イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#513 The Wide Point/Albert Mangelsdorff (MPS)

Albert Mangelsdorff - The Wide Point


A
1.The Up and Down Man
2.Mayday Hymn
3.Oh Horn !

B
1.I Mo' Take You to My Hospital and Cut Your Liver Out
2.Mood Indigo (Dedicated to Duke Ellington)
3.The Wide Point
4.For Peter (Dedicated to Peter Trunk)

Albert Mangelsdorff (tb) Palle Danielson (b) Elvin Jones (ds)

Rec-1975



アルバート・マンゲルスドルフのトロンボーンによるピアノ・レス・トリオ。何とも個性派のメンバーが集結しており期待せずにおれない。このブログでは以前に『Tension』(独CBS)とジャコと演った『Trilogue-Live!』(MPS)、それとジョン・ルイスと組んだアトランティック盤などを取り上げたりしましたが、コレも一定のパワフルさ加減と、いつもののらりくらりとした相変わらずな部分も持つ面白い内容になっていて顔が弛みます。何せドラマーがエルヴィン・ジョーンズであるのでそのサウンドの爆発力も増すというものです。ここでもマンゲルスドルフは吹きながら声を発するマルチ・ヴォイス奏法を駆使していて、そのサウンドの異質感が強調されています。聴きようによっては航海中の船が発する霧笛のようにも感じられ飄々とした音色に彼ならではの特徴のある節回しが揺らぐことのないパーソナリティを放出し続けています。

エルヴィンとマンゲルスドルフはかなり前から旧知の仲だったようで折を見て録音のチャンスを伺っていたそうですが、当時のマンゲルスドルフがドイツCBSの専属であった為共演の機会が遅れ、この録音の実現はお互いの永年の願望が具現化したものであるということです。ココでの殆どがマンゲルスドルフのオリジナル。いきなり導入がエルヴィンのドラム・ソロから入るA-1はタイトルに掛かっているのかサビの旋律がアップしたりダウンしたりする特徴のある曲で地鳴りを起こすエルヴィンのドラムも大迫力です。A-2ではトロンボーンらしからぬ高域のフレーズが素晴らしく、この楽器の奥深さとマンゲルスドルフの力量が表れています。A-3はダークに進行するトロンボーンがカッコいい。B面は2曲目にエリントンへ捧げたもの4曲目にドイツのベーシスト、ペーター・トルンクに捧げたものが収録され、B-1はハードに、一転B-2はエリントンらしくコミカルに、タイトル曲のB-3は比較的即興性を持たせ、ラストのB-4のみトロンボーン・ソロで行われ、短くシンプルであるものの不思議な旋律を持った印象的な演奏です。

自分が知らないだけなのか、こういう尖がったプレイヤーをなかなか現在のジャズ作品の中から見い出せずにいます。数多くの新しいミュージシャンの演奏に接したいと奮闘していますが、当方のささやかな限られた予算の中でそのような存在を探し出すのは至難の業であるようです。それでも首を突っ込まずにおれない未知の演奏に期待を馳せて日々聴いているのです。もっともっと理解度を深めたいと切実な願望があるのですが、そちらのほうはせせら笑われている様な状態から残念ながら脱出出来ません。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/04/15(火) 21:52:27|
  2. Trombone
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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