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A
1.Blues in Trinity
2.I Had the Craziest Dream
3.Close-Up
B
1.Shepherd's Serenade
2.Color Blind
3.'Round About Midnight
Dizzy Reece (tp) Donald Byrd (tp) Tubby Hayes (ts) Terry Shannon (p)
Lloyd Thompson (b) Art Taylor (ds)
Rec-1958
ディジー・リースのこのアルバムのパーソネルを見ていてイギリス人のタビー・ヘイズが参加していることに気がついたので聴いてみました。ということはヨーロッパでの録音なのかな?と思い調べてみたらやっぱりパリの録音でした。そこからディジー・リースがジャマイカ人でイギリスで成功したトランぺッターであると云うことを初めて知ります。モノを知らんということはいつでも勉強ができるので得な役回りですねぇ。
このリースの作品を指して云う訳ではないのですが、最近の新譜にシフトした聴き方を続けていると、50~60年代とかの録音はどうしても懐古的と云うかそんな音に聴こえるのは致し方のないことなのでしょうか。しかもココのところ激しいものを積極的に摂取しているので生半可なものだとどうしても負けてしまうのです。アヴァンギャルド方面まで突進する入れ込みようなので平衡感覚をとっていくのが結構難しかったりします。そんなことを言いつつもやっぱり古いブルーノートを聴いていると途端に心に安寧が訪れていい気分になるという、単純な構造の人間であることを有難く思います。
三管のセクステットですが、リース以外にもトランぺッターにドナルド・バードが加わっています。リースのBNでの初吹き込みであるこの作品にアルフレッド・ライオンがジャズ・フェスの為に渡欧していたバードとアート・テイラーを参加させたのだそうです。従って駄耳を持つ人間に対して曲と構成によってはトランペットの聞き分けが必要となってくるのですが、ソロ・パート以外の部分はいつものように全体的なサウンドのみで楽しむようにしてこの場は逃げてしまいます。
A-1のタイトル曲の若干スピード感を持たせたテンポに身を委ねると何とも良い気分になってきます。ディジー・リースのトランペットは抜けのよい気持ちのいい音で、アップテンポの曲をバリバリ吹いてもバラードをユッタリと吹いても巧みにコントロールされた演奏がサマになります。B-3は何故かトランペットの二人が抜けたタビー・ヘイズのワンホーン・カルテットですが、彼の太い男らしい音色はココでも健在で嬉しくなってしまいますねぇ。
テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
- 2008/10/26(日) 23:59:16|
- Trumpet
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