イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#461 Twi-Life/Marcus Strickland (Strick Muzik-CD)

Marcus Strickland - Twi-Life


Disc-1
1.Oriental Folk Song
2.The Beast Within Beauty
3.Thump & Cadence
4.An Oasis of Bronze
5.Sesame Street
6.Smoothie
7.Brooklyn Street Fair
8.The Whole Page

Disc-2
1.Majesty
2.Shift
3.Haile Selassie
4.In Faith
5.The Nottage Cottage
6.Moon Ruler
7.Glitch
8.Paradigm
9.Twi-Life

Disc-1 -Marcus Strickland Quartet-

Marcus Strickland (ts,ss) Robert Glasper (p→except1) Vicente Archer (b)
E.J. Strickland (ds)

Rec-2005

Disc-2 -Marcus Strickland "Twi-Life" Group-

Marcus Strickland (ts,reeds) Lage Lund (g) Brad Jones (el-b) E.J. Strickland (ds)

Rec-2006



貪るように聴いている。こういう作品に出遭えたことに感謝。素晴らしい。マーカス・ストリックランドの自身のレーベルStrick Muzikからリリースされた第一弾の二枚組みアルバム。

この作品は二つのセットで収録されており、1枚目はストリックランドのワンホーン・カルテットでロバート・グラスパー・トリオがバックを務めています。2枚目は”トワイライフ・グループ”と銘打ち、ラージュ・ルンドのギターにブラッド・ジョーンズのエレベを加えたカルテット。二つのセットともドラマーは双子のE.J.が担当しています。

1枚目一発目の「Oriental Folk Song」を聴いて只ならぬ雰囲気を感じ取ります。これはグラスパーの抜けたサックス・トリオの演奏で、イントロのヴィセンテ・アーチャーのベース音の塊が飛び出してきた時点でヤラれてしまいました。エモーショナルなテナーに肉厚なベース、そしてテクニカルなドラムとのっけから熱い演奏です。2曲目以降はカルテットで。グラスパーはフレッシュサウンド時代より更なる進化を遂げたブルーノート時代に移ってからのサウンドアプローチを垣間見せ、変な表現ですが彼独特のフロウが効いていて物凄く心地よい。特に5曲目や7曲目あたりにソレが色濃く窺え、5曲目あたりは当方のツボにビンビン来まくります。ストリックランドの技も冴えソプラノの美しさも極まっています。そしてE.J.特有のタイム感覚が存分に満喫できるドラミングが堪らない。ライド・シンバルが耳の奥にまで届きます。

2枚目はガラッと変わってギター入りのカルテット。1曲目は様々なリード楽器を駆使した曲で、独特の深みを出すことに成功しています。2曲目以降はテナーに専念するストリックランドの表現力と、マイルドなサウンドが印象的なラージュ・ルンドのギターのマッチングが好いコクを出しています。ギターとの相乗効果かエレベのサウンドにも違和感がなく浮遊感のあるサウンドに感じられます。ストリックランドが起用するギタリストはマイク・モレーノにしろ気になるプレイヤーが多いので、ラージュ・ルンド名義の作品もチェックしなければならない義務感に駆られてしまいました。E.J.はココでも健在で個性の強いサウンドの多い中、堅実な仕事は力量の大きさを物語ります。

ちなみに第二弾は『Open Reel Deck』(Strick Muzik-2007)で、トワイライト名義のライブになっています。ギタリストをマイク・モレーノに、エレベをカルロス・ヘンダーソンに変更し、ゲストにトランペッターと一曲だけピアノが参加し、スポークン・ワードを大胆に取り入れた斬新なアプローチです。曲によって音源を加工し、まさにオープン・リール・テープを模したような物凄いインパクトです。自己表現が炸裂したこのアルバムも強烈でした。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/02/21(木) 19:12:34|
  2. Tenor Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ぬどいさん、こんばんは。

ぬどいさんがマーカス ストリックランドをお好きなようなので、聴き返してみなければいけないなと思いながらやっと今日聴いてみました。

このアルバムを買ってから一年ばかりになると思うのですが、聴き直した印象はあまり変わりませんでした。

まず、マーカスの楽器に対するテクニカルな部分はかなりの物だと感じます。音色に関しても彼がコントロールした上での選んだ音のような気がします。
それとリズムに対してしなやかにのっていくところに才能を感じます。

と前置きしたところでいまひとつマーカスの優等生ぶりに喰い足りない部分をも感じます。
アドリブの展開にも破綻無くスムースであるが少しこじんまりとしているように思います。
フレージングやストーリー展開にももう少し自由さや広がりがあればなぁとも感じます。

と、不満も有るのですがそれをそう思わせるだけの合格点の水準にあることも確かです。
きっとまだまだ伸びしろが充分あることへの期待感だと思います。

ドラフト一位のコントロールのよい高卒ピッチャーが入団してきたと言ったような感じでしょうか。

期待の持てる有望株だと思います。
  1. 2008/02/26(火) 04:07:49 |
  2. URL |
  3. Sonny #zcj9HRiI
  4. [ 編集]

Sonnyさん、こんばんは。

マーカス・ストリックランド大好きですね。彼が関わる作品は全て聴いてみたいと思っており、現実的には難しいのかもしれませんがそのくらい入れ込んでいます。あと近年もののジャズが常に後追いであるため他にもまだまだ聴かなければならないサックス・プレイヤーがまだしっかりと聴けていなかったりする事情もあります。一例を挙げればエリック・アレキサンダーとかジェリー・バーガンジとかジャジール・ショウとか。新たなミュージシャンの発見は自分にとっては今後とも頻繁に続いていくのだろうと楽しみな部分もあります。

以前記事中でも表明したとおりなのですが、自分にとっての音楽の聴き方や好みが感覚的なものであるので、発されるトータル・サウンドに自分の感情がよりダイレクトに反応します。そういう意味ではグラスパーやモレーノ、E.J.等々のグループとして作り出すサウンドに自分の好みが合致していると言ったほうが正確なのかもしれません。彼らの発表したそこそこの枚数を聴いてみましたが、2000年当初のころの録音よりも最近のアルバムのほうがさらに自分の好みに近づいてきています。それとSonnyさんが云われた、

>リズムに対してしなやかにのっていくところに才能を感じます。

この部分はとても自分にとっても大事なところであるのでご指摘頂けて嬉しく思いました。

>アドリブの展開にも破綻無くスムースであるが少しこじんまりとしているように思います。
フレージングやストーリー展開にももう少し自由さや広がりがあればなぁとも感じます。

自身の感想が上記の通りなので自分にとってはそこまでの見解が出てきませんでした。私もどんどん進化していくミュージシャンは大好きですので、彼がさらに解き放たれる瞬間がくることが楽しみであり、更なる力量を蓄えてくれることにも期待しています。
  1. 2008/02/26(火) 18:04:06 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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