上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- --/--/--(--) --:--:--|
- スポンサー広告
-
-

1.The Blessing
2.W.R.U.
3.Lorraine
4.Tears Inside
5.Contos de Sonu Intro'e Sonnu
6.Mind and Time
7.Check Up
8.Half Wat
9.Feet Music
10.The Blessing (Variations)
11.Jayne
12.Theme From a Symphony / Skies of America
13.Do
Aldo Romano (ds) Paolo Fresu (tp,fl-h,spx 90)
Franco D'Andrea (p) Furio di Castri (b)
Rec-1989
この辺りの年代のジャズは実に疎いのであるが、何故かこのアルバムは当時新譜で購入していた。この頃はジャズから離れている筈であったのにそうでもないんだなぁと改めて当時を思い返してみた。ただ、この前後から度重なる転勤に依る引っ越しと環境の変化等々によっていつのまにかこのCDをどこかに紛失してしまいました。先日ウェブで新譜あさりをしていた時にたまたま復刻されていたこの盤を見つけ、久しぶりにこのアルバムのスリリングさを味わいたくなり買い直していました。メンバーも良いですしね。
アルド・ロマーノのオーネット・コールマン集。比較的短尺の13曲がギッチリとつめられています。久しぶりに聴いてその内容を思い出し、刺激的なサウンドは当時を思い出させてくれました。それとともにオーネットの優れた楽曲の数々を再認識させてくれるアルバムになっています。殆どがオーネットの作品なのですが1曲ずつメンバーの作品が奏されており、5曲目にフレス、8曲目にディ・キャストリ(カストリ)、10曲目にダンドレア、13曲目にロマーノの4曲が披露されていて各々がソロで持ち回ります。曲によってはオーバーダブなどの手法も執られており作品にアクセントを付けています。
アルド・ロマーノの小気味よいドラムは実にカッコ良く、パオロ・フレスのミュートがかかったトランペットが引き締まっており、曲によってはエレクトリックなサウンドも響かせます。フランコ・ダンドレアのピアノは奇抜なメロディにもダレるところが全くなくシリアスに迫ってきます。ディ・キャストリのベースは伸びがよく、澄んだサウンドの中でひと際冴えます。オーネット・コールマンの複雑且つ捻くれた辛口の曲を、冷静且つ緊張感のある演奏に仕上げているところはさすが百戦錬磨の面々、ヨーロッパの一線で活躍しているミュージシャンだけのことはあります。聴いていて目眩がするほどめまぐるしく変わる音階を彼らはキメまくり、その爽快さは半端ない気持ちよさです。暫くこのCDにやっかいになりそうです。
テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
- 2008/08/24(日) 23:50:43|
- Drums
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0