イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#675 Pass it on/Dave Holland Sextet (Sunnyside-CD)

Dave Holland - Pass it on

1.The Sum of All Parts
2.Fast Track
3.Lazy Snake
4.Double Vision
5.Equality
6.Modern Times
7.Rivers Run
8.Processional
9.Pass it on

Dave Holland (double-b) Antonio Hart (as) Robin Eubanks (tb)
Alex "Sasha" Sipiagin (tp) Mulgrew Miller (p) Eric Harland (ds)

Rec-2007



デイヴ・ホランドの新譜が出たので買ってみた。今度はセクステットだ。彼のグループの作品を極僅かに聴きかじった程度の当方には、彼の経た変遷を把握しているとは到底云えないのですが、取り敢えず今のところはヴァイヴ+トロンボーン+サックスで構成されたクインテットものをライブ盤を含めて3枚ほど聴いたぐらいの理解度です。他はグッと遡ったマイルスのグループやチック・コリアのところでの演奏ぐらいしか体験していないのが実情です。

で、今回手に入れたコレはヴァイヴが抜けていました。スティーヴ・ネルソンのヴァイヴは存在感抜群のキーとなる楽器だっただけにサウンドの変化に興味が尽きません。そしてセクステットになったことによってフロントを三管にしてきました。ロビン・ユーバンクスのトロンボーンは今回も健在ですが、サックスをクリス・ポッターからアントニオ・ハートのアルトに変更しています。それと今までいなかったトランぺッターとしてマンデイ満ちるの旦那であるアレックス・シピアギン(シピアジン)という布陣で臨んでいます。またクインテットではお目にかからなかった楽器のピアノが入っており、それをマルグリュー・ミラーが務めています。そしてドラマーにあらゆるセッションで引っ張りだこのエリック・ハーランドが新たに加わっています。自分の経験しているホランドの作品では、結局サイドはユーバンクスのトロンボーン以外のメンバーが全て変わっていたのでどんなサウンドが飛び出してくるのかとても楽しみでした。

聴いてみると意外と今までのサウンドを踏襲したような音が出てきたので、編成やメンバーが違えど創造される音はホランド独自の世界感として統一されていることが改めて解りました。且つ、これまでの演奏に興奮していた当方としては当然のことながらすんなりと入り込めてかなり楽しめました。自分にとってそう感じるポイントは、今まで通りロビン・ユーバンクスの変わらない個性的なリフが効きまくっていることと特徴のあるリズムの解釈が今回も鮮明であることが要因として非常に大きく、やはり潜在的な共通項が引き出されてそういう感想に落ち着いているような気もします。ホーンに厚みが増したことによって以前よりも一段とメロディアスな曲が増えたような感じを受け、相変わらずのストレートに放出されるテンションの高いサウンドに没入できます。重厚なストーリーを持つカッコ良さは変わることがなく、何度もリピートさせられる威力は以前と同様のパワーを持っているアルバムでした。

クインテットと甲乙付け難いセクステットの出来映えに嬉しくなり、どちらも自分好みの音に仕上げられていてこの作品も長く付き合える一枚になったようです。ホランドのアルバムは彼のベースの素晴らしさももちろんですが個人的にはドラムスにワクワクさせられることが多く、クインテットでドラムを担当していたビリー・キルソンとネイト・スミスの両名も、エリック・ハーランドとはタイプの違うスピード感で圧倒する爆発力を秘めていて、当方の刺激を鼓舞するドラミングで魅了してくれました。ここでのハーランドの独特な間のパーカッシヴなドラムももちろん最高で、リズムによって興奮度が倍増する当方にとっては理想的なジャズを体現してくれるプレイが堪りません。今回も最高な一品となりました。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/09/24(水) 19:13:39|
  2. Bass
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

知らないアルバムだ、と思ったら新譜なんですね。
ノー・チェックでした。
聴かねばなりません。
また、来日してくれると良いですね。
  1. 2008/09/24(水) 20:28:53 |
  2. URL |
  3. piouhgd #-
  4. [ 編集]

piouhgdさん、こんばんは。

出来たてホヤホヤの新譜です。といってもレコーディングは昨年の8月、ミックスが今年の1月のようです。前作と全く感想が一緒になることはないと思いますが、新たな一面が垣間見える興味深い内容でしたよ。

>また、来日してくれると良いですね。

ほんとですね。思い返せば非常にもったいない機会を逸しました。YouTubeでホランド・クインテットの映像が沢山アップされていますが、それを見てさらに悶絶しています。是非ともまた来日してほしいものです。出来れば小さなハコのライブハウスで。
  1. 2008/09/24(水) 22:26:20 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

ホランドの・・・

新譜なんて久しく聴いてないです。ぬどいさん。
久し振りにホランドバンドのライブDVDが観たくなりました。

アレックス・シピアギンってマンデイ満ちるの旦那さんなんですか。なんでも良くご存知ですね、新進気鋭のラッパ吹きとの噂(誰の噂?)ですがリーダーアルバムは聴いた事がありません。確かロシアの人ですよね、ロシアだからクラシック仕込みのバリバリ技巧派だったりするのでしょうか?

セクステットですか、機会があったら聴いてみます。
  1. 2008/09/25(木) 08:58:46 |
  2. URL |
  3. shepp #-
  4. [ 編集]

sheppさん、こんにちは。

自分も2000年以降の数枚のアルバムを聴きかじったのみですので、ホランドの活動の一端に触れただけにすぎません。聴いた印象としては目指している音楽が明確に見えること。それもありきたりのアプローチに終止せず、取りようによっては実験的なアプローチであることでしょうか。明確な主張を感じられるジャズに滅法弱く、最初はすんなりとは入ってきませんでしたが繰り返し聴くことによってその魅力に取り憑かれました。

シピアギンの話は本やウェブで知った受け売りです。ロシア出身でNY在住のようですね。そんなに聴いている訳ではありませんが、このアルバムではストレートに表現されるパワフルで音のデカいトランペットで好印象を持っています。クリスクロスにたくさん作品がありますね。

このアルバムの7曲目などは、曲名と曲調からサム・リヴァースを意識したサウンドと推測されるのですが、また今までと違った新たな一面も知ることが出来てなかなか興味深いです。
  1. 2008/09/25(木) 14:36:06 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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