イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#640 Bubbemeises/David Krakauer (Label Bleu-CD)

David Krakauer

1.Bubbemeises
2.MS N.C.
3.Moskovitz and Loops of it
4.B Flat a la Socalled
5.Turntable Pounding
6.Long...Short, Long (Les Colocs)
7.Bus Number 9999
8.The Electric Sher
9.Rumania, Rumania
10.Rue Mania

David Klakauer (cl,b-cl,vo) Sheryl Bailey (el-g) Will Holshouser (accordion)
Nicki Parrott (b,el-b→except9,10) Trevor Dunn (el-b→only6,8,9,10)
Michael Sarin (ds) Socalled (sampler,sequencer,accordion,org,vo)
99 Hooker (speaker→only7) Phillip Shaw Bova (echoplex→only5)

Rec-2005



これをジャズと捉えていいのかどうか判らない。PCにリッピングしてみたらジャンルはワールド・ミュージック扱いだった。一応触れ込みではクラリネット奏者のデヴィッド・クラカウアーがユダヤのクレズマー(クレツマー)・ミュージックをジャズ的解釈で演奏したということなのであるが、使われている楽器を見ても判る通りかなり奇抜で度肝を抜かれます。正統なジャズのみを楽しむ人には1曲聴かないうちにCDをストップさせられそうです。言い方を変えればかなりアヴァンギャルドなサウンドで、中東特有のサウンドにディストーションのかかったギターが絡まり、さらにヒップポップ調のヴォイスやアザーンを思わせるような女性のヴォイスが挿入されたり、時に劇画を感じさせるような展開になったり、サウンドはガッチガチにサンプリングされたりして絶句してしまいます。知らないものに手を出せば必ず唸らさせられる、フランスの主宰するラベルブルーというレーベルですので何が飛び出してきても驚かないのですが、ここまで強烈な類いの音楽に接したことがなかったのでちょっとどう解釈していいのか困っています。

かといってこれを否定的に書いているつもりは毛頭もありません。結構興味深く聴かせてもらいました。そもそも聴くものに関しては何でも屋であるので、得体の知れないといったら怒られるのかも知れませんがこういうものも大歓迎します。そもそも民俗臭漂うものは大好物であります。それにしてもお祭り騒ぎでぶっ飛び具合が半端ないサウンドですし、正直云えば当方にとっては何度も繰り返し聴くような音楽でもないのですが。

特筆すべきはリーダーのデヴィッド・クラカウアーのクラリネットの表現力には目を見張るものがあります。とにかく存在感抜群で特有の節回しは否が応でもその土地の香りが噴出しています。これを聴いているとクラリネットという楽器の可能性の広がりを実感させられます。もう一つこの作品を聴いていて感じたのは人間の声の力強さを存分に味わえるということも大きな魅力です。群衆の感情が爆発したかのような声の威圧感はゾクゾクするものがありました。

斬新な解釈が新たな音楽を創造する、音楽家の野心の一端を見たような気がしました。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/08/20(水) 23:45:36|
  2. Flute, Clarinet, Tuba, Violin, etc
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

クレズマーって、多分聴いたことがないのですが、ジョン・ゾーンがかなり前からやってますよね。
日本国内でも、ジャズ/アヴァンギャルド畑の人達が関わっていたりとか。
興味はあるのですが、なんとなく聴きそびれてます。
  1. 2008/08/21(木) 00:43:43 |
  2. URL |
  3. piouhgd #-
  4. [ 編集]

piouhgdさん、こんばんは。

>ジョン・ゾーンがかなり前からやってますよね。

そうなんですか!ジョン・ゾーンの名前はもちろんよく認識していますが音楽的なことに関しては殆ど知らないのです。一度聴いてみなくてはならないですね(笑)。

クレズマーは聴いてみれば一度は耳にしたことがあるサウンドではないかと思います。多分に宗教的で祝祭の要素も兼ね備えたエキゾチックなサウンドです。この辺りのムーヴメントはてんで弱いので深く掘り下げれば結構面白いかも知れませんね。
  1. 2008/08/21(木) 02:34:19 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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