イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#614 Count's Rock Band/Steve Marcus (Vortex)

Steve Marcus

A
1.Theresa's Blues
2.Scarborough Fair
3.Drum Solo

B
1.Ooh Baby
2.C'est Ca
3.Back Street Girl
4.Piano Solo

Steve Marcus (ts,ss) Larry Coryell (g) Chris Hills (el-b,rhythm-g)
Mike Nock (p,harpsichord) Dominic Cortese (accordion)
Bob Morses (ds) Chris Swansen (perc,arr.)

Rec-1968



ちょっと刺激の強いものを摂取しようと思ったらコレに手が止まった。8ビートでギターがハウリングを起こしながら暴走するこのレコードを久しぶりに聴いてみようと思った。

しかしながらコレは尖っていますなぁ。A-1はエレベの導入から一気にロックビートのドラムが暴れ出しラリー・コリエルのディストーションの掛かったギターが縦横無人に唸りまくり、グニャグニャとした混沌とした状況に突入する辺りは、さしずめフリー・ジャズならぬフリー・ロック(って言葉は違う意味になるのかな?)的様相を呈しています。ワイルドでノイジーであるのですが、やっぱりこの時代のサウンドであるのはご愛嬌です。A-2はS&Gの定番曲ですが、マーカスのソプラノに対してマイク・ノックが応戦するハープシコードがインパクトがあり耳に憑いて離れません。A-3はタイトル通りの短いドラム・ソロです。B-1はマーカスの豪放なテナーがブロウされるロック・ビートの一品。B-2の短いマイク・ノックの導入に続いてすぐB-3に入ります。これがまたストーンズの楽曲で、ノックの強烈なピアノ・ソロに被せて歪みまくるコリエルのギターが凄いことになっています。エンディングのB-4にはマイク・ノックのアコースティック・ピアノの調べで幕を閉じます。

このアルバムの中心に据えてあるA-1,B-1はベーシストのクリス・ヒルズのオリジナルになるようです。そしてプロデューサーはハービー・マンなんですね。ところでジャケットにはスティーヴ・マーカスの楽器にエレクトリック・サックスという表記がなされているのですが、当方のイカレ耳ではコレが皆目見当がつきません。テナーとソプラノで演奏しているのは判るのですがエレクトリックとはアンプを通しているということなのでしょうかね。時代的にも音色でも明らかにリリコンのような楽器でもないですし。ウェブ上のディスコでは前述のサックスがクレジットされているのでそれに従っておきます。 

純然たるジャズのみしか受け付けなければ、コレは全く手に取られない作品になるのかもしれないですね。油井正一氏はこの作品をニュー・ロックに近いがジャズであると云われていますが、当方の駄耳の判断ではニュー・ロックに一票入れたいと思います。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/07/25(金) 20:47:14|
  2. Tenor Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

ぬどいさん、こんばんは。

実は先週あたりからこの作品を聴いてみたいと思いつつ、仕舞いこんであるレコードを探すのが面倒でうっちゃってありました(笑)。
ぬどいさんの記事を見てやっぱり探して聴いてみることにしました。

改めて感じたのはまさにこのアルバムがこの時代を写し取っているのだと言う思いでした。演奏の内容うんぬんよりも私はこの時代に浸ってみたい時にこのレコードをプレーヤーに載せているようです。
演奏から間違いなくおクスリの匂いもするような……
スティーヴ マーカスのサックスからはジャズが聞き取れますが、全体としては無理にこのアルバムをジャズと言うジャンルに嵌め込む必要ないと感じます。

エレクトリックサックスですが、サックスの音をアンプと一体になったサウンドboxでオクターブ違いの音を出したり変調したりリバーブをかけたりできるものです。リリコンのような別の楽器ではなく菅体自体は普通のサックスで演奏されます。このアルバムの裏ジャケットを良く見るとマーカスの持つサックスからコードが出ているのがわかると思います。
リリコンはいわゆるウィンドシンセサイザーの商品名ですが、エレクトリックサックスも商品名のヴェアリトーンなどと記されていることもあります。
エディ ハリスやソニー スティットが一時良く使っていました。
保守的なジャズ観の日本ではほとんど色物扱いされているようですが(笑)。
  1. 2008/07/28(月) 03:19:14 |
  2. URL |
  3. Sonny #zcj9HRiI
  4. [ 編集]

Sonnyさん、こんばんは。

あらら、偶然と云うか良いタイミングだったのでしょうか?

>このアルバムがこの時代を写し取っているのだと言う思いでした。

そうですね。まさしくこの時代に生まれるべくしてリリースされた作品でしょうね。縦ノリのリズムにフリー・ジャズを思わせるギターは、かなり乱暴な表現ですが当時のコルトレーンとマイルスを融合させるかのような連想をさせます。確かにおクスリ臭も漂いますね。

またエレクトリック・サックスの件、いつも疑問に答えて下さり大変有難いです。なるほどコードが出ていますねぇ、気がつきませんでした。しかしながら駄耳ではどのような効果をもたらしているのかが、やっぱり今ひとつピンと来ませんでした。リリコンをエディ・ハリスやソニー・スティットが使用しているんですか!それはめちゃくちゃ興味があります。相変わらずその辺りの年代に弱いですがご教示下さると探索に拍車がかかりそうです(笑)。当方のリリコンのイメージは伊東たけしになってしまいます(笑)。
  1. 2008/07/28(月) 17:39:57 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

ぬどいさん、こんばんは。

ちょっと書きようが悪くて誤解を招きました。エディ ハリスやスティットが吹いているのはリリコンではなくてヴェアリホーン(エレクトリックサックス)の方です。
リリコンですがロリンズが"Don't Ask"や"Love at first sight"で吹いていますね。効果のほどはどうですかなぁ。
  1. 2008/07/28(月) 20:01:22 |
  2. URL |
  3. Sonny #zcj9HRiI
  4. [ 編集]

Sonnyさん、わざわざすみません。

こちらの早合点のようでお恥ずかしい限りです。なるほどあまりに想像ができない衝撃であったので判る気がします(笑)。それでもロリンズは使用しているんですねぇ。これまたビックリです。掲げて頂いた2枚のアルバムを探してみようと思います。

ご指摘下さり有難うございました。
  1. 2008/07/28(月) 20:18:37 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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