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A
1.Malaguena
2.Candu
3.Tears Come From Heaven
B
1.Basra
2.Lazy Afternoon
3.Eiderdown
Pete La Roca (ds) Joe Henderson (ts) Steve Kuhn (p) Steve Swallow (b)
Rec-1965
ピート・ラロカのブルー・ノート作品。当方の認識はスティーブ・キューン・トリオ+ジョー・ヘンという位置づけになっています。そしてラロカの独特なドラミングがこのアルバムの色を支配しています。
このアルバムを聴いていてもジョー・ヘンの存在感というのはやはり大きく、彼らしいプレイ・スタイルが全編で楽しめます。ラテン・ナンバーながらA-1のダークな怪しさは聴き手を興奮させること請け合いです。テナーのメロディとキューンのピアノの旋律が二人三脚でシリアスさを醸し出します。ラロカのドラム・ワークも個性的でインパクトがあります。A-2はわかりやすいメロディの上にジョー・ヘンのブロウが咆哮するナンバー、A-3はマイナーな曲調の小品、ラロカの特徴のあるドラム・ソロが聴きものです。B-1はスティーブ・スワローのベースの導入から始まるエキゾチックな曲で中東の音楽のような雰囲気ですが「バスラ」とはイラクの港町とのことだそうでラロカのオリジナルです。B-2はジョー・ヘンが他の曲に比べてテナーを柔らかく鳴らしています。まさにレイジー・アフタヌーンといった雰囲気です。個性的な曲の多い中こういった楽調のものにも惹かれてしまいます。酒の欲しくなるナンバーです。ラストはスワローのベース・ソロが印象的な曲です。
ブルーノートの4000番台の中盤から後半は、演奏スタイルにも様々なものが入り乱れていて混沌としていますが、この作品はダークな色合いとエキゾチックさが際立ち、凛とした空気感のあるピリピリしたムードを放っています。
テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
- 2007/07/26(木) 01:15:28|
- Drums
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