
1.Africa
2.Painbody
3.Das Boot
4.Vera Li
5.Second Wind
6.Clockwise
7.Koba
8.Smolk
9.Don Don
Magnus Broo (tp) Torbjorn Gulz (p) Mattias Welin (el-b) Jonas Holgersson (ds)
Rec-2007
ライブを観て玄翁で殴られるような衝撃を受けると頭の中でグルグルとその模様が繰り返し出現してきます。なんというか、実験の為にラットやマウスに何らかの劇薬を注入すると結果的に反復する行動をとるような、単純なオッサンはそんな状態に陥っています。なので手持ちのアトミック関連を反芻するが如く摂取し続けています。
とにかく自分の観たステージでの極私的白眉は"Painbody"でした。それはもう鳥肌モノの演奏で現場を目撃出来て良かったなぁと、ジワジワと実感してきました。"Painbody"はアトミック名義の
『Retrograde』(Jazzland)にもスタジオ録音とシアトル・ライブの2ヴァージョンが収録されていましたが、ほぼ同時期にリリースされているマグヌス・ブルー名義のこのアルバムにも入っており、しかもアルバムの冠になっています。個人的にはメンバーのソロやプロジェクトものより、アトミックと云う集合体のプレイに魅力を感じていることは間違いがないのですが、この際改めておさらいしてみようと云う気になってきました。
当然受ける印象は違ってきます。アトミックではクインテットですがココではカルテットです。しかもベーシストはエレベを使用しています。演奏はアトミックよりも軽快且つ明解であるのですがそこにヌルさを微塵も感じさせない主張するジャズはさすがだと言わざるを得ません。従ってエレベが起用されることによる違和感も出ているとは全く思えません。ワン・ホーンということもあり、ブルーのパワフルなトランペットがこの作品でも全開で、独特な色合いの曲が連なっています。タイトル曲の2曲目はもちろんですが、他にもメロディが印象的な3曲目やトルビョルン・グルツのピアノでのシリアスなリフが最高な6曲目なども最高です。〆の9曲目もカッコいい。4曲目はブルーの抜けたピアノ・トリオでの演奏で、続く5曲目の序章となるような役割を担っていると思います。
余談ですが、彼の名前は少し前まで「マグナス・ブロー」だと思っていました。ただチケットやチラシの表記と、ライブでのメンバー紹介の発音で「マグヌス・ブルー」がやはり本来の発音に近いということが判りました。外人さんの名前のカタカナ表記は本当に厄介です。とくにアトミックの連中の母国ノルウェーやポーランド辺りのミュージシャンはなんと読んでいいのか判らない表記ばかりで、日本語読みが定着していないミュージシャンに関してはカタカナで書くのを躊躇させます。
テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
- 2008/12/08(月) 22:43:51|
- Trumpet
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