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1.Black Magic
2.Miles Davis Licks
3.Contradictions
4.Bite
5.Rachid
6.Looking Up
7.Thank You Note
8.Estate
Michel Petrucciani (p) Adam Holzman (key) Steve Logan (b)
Victor Jones (ds) Abdou M'Boop (perc)
Rec-1991
地元フランスでのライブ。この人特有の爽やかなメロディを持つナンバーが多く披露されていて清涼感いっぱいの名ライブ。日曜の朝にピッタリなのでちょっと大きめのボリュームでかけていました。あいにくの曇天ではありましたが。アダム・ホルツマンのキーボードやパーカッショニストが入っているので、この時期の作品は結構目新しいサウンドになっていますが、うまくマッチしているので違和感は全くなく場合によっては装飾の派手なピアノ・トリオといった感じにも受け取ることが出来るかもしれません。8曲目以外は彼のオリジナルですが、ラストのこの曲もペトルチアーニの定番ナンバーであるので弾き慣れた自分の曲を全て取り上げたといっていいような気がします。
比較的大きめのホールでのライブだと思われ、オーディエンスが楽しんでいる様子がよく判る好調なパフォーマンスが聴かれます。シンセサイザーが大きく使われている2曲目やアコースティック・ピアノの華麗さが際立つ4曲目、ラストの「エスターテ」等々名演が目白押しですが、この作品で人気の6曲目の「Looking Up」がやはり白眉と云える演奏だと思います。この曲が始まると空気感が変わりそれこそ涼しい風が吹いてきます。小さな体の彼がいつも周りのメンバーを見上げていたことがタイトルの由来なんだそうです。個人的に前に配置されている美メロの5曲目とこの6曲目にこの作品のクライマックスがあります。
思えばこういう美し綺麗系のアルバムを久しぶりに聴いたような感じがします。今月は過去に未発表モノでリリースされたコルトレーンの音源を大量に取り寄せ、耳が発酵するくらいに連日濃厚なものを浴び続け堪能し尽くしたので、次に移ろうとするとなかなかそれに対抗出来るものがないのが困りもので、結局ハードに奏されるものばかり聴いていた気がします。この辺りで徐々にクールダウンさせていこうと考えています。
テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
- 2008/06/08(日) 23:22:08|
- Piano
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