イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#385 New Era/Tigran Hamasyan Trio(Nocturne-CD)

Tigran Hamasyan


1.Part 1 : Homesick
2.Part 2 : New Era
3.Leaving Paris
4.Aparani Par (The Dance of Aparan)
5.Well, You Needn't
6.Memories from Hankavan and Now
7.Gypsyology
8.Zada es (You're an ill-fated girl)
9.Solar
10.Forgotten World

Tigran Hamasyan (p,key) Francois Moutin (b) Louis Moutin (ds)
Vardan Grigoryan (duduk→only4,8,shvi→only4,zurma→only8)

Rec-2007



発売を楽しみにしていた作品。到着して約2週間経ちましたが飽きずに繰り返し聴いています。

ジャズに新たな要素が入り込むと違和感を覚えることは無理からぬことかもしれません。当たり前のことですが自身が慣れ親しんできたスタイルというのが各々にあり、その範疇からはみ出してくるものに対して興味を示すのか不快と感じるのか様々であろうし、それにとり憑かれるのか捨て去るのかも人それぞれでしょう。そういう意味ではこの作品からはピアニストの出自が曲によってはモロに感じられる音作りになっています。相変わらず情報収集能力が大いに欠落している為このアルバムに関しても詳しいことに触れようがないのですが、いつものことですので諦めてください。

ティグラン・ハマシアンはアルメニアのピアニストで、これは2ndアルバム。日本でいう成人したばかりくらいの齢だそうな。しかしながらこんなスリリングなピアノはなかなかお目にかかれないなぁと一聴して感じました。ハマシアンはキーボードもプレイしていますが、トータルで見ればスパイス程度の使用で大方の演奏はピアノで押しまくります。基本はトリオ・フォーマットですが2曲だけリードの類と思われる民族楽器が加わっておりエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。ピアノが非常にテクニカルでダイナミックであるのはこのアーティストの持つ資質がただならぬことをハッキリ示しています。またリズムも素晴らしい。どうやらこのムタン兄弟というのは二人でユニット(Moutin Reunion Quartet)を組んで数作をリリースしているようです。

個人的にボヤン・ズルフィカルパシチなどの民族臭の強いアプローチをとる音楽も大好物であり、先日もクレズマーというユダヤ音楽にジャズやヒップポップを融合させたようなデヴィット・クラカウアーというクラリネット奏者のアルバムを聴きかなり衝撃を受けて、未知なる深みにさらに嵌まり込んだ感のある当方にとっては、ハマシアンの音はとても興味深く新鮮でかなり頻繁に聴いています。どんどん興味の裾野が広がっていって収拾がつかなくなってしまいそうです。

この作品はノクターンというフランスのレーベル(でいいのかな?)から出ているのですがこのレーベルのサイトから全曲MP3を試聴できます。かなり異質なもののように取られると本意ではないですし、しっかりとした上質且つパワフルなジャズですので是非お試しを。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/12/04(火) 00:04:27|
  2. Piano
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ぬどいさん、こんばんは。

この記事を拝見してTigran Hamasyanに興味を持ちましたが、どこかで聞き覚えの有る名前だなと思いながらちょいと調べてみました。
モンクコンペティションのピアノ部門で一位を取ったミュージシャンだったのですね。

ホームページでアルバムの試聴とビデオクリップを見ました。
一聴してクラシックの基礎をキッチリと身につけたピアノのように感じました。最近のピアニストには多いことですが、左手がとても流暢に動く演奏ですね。
テーマのモチーフのせいもあるでしょうがイスラム音楽のようなこぶしがメロディに聞き取れます。ステップを踏むようなコードにはどことなくチック コリアの足跡もあるように思います。
若いミュージシャンですがアルメニアのバックをしっかりと感じさせる面白いピアノですね。

といいながらアルメニアといっても思い出すのはハチャトリアンとブランデーぐらいで何にも知らないのだからいいかげんな物です(笑)。
  1. 2007/12/07(金) 02:48:53 |
  2. URL |
  3. Sonny #zcj9HRiI
  4. [ 編集]

Sonnyさん、こんばんは。

>モンクコンペティションのピアノ部門で一位を取ったミュージシャンだったのですね。

そうなんです。私もまさにその部分で興味を持ったピアニストです。2枚のリーダー作の内このアルバムから先に聴いているのですが、なかなか個性的で特有のタッチは大いに刺激を受けました。デビュー作はまだ所有しておりませんが、例の民族楽器とサックスが入っておりコレも聴いてみようと思っています。

>ステップを踏むようなコード

凄く納得できる表現ですね。まさにそのような感じに受け取れます。

私もアルメニアに関しては全く知識がありません。近年はジャズのイメージに全く結びつかない国のミュージシャンが大挙現れているのがとても興味深いです。そしていずれも水準の高い演奏を披露してくれるので堪らない喜びを感じております。
  1. 2007/12/07(金) 03:35:45 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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