イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#672 Bossa Nova Bacchanal/Charlie Rouse (Blue Note)

Charlie Rouse - Bossa Nova Bacchanal

A
1.Back to the Tropics
2.Aconteceu
3.Velhos Tempos
4.Samba de Orfeu

B
1.Un Dia
2.Meci Bon Dieu
3.In Martinique

Charlie Rouse (ts) Kenny Burrell (g) Chauncey "Lord" Westbrook (ac-g)
Lawrence Gales (b) Willie Bobo (ds) Potato Valdez (conga) Garvin Masseaux (chekere)

Rec-1962



チャーリー・ラウズはモンクのグループで飄々と吹くテナーがなんと云っても一番好きです。前もどこかで書いたのですがモンクのグループにいたラウズの評判はジャズ好きの猛者の前ではイマイチのようで、朴訥な雰囲気が最高であると思っていた自分との乖離を認識して改めて自分の耳がスタンダードでないところにあるのを気づかされました。

ブルーノートで唯一リリースされたラウズの作品。このアルバムについて書かれた論評ではどうもこの頃のボサノヴァ・ブームの時流に乗った作品であるとの位置づけになっています。自分の中でジャズ・ボッサと云えば、決定打はスタン・ゲッツがアストラッド・ジルベルトと演った『Getz / Gilberto』(Verve)であるので、手元にある盤を眺めてみたらラウズのこの作品(1962年11月)の約半年後の1963年の3月だった。なるほどその前からこのムーヴメントがおきていたということなんですね。それでゲッツ絡みのみで調べてみたら、この路線は62年の2月録音の『Jazz Samba / Stan Getz & Charlie Byrd』(Verve)から始まっているようです。なるほどチャーリー・バード名義の作品にもその要素が含まれていますね。ゲッツのそれ以降の作品を年代順に並べると、『Big Band Bossa Nova / Stan Getz & Gary McFarland』(Verve-1962.4)、『Jazz Samba Encore ! / Stan Getz & Luiz Bonfa』(Verve-1963.2)、上記のゲッツ&ジルベルト、『Getz With Laurindo Almeida』(Verve-1963.3)、『Getz au Go Go』(Verve-1964.8)、『Getz / Gilberto #2』(Verve-1964.10)とまぁ、出るは出るはのリリース・ラッシュですなぁ。いかに需要があったかを物語りますが、ブームの期間を考えれば供給過多であったような気もします。ブルー・ノートではこの路線は二作目で、一作目は6日前に録音されているアイク・ケベックの『Soul Samba / Ike Quebec』とのことがライナーに言及されていました。

前置きが長くなりましたが、このアルバムのラウズはいつも通りの熱がこもっているのかが判らない飄々としたプレイぶりで可笑しくなってしまいます。極めてシンプルに抑揚も少ないテナーは淡々としていて良くも悪くも彼の真骨頂であるような気がしました。サイドで知っているのはケニー・バレルとウィリー・ボボ。バレルはブルージーなギターというイメージが強かったのですが、こういう演奏もソツなくこなしますねぇ。ウィリー・ボボもパーカッショニストとしてのイメージが強かったのですがボッサ・テイストのドラムはカッチリとキメまくっています。パーカッション陣はあまり派手な取り回しなどは演らず心地よいリズムを刻んでいますが、複数で奏でる厚みのあるリズムに自然に体を揺すられます。引き立っていたのはギターのウェストブルック。おりを見て現れるアコギはこの手のサウンドには無くてはならない効果を生み出し、異国情緒を醸し出す有意義なプレイを展開します。

常時載せるような盤ではありませんが、気分転換にはこういうのも良いですね。もっと暑い真夏に聴けば雰囲気も倍増しそうな感じです。今日は比較的涼しく、また生憎の雨でちょっとマッチしませんでした。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/09/21(日) 17:18:57|
  2. Tenor Sax
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2
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コメント

このアルバム、ジャズを聴き始めたばかりの頃、分けも分からず買って良さが全然分からなかったのですが、随分経ってから聴いて素直に楽しめるようになりました。
唸るような凄い作品ではないかもしれないけど、気軽に楽しめますよね。
  1. 2008/09/21(日) 18:11:39 |
  2. URL |
  3. piouhgd #-
  4. [ 編集]

piouhgdさん、こんばんは。

コメント&TB有難うございました。拝見致しました。

久しぶりにこの作品を聴いたのですが、piouhgdさんのログでも言及されている通り、ボッサの要素をより広くしたラテンという解釈には大いに頷くものがあります。どうも自分の中にはボサノヴァはヴォーカル入りという概念があるからなのかも知れないのですが。

>気軽に楽しめますよね。

そうそう(笑)。そのくらいのスタンスがいいですね。テンションがあらわになった強烈なものばかりだと神経休まらないですからね(笑)。この手のものばっかりだと欲求不満になっちゃいますがねぇ。
  1. 2008/09/21(日) 19:37:01 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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Charlie Rouse Bossa Nova Bacchanal 59年から70年にかけてセロニアス・モンクのサイドマンを務めたチャーリー・ラウズの62年作。 ブルー・ノートに...
  1. 2008/09/21(日) 18:09:19 |
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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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