イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#825 Tony Monaco Live at the Orbit Room (Chicken Coup Records-CD)

Tony Monaco - Live at the Orbit Room

1.S'bout Time
2.Ode to Billie Joe
3.I'll Close My Eyes
4.Someday My Prince Will Come
5.Slow Down Sagg
6.S'bout Time (Edited for Radio)
7.Ode to Billie Joe (Edited for Radio)

Tony Monaco (hammond-B3-org) Ted Quinlan (g) Vito Rezza (ds)

Rec-2007



オルガン奏者の新譜や近作を色々と試していますが、最近のジャズ・オルガニストはどちらかと云うとシンプルでクールなサウンドが主流なのかなと思っていました。でも初めて聴いたトニー・モナコはあまりにもゴキゲンで、これぞオルガンと云ったサウンドに嬉しくなってしまいました。シツコイくらいにウネリまくるB3が暑苦しくで笑えてきます。

YouTubeでトニー・モナコを検索すると、"Burnin' B3 man"であるとか"Jazz Organ Monster"などと題目で形容されていて、映像に「炎」をダブらせて録られた演奏は最高でさらにウケまくってしまいました。彼のアルバムでも『Fiery Blues』(Summit Records)などは燃え上がる彼の顔のイラストが描かれていてインパクトは抜群で猛烈に気になってしまいます。よく見るとこのアルバムのジャケットも何とも言い様のないレイアウトがツボに入ってニヤけてしまいます。ワイルドで愛嬌のある実際の風貌もサウンドにマッチしていてイカしており、何とも憎めないキャラクターで一発でファンになってしまいました。いやぁ楽しい。でもモナコは体にハンディキャップを抱えているんですよねぇ。それを感じさせない爆発力のあるプレイは素晴らしいの一言です。

このライブ・アルバムでのモナコも大炎上です。エクスプロージョンしています。このグルーヴィーさは何なのでしょうか。いやぁ強烈。ブレイクにいちいち絶叫するところも笑えてきます。Wow!とかYeah!!とかの合いの手がこれほど似合うジャズもないのではないでしょうか。歪みまくり強烈にドライブするオルガンのサウンドが図太いベース・ラインとともに濃厚に放出されます。モナコのハモンドの音がグラインドしながら目の前に迫って来て最早逃れることは出来ません。呼応するギターがまた粘着質なサウンドでシツコさ倍増。ムンムンとした熱気に拍車をかけるアグレッシヴなドラムがまた派手なことこの上なく、ジャズを聴いているのに腹筋を破壊するほど笑い転げさせられてしまう凄い威力がありました。でもシットリと聴かせる3曲目なども最高なんだよなぁ。無条件に楽しめる一級のエンターテイメントです。

モナコはわりと頻繁に来日しているようで、昨年もパット・マルティーノのグループに来日同行していたんですよねぇ。行こうか迷っていただけに見逃していることが残念です。また何故か大阪の焼き鳥屋でも演奏したそうで、変なところで再びツボってしまう自分なのです。感涙でむせび泣いてしまうほどの強烈な体験でした。モナコ最高。
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テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/02/28(土) 23:27:55|
  2. Organ
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#824 Close to My Heart/Jeremy Pelt (Maxjazz-CD)

Jeremy Pelt - Close to My Heart

1.Weird Nightmare
2.Exerent
3.Take Me in Your Arms
4.502 Blues (Drinkin' & Drivin')
5.All My Life
6.Don't You Know I Care
7.Pioggia di Perugia
8.It's a Beautiful Evening
9.This is the Moment
10.Why Try to Change Me Now ?
11.In Your Eyes

Jeremy pelt (tp,fl-h) Mulgrew Miller (p) Peter Washington (b)
Lewis Nash (ds) Meg Okura 大倉めぐみ (vin) Joyce Hammann (vin)
Ron Lawrence (viola) Dave Egger (cello) David O'Rourke (g→only9)

Rec-2003



ジェレミー・ペルトのストリングス入りアルバム。とは言っても全曲ではなく5曲のみ(1,5,8,10,11)です。曲によって微妙に編成が変わっており、他にはペルトのフリューゲル・ホーンでのソロが1曲(6)、トランペットとギターとのデュオが1曲(9)、それ以外の曲がワン・ホーン・カルテットになります。ストリングス入りは個人的にあまり得意ではありませんが、作品の半数程度に抑えられていることによって他の曲と適度にメリハリがついていることと、女性のヴァイオリン2本+男性のヴィオラ+男性のチェロと云う4人でのシンプルなセットであるので過度に甘くならずに十分に楽しめました。ニューヨークで活躍する日本人ヴァイオリニストの大倉めぐみさんが参加していますね。

ペルトがマックス・ジャズから発表した4枚のアルバムの中ではこの作品が録音が一番古いものになるようです。メインストリームからエレクトリックまで、幅広い演奏が聴けるシリーズとして揃っているのでどの作品を聴いても楽しめますが、個人的にはエレクトリックで迫るワイアード名義の『Shock Value』が最も刺激的でした。

ペルトのトランペットはエレクトリックと云うフォーマットでも、エネルギッシュではあるものの突き刺すような攻撃的なサウンドではないんですよねぇ。どこかゆとりがあってふっくらとしていて滔々と流れていくような感じに受け取ってしまいます。自分の場合はそれがマイナス要因とならないのでペルトのトランペットはご馳走です。このアルバムなどはアルバム全体がアコースティックに特化しているのでその感を強くし、陳腐な言い回してすがストリングスが入ることによってよりゴージャスになり、まったりとした彼のプレイが如何なく発揮されているように感じられます。マイルドなトランペットが贅沢に響き渡り、マルグリュー・ミラーのピアノの装飾がとても美しくてナイス・アシストです。

ここ2年ほどで相当な枚数の近年もののジャズを買い込んで堪能しているのですが、トランペッターではジェレミー・ペルトはサイドを含めてもかなりの枚数を体験することが出来ました。激テクのトランぺッターは他に挙げればキリがないほどいるのですが、何故か滋味深い演奏をするペルトには惹かれるものがあります。彼を取り巻くメンツが当方にとって魅力的であることも大きな理由になるのかも知れませんが。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/02/27(金) 23:54:24|
  2. Trumpet
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# 823 Townorchestrahouse/Paal Nilssen-Love (Clean Feed-CD)

Paal Nilssen Love - Townorchestrahouse

1.Town
2.Orchestra
3.House

Paal Nilssen-Love (ds,perc) Evan Parker (ts,ss) Sten Sandell (p)
Ingebrigt Haker Flaten (b)

Rec-2002



ニルセン・ラヴの探求は今だに続いています。少し前の録音に彼の名義の作品があったので聴いてみることにしました。このアルバムは彼のリーダー作としては2枚目になるようで、コンクスベルグ・ジャズ・フェスティバルでのライブ音源になります。最後の曲(3曲目)のエンディングまで一切の歓声が聴こえないので、当初はライブ音源だとは全然思ってもおらず後から気がついたくらいです。それと実際のところは「タウンハウス・オーケストラ」と云う名前のカルテット名義と捉えたほうが、どうもこのアルバムに関してはよいらしいのですが。

イギリスのインプロの重鎮、エヴァン・パーカーをフロントに迎えてのカルテットになります。最近本格的にフリー・ジャズに首を突っ込むようになった当方には、パーカーの演奏を聴くことは初めての経験です。彼のディスコを確認すると60年代後半から録音が始まっており、あまりに膨大な仕事量で絶句してしまいました。ピアノのステン・サンデルとニルセン・ラヴとは多くの共演歴があるようですが、当方にとってはやはり初めて接するピアニストになります。ベースのホーケル・フラーテンとはアトミックのグループでの活躍で強烈な刺激を受けているのでとても楽しみです。実際のところ、リズム・セクションのペアリングを知ってこの作品を購入したのが動機なので。

全3曲で70分強(!)簡単に分ければ1曲目約33分、2曲目約29分、3曲目約9分。フリー・ジャズらしく長尺な楽曲で勝負しています。ところがこれがなかなかイカレ耳には難しい作品でした。どうも混沌とし過ぎていて、当方の単純な脳みそにガツンと響くガッツのあるようなインパクト一発で迫ってくる曲というよりも、局面によって様々に変わるシリアスな駆け引きに掴みどころを見いだせないでいます。1曲が長尺であるため曲のメリハリを凡庸な頭がしっかりと掴み取っておらず、次への展開をなかなか整理して行くことが出来ません。ですから各自のプレイを断片的に切り取って楽しむと云う本末転倒の聴き方に終始しており情けない限りです。パーカーのウネリまくるサックスに硬質なサンデルのピアノがアブストラクトな世界を表現しています。ホーケル・フラーテンのベースの輪郭は見えづらかったですがニルセン・ラヴの魅せる技は要所要所で決まっており、自分の知っている作品の中では難解ながらもワクワクさせられる展開も聴くことが出来ました。

ちなみにジャケットのペイントはポールの父親の筆によるものだそうです。彼のファースト・アルバムのジャケットも手がけておられるそうで、芸術家のオヤジさんもまた芸術家であったと云うところでしょうか。蛙の子は蛙であった凡なる小生にとってはクリエイティブな才能に羨望してしまいます。

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  1. 2009/02/26(木) 23:59:26|
  2. Drums
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#822 Present Tense/James Carter (EmArcy-CD)

James Carter - Present Tense

1.Rapid Shave
2.Bro. Dolphy
3.Pour que ma Vie Demeure
4.Sussa Nita
5.Song of Delilah
6.Dodo's Bounce
7.Shadowy Sands
8.Hymn of the Orient
9.Bossa J.C.
10.Tenderly

James Carter (fl,b-cl,ss,ts,bs) Dwight Adams (tp,fl-h) D.D. Jackson (p)
Rodney Jones (g→only4,6,9) James Genus (b) Victor Lewis (ds)
Eli Fountain (conga,perc→only4,7,9)

Rec-2007



sheppさんにコメントを頂戴しましたらジェームス・カーターが聴きたくなりました。カーターはマルチ・リード奏者で、このアルバムでも5種の楽器を操っています。この作品は一番新しいアルバムのようで、カーターの作品もかなりのタイトル数がありますがジャズへの出戻りオヤジの当方にとってはいつものことながら今のところ唯一聴くことが出来ている作品です。

のっけからトランペットとの2ホーンでご機嫌なサウンドが飛び出してきます。ディス・イズ・ジャズです。ブリブリでゴリゴリのバリトンが炸裂する1曲目からムンムンとしたサウンドです。ピアノのディー・ディー・ジャクソンがドン・プーレン張りのローリング・フィストで煽っているのが痛快です。2曲目ではバスクラに持ち替えドルフィーへのオマージュを表しています。アグレッシヴに攻めてきますがアプローチはドルフィーを連想をさせるものではないと個人的には思いました。3曲目はソプラノ。メロウに奏でる節回しがいい味を出しています。ギターが加わった4曲目はテナー。パーカッションの効果とともに淫靡に迫ります。5曲目はソプラノ。呪術的なイントロが印象に残ります。6曲目はフルート。ミュート・トランペットとのテーマは微かなコミカルさも漂わせキュートな小品に纏まっています。7曲目はバスクラでスローなラテン・ナンバーになっています。8曲目はドラムのイントロからハードに疾走するアップテンポなナンバー。強靭なバリサクに痺れます。9曲目のボッサはテナーで。タイトルのJ.C.は聴く前はコルトレーンかと思ったけど、こりゃご本人(J-ames C-arter)のことですね。曲調やボッサからコルトレーンは連想出来ないです。ギター・カッティングが心地良いですね。ラストの10曲目はバラードで〆ています。トランペットとともにバリトンが渋く唱い上げています。

様々な表情の曲を5種の楽器で料理するサマは、さしずめ一人博覧会の様相を呈しており、ニュアンスも多彩でしかも表現力豊かな確かな技術はあまりにも眩くて絶句してしまいます。何せこの一枚しか経験出来ていないので、沢山あるカーターのアルバムを聴くたびに新たな発見が実感出来そうな気がして、今後の新譜にしろ既出の旧譜にしろ聴くことが楽しみになってしまうアーティストでした。

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  1. 2009/02/25(水) 23:58:54|
  2. Soprano Sax, Baritone Sax
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#821 Trio/Chris Gestrin (Maximum Jazz-CD)

Chris Gestrin - Trio

1.In the Wee Small Hours of the Morning
2.To Give Again
3.The End of Thought
4.Autumn Leaves
5.Where 2
6.Dance
7.'Round Midnight
8.No Beliefs, No Desires
9.Bemsha Swing
10.Waiting for April
11.How Deep is Ocean

Chris Gestrin (p) Andre Lachance (b) Dylan van der Schyff (ds)

Rec-1999



カナダのピアニスト、クリス・ゲストリンの初期のアルバムが昨年にリイシューされたので発売時に購入してみました。といっても彼のことは名前をどこかで聞いたことがある程度で殆ど知りませんし彼の作品を買ったのも初めてです。ネットでの情報では多彩なスタイルの持ち主とのことで、メイン・ストリーム&フュージョン&フリーと何でもこなすとのこと。彼のHPでディスコを確認すると、1996年から作品を残しておりこのアルバムは2作目になるようです。そして現在までに全部で5枚のリーダー作を数えています。

ゲストリンのオリジナルが3曲(2,5,10)、メンバー三人の共作が3曲(3,6,8)、他に著名な曲を演っていますがモンク作が2曲(7,9)含まれているのが特徴でしょうか。このアルバムでのゲストリンはどちらかと云うと叙情的で静謐な世界を描いています。最初は美し綺麗系のピアノと判断してしまい、もの足らなさも感じて数回聴いた程度で寝かせていたのですが、最近改めて聴き返してみると、そう単純に割り切れるものでもないようで、基軸は最初の印象に近いものの辛口な解釈も存分に垣間見せており、屈折しているかのような表現力はヴァーサタイルなスタイルをこなす彼の特性から来るものなのかも知れません。

このアルバムのゲストリンに対しビル・エヴァンスが引き合いに出されたりしていますが、実際に感じられる彼のピアノに関しては、より鋭利でヒリヒリした質感を持ち合わせているように思われます。彼の奏するフリー・ジャズをもちろん聴いていないのですが、ここでの演奏には微量ながらもそういった性質の芳香を感じ取ったりしています。その要素を高めているのがディラン・ヴァン・デル・スキーフのドラムとアンドレ・ラチャンスのベース。深遠で沈むベースにシンバルの残響が心地よいドラムが、ピアノをクッキリと浮かび上がらせていて荘厳に響いてきます。

予備知識からすれば多面性を持つ彼の一部分でしかない作品と云えそうですので、他の作品を聴いてみない限りはなかなか彼の本質を捉えることは難しそうですね。

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  1. 2009/02/24(火) 23:58:38|
  2. Piano
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#820 Compass/Joshua Redman (Nonesuch-CD)

Joshua Redman - Compass

1.Uncharted
2.Faraway
3.Identity Thief
4.Just Like You
5.Hutchhiker's Guide
6.Ghost
7.Insomnomaniac
8.Moonlight
9.Un Peu Fou
10.March
11.Round Reuben
12.Little Ditty
13.Through the Valley

Joshua Redman (ts,ss) Larry Grenadier (b) Reuben Rogers (b)
Brian Blade (ds) Gregory Hutchinson (ds)

Rec-2008



己は根っからのジャンキーではないかと思ってしまいます。一ヶ月ほど前に休暇を取って恒例(?)の冬の東北温泉巡りに出かけたのですが、せっかくの休みであるのでゆっくり寛ぐことに専念していればいいものの、列車の待ち時間に少しでも時間があると駅周辺のCD屋を覗きに行ってしまいます。仙台の駅前にはテナントでHMVとタワーが入っていることを以前から知っていたので、元々欲しかったこのアルバムをHMVで見つけて買ってしまいました。後から解ったことですが、この作品はネットから引っ張ったほうが安価で購入出来たようです。まぁ大半がそのような値付けになっているようなのですが。

ジョシュア・レッドマンは当然知っていますが、最近ジャズに戻って来た当方にとっては彼のリーダー作を聴くのは初めてです。何せオヤジさんのデューイ・レッドマンの作品すら、キース・ジャレットやオーネット・コールマンの作品で体験しているくらいで満足に聴けていない人間です。いつものことながら比較対照がないのでこのアルバムを聴いた感想だけに終始しますのでその旨ご理解下さい。

過去ログで何度も表明している通りピアノ・レスのサックス・トリオは大好物です。しかもただのスリー・ピースではなくてリズムに厚みを持たせ、ベーシストとドラマーを二人ずつ配置することによって曲によっては2ベース&2ドラムとなり最大5人での演奏が収録されています。全くなかったアプローチとは云えませんが、なかなか面白いチャレンジではあると思います。リズム好きを自認している当方にはこれだけでも期待が持てます。大雑把ですが以下が編成で、メンバーの組み合わせも多岐に亘っています。

トリオ(6曲) 2,5,6,7,9,11
2ベース・カルテット(2曲) 1,13
2ベース・2ドラム・クインテット(5曲) 3,4,8,10,12

2ドラムでのカルテットと云うのは演ってないんですねぇ。コレも面白そうなのですが音圧的なバランスの問題でもあるのでしょうかね。

それにしてもコイツは大迫力ですねぇ。やはりリズム好きには応えられないものがあります。マイナーな旋律を繰っている曲が多く感じられ燃え上がるようにサックスが咆哮する醍醐味もタップリと兼ね備えられており、それを鼓舞するリズムが重厚であることココに極まれリと云ったところでしょうか。ただでさえトリオの演奏でも興奮するのにクインテットとなるとゴツいことこの上なく、ダイナミックなプレイが止めどなく溢れて来て身悶えしてしまいます。ジョシュアのサックスは太さと柔らかさを兼ね備えたような音色に感じ、メロウな曲にもタフな曲にも違和感がなくマッチする演奏ですね。

ジョシュアは4月下旬にブルーノート東京と名古屋での公演が決まっていますが、来日はトリオのようでリューベン・ロジャースとグレッグ・ハッチンソンを従えるようです。すごく観に行きたいですが、この時点でアレもコレもと云う状態になっているのでどこかを絞っていかないと厳しいのは間違いないようです。都心に住んでいれば無理もきくのですがコレばっかりはどうしようもないですからねぇ。

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  1. 2009/02/23(月) 23:36:45|
  2. Tenor Sax
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#819 Trane's Modes/John Coltrane (Impulse)

John Coltrane - Trane's Modes

A
1.Impressions (Take One)
2.Miles' Mode

B
1.Chasin' Another Trane
2.Greensleeves (Take Two)

C
1.Impressions (Take Two)
2.Naima

D
1.Africa (First Version)
2.The Damned Don't Cry

Side-A,Side-B,Side-C

John Coltrane (ts) Eric Dolphy (as,b-cl) McCoy Tyner (p)
Jimmy Garrison (b→onlyA-1,A-2,C-1) Reggie Workman (b→onlyB-1,B-2,C-2)
Elvin Jones (ds→exceptB-1) Roy Haynes (ds→onlyB-1)

Side-D

John Coltrane (ts,ss) Eric Dolphy (reed) Pat Patrick (reed)
Garvin Bushell (reed) Booker Little (tp) Freddie Hubbard (tp)
Charles Majid Greenlee (euphonium) Julian Priester (euphonium)
Jimmy Buffington (fr-h) Julius Watkins (fr-h) Donald Corrado (fr-h)
Bob Northern (fr-h) Robert Swisshel (fr-h) McCoy Tyner (p)
Paul Chambers (b) Reggie Workman (b) Elvin Jones (ds)

Rec-1961



コルトレーンの没後約10年後にアナログでリリースされたうちの一枚、The Mastery of John Coltraneシリーズの四作目。未発表だった音源を色違い同デザインのジャケットで4枚シリーズとして発売したのですが、これはその最終作になります。CDの時代になって、LP4枚に収録されていた音源は新たな編集&パッケージにより分散されて再発売されているようですが、その全てが既にCD化されているのかは個人的には把握出来ておらず、ひょっとしたら未だにこのアナログでしか聴けないトラックが含まれているのかもしれないですね。ただし収録時間の関係からフェードアウトさせることなく全貌を見せてくれたトラックもあったりして、CD化することにより素晴らしい内容を新たに提示してくれたりもしているようです。

ちなみにThe Mastery of John Coltraneシリーズは、Vol.1が65年の音源8曲を収録した『Feelin' Good』、Vol.2が63年の"Impressions"と65年の2曲を収録した『To The Beat Of A Different Drum』、Vol.3が66年の1曲と67年の3曲を収録した『Jupiter Variation』です。そしてこの4枚目は「ヴィレッジヴァンガードの全貌」と云うタイトルで、ジャケットを変えて1980年に日本盤がリリースされているようです。このマスタリー・シリーズはインパルスからリリースされていることからも解る通り60年代の未発表音源をまとめているものですが、この4集は他の作品に比べて一番古い録音のものでフリーに突入する以前の迫力あるコルトレーンの姿が捉えられています。

音質がイマイチなのは仕方がないとして、演奏の方はホットでガンガン攻めてきています。特に2テイク収録されている"Impressions"は素晴らしい。ラフさ加減がまた一興で、コルトレーンは勿論のことマッコイのピアノとエルヴィンのドラムがパワフルです。ギャリソンのベースも相変わらずの存在感で、また注目すべきはドルフィー節がギンギンに炸裂しており荒々しさを伴って迫ってきます。レジー・ワークマンやロイ・ヘインズとのセットも収録されていて興味深いですが、個人的には資質が違うことを差し置いてもコルトレーンにはやっぱりギャリソン&エルヴィンが最強です。B-2の導入はなんとなく"My Favorite Things"を思わせるようなイントロから"Green Sleeves"に入っていくのが面白いですね。Side-Dはこのアルバムを通して聴くと異色に感じられますが、有名な「アフリカ・ブラス」でのセッションからの2曲がここに収録されています。

自分がジャズのブランクから戻ってきてわかったのは、さらなる未発表だった音源の復刻が進んでいてコルトレーンのカタログ数もとてつもない量になっていたことです。こうなると手のつけようがなくなってくるのですが、それでも一昨年から気になるものは色々と物色し続けています。そしてその内容がまた強烈なことがコルトレーンの凄さを証明しているのでしょうねぇ。でもさすがにもう出尽くしたのではないでしょうか。

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  1. 2009/02/22(日) 22:37:14|
  2. Tenor Sax
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#818 Big Boogaloo/Eric Legnini Trio (Label Bleu-CD)

Eric Legnini - Big Boogaloo

1.Funky Dilla
2.Nightfall
3.Transtevere
4.Big Boogaloo
5.Reflection
6.Where is the Love
7.Smoke Gets in Your Eyes
8.Honky Cookie
9.Goin' Out of My Head
10.Mojito Forever
11.Soul Brother
12.The Preacher

Eric Legnini (p) Franck Agulhon (b) Mathias Allamane (ds)
Rosario Bonaccorso (ds→only4,6,10,11) Stephane Belmondo (fl-h→only4,6,11)
Julien Lourou (ts→only4,10)

Rec-2006



膨大なカタログを持っているラベル・ブルーですが、とても難解な内容のものや頭の中に?が沢山出てくるような作品、その土地のニオイがプンプンするような旋律やエレクトリックを大胆に導入し他ジャンルの音楽に融合したような革新的なサウンドなど、このレーベルはいつもビックリさせられるような仕掛けがある作品を生み出しています。そのカラーが強烈であるが故に、当方の理解度を超えた作品にも時たまブチ当たったりしていつも目を白黒させています。そんな中で、このエリック・レニーニは安心して聴くことが出来る数少ないアーティストの一人です。

ベルギーのピアニストですが、ブラインドで聴かされればアメリカの黒人ピアニストではないかと思わせるような粘っこさが滲み出たピアノを演奏します。イカレ耳の当方などは間違いなく騙されるでしょう。この作品の前作である『Miss Soul』(Label Bleu)が彼の12年振りのリーダー作だったそうで、このアルバムのコンセプトがフィニアス・ニューボーン・ジュニアへのオマージュ作品と云う位置づけでありました。彼の今のスタイルはこの作品からだそうで、それ以前の演奏を知らない当方には逆に透明性の高い頃の演奏も気になるところではあります。なんでも本人の聴いている音楽の趣向が自身の作品に反映されているとのことで、なるほどジャズのみにとどまらないミュージシャンとの共演がそれを裏付けています。

基本的にはピアノ・トリオの形態ですが、数曲でカルテットまたはクインテットの編成で臨んでいて、ホーンにはステファン・ベルモンドのフリューゲル・ホーンにジュリアン・ルロのテナーが加わります。個人的には同レーベルで体験済みのジュリアン・ルロのテナーが気になっていました。それはルロの『Fire & Forget』(Label Bleu)と云う作品で、エレクトリック・サウンドを大胆に導入しヴォーカルを大々的にフィーチュアした内容は、面白さはあるけれどもジャズを超越した音作りで彼の本質が見えにくかったので、ここでの参加は2曲のみですがテナー奏者として純粋に聴くことが出来るかなぁと思ったのです。でもホーン・アンサンブルと僅かなソロのみだったのでもの足らなさは否めませんでしたが。

のっけからグルーヴ感溢れるピアノにヤラれます。そして印象に残る旋律を駆使し記憶に刷り込んできます。ネットリとしたビートで攻める曲もあれば比較的淡白に収めている曲も見受けられます。単純な当方には濃い曲の印象が勝るので作品のカラーが単色に映りますが、どうやらそんな簡単に割り切れるものではなく意外とメリハリも利いています。その対比が彼の手法をより際立たせているようにも感じられるのですが、凡なる脳みそのこじつけかもしれません。

こういう浮き立つピアノを聴いているととてもリラックスしてきます。前回の来日時には観に行くことが出来なかったので、もう一度やって来てはくれないでしょうかね。私の大好きなロバート・グラスパーも再来日が決まったようですので。

ちなみにレニーニのCD盤はアナログ・レコードのデザインを模しており、銀色であるはずの記録面は真っ黒です。あまりにインパクトのある風体に最初見た時にはビックリして、不良品でも掴まされたのではないかと心配しましたよ。こういうことも出来るんですねぇ。

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  1. 2009/02/21(土) 23:59:02|
  2. Piano
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#817 Sudden Joy/Magnus Broo Quartet (Dragon-CD)

Magnus Broo - Sudden Joy

1.Just Fire
2.Searching for I
3.Informatoren (The Informer)
4.Rod Nychel (Red Hey)
5.Bunnebytta
6.Sudden Joy

Magnus Broo (tp) Torbjorn Gulz (p) Mattias Welin (b) Jonas Holgersson (ds)

Rec-1999



マグヌス・ブルーの真骨頂は彼の参加しているグループのAtomicであると昨年末のライブを目撃し確信しているのですが、それ以外に彼が加わっているMokshaやBoots Brownなどのグループを聴けていないので、まだ断定するわけにはいかないような気もします。マグヌス・ブルー・カルテットとしては今までに4枚の作品をリリースしていますが、唯一手に入れていなかったファーストをやっと落手することが出来ました。これはライブ音源であったので実は個人的に一番期待していた作品なのです。

で、これはかなり良いのではないでしょうか。いや、抜群に素晴らしいです。100%全開とまではいかないけれど、八分目ぐらいの勢いでバリバリ吹きまくるモーダルな演奏が痛快で凄くカッコいいです。このアルバムのライブからは既に10年が経っているんですねぇ。個人的にはブルーのプレイとしてはこのようなガッツ溢れる演奏のほうが好きなのですが。このデビュー作収録に際しては、そもそもスタジオでの演奏に納得がいかずにライブでの収録に切り替えたのだそうで、各メンバーのぶっ飛び具合が如実に現れていてコレが好結果に繋がったようです。いやぁ、このライブを目撃出来たストックホルムのオーディエンスが羨ましいですなぁ。アトミックでは緩急を織り交ぜたスリリングな展開に濃厚なインプロ合戦も見られますが、ブルーのカルテットではフリーの色彩は殆どなくモーダルでシリアスに迫ってきます。カルテットで録音されている4枚ともに不動のメンバーですが、演奏のキレ具合はライブと云うこともあってかこの作品が一番であるように感じます。

適度に抑制されながらもテンションの高さはしっかりと表現されており実に気持ちがいいです。トルビョルン・グルツのダークに疾走するピアノが随所で効果を上げておりメンバー間で戦いを挑むかのようなエネルギッシュな演奏にはゾクゾクしてしまいます。マシアスのゴリッとしたベースは強烈で、特に4曲目のイントロでは最高の存在感を魅せてくれます。ヨナスのドラムもテンションの高さが最高です。3曲目のような爆発力のある曲では冴えに冴え、メガトン級のドラム・ソロをお見舞いしてくるので軽く目眩を起こしてしまいます。

このグループの4枚の作品の中で個人的なベストが一番古い音源であると云うのがどうも引っかかるのですが、カルテットの演奏でもこれに勝る作品をどんどんと発表していって欲しいと思っています。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/02/20(金) 23:46:25|
  2. Trumpet
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#816 Emotionally Available/Eli Degibri (Fresh Sound New Talent-CD)

Eli Degibri - Emotionally Available

1.Song for a Sad Movie
2.Big Fish
3.Like Someone in Love
4.Mika
5.Pum-Pum
6.Giant Steps
7.Wild Wild East
8.Mmmaya
9.Emotionally Available

Eli Degibri (ts,ss) Aaron Goldberg (p,el-p) Ben Street (b) Jeff Ballard (ds)
Ze Mauricio (pandeiro→only4)

Rec-2005



イスラエル出身のサックス奏者、エリ・デジブリの少し前のFSNT盤。彼は昨年ハモンド・オルガン入りサックス・トリオのライブ盤『Live at Louis 649』をAnzicからリリースしています。ライブ好きということと編成の妙もあって、スタジオ盤よりも荒々しいデジブリのテナーとともに面白く聴くことが出来ました。

自分がイスラエルのジャズ・ミュージシャンに惹かれるのは高い技術は勿論のこと、否が応でも滲み出てくる郷愁を誘うような旋律を拝むことが出来るのがとても大きいと思っています。ということは彼らの創るオリジナルやその土地のトラッドなどが作品に多く含まれていることが必要であり、それが自分の中で重要な要素にもなってきます。このアルバムは良く知られた3曲目や6曲目などが収録されているし、そういった要素はわりと希薄なのかも知れませんが、ほんのりと出自を感じさせるプレイは1曲目や4曲目などにやはり現れており嬉しくなってしまいます。それも彼の場合は相対的にソプラノを用いている時にエキスが多く分泌されているような感じがします。ただしこのアルバムに関してはそういった先入観にとらわれない方が素直に楽しめるような気もします。ストレートで気持ちのよいジャズが展開されていますので。

曲の髄を引き出すデジブリのサックスがよく記録されています。アドリブを執拗にカマしていくと云うよりも、メロディ・ラインがクッキリと明解且つ綺麗に現れていて原曲の良さを改めて実感させてくれるかのようなプレイです。テナーは軽やかで伸びがよくソプラノは艶があり個人的には琴線に触れる節回しが堪能出来ました。唸り声を上げながら気合いの入ったプレイを魅せる、2曲目のアーロン・ゴールドバーグのピアノもアグレッシヴで最高ですし、名手ベン・ストリートにジェフ・バラードのバック・アップも見事で、特に5曲目のドラムの爽快感は病み付きになります。

余談になりますが、イスラエルのミュージシャンと云えばベーシストのアヴィシャイ・コーエンの新譜『Aurora』が来月下旬ブルーノート(EMIフランス)から出るんですよねぇ。これはすんごく楽しみです。

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  1. 2009/02/19(木) 23:48:06|
  2. Tenor Sax
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#815 The Image of Your Body/Myra Melford be Bread (Cryptogramophone-CD)

Myra Melford - The Image of Your Body

1.Equal Grace
2.Luck Shifts
3.Fear Slips Behind
4.To the Roof
5.Yellow are Crowds of Flowers, ii
6.The Image of Your Body
7.Be Bread
8.If You've Not been Fed
9.Your Face Arrives in the Redbud Trees
10.Made it Out

Myra Melford (p,harmonium) Brandon Ross (el-g,banjo,voice→only2,4,6,7,8,10)
Cuong Vu (tp,electronics→only1,3,5,9) Stomu Takeishi (el-b,b,electronics)
Elliot Humberto Kavee (ds)

Rec-2003



掴みどころがなく抽象的に感じられたこの作品も、幾度も聴いていると徐々に面白さが見えてきました。個人的な好みではメンツ的には申し分なく、ハードでヘビーなサウンドが飛び出してくると期待していました。が、あたり前のことながら主役であるマイラ・メルフォード色が強かったと云うか、わりと混沌としたサウンドに支配されているように感じました。最初は馴染めずにしばらくの間放置していたのですが、ピンと来ないものや苦手だなぁと思ったもの全てをいずれにしろシツコク探求してしまう性質の持ち主は、おかげさまでこのアルバムもクリアすることに成功したようです。

スッと入ってこない理由としては個人的にあまり馴染みのない楽器が幅を利かせていることが主な原因のようです。メルフォードはピアノの他にハーモニウムを使用しており、学校のオルガンとピアニカを掛け合わせたような音色のこの楽器が比較的目立って聴こえてきます。またブランドン・ロスがバンジョーを一部で使用していますが、自分のバンジョーの概念がディキシーランド・ジャズに固着しており、ココで聴かれるような爪弾かれる奏法をイメージ出来ていませんでした。

女流ピアニストのマイラ・メルフォードはどちらかと云うとフリーやアバンギャルド・ジャズに属するピアニストですが、女性らしくしなやかさも持ち合わせており直情的に攻撃してくるタイプのピアニストとは異にしています。基本的には展開の読みにくい旋律で聴き手を翻弄していきますが、身に沁みてくるような美旋律も織り交ぜた解り易さも兼ね備えており、一心地つけたかと思えばきりもみ状に迫ってきたりして聴き手に「考えるジャズ」を開陳してくれます。この作品ではエレクトリック・エクイップメントも多用されており、クォン・ヴーのエコーがかったトランペットはアグレッシヴ且つスペイシーであり、ロスのギターは若干のハウリングも伴いながらジャズらしからぬ轟音ギターを所々で魅せてくれます。ド派手な唸りを上げて疾走するイメージが当方にはこびり付いているツトム・タケイシのベースですが、ここでは若干控えめに聴こえるでしょうか。民俗的なテイストを持った曲やラウドな迫力のある曲やフリーになだれ込んでいく曲など、最初は統一感のあるイメージだったのが意外と多彩であることを理解しました。

メルフォードは多作家であるので色々と聴いてみたいのですが、過去のかなりの作品が簡単には手に取れない状況のようですね。また作品によってアプローチがかなり違っているようなので、実際に複数の作品を経験出来ない現況では彼女のカラーを計りかねている状態です。

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  1. 2009/02/18(水) 23:47:04|
  2. Piano
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#814 Get Riel/Alex Riel (Cowbell-CD)

Alex Riel - Get Riel

1.Allanjuneally
2.Always
3.Bouss' Loap
4.Mosquito
5.Polovtsian Dance
6.Autumn in 3
7.NHOP
8.If I Should Lose You

Alex Riel (ds) Kenny Werner (p) Pierre Boussaguet (b)

Rec-2007



4月上旬~中旬にこのメンバーで来日されますね。このアルバムがなかなか良かったので観に行きたいのですが、自宅がある当地が地の利のよい場所ではなく、ファースト・セットだと早くから行く必要があるし、セカンド・セットの場合は宿泊になってしまうため最後まで悩みそうです。

アレックス・リール・トリオの最新作。とは云えこの作品は昨年末に発売されたのでそれなりの期間は既に経っています。同時リリースされた1995年のライヴで、ジェリー・バーガンジのテナーを加えたカルテット『Riel Time』(Cowbell)も未発表とは思えないクォリティの高い内容でまずまず楽しめました。上記作品を含めてリールの近年のアルバムは、Cowbellレーベルの5枚を聴いてみましたが個人的な好みでは今回が一番だったようです。

この作品を聴くにあたって気になっていたのはケニー・ワーナーの存在。彼のピアノは近年ジャズに戻ってきた当方にとっては、名前は既にタップリと刷り込まれているのですがリーダー作はまだ未体験で、どちらかと云うと癖のあるピアノを弾くイメージを文章やらMP3やらで植え付けられていました。ですからこの組み合わせでどんなサウンドになるのか、と思っていたらとても解り易くドライブするピアノであったので認識を新たにしています。それと、10年以上前の『Riel Time』にもワーナーが参加していることからも解る通り、2000年以前のリールのStunt盤にはワーナーがピアニストとして多数の作品に参加しており、今作が久しぶりの顔合わせだったことも解りました。なるほどこう云った要因も今回の作品の良さに繋がっているのかも知れません。

2,5,8曲目以外は彼らのオリジナルで構成されていますが、とても印象的なメロディを持った曲が多くて嬉しくなります。スタンダードやクラシックの名作なども編み込んでいて、印象に変化を持たせてくれるのも構成の妙と云ったところでしょうか。ワーナーの深みのあるピアノの音色に荘厳なピエール・ボサーゲのベースが重なり、メリハリの強いリールのドラムが加わると一層引き締まった印象になります。4曲目のリールのソロはかなりインパクト大ですね。それと7曲目のボサーゲの曲は同じベーシストのニールス・ペデルセンに捧げられた曲のようですね。

ここのところのリールの作品では一番アグレッシヴでサウンドも煌びやかに聴こえ、聴くたびに発見があるので思わずリピートしてしまいます。是非とも生で実体験したい衝動に駆られますが、はてさて予定が組めるのか心許ない状態です。

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  1. 2009/02/17(火) 23:58:52|
  2. Drums
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#813 For Alto/Anthony Braxton (Delmark)

Anthony Braxton - For Alto

A
1.Dedicated to Multi-Instrumentalist Jack Gell
2.To Composer John Cage
3.To Artist Murray de Pillars
4.To Pianist Cecil Taylor

B
1.Dedicated to Ann and Peter Allen

C
1.Dedicated to Susan Axelrod
2.To My Friend Kenny McKenny

D
1.Dedicated to Multi-Instrumentalist Leroy Jenkins

Anthony Braxton (as)

Rec-1968



買った当初はわけが分からず大きな壁として立ちはだかっていたこの盤も、今となっては自分からフリー・ジャズを率先して聴き、そして理解度を度外視すると云う全く本末転倒な聴き方ながらも取り敢えずは音を浴び続けるといった日常を歩んでいると、場数を踏んでいくうちに徐々にコナレてきて以前とは見違えるくらいにすんなりと手に取れるようになってきました。何せ先入観に支配されるとそれ以上の進歩がなくなってしまうので、善し悪しは自分が決めればよいことと思って分別なく接していけば、あまり人様の意見に惑わされることもなくなると云う自分のような偏屈な人間が出来上がっていきます。しかも耳が悪いことを標榜しているので始末に負えないですね。

そんなわけで、なんとかコレを受け入れるのに機が熟したと云ったところでしょうか。アンソニー・ブラクストンのアルト一本で繰り広げられるフリー・インプロ。しかも2枚組。単気筒の脳みそはアルト・サックスと2枚組とフリー・インプロヴィゼーションと云うだけで、阿部薫の『なしくずしの死』や『惑星パルティータ』を連想してしまう。そんな単純なモノではないことは理解しているつもりなのですが。

このアルバムの曲目を見てみるとトリビュート作品になっているようで、しかも曲ごとに捧げられている個人が変わり、ミュージシャンや作曲家、芸術家や友人までと多岐に亘ります。セシル・テイラーやレロイ・ジェンキンス、ジョン・ケージなど知っている名前は一部のみですが、極私的トリビュートですからあたり前ですね。改めて聴いてみると、過激さとメロディアスな旋律が同居した迫力のある音楽でした。太くて剛健なブラクストンのアルトの音は大きく、細切れに切り刻まれて速射されるタンギングや全霊を込めてフリー・キーに迫ったかと思えば、実に艶っぽくメロウな旋律を編み込んでいて息つく暇がありません。真剣に聴いてみると思ったよりもエモーショナルで、C-1などはとてもゾクゾクする音色を奏でてくれます。

このアルバムはブラクストンの黎明期のものであり、しかも傑作の誉れ高く評価されている作品になりますが、例によってブラクストンの作品は数えるほどしか聴いておらず、且つ近年を含めたここ十数年に遡ってジャズが殆ど聴けていないので、彼がどの程度のアルバムを残しているのかWikiで調べてみました。彼が精力的に現在も活躍していることは知っていましたが、とてつもなく膨大な作品群を残していたことには絶句してしまいました。彼のキャリア全般を通して常にコンスタントに作品を生み出しており、しかも年に何枚もの音源を発表し続けているのには度肝を抜かれました。さすがにこうなってしまうと、これから聴こうとした時にどれに手を付けてよいのか判らなくなってしまいます。

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  1. 2009/02/16(月) 23:44:48|
  2. Alto Sax
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#812 Invitation/Jaco Pastorius (Warner Bros.)

Jaco Pastorius - Invitation

A
1.Invitation
2.Amerika
3.Soul Intro / The Chicken
4.Continuum

B
1.Liberty City
2.Sophisticated Lady
3.Reza / Giant Steps / Reza (Reprise)
4.Fannie Mae / Eleven

Jaco Pastorius (el-b) Randy Brecker (tp) Bobby Mintzer (ts,ss)
Peter Erskine (ds,tympani,gong) Othello Molineaux (steel-drum)

Jean "Toots" Thielemans (harmonica)

Elmer Brown (tp) Forrest Buchtel (tp) Jon Faddis (tp) Ron Tooley (tp)
Wayne Andre (tb) David Bargeron (tb,tuba) Peter Graves (bass-tb,co-cond.)
Bil Reichenbach (bass-tb) Mario Cruz (ts,ss,cl,alto-fl)
Randy Emerick (bs,cl,alto-fl) Alex Foster (ts,as,ss,cl,piccolo)
Paul McCandliss (ts,oboe,en-h) Peter Gordon (fr-h) Brad Warnaar (fr-h)

Rec-1982



今日はこのようなレコードを聴いています。当時のことを思えば住んでいた場所が観に行けなかったロケーションということでもないし、経済的に自立していなかったとは云えチケット代くらいはやり繰りして捻出出来たであろうし、と過ぎてしまったことに対して色々考えます。いや、当時のジャコに対しての思い入れは正直なところそれほどでもなかったし、今のようにレコードはアレやコレやと少ない小遣いの中で物色はしていたのだけれど、ことライブに関してはそれほど自分の中で重要視していなかったというのもあるし、と言い訳がましいことも出てきたり。でもコンサートなるものにも行くようにはなっていたしなぁ、と当時のことを回想してみたりしています。今コレを聴き、これが日本で行われたライブであり、しかもとても楽しめる内容であり、なによりジャコ・パストリアスのライヴであると云う事実がとても大きく、現在の自分が当時の自分に対して忠告してやりたいと云うアホなイメージまで浮かび、今となってはどうしようもなく遺憾なことを考えてしまう始末。物理的には可能だっただけに観ておかなければならなかったライヴであるなぁ、とつくづく思っています。

たいそうな前振りをしたわりには現在もジャコの作品はそれほど多く持っていません。沢山の作品や大量のブートまでが出回る状況とは云え、全部聴いていくには結構な労力であろうし最早手出しが出来ないといった方がよいのかも知れません。もちろん強烈な才能には羨望しているのですが、自分の手元には代表作と云われるレコードが十数枚ほどあるだけです。ただ大量に出回る作品の評などを読んでいると、手元にあるものをジックリ聴いていくのが当方のジャコに対する接し方でいいのかなとも思っています。

このアルバムを知っている人には何を今さらな情報ですが、当時国内で一枚ずつ(計二枚)リリースされたLP『Aurex Jazz Festival '82 Jaco Pastorius Big Band』の音源の中から、このアルバム(アメリカ仕様)のリリースに際して曲をセレクトして一枚にパッケージしたものが本作です。CD時代の現在、上記のLPは『Twins I & II』として発売されていますし、同年の武道館の音源までしっかりと入手が可能なようですね。

バンドの迫力あるアンサンブルとジャコの鬼テクが満喫出来る好内容です。個人的にジャコの曲で無条件に反応してしまうのが、ここではB-1に収録されている"Liberty City"。日本のヒップホップ・グループにまでサンプリングされたくらいの有名な曲ですが、アレンジの妙が強烈で初めて聴いた時には全身に電流が走るほどのショックを受けました。この曲のスタジオ録音が聴ける名作『Word of Mouth』(Warner Bros.)はたまに取り出しては聴いていますが、ライヴであるこの作品でも極力崩さずにコンパクトに纏まった"Libert City"が聴けて嬉しくなります。若干のラフさ加減もライヴならではで、いつ聴いても分厚いサウンドと絶妙なアレンジに幾度もヤラれてしまう自分がいます。

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  1. 2009/02/15(日) 23:59:09|
  2. Bass
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#811 Gerald Cleaver's Detroit (Fresh Sound New Talent-CD)

Gerald Cleaver - Detroit

1.Far East (Side)
2.(For Wrath Kills the Foolish Man, and Envy Slays) The Silly One
3.Henry
4.Step Three
5.Dorham
6.Grateful
7.Seven Sisters Down
8.Carla's Day
9.Found
10.Pilgtim's Progress
11.6350
12.Detroit (Keep it in Mind)
13.Praise the Lord !

Gerald Cleaver (ds) Jeremy Pelt (tp,fl-h) J.D. Allen (ts) Andrew Bishop (ss,ts,b-cl)
Ben Waltzer (p) Chris Lightcap (b)

Rec-2006



ジェラルド・クリーヴァーの新譜が発売予定日を過ぎているのに音沙汰がない。輸入盤を発売日前に予約しても、最近のものは半数以上が遅れて届けられるような状態(ものによっては全く来ない)であるので、毎回同じことの繰り返しをタップリと学習させられたので近頃は何とも思わなくなってきているのですが、さてこの作品はどの程度待たされるのかな。ドラムのクリーヴァーをはじめ、ウィリアム・パーカーのベースにクレイグ・テイボーンのピアノとくれば現在の自分にとっては無視出来ないメンツであるのでやっぱり気になってしまいます。『Farmers by Nature』(Aum Fidelity)と云うタイトルからおとなしそうなイメージも漂ってきますが、まぁ聴いてのお楽しみといったところでしょうか。と、考えていたら彼のMySpaceを発見、実際に冒頭の1曲目を通しで聴くことが出来ました。新譜がリリースされるレーベルの特性からも判断出来るのですが、即興性が比較的強めで立ち位置としてはフリーになるようです。これだけではなかなか理解しにくいのですが、聴いた範囲ではなんか掴みどころのない感じがして若干複雑なところです。

クリーヴァーのリーダー作としては、この作品を含めたFresh Sound New Talentでのアルバム2枚のみを聴いたに過ぎません。この2枚を比較すると雰囲気が随分違っていて面白いのですが、2000年の『Adjust』はグニャグニャと蠢くクレイグ・テイボーンのエレクトリック・サウンドをベースにハウリングを伴ったベン・モンダーのギターが暴走し、丹田に図太く響くタテノリのクリーヴァーのドラムが強烈で、かなり癖のある内容は当方にとっては堪らない魅力がありました。一転6年後のこの作品ではアコースティック・テイストにシフトし、やはり一筋縄ではいかない捻れた独特の解釈が節々に見えて面白く聴けています。

三管の個性的なアンサンブルとソロに耳を奪われ、呪術的なフレーズも散見されてダークな曲調に拍車がかかります。特にバスクラが絡むとその世界が倍加しエキゾチックさも漂わせよい雰囲気です。クリーヴァーのドラムはアグレッシヴさは影を潜めトータル・サウンドを重視したバランスで対峙しているようで、フロントをより活かすような形で並走しています。微香性の混沌としたシリアスさを忍ばせており、実際にここで聴かれるイメージよりもホットな演奏に感じられます。6曲目にモンクっぽい楽曲を持ってきたり、曲によっては前衛的なアプローチを編み込んだりと様々な表情を持った作品ですが、クリーヴァーのスタイルを鑑みれば極めてオーソドックスなスタイルに感じられます。

近年ジャズに戻ってきて解ったことは、一途に実直に自分の世界を追求するアーティストの他に、多面性を持った引き出しの多いミュージシャンがことのほかおられることに驚いています。クリーヴァーは後者のタイプとして見ていますが、柔軟にジャズを聴いていきたい当方としてはスタイルの変化を含め今後の展開を充分に期待させてくれるミュージシャンとしてインプットされています。

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  1. 2009/02/14(土) 23:59:29|
  2. Drums
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#810 Am I Blue/Sarah Lenka (Nocturne-CD)

Sarah Lenka - Am I Blue

1.I'm a Fool to Want You
2.My Heart Belongs to Daddy
3.Lover Come Back to Me
4.My Man
5.A Good Man is Hard to Find
6.You Can't Lose a Broken Heart
7.More Than You Know
8.Am I Blue
9.Getting Some Fun Out Out of Life
10.The End of a Love After
11.He's Funny That Away
12.Without Your Love
13.Send Me to the Electric Chair
14.Until the Real Thing Comes Along

Sarah Lenka (vo) Yoann Loustalot (tp,fl-h) Florent Gac (p)
Manuel Marches (b) David Grebil (ds)

Rec-2008



そもそもフレンチ・ポップスと云うのが個人的には苦手で、例えばジェーン・バーキンとかシャルロット・ゲンズブールとか一通り聴いてみたのですがどうも落ち着きません。これはあくまでも自分の尺度での意見でありとても恐縮な理由であるのですが、どうもフランス語の耳心地がくすぐったくて音楽に集中出来ないのが原因ではないかと。また己の駄耳がそういう些細なことに関して露骨に選り好みを行っているような感じもします。ジャズと全く関係のないことを引用しているのは、今日取り上げる彼女がフランス人でこのアルバムでは英語で歌唱をしていると云うことで、凝り固まった一部分のみを抽出した己の浅はかな考えながらも、これならばすんなりと受け入れられるのではないかと敢えて自己暗示をかけて引っ張ってみた訳です。

サラ・レンカと云うヴォーカリストの作品を買ってみたのは初めてですが、これがデビュー作なのでしょうか。聴いてみた感想としては、ゴメンナサイやっぱりちょっと苦手かも。ものすごく癖のある唱い方で、吐息まじりが過ぎる歌唱スタイルがどうも馴染めませんでした。良く言えば個性的、悪く言えばあんまり上手いとは思えないような感じも正直するのですが。改めてこの作品のインフォメーションとして出されている色々な評を読んだのですが、これが自分が感じ取ったイメージと全く当て嵌まっており、こちらの印象は否定的な解釈ながらもクサレ耳でもある程度の輪郭は掴めていたのかなぁ、と根拠のない自信が出てきて始末の悪い状態になりそうな気が。

聴いてみてすぐ思ったのはブロッサム・ディアリーのようなニュアンスが多分に含まれていること。この点はやはりあらゆる評で触れられているようです。残念ながらディアリーは今月の7日に82歳で亡くなられてしまいました。こちらもどちらかと云えば癖のあるヴォーカリストでしたが、当方は大好きで沢山の作品を聴いています。では何故相容れないのかと云うと、やっぱりフランス語のニュアンスが立っていることとメロディの捉え方を狙い過ぎているような感じに受け取ってしまいました。あまりにもフラットさせ過ぎではないかと。それともこれが彼女の本質なのでしょうかね。また過度に甘美であるのも好みに合わなかったようです。そしてその分インストゥルメンタルに耳がいってしまいました。トランペットを含めたカルテットが実にリリカルで献身的なバッキングを魅せていて、シンプルながらも味のある演奏でヴォーカルを引き立たせる良い仕事をしています。

あまり否定的なことを意識的に書かないようにしている当方ですが、どうやっても自分のタイプではなかったので不本意ながらこのような感想になりました。ただし彼女はこれが強力な武器になるので、その筋がお好きな方には堪らない魅力のある作品となり得るアルバムだと思います。様々なスタイルの作品を聴いて色々吸収しようと常々考えていますが、質の悪い耳のくせに好き嫌いも一丁前に出てしまいます。ただしどのような場合に於いても底の浅さは隠しようがないのですが。

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  1. 2009/02/13(金) 23:49:46|
  2. Vocal
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#809 Ancient Ritual/Sonny Simmons (Quest-CD)

Sonny Simmons - Ancient Ritual

1.Reincarnation
2.Trumpet Ship
3.Theme for Linda
4.Crystal
5.The Other East
6.Country Parson
7.Ancient Ritual
8.Sundown in Egypt

Sonny Simmons (as,eng-horn) Charnett Moffett (b) Zarak Simmons (ds)

Rec-1992



相も変わらず買うCDを色々と物色しています。拍車がかかるとどうやら止まらないタチなようです。俎上に載せるのは新譜ももちろんなのですが、今から15年ほど遡ったあたりの旧譜もまったく聴けていないので当然対象になります。自分がジャズにブランクがあった時期の作品を補完すべく、あれやこれやとチョイスするのですが、1990年代の作品の殆どは最早手に入らず、これらは地道に中古で拾っていくしかないようです。そんななか懐かしい名前を発見したので2枚ほど購入してみました。

ソニー・シモンズのアルト・トリオ。この作品とスモール・ストリングスを配した2005年の『The Traveller』(Jazzaway)を聴いてみました。少編成のガツン系が大好きな当方には今日取り上げたアルバムの方が好みです。全く知らなかったソニー・シモンズの略歴を調べてみると、このアルバムの位置づけとしてはどうやら長いブランク明けの作品だったようです。いわゆる「リターン」と云うヤツですね。そして現在もまだまだ現役続行中です。先ほど懐かしいなんて言ってしまい失礼しました。記録されている作品と云う尺度のみで捉えてみるとシモンズにはたびたびブランクがあるようで、1962年のプリンス・ラシャ名義の作品『Prince Lasha Quintet featuring Sonny Simmons』から録音を開始していますが、比較的長期の中抜けの期間が結構あり、逆に現在の方が精力的に録音を残しているような状態でした。老いてますます盛ん、素晴らしいですね。

この作品はソニー・シモンズのアルト&イングリッシュ・ホーンにチャーネット・モフェットのベース、そして息子のザラク・シモンズのドラムと云うトリオです。アルト奏者の息子のドラマーと云えばオーネットの息子のデナード・コールマンのことを思い出しました。まぁあんなに若い年齢での録音ということではないですが。そんなデナードに何かと共通するザラク・シモンズは、オヤジ名義の他のアルバムには参加していないようですね。他のアーティストのサイドでも作品があるのか検索をかけてみましたがハッキリとしたことは判りませんでした。勝手な邪推ではこれ以外の録音はないような気もしているのですが。

それにしてもソニー・シモンズのうねるアルトが健在で嬉しくなってしまいました。飄々としつつも彼ならではのフレーズが顔をのぞかせニヤニヤしてしまいます。シモンズとチャーネット・モフェットの組み合わせと云うのは想像出来なかったのですが、結構フィットしていて面白くなかなか良いですね。息子のザラクのドラムは不安定さも見せるのですが、勢い一発と云った感じもあって思い切りがよく疾走しています。

ピアノ・レスのサックス・トリオは好物なのでひいき目に見てしまいますが、久々に面会したシモンズのアルバムは楽しめるものでした。

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  1. 2009/02/12(木) 23:58:25|
  2. Alto Sax
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#808 In Our Lifetime/Dave Douglas (New World-CD)

Dave Douglas - In our Lifetime

1.In Our Lifetime
2.Three Little Monsters
3.Forward Flight
4.The Persistence of Memory
5.Out in the Cold
6.Strength and Sanity

-Four Miniatures After Booker Little-
7.Sappho
8.At Dawn
9.Shred
10.Rapid Ear Movement

11.Moods in Free Time
12.Bridges (for Tim Berne)

Dave Douglas (tp) Chris Speed (cl,ts) Marty Ehrlich (b-cl→only1)
Josh Roseman (tb) Uri Caine (p) James Genus (b) Joey Baron (ds)

Rec-1994



デイヴ・ダグラスの活動するフィールドやそのキャリアが幅広くて最初に何を聴いてみたらいいのか全くわかりませんでした。そんな訳で比較的手に入り易い最近の音源である作品を中心に数枚を聴いてみました。DL専用の音源だったライブ録音を2枚のCDにパッケージした『Live at the Jazz Standard』(Koch)やターンテーブルなどが加わったキーストン名義の『Moonshine』(Greenleaf)などです。アプローチの違うこれらの作品を興味深く聴いていましたが、思いがけずに入手することが出来たこのアルバムを聴いた時に彼の神髄はこちらの方にあるのではないかと思えてきました。いや、単に好みの問題なのかもしれないのですが、ストレートに迫ってくるこのセクステットは凛とした空気感を保っており、それこそターンテーブルやエレクトレックのなどのギミックを用いずにサウンドが直球で伝わってくることがとても嬉しいです。奇を衒って狙った感が一切ないところに潔さを感じます。

ブッカー・リトルに捧げられたと云うこのアルバムは、リトルの曲を3曲(3,6,11)、その他をデイヴ・ダグラスのオリジナルで固めています。影のある楽曲を中心に据えつつ緩急を織り交ぜながら突き進んでくる演奏にこちらのテンションも上がってきます。ダグラスの抜けのよいトランペットが冴え渡っていて、伸びが良く若干の憂いを持たせた音色には艶がありゾクゾクしてしまいます。少ない経験ながらも個人的にはエネルギッシュで革新的なアプローチをするイメージがあったクリス・スピードが、テナーでもクラリネットでも実にクールに絡んでいるのがちょっと意外で面白かったのですが、後半ではフリーキーなスタイルも交えダークでスリリングな展開に貢献しています。ジョシュア・ローズマンと云うトロンボーン奏者は当方にとっては初めてだったと思うのですがアンサンブルに秀でたプレイを魅せており、ふっくらとした音色が三管で程良くブレンドされてとても気持ちのいい調和をみせてくれます。フロントを際立たせるユリ・ケイン率いるリズム陣も素晴らしいですね。なかでもジョーイ・バロンのアグレッシヴさは群を抜いていて、複雑に交差して行く難解な楽曲を容易く鼓舞しており、シリアスさ漂う辛口のサウンドに強烈な合いの手を入れて行きます。

デイヴ・ダグラスにはこのセクステットで吹き込まれたアルバムがもう2枚あり、ウェイン・ショーターに捧げられた『Stargazer』(Arabesque)と、メリー・ルー・ウィリアムスに捧げられた『Soul on Soul』(RCA)と云う、この作品と同様のトリビュート作品ばかりが残されているようです。録音からそれなりの期間が経っており入手するのがなかなか難しそうな両盤ですが、この張りつめたような緊張感のある演奏であるならば是非とも探さなければならないと云う使命感に燃えています。

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  1. 2009/02/11(水) 23:47:49|
  2. Trumpet
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#807 High Definition/Joe Morris Bass Quartet (Hatology-CD)

Joe Morris - High Definition

1.Skeleton
2.Morning Group
3.Land Mass
4.Topics
5.Bearing
6.All-in-One
7.Super Spot
8.The Air Has Color

Joe Morris (double-b) Taylor Ho Bynum (cor,tp,fl-h) Allan Chase (as,bs,ss)
Luther Gray (ds)

Rec-2007



すんごく楽しみにしていたのになかなか入ってこなかった作品。やっと到着。聴いてみてニヤニヤの展開。ご馳走さまです。

このアルバムに興味を持ったのはレーベルからです。Hatologyと云う会社は今の自分に充分な刺激を与えてくれる作品を生み出していることをデイヴ・リーヴマンやエラリー・エスケリンらのアルバムで認識し、出来れば幅広く聴いてみたいなぁと思っていたのです。で、直近の新譜であるこのアルバムやココにも参加しているテイラー・ホー・バイナムのアルバムなどを可能な範囲で吟味し、雑誌での評判も良かったジョー・モリスのこの作品を聴いてみようと思ったのです。もう一枚のバイナム名義の作品は残念ながら当方にはあまりフィットしなかったと云う側面もあったのですが。

先ずはジョー・モリスのことすら解らないので、ネットで調べてみようとしてみたら早速往生してしまいました。沢山のジョー・モリスさんが引っかかってきたのです。誰だ?どれだ?ってなもんです。先ずはドラマーのモリス氏が出てきました。いやぁ、カッコ良いではないの。スキン・ヘッドの氏の繰り出すタテノリのビートに聴き惚れていましたが、ジャンルからしてどうやら違うような。続くモリス氏は黒髪でヒゲを蓄えていらっしゃる。いや、取り寄せたこのアルバムはメンバーのポートレートすら一切ないものですから確認のしようがありません。バイオを読んでみてどうやら共演者などからこちらの方が該当するようです。それと最近はベースの作品が多いことと、それ以前はギターの作品が多かったと云うヒントも持っていましたので何となく判ります。ただしディスコグラフィーなどが不完全でどうも心許ないしあまり参考にはなりませんでした。50年代に活躍した黒人トランぺッターのジョー・モリスと云う人も出てくるし、当方のような知識のない人間は名前だけで判断すると誤って違うアーティストのものを買ってしまいそうです。

でも内容は紛らわしくなくて、このレーベルが生み出すであろう最良の形で記録されているのがとても嬉しかったですね。のっけの曲の冒頭からベースが主導権を握り、続いて発進するシンバル・レガード、トランペットとバリトンが不規則に蛇行するもリズムは乱れず一定のペースを守る。個人的に一番美味しい形を具現化してくれていて、こりゃもう堪らんと云ったところです。モリスのベースにはインゲブリクト・ホーケル・フラーテンのような狂気は感じないけれど、実直にリズムを踏んでいったり調和をみせようとするところに生真面目さのような資質が垣間見えます。テイラー・ホー・バイナムと云う人のラッパを初めて聴きましたがなかなか面白いトランぺッターですね。彼は現代音楽の方でも活躍されているようで、このアルバムでも実験的なアプローチが見えますが、購入しなかった彼名義の作品にはその要素をより強めに感じました。それと3種のサックスを操るアラン・チェイスも時折魅せるアブストラクトなフレーズを駆使して刺激的な演奏です。ルーサー・グレイのドラムもモリスのベースとの二人三脚により重点を置いているように感じられ、この手の内容から考えれば心地よくリズムを刻んでおり比較的シンプルにまとまっているものの、その音が媚薬的な効果を持っていてすっかり夢中になってしまいます。

あんまり抽象的なサウンドだと聴きどころが判らなくて右往左往するフリー・インプロ初心者の当方ですが、極端に崩さないこのアルバムのようなサウンドが今のところ一番ツボにくる音のようです。いや、云うほどおとなしいものでもないか。

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  1. 2009/02/10(火) 23:57:12|
  2. Bass
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#806 Spy vs Spy - The Music of Ornette Coleman/John Zorn (Elektra-CD)

Spy vs Spy - John Zorn

1.WRU
2.Chronology
3.Word for Bird
4.Good Old Days
5.The Disguise
6.Enfant
7.Rejoicing
8.Blues Connotation
9.C&D
10.Chippie
11.Peace Warriors
12.Ecars
13.Feet Music
14.Broadway Blues
15.Space Church
16.Zig Zag
17.Mob Job

John Zorn (as) Tim Berne (as) Mark Dresser (b) Joey Baron (ds)
Michael Vatcher (ds)

Rec-1988



ジョン・ゾーンのこの辺りの作品は、限定的とは云えリアル・タイムで新譜として買っていました。ですからネイキッド・シティなども同様の時期であり、なんという過激な路線で突っ走っているミュージシャンなんだろうと云う目で見ていた感じです。スッカスカでチープな雰囲気が妙に面白いネイキッド・シティと、ばく進するスピード感が堪らないこのアルバムと、同じ人物でありながらも色んな方向性を提示している興味深い対象として見ていました。ただし自分の思い入れはそれほどのものではなく、また個人的な環境の変化や音楽への興味も相まって一度は全て処分してしまいました。少なくとも自分自身が今のようにフリーを柔軟に受け入れる体制がまだまだ整っておらず、面白いと思いながらもやはり傾向としてはオーソドックスなものに比重を置いていましたし、そのころは少ない財源を中古レコードに集中投下していたのでなかなか新譜のアルバムを積極的に購入していなかったと云う背景もあります。満を持してと云う表現がピッタリ来るくらいのタイミングで改めてこれらの作品を買い直し、当時の自分では得られなかった感覚とともにこれらのアルバムを再評価しているところです。

この作品は副題の通りオーネット・コールマン集で、50年代の名盤から当時の新譜であったパット・メセニーとの共演盤である『Song X』まで、ヴァラエティに富んだ17曲のセレクションで構成されています。改めてメンバーを見てみると、ここでのジョン・ゾーンの相方はティム・バーンだったんですね。今でこそティム・バーンと云う奏者を意識して聴いていますが、当時はそのようなことすら理解していませんでした。藤井郷子とのトリオでも冴えをみせている凄腕マーク・ドレッサーがベースで、ジョーイ・バロンを含めた2ドラムが怒濤のリズムを生み出しています。最近買った新譜のジョシュア・レッドマンのアルバムも2ドラムでしたが、こりゃまた全然生み出される印象が違っていてどちらとも興味深く聴けています。

久しぶりに聴いたこのアルバムは、スラッシュ・メタルのようなスピード感と実に解り易いテーマからブチ切れたフリー・フォームに至るまでが渾然一体となって迫ってくる、やっぱり面白い作品でした。編成の妙ならではのもの凄い迫力のあるサウンドになっていて、ジョン・ゾーンとティム・バーンのアルトが、テーマを一度離れると不規則に絡み合いながら拡散して行く様は痛快で、自由度の高い各々のプレイが強烈な存在感を生み出しています。それを支えるリズム陣が輪をかけてとんでもないことになっています。とにかくジョーイ・バロンとマイケル・ヴァッチャーのツイン・ドラムが呆れるほどのパワーで迫ってきており、最早リズムと云うよりも機関銃の乱れ撃ちのような様相を呈していて笑えてきます。残響を活かしたミキシングによってよりワイルドなサウンドになっており、コレはもうジャズと云うよりもハード・ロックであり全てのエネルギーを集約して暴発させるような攻撃的な演奏はなかなかお目にかかれるものではありません。殆どの曲が3分以内の短さで完結し、めまぐるしく曲調が変わりながらもスタイルは不変で、相撲の突っ張りのような激しい技を連続して繰り出してくるので聴後には結構なダメージを負ってしまいます。

ジョン・ゾーンの作品を深く掘り下げるにはあまりに作品が多すぎて、個人名義のみならずネイキッド・シティやペインキラー、マサダやコブラ、フィルム・ワークスやバースデー・セレブレーション・シリーズやらと、今さらながら何処から手を付ければいいのか判らずに頭を抱える状態ですが少しずつでも聴いていきたいですね。こう云った突き抜けた世界は大好きですし。

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  1. 2009/02/09(月) 23:05:53|
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#805 Gyroscope/The Gordon Beck Trio (Morgan-CD)

Gordon Beck - Gyroscope

1.Gyroscope
2.Clusters
3.Suite No.1
4.Miss T Fying
5.Sincerity
6.And Still She is With Me / Oxus

Gordon Beck (p) Jeff Clyne (b) Tony Oxley (ds)

Rec-1969



昨日のログの流れに沿って今日取り上げるものを考えていた時に、この作品もアナログ時代は殆ど見かけることがなかったものであり、現在では普通にCDで手に入るようになってとても有難いなぁと思った一枚でありました。今日は久しぶりにコレを堪能しています。

イギリスのピアニスト、ゴードン・ベックの「ジャイロスコープ」のオリジナルは地元のマイナー・レーベルと思われるMorganと云うところからリリースされていました。この作品をイギリスのArt of Life Recordsがリイシューしたものが現在出回っており、当方はこれを手に入れることが出来ました。このArt of Life Recordsと云う会社は、他にはdire盤やMajor Minorレーベルなどのベックの稀少なカタログも復刻してくれていて、なかなか的を得た良い仕事をしてくれています。

ゴードン・ベックの今までの作品を振り返った時に数えるほどのアルバムしか浮かんでこなかったので、彼のHPで早速ディスコを確認してみました。自分の手元にはLPとCDを含めて5枚しかないのです。近年も作品を精力的にリリースしていたことは知っていましたが、実際にかなりのタイトル数があるのには正直驚きました。自分の持っているものは1970年代までで完結していたので、今後はそれ以降の比較的新しい音源を試してみたいと思っています。

全ての曲をベックのオリジナルで固めた甘みの少ない硬派な作品です。出てくるサウンドがその年代を感じさせてくれるような、またエレクトリック・ジャズとは対極である微かにフリー・フォームを編み込んだような演奏で、この時期のヨーロッパのジャズによくみられる硬質でヒンヤリした音色が特徴です。またこのCDはLPの収録曲数と同様であるので40分程度でコンパクトにまとまっていて、新譜で慣らされた耳から感じるヴォリュームで云えばかなり短く感じられますね。

ゴードン・ベックのピアノは乾燥していて硬く、激しいプレイで煽ってきても演奏から感じられる温度は極めて低温です。流麗に弾かれているピアノがあまりそのように感じられず、叙情的に弾かれるピアノがあまりそのように感じられません。そういう意味ではかなりの武器を彼は持っているとも言えるような気がします。リズムのジェフ・クライン、トニー・オックスレーはともに知っているプレイヤーですが、ベックのピアノ同様に刃のように鋭く鋼のように冷たい質感がスリリングで、特にオックスレーの攻撃的なドラムはグッと来るものがあり、低温ジャズ好きの当方にはなかなかのご馳走です。

長年気になっていた作品を手に取った時、期待に違わぬ演奏に出会えるととても嬉しいものです。そしてアナログ時代から探していたものにハズレが少なく満足のいく水準のものが多いことに唸らされています。逆にCDの時代に録音された1990年代以降の作品で云うところのいわゆるレア盤ものに個人的ハズレが多いということも気になったりしているのですが・・・。

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  1. 2009/02/08(日) 23:19:10|
  2. Piano
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#804 Eje Thelin Quintet at the German Jazz Festival 1964 (Metronome-CD)

Eje Thelin - At the German Jazz Festival 1964

1.The Opener
2.It Ain't Neceaasrily so
3.Filmballad
4.I'm Old Fashoned
5.Gasoline, My Beloved
6.Marquese de Villamanga
7.What is This Thing Called Love ?

Eje Thelin (tb) Ulf Andersson (ts) Joel Vandroogenbroek (p,fl)
Roman Dylag (b) Rune Carlsson (ds)

Rec-1964



アナログ時代にジャズに熱中し、途中に十数年の中抜けがあって、近年ジャズを集中して聴くことが出来ていることを再三再四このブログで表明しています。そして、アナログ時代に探しまくっても見つけられなかった作品のCDが何気に大量にリリースされていて小躍りしていることも、最近インゲ・ブランデンブルグの『It's Alright With Me』(CBS Germany)のログの中で明かしました。これはヨーロッパ盤に於いて特に顕著で、約二十年くらい前のヨーロッパ盤の中古市場の値段は手頃でしたがタマ数が圧倒的に少なく殆ど見かけることがありませんでした。今ではネットの時代になり当時見つけられなかったレコードが検索すれば何気に見つかったりもします。一時の異常な値付けもそれなりにコナレてきているようですが、まぁ個人的にはまだまだ手の出るような価格ではありません。何よりもメディアに拘らなければかなりの作品をCDで聴くことが出来るので、オリジナルに執着しない当方にとっては願ったり叶ったりです。

今日取り上げるエイエ・テリンのこの盤も、ジャケットが改変されているとは云えスウェーデンのDragonレーベルからリイシューされていることを知り飛びつきました。聴いてみてから2年近くが経ちましたが、ラフで荒削りなサウンドがライブと云うこともあって活き活きと捉えられており、なかなか興奮出来る内容に満足したのでした。ちなみにオリジナルは下記のようなデザインになっていて、これを目印に当方は探していたのですが。

Eje Thelin - At the German Jazz Festival (Original)

一曲目からこの時代を色濃く反映したかのようなスリリングな展開にグッと力のこもる演奏になっています。トロンボーンと云う潜在的に牧歌的なサウンドをイメージさせる楽器をハードに操り、なかなか戦闘的なプレイは注意を惹き付けるに余りある威力を持っています。エイエ・テリンのトロンボーンの力強い捌きっぷりは一心不乱と云うよりも余裕を感じさせるプレイで、彼の懐の深さを感じさせる演奏です。サイドのメンバーはドラマーのルネ・カールソンぐらいしか知りませんでしたが、各自のパートで各々が見せ場を作っており、気合いの入ったモーダルなジャズや大らかに唱うリラックスしたナンバーを展開して嬉しくなります。イマイチな音質ながらもエネルギッシュで上質な演奏がそれを上回っており、ネガティブな要素を感じさせない真摯なジャズを展開してくれています。

今でこそ活きの良い新譜が沢山リリースされている状況を理解し、様々なスタイルのジャズに探りを入れることに没頭していますが、当方がジャズに戻ってきた当初の頃はこれらの垂涎だった旧譜に目移りして、あれもこれもと取り寄せていたのです。久しぶりにそういう思い入れのあった旧譜を聴くとその当時の熱が甦ってきます。ちなみにエイエ・テリンのこれまたレア音源の『1966 With Berney Wilen』や『Graz 1969』などが、このリイシュー盤と同様の統一されたデザインでDragonから発売されています。

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  1. 2009/02/07(土) 23:39:49|
  2. Trombone
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#803 Roman Sun/John Harrison Trio (Whaling City Sound-CD)

John Harrison - Roman Sun

1.It's You or No One
2.Saga of Harrison Crabfeathers
3.Watching the Years Go by
4.Roman Sun
5.Ballad of the Sad Young Men
6.The Way You Look Tonight
7.Velas
8.Willow Weep for Me
9.You Won't Forget Me
10.Rhythm-A-Ning

John Harrison III (p) Peter Kontrimas (b) Alan Hall (ds)

Rec-2001



濃厚で気合いの入った攻撃的なジャズを最近は好んで聴いていますが、たまには心浮き立つような楽しいものも摂取します。これなどもメロディの洪水に溢れている瑞々しいピアノが満喫出来る好盤で、このような機会にはよく手に取ることをする美味しさの詰まった作品です。

ピアニストのジョン・ハリソンのアルバムではこの作品を一番最初に聴き、その良さに感心して色々なところで取り上げられている1995年の『Going Places』(TCB)にたどり着きました。どちらも甲乙つけ難い内容ですが、個人的にはジャコ・パスの名曲"Three Views of a Secret"が収録されている後者の盤が若干上回るかな。これはもう単に極私的思い入れの部分でしかありませんが。

よく知られた曲を数多く取り上げているので彼のオリジナルは4曲目の1曲しかありません。そしてよく知られた曲であるので彼のピアノの技量の高さを実感することが出来ます。よく唱うと云う表現がピッタリくる、メロディアスで煌びやかな運指の動きが見えてくるような美しい旋律をタップリ浴びることの出来るトラックが目白押しで嬉しくなります。決して陽気なナンバーばかりが並んでいる訳ではなく、叙情的な曲や影のある憂いをみせる曲なども交互に編まれており、どのようなタイプの楽曲もソツなくこなしてなおかつ印象度も高いと云うのは簡単なことではないはずです。アルバムを通して聴き終わると爽やかな風が吹き抜けるような爽快さを残してくれます。

ところでこのジョン・ハリソンと云うピアニスト、内容もいいし媒体でも取り上げられることがあるのでピアノ・トリオ好きにはそこそこの認知度ではあると思うのですが、全くもってバイオグラフィーの判らないお方です。いろいろと探ってみたのですがキャリアやどの程度の作品があるのか見当がつかないのです。もっともっと注目されて然るべきピアニストと思うのですが、やっぱりアメリカのいちローカル・ミュージシャンなのでしょうか。

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  1. 2009/02/06(金) 23:59:00|
  2. Piano
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#802 The Arcades Project/Havard Wiik Trio (Jazzland-CD)

Havard Wiik - The Arcades Project

1.Arcades
2.Malachi
3.Wiesengrund
4.Odradek
5.W.F.W.
6.Enology
7.Portbou
8.Italics

Havard Wiik (p) Ole Morten Vagan (double-b) Hakon Mjaset Johansen (ds)

Rec-2006



正直云うと、昨年末に目撃してきたアトミックのライブでのホーヴァル・ヴィークの印象が徐々に薄れつつあったのです。裏を返せば他のメンバーの圧倒的なパフォーマンスに失神するくらいの衝撃を受けて、光るプレイをしていたはずのヴィークのピアノが自分のなかで徐々に霞んできつつあると云ったところでしょうか。フレデリック・ユンクヴィストの顔面を紅潮させながら迫ってくるインプロに度肝を抜かれ、スキンヘッド男マグヌス・ブルーのミサイルのように戦闘的なフレーズに絶句し、インゲブリクト・ホーケル・フラーテンの変態ベースに鞭打たれ、ポール・ニルセン・ラヴの見えないくらいに素早く動くスティック・ワークに釘付けになっていました。そのブリッジにヴィークの深遠で残響を活かすようなピアノがひと心地つけてくれていたのですが、その輪郭がだんだんとおぼろげになってきたような感覚になってきて、これはイカンと思い彼の近作のピアノ・トリオで復習しているところです。

当然のように耳心地の良いピアノとは一線を画しています。重々しくダークに響かせるパーカッシヴな冒頭の曲から、リズムと対話をするように静かに潜行しつつもテンションの高さを感じられるような3曲目などを聴いていて、おのれは何を観て聴いていたのかと渋面のホーヴァル・ヴィークが自分の前に屹立してきました。ジャズ批評ではこのアルバムのピアノのことを「きりもみ状」と表現されていましたが、そうそう全くその通りでライヴでもめまぐるしく切り返される螺旋状のフレーズに溢れていたことを思い出してきました。

予見出来ないフレーズを駆使したピアノに拮抗するリズムがまた絶品で、オーレ・モッテン・ヴォーガンのグィーンと突き上げる感じのベースに、細かいシンバル・ワークと煽り立てる効果抜群のホーコン・ミョーセット・ヨハンセンのドラムの炸裂具合がとても痛快でワクワクしてしまいます。ヴォーガンのベースは女流ピアニストのマリア・カンネゴールの新譜『Camel Walk』(Jazzland)で、ヨハンセンのドラムはやはりピアニストのマリアン・ペトレシュの『Body and Soul』(Hot Club)と云う作品で聴いていましたが、ヴィークと組んだこのアルバムでの印象もシリアスで刺激的な活躍で嬉しくなります。

解り易さと無縁なピアノで聴く人を選ぶことは間違いないでしょうが、アトミックの片鱗を充分に感じられるこの内容に、当方はやはり入り込んでしまうのです。

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  1. 2009/02/05(木) 23:46:30|
  2. Piano
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#801 The Gift/David 'Fathead' Newman (HighNote-CD)

David 'Fathead' Newman - The Gift

1.The Gift
2.Don't Let the Sun Catch You Crying
3.Off the Hook
4.Unspeakable Times
5.Little Sonny's Tune
6.Lady Day
7.Unchain My Heart
8.Ksue

David 'Fathead' Newman (ts→2,3,6,8,as→5,ss→only4,fl→only1,7)
John Hicks (p) Bryan Carrott (vib) Buster Williams (b) Winard Harper (ds)

Rec-2002



どうしても気になっていたのだけどなかなか取り上げることが出来なかったのです。けれどもあまりのタイミングにビックリしたので全く詳しくないながらも少し書いてみようかと思った次第です。

今日取り上げたデヴィッド・ファットヘッド・ニューマンが先月の20日、膵臓癌の為に75歳で永眠されました。近年のファットヘッド・ニューマンの録音を最近になって聴き始めたばかりなだけにとてもとても残念なニュースでした。そんな折、先月の29日にハンク・クロフォード(Hank Crawford)が心臓疾患のため74歳で亡くなられていたことを先ほど知ったのです。奇しくも同じレイ・チャールズ楽団での盟友がほぼ同時期に他界され、無知な当方でも余計なことを考えずにおれない状態になってしまいました。ファットヘッドにしてもハンク・クロフォードにしても調べてみると互いに多作家でありながら、数えるほどのリーダー作しか聴けていない当方にとっては彼らのことを云々することは正直憚られる気もします。しかもレイ・チャールズ楽団の頃の彼らのことも作品の音ではなく断片的な知識のみでしか知らないため、彼らの功績を掘り下げることなどは到底出来ません。ただし僅かながらも進行形で彼らの足跡の一遍にでも触れることが出来た証しとして今回は出しゃばりたかったのです。

以前デヴィッド・ニューマンの『Fathead/Ray Charles Presents David Newman』 (Atlantic)を取り上げた時に、拙ブログにコメントを下さったSonnyさんに色々とご教示戴きファットヘッドに俄然興味を持ったのです。そして後に取り寄せていたこのアルバムを今日は聴いていました。彼の近年の作品はこのレーベルであるHighNoteから9枚リリースされていました。

このアルバムでのファットヘッドは三種のサックスとフルートと云うヴァラエティに富んだ楽器選択で聴き手の耳を楽しませてくれます。コッテリとしたコクを持ったソウルフルな音色が長年培われてきた彼の経歴を感じさせてくれ、このアルバムではレイ・チャールズで御馴染みの7曲目をフルートで取り上げているのが嬉しいところです。トロッとした響きがとても気持ちよく、よくスウィングするサウンドが心に暖かいものを通わせてくれます。彼のグループにはよくヴァイヴ奏者が参加しており、このアルバムで参加しているブライアン・キャロットや他にはスティーヴ・ネルソンが加わっていて、ここでもふっくらとした存在感のあるサウンドをもたらしています。ジョン・ヒックスのピアノも黒さの滲み出たグルーヴ感溢れる演奏で最高です。余談ですがヒックスと云えばトリオでの稀少盤『I'll GIive You Something to Remember Me by......』がリイシューされるようですが3月初旬に発売延期されたようですね。そしてバスター・ウィリアムズとウィナード・ハーパーの小気味良いリズムを聴いていると自然に体が揺すられてしまいます。ジャズの旨味が濃縮された滋味深い味わいが格別です。

いつも思ってしまうことなのですが、ミュージシャンを探求するキッカケがこう云った形になってしまうことが本当に不本意です。ハンク・クロフォードの作品もこの機会に聴くことになるのでしょうが、自分の知らない近年の彼の功績をじっくり堪能していこうと思ったのでした。

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  1. 2009/02/04(水) 19:52:34|
  2. Tenor Sax
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#800 Carrousel/Sergio Gruz Trio (Aphrodite Records, Gats-CD)

Sergio Gruz - Carrousel

1.Waitin
2.37
3.Luna
4.Funambule
5.Mom Imaginaire est Tres Riche ces Temps ci
6.Lunes 28
7.Carrousel
8.Si Pudiera o Pudiese
9.Funambule (Alternative Take)
10.Carrousel (Alternative Take)

Sergio Gruz (p) Juan Sebastien Jimenez (b) Antoine Banville (ds)

Rec-2007



自分自身の劣化具合をここのところ実感しています。昨日いつも通りに音楽を聴きながらブログでも・・・と思ってPCを立ち上げモニターを見ていたら画面の文字がクルクル回り出した。なぁんだろ、目が回るなぁと思ったらどうも熱っぽい。床に直接座してPCに向かっているのにフラフラして後ろにひっくり返ってしまいました。結局一言も書けずに断念。一晩寝たらだいぶ良くなったけど、どうも全ての免疫力の低下を実感しております。はい、前置き終わりです。

今日はピアノ・トリオ。かなり異質な響きを伴って迫ってくるセルジオ・グルツのピアノ。彼の作品はこのアルバムと2004年録音のもう一枚『Ensemble』(MDR)しか聴けていないので、どのような位置づけにいるのかイマイチ理解出来ていないのですが、聴く側にとってはわりと賛否の出易いタイプのピアニストのようで、実際にこの作品でも滑らかに流れるような流麗ピアノ・トリオとは一線を画していることは一聴すれば解ります。前作よりもこの作品の方がその度を増しているような感じも。で、自分はどうかと云えばやはりグッと来てしまいました。単純な人間です。聴き慣れない音使いや力強いタッチに反応してしまうのです。

アルゼンチン出身、活動のベースはフランスだそうです。ジャズ批評には3枚の作品が紹介されていましたが一番新しいはずのこのアルバムを2ndと記しています。デビュー・アルバムらしき1995年録音の『Laberinto』(Bopcity)が昨年発売されていることに関係があるのかな。そんな訳で彼のHPでディスコを確認すると、リーダー作は全部で4枚あるようで、クインテットで1999年に発売されている『Point de vue』(Bopcity)と云うアルバムもあるようです。サイドでの仕事を含め11枚の作品が掲示されていましたが、全て知らないアーティストとの共作でした。

全曲をオリジナルで占め、2曲は別テイクも収録しています。このアルバムの一曲目で当方の集中力が一気に高まりました。この音使い、この展開、正しい耳の人がどんなに嫌っても駄耳の私は愛してやろうと思います。続く二曲目も素直じゃないフレーズに頷く自分がいます。そしてその次も。徹底的に奇抜という意味では無くて、この人のパーソナリティがしっかりと曲に反映されていることが嬉しいです。ココでの他のメンバーも全く知らないですが、楽曲の予測出来ない展開にスリルを加えるようなリズムがタイトで引き締まっており、曲の持つ力をアップさせ印象度をさらに深めてくれます。ちょっと経歴を調べてみたらアルゼンチン・タンゴ歌手のバック・バンドやタンゴ・バーでの演奏などの経験が多くあるようで、それらが彼のスタイルに大きな影響を与えていることは間違いなさそうです。アルゼンチンの映画音楽まで手がけているそうで、単にジャズのみにとどまらない八面六臂の活躍がこのようなスタイルを形成したかと思うと、より一層この作品を興味深く聴くことが出来ました。

過去よりピアノ・トリオを大量に摂取し続けたせいか、最近はことあるごとにこのフォーマットが食傷気味であることを表明してきた当方ですが、こういうのを聴かされると眠っていた何かがムクムクと湧き上がってくる衝動に駆られますね。やっぱり簡単に敬遠することは出来ないようで、継続して気になるものは買ってしまうのでしょう。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/02/03(火) 23:56:13|
  2. Piano
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#799 Casually Introducing/Walter Smith III (Fresh Sound New Talent-CD)

Walter Smith III - Casually Introducing

1.Cyclic Episode
2.Kate Song
3.Tail of Benin
4.Benny's
5.Duke Ellington's Sound of Love
6.Wooden Box (Spatula in Three)
7.Peace
8.P.O.S.
9.Blues

Walter Smith III (ts,ss) Aaron Parks (p,el-p) Robert Glasper (el-p→only2)
Ambrose Akinmusire (tp→only1,4,7) Lionel Loueke (g,vo→only2,4)
Lage Lund (g→only3) Gretchen Parlato (vo→only2)
Reuben Rogers (b→only1,2,4,6,7,9) Eric Harland (ds→only1,2,4,6,7,9)
Vicente Archer (b→only3,5,8) Kendrick Scott (ds→only3,5,8)
Matt Kilmer (electronic hand perc→only2)

Rec-2005



サム・リヴァースの『Fuchsia Swing Song』(Blue Note)を目一杯意識したジャケットでリリースされているウォルター・スミスの作品。なるほど1曲目にリヴァースの曲を持ってきています。ジャケ裏のレイアウトまでブルーノートを意識したデザインになっています。無視出来ないメンバー勢揃いであるので買ってみました。が、曲ごとにメンバーの入れ替えが多岐に亘っており把握するのに難儀しますが。通しで演奏するのはリーダーのウォルター・スミスとピアノ&フェンダー・ローズのアーロン・パークスのみ。その他現代ジャズを牽引する猛者が集っていて期待せずにはおれない内容です。個人的には大好きなロバート・グラスパーやラージュ・ルンドはもちろん、同レーベルにリーダー作をリリースしているトランペットのアンブローズ・アーキンムシーレイや明後日の3日から来日公演のあるグレッチェン・パーラトや彼女のアルバムで存在感のあるギター&ヴォーカルを披露していたリオーネル・ルエケの参加も興味深いところです。ところでウォルター・スミスは今夜までブルーノート東京で来日公演していたクリスチャン・スコットの最新作である『Live at Newport/Christian Scott』(Concord)でも数曲参加していましたが、今回の来日メンバーには加わっていなかったようですね。来日してくれる機会はありそうな気がしますがどうでしょうか。

このアルバムは上記の通り一曲一曲のメンバー移動の激しい構成になっていますが、どちらかと云えば全体的にクールな色合いで統一されており、メンバーが入れ替わることによる違和感は全くと言っていいほどありません。当方にとってのウォルター・スミスのテナー&ソプラノはパワー系というよりは耳心地の良さで聴かせてくれるタイプの奏者でした。キリッと引き締まったサウンドでテンションの高さも保っており、ストレートに迫る真摯な姿勢に好感が持てます。客演しているミュージシャンではアーキンムシーレイのトランペットが秀でた活躍をしているように感じます。グラスパーはアーロン・パークスにピアノをまかせ、いかにも彼らしいサウンドでローズ・ピアノを駆っています。リオーネル・ルエケとグレッチェン・パーラトのトラックはヴォーカルではなくコーラス的な参加ですね。ラージュ・ルンド参加の3曲目はスミスのソプラノが不思議な世界観を構築しており、エフェクト処理されたルンドのギターがその効果をさらに高めています。4曲目のルエケのギターは自らの本質を開陳した彼ならではのバッキングですね。

エネルギッシュに迫るタイプのジャズを期待すると肩すかしを食らいそうですが、そもそも熱を帯びた演奏というよりも楽曲を突き詰めたある種のシリアスさも伴う完成度の高いアルバムになっていると思いました。ホーンが加わった編成での、若手が創り上げる現代ジャズのプロトタイプとも云えるようなサウンドであるようにも感じられ、さらに変遷していく余地も残しているアルバムでした。今後も期待出来そうです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/02/01(日) 23:59:33|
  2. Tenor Sax
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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