イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#772 For Sentimental Reasons/Bobby Hutcherson (Kind of Blue-CD)

Bobby Hutcherson - For Sentimental Reasons


1.(I Love You) For Sentimental Reasons
2.Ode to Angela
3.Embraceable You
4.Along Came Betty
5.Somewhere
6.Jitterbug Waltz
7.What are You Doing the Rest of Your Life
8.Don't Blame Me
9.Spring is Here
10.I Wish I Knew
11.I'll be Seeing You

Bobby Hutcherson (vib) Renee Rosnes (p) Dwayne Burno (b) Al Foster (ds)

Rec-2006



元日のフリー・ジャズから一転して静かで平穏なお正月に併せてボビー・ハッチャーソンのヴァイヴも堪能しています。60年代あたりのハッチャーソンにはなかなか感じられなかった、ゆとりと包容力の大きさを感じさせるような実に滋味深い作品です。一音一音の響きに慈愛が感じられ、優しい気持ちになれるジャズに仕上がっています。

ハッチャーソンに限ったことではないのですが、当方の場合は50年代60年代と活躍した往年のプレイヤーの作品をそれ以降に継続して聴けていない状況が殆どです。ましてやジャズに中抜けのあるリスナー歴であるので、ハッチャーソンはブルーノート時代のイメージがこびり付いて離れません。というよりもブルーノート時代しか知らず、しかも60年代に限定されてしまっています。ですから作品の遍歴を確認するべく彼のHPのディスコを見て調べてみました。するとリーダー作に関しては活動当初の1960年代半ばから1980年代後半まではコンスタントに録音がありました。大雑把な括りかたですが1977年あたりまではブルーノートに作品を残し、それ以降はコロムビア、タイムレス、マイルストーン、ランドマーク等のレーベルからリリースされていました。やはり時代によってその頃の主流のサウンド作りがなされているようですが、聴けていないため憶測の域を出ません。90年以降はリーダー作もめっきり少なくなっており、今回取り上げたアルバムはリーダー作としては10年弱のブランクがあったようです。しかしながらそんなことは一切感じさせないふっくらとしたハッチャーソンのヴァイヴが堪能出来るアルバムで、このアルバムを聴き始めてから一年ほど経ちましたが味わい深さが日に増して感じられる、暖かいサウンドになっています。

60年代のピリピリした辛口なサウンド作りが堪らなかった当方にとって久しぶりに接した彼のジャズは、当然のことのように深みが増してデビュー時の対極のような表情を見せてくれていて顔も緩んでしまいます。ジャケットの写真のように落ち着いた佇まいのハッチャーソンの創造したジャズは各メンバーにも伝播していて、リニー・ロスネスのピアノもハッチャーソンのヴァイヴを真綿で柔らかく包むように優しいタッチで素晴らしいです。寒い部屋に灯る暖炉のような1曲目からグッと引き込まれていきます。

ジャズに対して余計な線引きをせず、要らぬ先入観を極力排して探求していきたい当方にとっては、ハッチャーソンの変遷をさらに探るべく過去の作品にも接していきたいのですが、毎度のことながら手に入れることの出来る作品は限られてくるようです。同じことの繰り返しなのですが、いつも今になって後悔してしまいます。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/01/02(金) 23:59:07|
  2. Vibraphone
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ぬどいさん、
新年明けましておめでとうございます。

このアルバムはハッチャーソンの円熟が感じられる聴き飽きのしない作品ですね。ブルーノートの作品ばかりが話題になるのですが、いつの時代もハッチャーソンはいい作品を作り続けていると感じています。
でもおっしゃられるようにランドマークあたりの作品は手に入れにくいでしょうなぁ。

本年もよろしくお付き合いください。
  1. 2009/01/03(土) 09:52:10 |
  2. URL |
  3. Sonny #zcj9HRiI
  4. [ 編集]

Sonnyさん、明けましておめでとうございます。

良い新年をお迎えでしょうか。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

まさに円熟の境地ですね。技巧的なことを語る資格はないのですが、難しいことをせずに曲の持つ髄を引き出すことに主眼を置いた、とても滋味深い演奏です。

>いつの時代もハッチャーソンはいい作品を作り続けていると感じています。

時が経ち過ぎて、通して聴こうにもなかなか思うようにはならないようですねぇ。いざ聴こうとするとやっぱり順序立てて楽しみたくなるもので、何ともワガママなものです。実践するには気を長くして追っかけなければならなそうですが、それに値するものを残しているのでしょうね。ゆっくりと探してみようと思っています。
  1. 2009/01/03(土) 12:57:07 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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