イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#888 The Wizard/Aaron Parks Quintet (Keynote Records-CD)

Aaron Parks - The Wizard


1.Greasy Little Cookies
2.The Enchantress
3.Child's Eyes
4.Haunt
5.Planting Flowers
6.Winter Poem
7.The Wizard

1,7

Aaron Parks (p) Jay Thomas (tp) Tim Green (as) Jeff Johnson (b)
Obed Calvaire (ds)

2

Aaron Parks (p) Jay Thomas (ts) Tim Green (as) Jeff Johnson (b)
Obed Calvaire (ds)

3,6

Aaron Parks (p) Josh Ginsburg (b) Obed Calvaire (ds)

4

Aaron Parks (p) Jay Thomas (ss) Tim Green (as) Jeff Johnson (b)
Obed Calvaire (ds)

5

Aaron Parks (p) Jay Thomas (fl-h) Jeff Johnson (b) Obed Calvaire (ds)

Rec-2001



今でこそ確固たる自身のカラーが出てきたアーロン・パークスですが、当初はオーソドックスなアプローチでジャズを演っており、Keynote Recordsからリリースされている4枚のアルバムを続けて聴いてみると徐々にオリジナリティを発揮していく変遷が垣間見られます。このアルバムはその4枚のリーダー作のうちの3番目のアルバムになります。デビュー作である1999年の『The Promise』と、続く2000年の『First Romance』では端正なピアノで好感の持てる作品を残していますが、アーロンの16~17歳での作品であるので個人的には若々しさと云うかフレッシュさがもっと出てもいいのではないかと思っていました。ちょっと無難にまとまり過ぎているようなそんな感覚。彼の師事したのがマーク・シールズやケニー・バロンでその色彩が作品に反映されているところもなるほどなぁと思ってもみたり。いや、基本的に好きなんですけれどね。最初の2枚と4枚目はそれぞれピアノ・トリオでの演奏でしたが、3枚目のこの作品は2曲のトリオを含め、カルテットが1曲、クインテットが4曲と多様なアプローチでまとめられています。そういう意味ではこの時期の4枚のなかでは変化のある作品と言ってもいいかな。

演奏されている7曲は全てアーロン・パークスのオリジナルであり、録音時18歳でありながらもそのクォリティの高さは特筆すべきで、この当時から末恐ろしさを彷彿とさせており自身の才能の片鱗をみせています。管入りではブルージーなものやボッサなど編成のみならず収録曲にも変化を付けていて、アグレッシヴに迫るモーダルな4曲目などアーロンの持つさまざまな側面を魅せてくれます。ラストの7曲目などはダンディズムをも感じさせるカッコいいナンバーですね。トリオは期待に違わぬ瑞々しいピアノが小気味よく飛び跳ねていて、さらにもう一歩新たなステージに突入したアーロンの潜在能力の豊かさを証明しています。ジェイ・トーマスがトランペット(フリューゲル・ホーン含む)の他にテナーやソプラノでも好演していて、ティム・グリーンのアルトもエモーショナルに花を添えていますね。ジャケ内のスナップを眺めてみればアーロンより年長の布陣がサイドを固めていることを窺い知れるのですが、それを感じさせない落ち着きを既に有しているところが凄いなぁと感じさせられます。それ故に前述したような感想が出てきてしまったりします。

この4枚のアルバムから最新作の『Invisible Cinema』(Blue Note)までリーダー作としては約6年のブランクがありましたが、その間は様々なアーティスト(テレンス・ブランチャード、マット・ペンマン、マイク・モレノ、ケンドリック・スコット、ウォルター・スミス、阿部大輔、等々)のアルバムにサイドで参加しているのですが、徐々にオリジナリティが発揮されてきておりその活躍は目を見張るものがあります。グレッチェン・パーラトなどのヴォーカリストの作品でも、歌伴もうまいと云うところをしっかりと証明していますしね。将来おとなしくまとまることを感じさせない大器を感じさせるピアニストです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/05/14(木) 18:09:05|
  2. Piano
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  4. | コメント:0
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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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