イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

#392 12 !/Sonny Stitt (Muse)

Sonny Stitt - 12 !


A
1.12!
2.I Got it Bad
3.I Never Knew
4.Our Delight

B
1.The Night Has a Thousand Eyes
2.Blues at This Tempo
3.Every Tub

Sonny Stitt (as,ts) Barry Harris (p) Sam Jones (b) Louis Hayes (ds)

Rec-1972



ソニー・スティットの「12!」を聴くにあたり、このアルバムについての調べ物をいろいろとしてみたら面白い事実を知りました。

まず、「12!」はこのレーベル「ミューズ」の第一弾作品として企画されたアルバムであること。ちなみにこの作品のレコード番号は5006ですが筆頭の5001はジェームス・ムーディのようです。そしてタイトルの「12!」は録音月日(1972年12月12日)と12小節形式からきていて、プロデューサーのドン・シュリッテンが命名したとのこと。首を突っ込まなければわからない事実を知ることはとても面白いものです。

またウェブ上でミューズ・レーベルのディスコグラフィーを見つけたので、ついでにスティットが何枚このレーベルに作品を残しているのか調べてみる。彼はこの作品から亡くなる1982年までミューズから作品をリリースしています。

『12!』(5006-'72)、『The Champ』(5023-'73)(5429としても再発)、『Mellow』(5067-'75)、『My Buddy : Sonny Stitt Plays for Gene Ammons』(5091-'75)、『Blues for Duke』(5129-'75)、『Sonny's Back』(5204-'80)、『In Style』(5228-'81)、『The Last Stitt Sessions, Vol.1』(5269-'82)、『The Last Stitt Sessions, Vol.2』(5280-'82)の9枚。また番外としてコブルストーン・レーベルの作品から2枚『Constellation』(5323-'72)、『Tune Up』(5334-'72)がミューズで再発されています。吹き込みを時系列で見ていくと、途中で5年のブランクがあるのは健康状態が問題だったのでしょうか。復帰作は「ソニーズ・バック」で80年にカムバックしています。

というわけでミューズの幕開けを記録したこの作品、スティットは実に軽やかで快調です。彼はアルトを中心にココではテナーも使用しています。バックはお馴染みのメンバー、バリー・ハリス率いるトリオがバックアップ。コブルストーン盤の2枚から続けて見ていくと、ドラマーだけ変更されていることが解る。アラン・ドーソン→ロイ・ブルックス→ルイ・ヘイズという変遷です。タイトル曲のA-1とB-2がスティットのオリジナルで他は比較的メジャーな曲が演奏されています。全体にみなぎる爽快感が気持ちいい好盤です。

以前Sonnyさんにお教え戴いた、スティットの作品でのドン・シュリッテン-バリー・ハリス三部作として、コブルストーンの2枚と「12!」のうち、『Constellation』(Cobblestone)は未だに手元にありません。『Tune Up』は所有しており結構気に入って聴いているので、何とか流れで通して聴いてみたいものです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2007/12/11(火) 00:10:51|
  2. Alto Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<#393 It's a Blue World/Mel Torme (Bethlehem) | ホーム | #391 Dark to Themselves/Cecil Taylor Unit (Enja)>>

コメント

ぬどいさん、こんばんは。

>吹き込みを時系列で見ていくと、途中で5年のブランクがあるのは健康状態が問題だったのでしょうか

確かに『Sonny's Back』という名前でアルバムをMuseで制作しているのですが、Museでレコーディングの無い間もアルバムはコンスタントにCatalystやDenonなどで制作されています。
ちょいと手元の『Sonny's Back』を引っ張り出してライナーを見て見ましたが、ジャズのメインストリームを自負するMuseでの録音が久しぶりに再開された喜び(制作側)からのタイトルのようです。
『Sonny's Back』以降もMuseからのみアルバムが出ていただけではなく、AtlasやWho's whoなどからも制作されています。

スティットはとてもアルバム制作数の多い人でかつさまざまなレーベルに録音を残しているので、その全貌をつかむのはなかなか大変です。
それだけの多作家なのに水準を下回るような作品が見当たらないのは凄いものだと思います。

『Constellation』ですが手に入れにくいようでしたらご連絡ください。何とかできると思います。

  1. 2007/12/11(火) 02:59:58 |
  2. URL |
  3. Sonny #zcj9HRiI
  4. [ 編集]

Sonnyさん、こんばんは。

なるほど、他のレーベルでも活動していたんですね。考えが至りませんでした。なにやらスティットのリーダー作は100枚以上あるそうで、確かに正式なディスコがない状態ですと全貌を捉えるのは大変な作業かもしれませんね。

しかしながらSonnyさんはこのあたりのジャズはガッチリ抑えられさすがにお強いですね(笑)。60年代までは資料も見つけ易いですが、素人が70~80年代のジャズを調べようとすると非常に骨のおれる作業です。先日のメルマガのザナドゥの記事も拝見致しました。以後の展開も勝手ながら期待させて頂きます(笑)。

>『Constellation』ですが手に入れにくいようでしたらご連絡ください。

ご高配賜り大変恐縮です(汗)。現在は田舎に引っ込んでいる身の上ですので、近年は専らウェブ上で音源を購入しておりレコ屋に通うこともほとんどない状態です。

『Constellation』に関しては玉数は比較的見かけるのですが、価格とコンディションが当方の希望に合致しない為今まで見送っておりました。いずれ出物があると信じて気長に待ってみようと思っておりました。

改めてご配慮下さり有難うございました。お申し出大変嬉しく頂戴いたしました。今回は自身で探してみようと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。
  1. 2007/12/11(火) 21:11:58 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

12! 最高!!

こんばんは、初めまして。
先日、格安でこのレコードを入手。実は持っているのですが、あまりにも安かったので、又買ってしまいました。ぬどいさんもおっしゃるように、cobblestoneからのワン・ホーン3部作、どれも最高ですね。全てジャケットがコーティングされており見ても気持ちいいものです。実は私は、どれか1枚と言われたら「Constellation」が一番好きなんです。ロイ・ブルックスのドラムスがと選曲が私好みなのです。このあたりの盤はどういうわけか、最近安いですから、早く見つけられるといいですね。
しかし、この3作は、スティットの生涯の代表作と言ってもいいんじゃないかと思えるほど素晴らしい吹きっぷりですね。バリー・ハリスのピアノもスティットにぴったりで実に気持ちがいいです。
スティットは、晩年、ハンク・ジョーンズと日本に来たとき観に行きましたが、言葉に表せないほど感動し、興奮しました。東京公演の2回目も見に行ってしまいました。本当に言って良かった公演のひとつです。
  1. 2011/05/10(火) 23:38:26 |
  2. URL |
  3. tomcat #-
  4. [ 編集]

返信が遅れ、本当に申し訳ございません!

tomcatさま、はじめまして。

コメントを頂戴しているにもかかわらず、長い間ブログを放置していたため、気づくのがかなり遅れてしまいました。大変失礼致しました!

実はこの記事を掲載後"Constellation"を入手することが出来ました。オークションで送料込み1000円以内で探したところ、それほど時間もかからずに該当品を見つけることが出来、それ以来愛聴しております。

彼の膨大な録音量がネックでスティットの全貌は今も掴むことが出来ていないのですが、自分の聴いた範囲内で言えばこの時期のスティットは絶好調で、コブルストーンの3部作が自分にとってのベストであることは現在も変わりません。

70年代以降のジャズは人気がないのか相変わらず廉価で出回っていますが、今でも手軽に聴く機会を得られる好機として考えるほうが楽しいですね!

スティットの生演奏を聴かれたとの事、大変羨ましいです。ハンク・ジョーンズは惜しくも昨年鬼籍に入られてしまいましたね。ジャズの生き字引であったミュージシャンの演奏は格別であったことでしょう。

当方は住んでいる環境からなかなかライブに出かけることが出来ず、未だに体験したいライブをことごとく逃し続けています。記録ではない生の音を沢山刷り込んでいきたいと心から願っていますが叶わないでいます。本音はライブを中心にしてジャズを聴き続けていきたいのですがね~・・・。その反動で未だにCDやLPを追いかけ続けているのが現状です(笑)。
  1. 2011/05/30(月) 19:21:16 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://damimijazz.blog78.fc2.com/tb.php/398-f9ee6156
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Profile


ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


Twitter

ジャズ以外のことをつぶやく機会もあると思いますが、大目に見て下さい。

Search

Counter

Recent Entries

Recent Comments - Japanese Only

Recent Trackbacks

Monthly Archives

Categories

Link

このブログをリンクに追加する

RSS Feed

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。