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A
1.I Get a Kick Out of You
2.My Ideal
3.I've Got the World on a String
4.Sweet Lorraine
B
1.Soon
2.Lover Man
3.Specific Gravity
4.Like Someone in Love
Ernie Henry (as) Wynton Kelly (p) Wilbur Ware (b) Philly Joe Jones (ds)
Rec-1957
タイトル通りの作品か、と思ったら8曲収録されていた。何のことはなくこちらの読解力が足りないだけで、7曲のスタンダード+ブルース=8曲なんですね。「7曲のスタンダードとブルース」と理解すると全然違うのですねぇ。恥ずかしながら無知を披露しました。
アーニー・ヘンリーは50年代に活躍したアルト奏者。とはいえこのアルバム収録と同年の57年にお亡くなりになられました。この作品の約3ヵ月後のことです。コレをを吹き込んだ後の記録としてドーハム名義でフィーチュアリングされた『2 Horns, 2 Rhythm』(Riverside)で聴けるそうなのですがコレを所有していません。気になるレコードがまた一枚増えました。
ですので、アーニー・ヘンリーの単独名義としてのラスト・アルバムということになるのでしょうが、ラストの作品に在りがちな「憂い」というものは全く無い、何とも軽快な8曲が並んでいます。当方には彼の亡くなられた原因が解っていないので何とも言えないですが、少なくともコレを聴く限りでは健康状態に関するような事ではないような気がします。しっかりとしたブロウが聴かれ、彼特有の僅かな雑味を感じさせるアルトが全体で鳴っています。
ひとつの自作のブルース(B-3)と、七つのスタンダード(それ以外)はクオリティが高く、ウィントン・ケリーのピアノ、堅実なウィルバー・ウェアのベース、フィリー・ジョー節があちこちに顔を現す御馴染みのドラムが一体となって、数少ない彼の作品に花を添えます。
どこを切っても軽快さが残る、明るいラスト・アルバムでした。
テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
- 2007/10/17(水) 18:18:39|
- Alto Sax
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| トラックバック:0
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| コメント:2
こちらにもちょっとおじゃまします。
アーニー ヘンリーの死因ですがjazzizかなにかで、白血病であったような記事を見かけたと思います。いずれにしろ結構なジャンキーだったようで間違いなくそれが遠因になっていたんだと思います。
当時のアルティストのなかではテナーと同じ力感で吹き得たのは彼だけではなかったのかなと感じます。記事中でのドーハムのアルバムでもなかなかの存在感をあらわしています。
彼の参加作品は本当に数少ないですがやはりモンクの「ブリリアント コーナーズ」でのプレイでこれからも人々の記憶に残り続けるように思います。
夭逝が実に惜しまれるアーティストですね。
- 2007/10/19(金) 01:13:14 |
- URL |
- Sonny #zcj9HRiI
- [ 編集]
Sonnyさん、こんばんは。
何と白血病ですか。コレは彼の中でも結構評価が高い作品ですのでそんな状態とはつゆ知らずでした。
>結構なジャンキーだったようで
この年代のミュージシャンにはどうしてもドラッグがついてまわりますね。一瞬の閃きのために散っていった偉大なミュージシャンがあまりに多すぎますね。
>テナーと同じ力感で吹き得たのは彼だけではなかったのかなと感じます。
おっしゃられる通り、彼のアルトの音圧は素晴らしいですね。力強いといった表現が出来そうですね。ドーハムの作品も気になります。折りをみて落手しようと思います。
>モンクの「ブリリアント コーナーズ」でのプレイ
そうでしたね。ロリンズのインパクトが強いのですが彼も健闘していましたね。暫らく聴いていなかったのでこの後楽しもうと思います。
- 2007/10/19(金) 19:15:49 |
- URL |
- ぬどい #-
- [ 編集]