イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#669 Setting the Pace/Booker Ervin (Prestige)

Booker Ervin - Setting the Pace

A
1.Setting the Pace

B
1.Dexter's Deck

Booker Ervin (ts) Dexter Gordon (ts) Jaki Byard (p) Reggie Workman (b)
Alan Dawson (ds)

Rec-1965



プレスティッジにある膨大な作品の中から先日取り上げたソニー・スティットの『Night Crawler』『Night Letter』などのアルバムを聴いて改めて感じたのは、著名で幾度も復刻されるごく僅か一握りの作品(しかも殆どがビッグ・ネーム絡み)と、その他大勢の作品の陽のあたらなさ具合の対比が極端であるなぁということ。まぁジャズを代表するようなプレスティッジの作品とは云え、知られていなさそうなものがその大半であるという現実はカタログを見るとよく解りますね。無論ブルーノートやリヴァーサイドなどの他のレーベルの構成もこのことが当て嵌まると云ってもいいのではないかと思っています(BNだと4200番代以降とかBN-LAとかね)。

個人的には今は作品を買うと云えば殆どが新譜のCDになるのですが、ジャズを聴き始めて数年後、ひと通り名盤と云われる作品を通過した頃に、この膨大なレーベルのカタログに埋もれるように存在する無数のレコードが猛烈に気になり掘り起こすのに躍起になっていた時期があります。結果的には大量に漁った訳でもないですし物珍しいモノでも何でもないのですが、今思えば何ともニヤける渋いものが棚に刺さっていて我ながら呆れてしまいます。

このアルバムに関しても、演奏者も有名どころで珍しいアーティストが参加しているでもなく特筆すべきものは無いのですが、なんとなーくジャケットから漂うカルト的な雰囲気に気になるものを感じさせます。まずメンバーにビンビンくる。ブッカー・アーヴィンと云う人物が放射するイメージにほくそ笑み、サイドに連なるメンツでは特にバイアードとレジー・ワークマン。バイアードはよくアーヴィンと一緒に演っていますね。そして編成。クインテットながら2テナーという組み合わせ。またライブでもないのに両面1曲ずつという潔さ。まぁズラズラと御託を並べ立てていますが、この感覚は極私的なことで他人様には理解しかねることなのかも知れませんねぇ。その部分が心配です。

アーヴィンがおとなしい演奏をすることはあり得ない訳で、ムッサくて湿度の高いテナーをデクスター・ゴードンとともにゴリ押しする様は痛快で、熱気で汗が噴き出してきます。吹き出したら止まらない演奏はアーヴィンの十八番ですが、ご多分に漏れずこの作品も笑いが出てしまうほどの勢いを保持しています。バイアード以下のピアノ・トリオのバッキングも彼等の大ブロウ大会には存在感を危うくさせられますが、ところどころに出てくるバイアード節は健在で、ワークマンの張り切るベースにアラン・ドーソンの機関銃のようなドラムが何ともゴキゲンではないですか。

あまりにも濃厚な一撃でヘロヘロになること請け合いの猛烈盤です。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/09/18(木) 23:40:13|
  2. Tenor Sax
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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