イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#663 Night Letter/Sonny Stitt (Prestige)

Sinny Stitt - Night Letter

A
1.Night Letter
2.When It's Sleepy Time Down South
3.Stringin' the Jug
4.Pretend

B
1.Blue String
2.You'll Never Know
3.Loose Walk

Sonny Stitt (ts,varitone) Gene Ludwig (org) Pat Martino (g) Randy Gelispie (ds)

Rec-1969



この作品が結構好きなのである。山あるソニー・スティットの作品の中でも恐らく地味な部類に入るのではないでしょうか。オルガン入りカルテットで個人的に入れ込んでいるパット・マルティーノも参加しています。このアルバムに対し各自のテクニックがどうだとか、そういう次元で云々するつもりは当方には毛頭なくただただ放出される雰囲気が好きである。

テナーにほぼ専念しメロウに表現するスティットはどこまでもソフトでまろやか、イキむこともなくありのままのナチュラルなテナーを聴かせてくれます。そんな熟れたテナーの音に派手さはないものの深みのあるジーン・ラドウィックのオルガンの音色、これが非常に心地よく響く。もちろん彼のソロにも惹かれるのですが、どちらかと云えばオルガンでのバッキングがとても良く、コードでテナーを包み込むかのようなアシストぶりが何とも云えず絶妙です。そして傍らにはオルガンにはマッチするギターという楽器が佇んでいます。シングル・トーンでピッキングされ、時には快速で飛ばすマルティーノのギター。あくまでもスティットを際立たせる役回りに徹し、全曲全編で自己顕示するものではありません。大トリはそれほど目立たず控えめに仕事をするドラマーのランディ・ギレスピー。小気味良いリズムを淡々と刻み、影武者のように我を主張しない黒子ぶり。全てが絡むと薄い膜が幾重にもなって厚くなり、何故か贅沢な空間を作ってくれる。「ナイト・レター」だからと言うわけではないがこの作品は夜のジャズ。そして揶揄する意味合いも全くなく当方にとってはムード・ミュージックとしても一級品。スピード感のある曲よりも徹底的にムードで迫るA-2,A-4,B-2や、ブルージーなB-1などの曲がゾワゾワっとして痺れてしまう。あぁ、今日もアルコールがすすんで仕方ない。

どんな曲調やスタイルでも臨機応変に対応出来るスティットのサックス。ピアノのみならずオルガンにも滅法相性が宜しいようで。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/09/12(金) 23:45:22|
  2. Tenor Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

さすが・・・

渋いところついてきますね、ぬどいさん。
テナーのスティット。

ジャケットも渋いし、オルガンもマルティーノのバッキングも渋いし、そりゃあアルコールも進みますよね!

「薄い膜が幾重にも」ですか 相変わらず文学的表現!

私はこれから ぬどいさんとは完全真逆のヴァンダーマークとスペンサー・ウェアのゴリゴリテナーをサービスヴォリュームで聴こうかと思います。
  1. 2008/09/13(土) 11:01:38 |
  2. URL |
  3. 小服 #-
  4. [ 編集]

ぬどいさん 失礼しました。

小服=shepp です。
  1. 2008/09/13(土) 18:33:48 |
  2. URL |
  3. 小服 #-
  4. [ 編集]

小服さん、こんばんは。初めまして!(でしたよね?)。

長いことジャズを聴いているから渋モノ好きなのか、それとも単なる亜流好きなのか、自分でもよく判らないのですが結果的にこう云った陽があたりにくい作品を愛でることが多くなってしまいました。新譜などもリリースを騒がれる話題作よりも、「誰それ?」的なものが気になって仕方がありません。

ゴリゴリテナーいいですね!聴くものに関してはアンテナを広く張っているつもりでも、知らずのうちにやっぱり偏ってしまっています。挙げられたテナー奏者は不勉強で初めて知った名前でした。Ken VandermarkとDavid S. Wareという奏者であってます?いや、David S.Wareは名前は聞いた事があるような・・・。HPでMP3を聴いてきましたがゴッツくていいですね!好奇心旺盛で聴くものに線引きをしないおっさんですので、もし何かお薦めがあったら是非ともご教示下さいね。
  1. 2008/09/13(土) 18:34:24 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

sheppさん、こんばんは!

いや、ひょっとしたらそうかな~、と思っていたんですよ(笑)。sheppさんの知ってらっしゃるフリー系のミュージシャンは当方にとってはまだまだ未知の世界ですので非常に興味があります(笑)!
  1. 2008/09/13(土) 18:41:28 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

お騒がせしました

「Ken Vandermark」と「David S. Ware」で間違えありません。 うっかりして違う名前で送信してしまいました。 恥ずかしい。
  1. 2008/09/13(土) 18:43:53 |
  2. URL |
  3. shepp #-
  4. [ 編集]

sheppさん、わざわざ訂正して頂いてお手数かけました!

おっ、合っていましたね。こういうガッツのある演奏はサービスヴォリュームじゃなくてフル・ヴォリュームでいきたいところですね!でも田舎暮らしのワタシのところでもフル・ヴォーリュームはなかなか難しいものがありますが(笑)。隣人に気を使いながらチマチマとジャズを楽しんでいるのが現実です(笑)。
  1. 2008/09/13(土) 18:51:42 |
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  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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