個人的な感想としては、このように音楽を難解に表現するような感じがあまり好きになれません。なので身も蓋もないのですがあまり楽しめない作品でした。当方の凡庸な頭ではなかなか理解できないようです。現代音楽等と云う表現をしましたがサード・ストリームに興味のある方には受け入れられやすいかもしれません。

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  1. 2007/07/23(月) 00:17:50|
  2. Modern Big Band
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#250 Town Hall Concert/Charlie Mingus (United Artists)

Charlie Mingus


A
1.Clark in the Dark
2.Epitaph Part.1
3.Epitaph Part.2


B
1.Freedom
2.My Search
3.Don't Come Back
4.Finale

Charlie Mingus (b,narration) Ed Armour (tp) Rolf Ericson (tp) Lonnie Hillyer (tp)
Ernie Royal (tp) Clark Terry (tp) Richard Williams (tp) Snooky Young (tp)
Eddie Bert (tb) Jimmy Cleveland (tb) Willie Dennis (tb) Paul Faulise (tb)
Quentin Jackson (tb) Britt Woodman (tb) Romeo Penque (oboe)
Danny Bank (b-cl) Buddy Collette (as) Eric Dolphy (as) Charlie Mariano (as)
Charles McPherson (as) George Berg (ts) Zoot Sims (ts) Pepper Adams (bs)
Jerome Richardson (bs) Warren Smith (vib, perc) Toshiko Akiyoshi (p) Jaki Byard (p)
Les Spann (g) Milt Hinton (b) Dannie Richmond (ds) Grady Tate (perc)
Bob Hammer (arr) Melba Liston (arr,cond)

Rec-1962



昨日のDigのレコードの流れでコレを取り上げます。確か20年ぐらい前に渋谷の「Jaro」で購入したレコードだったかと思います。ジャケットの表にはDigの耳シールが、バックにはスタンプがベッタリと押されています。

Charlie Mingus (Back)

レーベルにも小さな耳シールが貼ってあるんですよ。

Charlie Mingus (Label)

これはチャーリー・ミンガス40歳の頃の作品。彼の録音は1945年から1978年まであるのでキャリアからいえば中期という括りになるのでしょうか。フルバンを従えた壮大な内容でスケールのデカさとミンガスのベースの音のデカさを実感できるライブ・アルバムです。改めて面子を見ているとミンガス門下生の強力なラインナップで、ソロイストとしても一流の名プレーヤー達が集っています。先日取り上げた秋吉敏子もこの時期にミンガスの元へ参加しています。

ミンガスのベースの重さはもちろんなのですが、どちらかというとベーシストとしてのミンガスよりも、コンポーザーとしての彼の側面が良く出た作品であろうと思います。大音量で聴くと迫力ありますよ。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/22(日) 00:05:18|
  2. Modern Big Band
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#249 Piano Dazibao/Francois Tusques (Futura)

Francois Tusques


A
1.Mister Don Cherry Comprit que leur Esprit Etait Abattu et Repeta d'une voix Musicale Quelques Blagues Reservees pour les Temps de Detresse
2.Sunny, Archie, Clifford, meme Combat
3.Que 100 Fleurs S'epanouissent

B
1.La Revolution est une Transfusion Sanguine Voila la Mer, Voila la Vie
2.La Bourgeoisie Perira Noyee dans les Eaux Glacees du Calcul Egoiste
3.Liberez Michel le Bris!
4.Vie et Mort de L'alexandrin

Francois Tusques (p)

Rec-1970



イタリア生まれでフランス育ちのピアニスト、フランソワ・テュスクのソロピアノ集。フリー系のミュージシャンの名前が散見される、えらく長いフランス語のタイトル曲が並んでいる。英語ならまだしも、名前以外に殆ど解らないという情けない状態なので後で調べてみよう。ひとつ判っていることはこのタイトル『Piano Dazibao』は中国文革時に発行されていた新聞の「大字報」からタイトルを取ったとのこと。この『Paino Dazibao』には翌年の録音で『No.2』(Futura)もあり、そちらのジャケットには毛沢東等のイラストがレイアウトされています。毛沢東はマックス・ローチのジャケットにもなっていましたね。

フリー系のソロ・ピアノとして以前にヨアヒム・キューンを取り上げたりしていますが、管楽器などで多く聴かれる強烈な咆哮が含まれていないので比較的聴きやすいと言っておきます。が、音楽としてはかなりのアバンギャルド性を持ち過激に迫ってきます。もともとフランソワ・テュスクはヨーロッパ・フリー・ムーブメントの中でもかなり攻撃的(?)な作品を多く残しており、メッセージ性の強いものが殆どです。

このピアノ「大字報」は抑揚が激しく、静かで綺麗なピアノ・ソロが徐々に激しくなったり落ち着かせたりの繰り返しで、ピアノとの戦いのような様相を呈しています。

余談ですが、このレコードは新宿のジャズ喫茶『Dig』のお下がりでA面のレーベルにシールが貼ってあります。20年ぐらい前、渋谷の中古屋『Jaro』や『Disc Union』でDigのお下がりレコードをよく見掛けました。当方の棚には『Town Hall Concert/Charlie Mingus』(United Artists)や『Jazz Abstractions/John Lewis+Jim Hall』(Atlantic)はDigのシールとスタンプがベッタリ貼られています。

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  1. 2007/07/21(土) 00:10:50|
  2. Piano
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#248 United Notions with Toshiko and her International Jazz Sextet (Metrojazz)

Toshiko Akiyoshi


A
1.Broadway
2.Sukiyaki
3.Swingin' Till the Girls Come Home

B
1.United Notions
2.Civilized Folk
3.Strike Up the Band
4.Jane

Toshiko Akiyoshi 秋吉敏子 (p) Nat Adderley (cor→onlyB-1,B-3,B-4)
Doc Severinsen (tp→A-1,A-2,A-3,B-2) Rolf Kuhn (cl,as)
Bobby Jasper (fl,ts,bs) Rene Thomas (g) John Drew (b) Bert Dahlander (ds)

Rec-1958



秋吉敏子のジャズに於ける貢献度は日本のジャズに限らず計り知れませんが、当方はあまり真剣に追っかけなかったこともあって彼女のことをあまり把握しておらず、恥ずかしい限りですが改めて色々聴いてみようと思った次第です。

手元には数枚のリーダー作はあるのですが、目に付いたコレを取り上げてみます。

アルバム・コンセプトからも推測できますが、冒頭に各々の自己紹介が母国語で語られ曲が始まります。セクステット編成ですが、ナット・アダレーのコルネットとドク・セヴェリンセンのトランペットが曲によって交代しています。曲によってはフルートやクラリネットなどのソロがあるのでイメージとしては柔らかい雰囲気もありますが結構エネルギッシュで意外に熱い空気感が全体を支配します。

トシコの夫君であったチャーリー・マリアーノは参加していませんが、個人的にはボビー・ジャスパーとルネ・トーマの参加が嬉しく、トシコの作品の中でも異色の作品と云えそうです。

トシコ自身は後年に現在の旦那、ルー・タバキンなどとビックバンドなどの大編成を率いて活躍しますが、こういったアプローチの先鞭をつけるような位置づけにこのアルバムがあるような気がしてなりません。

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  1. 2007/07/20(金) 00:09:26|
  2. Japanese
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#247 We've Only Just Begun/The Monty Alexander Trio (MPS)

Monty Alexander Trio


A
1.It Could Happen to You
2.Summer of '42 Theme
3.Monticello

B
1.We've Only Just Begun
2.I've Never Been in Love Before
3.Love Story Theme
4.Blue Alexander

Monty Alexander (p) Senator Eugene Wright (b) Bobby Durham (ds)

Rec-1971



無条件に楽しいライブ。ジャマイカン・ピアニスト、モンティ・アレキサンダーのホットなプレイを聴いていただきたい。聴き慣れた違う曲のメロディがそこここに混在していて笑い出しそうな気分になります。

トップに貼ったジャケットは日本盤の再発で吹きだしを付けたレイアウトが面白いですが、MPSのオリジは下に掲げたジャケットで異なっています。相変わらず同内容でダブらせたものを多く抱えています。個人的には日本盤のデザインが好きですね。ちなみにオリジにはB-4は含まれていません。

Monty Alexander Trio (org)

A-1の中には「Milestones」が隠れており、A-3の中には「Manteca」が隠れています。おおよそジャズでは弾かれないB-3なんかも収録されており玉手箱のような内容です。大仰なノリは全編に亘っており、オーディエンスも演奏に応えたリアクションです。

モンティ・アレキサンダーは見事なエンターテイナーだと思うのですが、この人を聴いているとこちらも強烈なエンターテイナーでフィリピン出身のピアニスト、ボビー・エンリケスを小生は思い出してしまうのです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/19(木) 00:13:49|
  2. Piano
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#246 Green Eyes/Helen O'Connell (Vik)

Helen O’Connell


A
1.Star Eyes
2.Not Mine
3.Tangerine
4.Green Eyes
5.Yours
6.When the Sun Comes Out

B
1.All of Me
2.Jim
3.Amapola
4.Time Was
5.Embraceable You
6.Brazil

Helen O'Connell (vo) Bernie Glow (tp) Urbie Green (tb)
Nat Pierce (p) Marion Evans (arr,cond)

Rec-1957



久しぶりにヴォーカルを。ヘレン・オコネルのタイトル曲での名唱が有名なこの作品を取り上げます。この時代のスタイルの王道を行くヴォーカルです。

シットリとした曲とダイナミックなサウンドに乗せて歌い上げる曲とバランスよくミックスされた、マリオン・エヴァンス率いるオーケストラをバックに小気味良い喉を披露します。判別は難しいですが、オーケストラにはアービー・グリーンやナット・ピアースが含まれていて彼女の歌唱に華を添えます。

キュートなサウンドをバックに囁くように唱うA-1,A-2、ライブで歌えば徹底的に観衆を乗せるであろうA-3、アレンジが秀逸なA-4,A-5、ムーディーなA-6、名曲B-1は落ち着いた雰囲気で、シットリ聴かせるB-2,B-5、テンポに変化を持たせた彼女の最大のヒット曲の再現B-3、B-4のノリも見事、最後のB-6は意表を突いた出だしが印象的です。

彼女は高域過ぎず低域過ぎずハスキー過ぎない声で、ヴィヴラートがとても心地いい唱い方で好感が持てます。アメリカではTVで大活躍したそうです。

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  1. 2007/07/18(水) 01:29:23|
  2. Vocal
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  4. | コメント:2

#245 Chet Baker & Strings (Columbia)

Chet Baker Strings


A
1.You Don't Know What Love is
2.I'm Thru With Love
3.Love Walked in
4.You Better Go Now
5.I Married an Angel
6.Love

B
1.I Love You
2.What a Diff'rence a Day Made
3.Why Shouldn't I
4.A Little Duet
5.The Wind
6.Trickleydidlier

Chet Baker (tp) Zoot Sims (ts→onlyA-3,A-5,B-4)
Bud Shank (as,fl→onlyA-6,B-1,B-2,B-5)
Russ Freeman (p) Joe Mondragon (b) Shelly Manne (ds)
Samuel Cytron (strings) Jacques Gasselin (strings) Victor Gottlieb (strings)
George Kast (strings) Lou Kievman (strings) Paul Robyn (strings)
Eudice Shapiro (strings) Paul Shure (strings) Felix Slatkin (strings)

Rec-1953,1954



チェット・ベイカーのゴージャズなストリングス作品。チェット、若かりし日24歳の時の録音だそうで、23歳から録音をし始めたチェットへの期待が伺える意欲作と思います。何せストリングスものは制作費がかなり高くつくので、ジャズ・ミュージシャンの憧れのセットであったということですので。前回はLimelightのこのコンボ作品を取り上げました。

このアルバムでは純粋にインストゥルメンタルのストリングスで自慢の喉は聴かれませんが、翌年('54.2.15)に名声の高い『Sings』(Pacific Jazz)が吹き込まれています。この作品のバド・シャンクを含む一部のトラック(A-6,B-1,B-2,B-5)は『Sings』の5日後の吹き込みで、この時期の録音はチェット絶頂期の記録と云えると思います。後年の渋さの増した作品も捨てがたいのですが。全体に凛としたチェットのペットが響きストリングスと相まって高尚な味わいです。

近年ではティル・ブレナーがチェットの再来ともてはやされていますが、ちょっと違うような気がするのですが・・・。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/17(火) 00:42:35|
  2. Trumpet
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#244 Cedar!/The Cedar Walton Trio, Quartet, Quintet (Prestige)

Cedar Walton


A
1.Turquoise Twice
2.Twilight Waltz
3.My Ship

B
1.Short Stuff
2.Head and Shoulders
3.Come Sunday

Cedar Walton (p) Kenny Dorham (tp→onlyA-1,A-2,B-1,B-2,B-3)
Jonior Cook (ts→onlyA-1,B-2,B-3) Leroy Vinnegar (b)
Billy Higgins (ds)

Rec-1967



シダー・ウォルトンが好きです。特にこのアルバムはお気に入りです。A-1の存在が肩入れする要因です。もっと言うとA-1のドーハムがクールでカッコ良いです。B-1のドーハムのプレイもチャーミングです。シダー・ウォルトンとともにケニー・ドーハムが効いている渋い作品です。対するテナーのジュニア・クックは当方の印象は申し訳ないですが薄いです。

タイトルで判る通り、A-3のみピアノ・トリオで、ドーハムのペットを加えたA-2,B-1がカルテット、さらにテナーを加えたクインテットの編成で残りの曲が吹き込まれています。シダーの感情のこもったピアノが全編で満喫できます。メロディのバッキングで聴かれるコードが力強く、なんともノリの良いピアノを弾きます。

多作家のシダーは70年代に気合の入った作品をたくさん残していますが、もちろん近年も精力的に活躍、何度も来日しているようです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/16(月) 02:06:56|
  2. Piano
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#243 Jazz Jamboree/Jancy Korossy in Poland (Muza Norma-CD)

Jancy Korossy


1.All the Things You are
2.Gypsy in My Soul
3.Suita Souvenir
4.Garay Mood
5.Trallalla
6.Wodka Blues
7.Ippidippida
8.Sputnik

Jansy Korossy (p) Roman Dylag (b) Adam Jedrzejowski (ds)
Bernt Rosengren (ts→only5~8)

Rec-1961



ヤンシー・キョロシーを知ったのは随分前、20年程前位かも知れない。

ヤンシーを知る入り口になるアルバムといえば十中八九『Identification』(MPS)で当方もご多分に漏れずこの作品でした。そして長いこと巡り合うことを期待していました。昔のレコ屋探りではついぞ見ず、ネットの時代になってそこここで見かけるも既に垂涎盤となっていて3万以上の値が付く始末。しかしながら数年前からCDで復刻され聴ければいい人間としては狂喜しました。そして期待に違わぬ内容にとても満足したものです。『Identification』を皮切りに復刻ラッシュが続き、今日取り上げるこんなものまで4年前に再発されました。

この作品は10インチの『Jazz Jamboree 1961, Vol.5』(Muza) に+2という内容で、彼のセカンド・アルバムという位置づけです。10インチのジャケットを同デザインながらも若干変更した作りにしてNormaから発売されています。そしてタイトルからも想像できる通りライブ・アルバムです。

ヤンシーのピアノは、まず音が煌びやかであり物凄く華のあるサウンドだと思っています。とにかく美しい。豪快さと繊細さを併せ持った稀有なスタイリストと感じます。まず1曲目のソロの眩さに絶句します。2~4のピアノ・トリオの切れの良さ、5~8のベント・ローゼングレンのハードな吹きっぷり。堪らんです。是非御一聴を。

ところでヤンシーの表記が様々あって解りにくく検索が大変です。まあ理由はわかるのですが・・・。このアルバムはJansyですがYansyもあればIansiもある。ややこしい。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/15(日) 02:08:45|
  2. Piano
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#242 It's Uptown/The George Benson Quartet (Columbia)

George Benson (Col)


A
1.Clockwise
2.Summertime
3.Ain't That Peculiar
4.Jaguar
5.Willow Weep for Me
6.A Foggy Day

B
1.Hello Birdie
2.Bullfight
3.Stormy Weather
4.Eternally
5.Myna Bird Blues

George Benson (g,vo→onlyA-2,A-6,B-3) Lonnie Smith (org) Ronnie Cuber (bs)
Jimmy Lovelace (ds) Ray Lucas (ds)

Rec-1966



ソウル・ジャズでのジョージ・ベンソンのギター&ヴォーカル。純然たる4ビートではありませんがカッコいいです。そしてコテコテ感が堪らない。CDは+5の16曲。

モダン好きは軽んじがちなソウル・ジャズですがこのノリを浴びせられると無条件で体が動かされます。特にロニー・スミスの強烈に濃いオルガンは当方の好みの中でもベストの出来で、ベンソンのブルージーなギターにピッタリの好演でこの作品の充分な核となっています。

ジョージ・ベンソンはこのレコードで3曲喉を披露していますが、やはりこの人は上手いと感じる歌いっぷりです。ただジャズ色をあまり感じさせないのは「ブリージン」などのヒットを知っている当方の耳が偏った判断をさせているのでしょうか。

フュージョンのイメージが強く残るジョージ・べンソンですがこの作品やプレスティッジのマクダフと組んだオルガン・ジャズを是非再認識して欲しいなあと思っています。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/14(土) 01:09:07|
  2. Guitar
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  4. | コメント:0

#241 Some Like it Cool (United Artists)

Some Like it Cool


A
1.Stake Out/Johnny Mandel and his Orchestra
2.Darn That Dream/Art Farmer Quintet
3.I Loves You Porgy/Diahann Carroll and the Andre Previn Trio
4.Where's Charlie?/Herb Pomeroy and his Orchestra
5.I'd Know You Anywhere/Irene Kral and the Herb Pomeroy Orchestra
6.The Theme From "I Want to Live"/The Jazz Combo from "I Want to Live"

B
1.Pam's Waltz/Randy Weston Sextet
2.Travelin' Light/Big Miller with Bob Brookmeyer's K.C. Seven
3.High Noon/Hal Schaefer and his Orchestra
4.Let Me Love You/Morgana King
5.Jume in January/Benny Carter and his Orchestra
6.Double Clutching/Cecil Taylor Quintet



いきなり余談ですが、昔レコ屋勤めをしていた時、店内演奏用に使用するサンプル盤をセールスに譲ってもらえるように交渉した経験があります。メーカーとしては当然ながらより多く仕入れ、より多く売る店に協力したい。田舎の弱小店であった当店は当然の如く首尾よくゲットとはいかず、経費でおとして使用する始末でした。また、今や「萌え」の街と化してしまった秋葉原が電気街であった(過去形?)頃、秋葉(石丸電気やヤマギワなど)を中心に卸すレコード問屋のバイトしていて、その時はサンプル盤云々よりも新品が割引で買えたのでバイトで稼いだ給料がすぐ円盤に化けていったというそんな時期もありました。

メーカーは原盤そのものにその旨の刻印を施したサンプル盤とレーベルのダイジェスト版やら、その時期に発売する新譜からピックアップしたものなど様々なものを用意しています。

処変わって海外でもプロモ盤は当然存在し、放送局に配るDJ盤やレコードであれば白レーベル仕様のプロモ盤がありますがレーベル・サンプラーもちゃんと存在します。当方もこのアルバムのほかにパシフィック・ジャズ等々のものを所持しています。

これは「United Artists」のレコード12枚をカップリングしたもの。ダイジェスト版ではなく1曲をセレクトしフルで収録しています。珍しいことにコレはカナダ盤でジャケ裏には御馴染みのKeep Canadians Workingの刻印がしてあります。裏には12枚分のデータが以下のように記されています。

Some Like it Cool (Back)

カバーには当方には全く縁のない海外のオーディオメーカーのサインがプリントされている。12枚中所持するのは3枚(Art Farmer,Gerry Mulligan-I Want to Live,Randy Weston)のみ。知らないレコードを購入するのに参考になるこういったものはとっ散らかった内容とは裏腹にかなり面白いものです。

パーソネル&レコーディング・データは略しましたが内容はビッグバンド、男女ヴォーカル、コンボとバランスの良い配置で知っている3枚を別として、とても気に入ったのがA-4のハーブ・ポメロイ・オーケストラとB-3のハル・シェイファー・ビッグバンド。コレは是非探したい。両方とも凄いグルーヴ感。音の分厚さに圧倒される。特にハル・シェイファーの豪快な演奏の中から突如現れるシェイファー自身のピアノ・ソロにはハッとさせられます。

インナー・スリーブにもUAの作品がプリントされていて、眺めているだけで楽しくなります。

Some Like it Cool (Inner)

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  1. 2007/07/13(金) 00:06:32|
  2. Omnibus
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  4. | コメント:2

#240 Discovery!/Charles Lloyd (Columbia)

Charles Lloyd


A
1.Forest Flower
2.How Can I Tell You?
3.Little Peace
4.Bizarre

B
1.Days of Wine and Roses
2.Sweet Georgia Bright
3.Love Song to a Baby
4.Ol' Five Spot

Charles Lloyd (ts,fl) Don Friedman (p) Eddie Khan (b→onlyA-1A-4,B-1,B-4)
Richard Davis (b→A-2,A-3,B-2,B-3) Roy Haynes (ds→onlyA-1A-4,B-1,B-4)
J.C. Moses (ds→onlyA-2,A-3,B-2,B-3)

Rec-1964



チャールズ・ロイドは何ともいえない味わいがあって時々聴きたくなるプレーヤーですが、ここでのロイドは若干荒削りに聴こえてしまいます。

A-1の吹きっぷりには無理が感じられるというか音が裏返るというか、彼の十八番の名曲なだけにその点が気になります。まあ、もともとそういった味を持ち合わせてはいるのですが。A-1はキース・ジャレットやジャック・ディジョネット等とやった『Forest Flower/Charles Lloyd at Monterey』(Atlantic)で長尺で素晴らしい演奏を残しています。対するスローなナンバーのA-2や、フルートを叙情的に操ったA-3のほうが当方の感情移入は大きくなります。B-1の枯れた雰囲気、疾走するB-2、フルートを使用したB-3は聴いていて和みます。そして奇抜なB-4。全体に彼の色が滲み出ています。

微妙な音のズレもこの人の個性のひとつですが、最近はそれほど気にならなくなってきました。むしろキャラが立っていると云った解釈も出来ると思いますので。

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  1. 2007/07/12(木) 02:23:53|
  2. Tenor Sax
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#239 Oscar Moore Quartet (Tampa)

Oscar Moore


A
1.Up Tempo
2.Buddy Can You Spare a Dime
3.Threr'll Never be Another you
4.April in Paris

B
1.Samson and Delilah Theme
2.Moonlight in Vermont
3.Kiss Me Again
4.Dinner for One
5.Walkin' Home

Oscar Moore (g) Carl Perkins (p) Joe Comfort (b) Mike Pacheco (bongo)

Rec-1954



オスカー・ムーアは1940年代、ナット・キング・コール・トリオのギタリストとして10年程サポートしていました。キング・コール・サウンドを支えた重要な一人です。

以降彼は兄のジョニー・ムーアのバンドで活躍したり自身の作品を録音したりしています。このアルバムはタンパに吹き込まれたカルテットでドラマーの変わりにボンゴを配置しています。ジャケットを彼の写真に変更した同作品が1955年の吹込みを加えた16曲入りでCDになっています。

意図的にドラムを外したのか真意は良く判りませんが、ボンゴを加えたことによってかなり斬新な印象を受けます。思ったよりもボンゴに対する違和感はなくマイク・パチェーコの小気味良いリズムは快感で結構ハマります。主役のオスカー・ムーアはやっぱり上手いですね。この人のピッキングの強さは聴いていて心地よく、コード・ワークもスムースです。そしていぶし銀カール・パーキンスの参加も嬉しいですね。

オスカー・ムーアはケニー・バレルに多大な影響を与えたそうです。当方にはタイプが若干違うと感じるのですが。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/11(水) 00:52:47|
  2. Guitar
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  4. | コメント:0

#238 You're Hearing/George Shearing and his Quintet (MGM)

George Shearing


A
1.Tenderly
2.Strolling
3.November Seascape
4.September in the Rain
5.Five O'clock Whistle
6.I Remember You

B
1.Summertime
2.Changing With the Times
3.As Long as There's Music
4.East of the Sun (And West of the Moon)
5.I'll be Around
6.For You

George Shearing (p) Chuck Wayne (g)
MarjorieHyams (vib→exceptA-5,A-6) Don Eriott (vib→onlyA-5,xylophone→onlyA-6)
John O.Levy,Jr. (b→exceptA-5,A-6) Al McKibbon (b→A-5,A-6)
Denzil DeCosta Best (ds)

Rec-1950



家にはジョージ・シアリングのアルバムが沢山あります。特に「凄く好きだ」ということはないのですが、いっぱいあります。理由は簡単で安く転がっていたからです。数十年前レコード屋で収穫がなく買うものがなかったときに「取り敢えず一枚だけ」の感覚で増えていったのが正直なところです。今は田舎に引っ込んでいるので中古屋に行こうとすると往復の運賃で一枚以上買えてしまうので足が遠のきます。おのぼりさんになることも殆どないので現状は良く判らないですが今も安価なような気がしますがどうでしょう?

A-1,B-1はシアリングのソロ、その他は上記メンバーのクインテットで演奏されています。カクテル・ピアノ色の強いシアリングですのでジャズ・ファンから見向きもされません。コじゃれた音楽との認識が強いだろうと思います。ただ、一度聴いたら彼らの演奏は特異な編成も相まって記憶に刷り込まれるでしょう。愛聴するかどうかは別の問題ですが。彼らの代表曲「September in the Rain」がこの作品に収録されています。

確かこの作品の元は10インチなのですがコレは12インチで、恐らくA-5,A-6とB-5,B-6が追加されている曲と思います。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/10(火) 00:07:47|
  2. Piano
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#237 Sadao Watanabe (King)

Sadao Watanabe 渡辺貞夫


A
1.Del Sasser
2.Romanade
3.Now's the Time
4.Just in Time

B
1.Greacy
2.M & M
3.Amen
4.My Elegy

Sadao Watanabe 渡辺貞夫 (as,fl→onlyB-3) Akira Nakano 仲野彰 (tp)
Kazuo Yashiro 八城一夫 (p) Masanaga Harada 原田政長 (b)
Takeshi Inomata 猪俣猛 (ds→onlyA-2,B-2,B-3)
Akihiro Hasegawa 長谷川昭弘 (ds)

Rec-1961



ナベサダのジャズは後追いである。自分がナベサダを意識したときは完全にフュージョンのナベサダであり、「カリフォルニア・シャワー」としての渡辺貞夫だった。双璧として語られるヒノテルもフュージョンのヒノテルだった。当時はジャズだフュージョンだと意識せず、格好いいインストゥルメンタルだと思っていた。意識がジャズに傾倒するとそれ以前の純然たるジャズが気になって遡って聴くようになった。コレは渡辺貞夫のデビュー作で28歳の頃の作品。SJ誌のゴールド・ディスク選定シールが貼ってある。

ナベサダのアルトは実に軽やかで軽快です。フュージョンでもそうだったですね。ナベサダのオリジナル(A-2)、八城一夫のオリジナル(B-2)の2曲を含んだ全8曲で、私の一番の聴き所はB-3のナベサダのフルートで「Amen」という曲自体が好きなのでB面をかける頻度が高くなっています。

日本のジャズは近年「和ジャズ」と称され、ディスク・ユニオンのThink!Recordsがこのアルバムも含めて気合を入れて復刻しまくっている。嬉しい。アナログはナベサダやヒノテルはTaktでもKingでも何度かの再発で比較的安価で転がっているけれど他の稀少なものは和ジャズブームで一気に価格が高騰し、とても手の出ないものになっていました。個人的には宮沢昭のレア盤がドバッと出たのに小躍りした。コツコツと買っている。嬉しい。

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  1. 2007/07/09(月) 00:07:07|
  2. Japanese
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#236 Firefly/Emily Remler (Concord)

Emily Remler


A
1.Strollin'
2.Look to the Sky
3.Perk's Blues
4.The Firefly

B
1.Movin' Along
2.A Taste of Honey
3.Inception
4.In a Sentimental Mood

Emily Remler (g) Hank Jones (p) Bob Maize (b) Jake Hanna (ds)

Rec-1981



エミリー・レムラーというギタリストをご存知でしょうか。ジャケットの彼女がその人なのですが、コレはデビュー・アルバムで実に優れた作品です。たまに取り出して聴きたくなる好きなアルバムのひとつです。タイトルの「Firefly」は「蛍」という意味なんですね、知りませんでした。

ドラッグのオーバードーズで1990年に彼女は亡くなるのですが、数少ない彼女のアルバムの中でもこの作品はオーソドックスでありリラックスできる滋味深い内容で、宵に聴くのに適したムード溢れる良いギターです。

エミリーが24歳のときにレコーディングされたこの作品はハンク・ジョーンズ・トリオを従えてのカルテットですがウェスの影響を受けたとのことでB-1に彼のナンバーを持ってきています。当方の感覚から云うと彼女はマイルドで滑らかなプレイですが、音だけで判断すれば女性とは思えない堂々たる演奏で実力の程を窺わせる魅力的なギタリストなのでつくづく早すぎる死が残念でなりません。

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  1. 2007/07/08(日) 00:04:14|
  2. Guitar
  3. | トラックバック:0
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#235 Jazz Laboratory Series Vol.1/Duke Jordan (Signal)

Duke Jordan - Signal


A
1.Sometime's I'm Happy
2.Embraceable You
3.Jordu
4.Oh Year?

B
1.Sometime's I'm Happy
2.Embraceable You
3.Jordu
4.Oh Year?

Duke Jordan (p) Gigi Gryce (as→onlySide-A) Oscar Pettiford (b)
Kenny Clarke (ds)

Rec-1955



ドン・シュリッテン絡みでこのアルバムを。マイナー・レーベルSignalの全7枚のカタログの内、一番最初のリリースがこの作品。ジャケットにも描かれている耳のイラストが個性的なレーベルで、ラベルにもこのマークがレイアウトされています。一度見れば忘れられないデザインですね。

Duke Jordan - Label

SignalにはJazz Laboratory Seriesとして、このデューク・ジョーダンのほかにホール・オーバートンの作品がVol.2としてリリースされています。同じジャケットのデザインでデューク・ジョーダンの赤色の部分がオーバートンのレコードではグリーンになっています。

ご存知の方も多いでしょうが、このレコードは楽器の練習用の意味合いがあり、A面はデューク・ジョーダン・カルテットの演奏、B面はジジ・グライスの抜けたトリオで全く同じ曲が収録されています。実はA面のジジ・グライスのサックスはB面のトリオのバッキング演奏にオーバー・ダブでメロディを後録した演奏ですので、B面のトリオはピアノがソロを執らないオケのような演奏で、興味深いものではありますが当然聴いていてつまらないものです。ようはサックス・プレーヤーがB面のオケに乗せ練習することが出来るという代物です。ですのでレコードの他に下の写真の理論解説のスコアが封入されています。

Duke Jordan - Analysis

楽器の出来ないリスニングのみのジャズ・ファンとしてはA面の4曲が全てであるのですが、ある意味ジャズが分解された状態で記録されているB面も音楽の奥深さを探求するのには有益なのかもしれませんね。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/07(土) 00:47:51|
  2. Piano
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#234 My One and Only Love/Franco D'Andrea (Red)

Franco D’Andrea


A
1.Nord & Sud
2.Slalom Speciale

B
1.Quiet Children
2.My One and Only Love

Franco D'Andrea (p) Mark Helias (b) Barry Altschul (ds)

Rec-1983



フランコ・ダンドレアはイタリアのピアニスト。キャリアも長く多作家でこのアルバムも聴かせてくれます。

彼の初リーダー作は1970年の『Modern Art Trio』(Vedette)で気合の入ったプレイを聴かせますが、その後70年代中盤にプログレ・バンド「ペリゲオ」に約5年間在籍と変わった経歴があります。後にジャズのアルバムを精力的に発表、このアルバムのレーベルRedにも複数の作品を残しています。

タイトル曲B-2以外の3曲はダンドレアのオリジナルで、A-1はダイナミックさと繊細さを併せ持つカッコいい曲、A-2はテンポがめまぐるしく変わる強烈なインパクトのシリアスなナンバー、B-1はスローでエモーショナルな演奏、B-2は15分弱の大作で原曲に忠実にプレイしていたかと思えば徐々に高揚感溢れる演奏に変貌するエネルギッシュな展開です。ベース&ドラム・ソロも堪能できます。

なんと今月末、ダンドレアの旧譜が『Live In Perugia』を含めイタリア盤のCDで3枚再発されるようです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/06(金) 00:25:53|
  2. Piano
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#233 Out of Nowhere/Sonny Criss (Muse)

Sonny Criss (Muse)


A
1.All the Things You Are
2.The Dreamer
3.El Tiante

B
1.My Ideal
2.Out of Nowhere
3.Brother, Can You Spare a Dime?
4.The First One

Sonny Criss (as) Dolo Coker (p) Larry Gales (b) Jimmie Smith (ds)

Rec-1975



全てを聴いたわけではありませんがソニー・クリスのアルバムの中の個人的ベストがコレです。とは云うものの実は同年に録音されている『Saturday Morning』(Xanadu)もこのアルバムと同じくらい好きです。ようは彼の後年の録音が自分にとっては聴いていてとても気持ちのいいものなのです。クリスはこの翌々年に拳銃自殺します。亡くなった日は日本公演の一週間前だったそうです。このブログでは、以前はフランス・ポリドール盤のコレをアップしました。

クリスの吹きまくりは良く言えばサックスがよく鳴っている、悪く言えば軽薄であると小生は思うのですが、この作品やザナドゥのアルバムに関してはとても好調に吹いてますが、ヘンな表現で恐縮ですが以前より落ち着きがあるというかそのように聴こえます。尚且つ以前よりも軽くなく高尚に聴こえるのはクリスの円熟味が増したのか、バッキング・メンバーの好演のせいなのか良く判りません。

ザナドゥの渋くジックリ聴かせる内容に対して、こちらは明るい曲調のものが多いような気がします。全ての曲で良く唱っており実に快調です。ジャズ界で完全に無視された存在であるがこの時代には欠かせないドロ・コーカーの名演奏やラリー・ゲイルズのベース・ワークは目を見張るものがあります。ドラマーはオルガンでないジミー・スミスですね。たまに聴きたくなる好盤です。

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  1. 2007/07/05(木) 00:19:59|
  2. Alto Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

#232 Out Front/Booker Little (Candid)

Booker Little


A
1.We Speak
2.Strength and Sanity
3.Quiet, Please

B
1.Moods in Free Time
2.Man of Words
3.Hazy Hues
4.A New Day

Booker little (tp) Eric Dolphy (as,b-cl,fl) Julian Priester (tb)
Don Friedman (p) Art Davis (b→onlyA-1,A-3,B-4)
Ron Carter (b→onlyA-2,B-1,B-2,B-3) Max Roach (ds,tympani,vib)

Rec-1961



ブッカー・リトルが好きでたまに聴きたくなる。若くして逝ったリトルのリーダー作は4枚のみで、初めてリトルのアルバムを取り上げますが初回はコレを。最近こういったヒンヤリとしたジャズが好みです。彼はこの年に亡くなっているんですねぇ。

何度聴いてもA-1のドルフィー節全開で突如切り込んでくるところに笑ってしまう。この方のキャラは際立ちすぎです。これぞ他の追随を許さないワン・アンド・オンリーの存在と云えるでしょう。またこの曲を含めかなりの頻度でマックス・ローチがドラム+ティンパニで応戦しているので迫力があります。A-2のアンサンブルに酔い、A-3では入魂のブッカー・リトルのソロが聴けます。B-1で怪しさは頂点に達し(ティンパニが効果的)、B-2はロン・カーターのアルコ・ベースの上でリトルが朗々と唱い、B-3,B-4と個性的な曲調が耳に残ります。

リトルのアルバムの中でもこの作品は異質で、キャンディドの作品らしく怪しさが炸裂しています。管は他にジュリアン・プリースターのボントロが入ってます。リトルはもちろんですがドルフィーはドルフィーらしく、ローチはローチらしく各々が個性を発揮しています。ちなみにこの作品は全曲ブッカー・リトルのオリジナルです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/04(水) 00:25:14|
  2. Trumpet
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#231 Piano/Joachim Kuhn (MPS)

Joachim Kuhn


A
1.Mixing One
2.Dandy Ponty
3.She's a Beauty
4.Part
5.Fast

B
1.Paris 71
2.Wiegenlied
3.Special
4.Chords
5.Mixing Two

Joachim Kuhn (p)

Rec-1971



美しく怪しいフレーズを矢継ぎ早に繰り出すドイツのピアニスト、ヨアヒム・キューンのソロ作品。ソロですのでフリー特有の音圧は少なめですがアタックの強さと時折混在する美しいメロディは健在ではっとさせる聴き所が多い作品です。

ブログで何度も触れている通り、聴き始めの当初はフリーに対する拒絶が強かったため本格的なフリーの即興はもちろん独自の実験的なアプローチをしている作品も含めて放り投げていました。いわゆる聴かず嫌いの面が強く出ていたため再び手に取るのに時間が掛かりましたが、徐々に自分なりの聴き所を抽出できるようになり、さらにこういうログを残すようになって克服に拍車が掛かっています。ただ明らかに当方の中には好みのラインが存在していてそれを越えると針を上げる確立が高くなります。

このレコードもやはり最初何が良いのかわからず長い間死蔵しておりましたが、ヨアヒム・キューンの攻撃的な側面のみではなく彼に内在する流麗なフレーズを知ってから認識を新たにしたものです。単なる前衛的な作品ではないことを付け加えておきたいアルバムです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/03(火) 00:12:23|
  2. Piano
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#230 Babe's Blues/The Three Sounds (Blue Note)

The Three Sounds


A
1.Babe's Blues
2.Wait a Minute
3.Work Song
4.Blue Daniel
5.Sweet and Lovely

B
1.Shiny Stockings
2.Walking the Floor Over You
3.Between the Devil and the Deep Blue Sea
4.Stairway to the Stars
5.Lazy Cat

-The Three Sounds-

Gene Harris (p) Andrew Simpkins (b) Bill Dowdy (ds)

Rec-1961,1962



ブルー・ノートの看板スターだったスリー・サウンズ。たくさんのタイトルを残しクォリティーの高いグループでした。そんな彼らにもお蔵入りだった曲があって、コレは後の新生ブルー・ノートから4434の番号でリリースされた未発表曲集になります。

ジーン・ハリスの快調さは残り物の曲でも変わることはなく、各々の曲も水準が高く好調で、統一性も取れていることから彼らのスタイルは普遍であることがこのアルバムでも証明されています。

詳細をまとめておくと、A-1が『Black Orchid』(4155)、『Out of This World』(4197)と同時期の録音で、残りの曲が『Hey There』(4102)の時の未発表曲との事です。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/07/02(月) 00:09:45|
  2. Combo
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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