イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#761 Live at Crescendo/By Any Means (Ayler Records-CD)

By Any Means - Live at Crescendo

Disc 1
1.Introduction
2.Zero Blues
3.Hearts Joy
4.We Three
5.Different Stuff
6.Love One Another
7.Straight Ahead Steps

Disc 2
1.Peace Inside
2.Machu Picchu
3.Cry Nu
4.Eternal Voice
5.No Sorrow

-By Any Means-

Charles Gayle (as) William Parker (b) Rashied Ari (ds)

Rec-2007



実際に取り寄せることをするようになって、あぁやっぱりそうなのかと改めて感じていることなのだけれど、フリー・ジャズの作品というものはいわゆるモダン・ジャズのアルバムに比べても廃盤になるのが明らかに早いように思われます。いざ欲しいなぁ、聴いてみたいなぁと思った時には殆ど手遅れの状態で、その入手困難な確立はモダンやヴォーカルよりも高く感じられるのですがどうでしょう。やっぱりマーケットの大きさに比例しているのでしょうかね。需給バランスが大いに関係しているのでしょうか。

そんな訳で当方が興味を惹かれている、現在手に入るフリー系のアーティストを逐次吟味しています。今回のチャールズ・ゲイルの作品を聴くのは初めてです。彼がピアノでも作品をリリースしているのはコメントを下さるSonnyさんのログを拝見して知っていました。ディスコを探索するとピアノも含めて結構な作品数が出てきますが、全てを容易に手に入れられるような状況でないことは簡単に理解出来ます。これは「バイ・エニー・ミーンズ」と云う名のグループのようで、ベースには最近複数の作品を聴くことが出来たウィリアム・パーカーを配し、ドラムには当方にとっては久しぶりの名前のラシッド・アリと云う面々が顔を揃えています。有難いことに当方にとっては未知であるこの彼らのグループの演奏もYouTubeで購入前に観ることが出来たのでいい予習になりました。フリーが何たるかと云う知識を持ち合わせていない当方にとってはあくまでも感覚的な聴き方になってしまうので、そう云った尺度で好きであるか苦手であるかのみが量られます。YouTubeで自分の守備範囲となり得るジャズと判断し、取り寄せて聴いてみて思い通りの内容に喜んでいます。

不規則に動き回るリズムの上をパワー溢れる演奏で疾走するゲイルのテナー。明らかにハードなブロウをしているのですが、何故か懐に余裕があると云うかキリキリとしたものを感じさせないアーティストです。ホットなフリー・インプロなのに神経に障るような音は皆無でマイルドさまで感じさせてしまう不思議な感覚。最近はいろんな奏者のフリー・ジャズを試していて、それこそ金属片をまき散らすかのようなぞぞげ立つ音もあったりして一筋縄でいかないところにその面白さを感じていますが、チャールズ・ゲイルのそれは極めて肉感的であり、メカニカルにならないプレイで好感を持ってしまいます。この作品はアルトのみでの演奏ですが、他所では使用されているテナーやバスクラに関しても同様の感想を持ちうるのかは聴いていないので全く判りませんが、おおよそ同様の感想を得られるのではないかと推測します。ライブということもあって演奏の質感が明確に聴き取れることも要因になっているのかも知れません。ウィリアム・パーカーのベースは相変わらず自由度が高く、怪人ラシッド・アリの健在振りもしっかりと記録されていて嬉しくなります。しかしながら早く聴覚的な聴き方ばかりから卒業して新たなステップに進みたいものです。

初めて聴いたチャールズ・ゲイルは思いのほか暖かく懐に入ってきてくれました。温もりのある熱い演奏と云う、自分でも何を言っているのか判らない間抜けな状況になってしまいましたが、そんなアンバランスな感覚に陥るチャールズ・ゲイル体験でした。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/22(月) 23:55:33|
  2. Combo
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ぬどいさん、こんばんは。

最近のチャールス ゲイルは楽器の扱いやすさからアルトサックスを主要楽器としているようです。テナーと比べると確かにスピード感の有る演奏振りであるように思います。
個人的にはグロウルしたり軋むような音といったダイナミクスの点においてはテナーの方が優っているように感じています。
いずれにしてもゲイルの良さがスポイルされていないのはさすがだと思います。

このBy Any Meansと言うグループですが、フリーでありながら一音一音を音楽にすることに長けているミュージシャン達だなと感じています。
それ程フリーに親しんでいない方でも聴くのは難しくないんではないでしょうか。
そうはいきませんか(笑)

  1. 2008/12/25(木) 18:43:25 |
  2. URL |
  3. Sonny #zcj9HRiI
  4. [ 編集]

S o n n yさん、こんばんは。

年末のお忙しい最中にレスまで下さり大変恐縮です。

チャールズ・ゲイル、アグレッシヴで良いですね。S o n n yさんが挙げられたアルバムや、初期の傑作との評判の『Repent』辺りを探したのですがなかなか難しかったので最近の録音にしてみました。

>ダイナミクスの点においてはテナーの方が優っているように感じています。

これはますますテナーを聴きたくなりました。年明けの1月に『Forgiveness』(Not Two Records)と云うサックス・トリオのライブ盤がリリースされるようなのですが、クレジットがサックスとしか表記されていないので内容を測りかねていました。2007年4月のライブとのことなので、やはりアルトでの演奏と考えるのが無難なのかも知れませんね。

http://www.nottwo.com/PelnaPlyta.php?Id=346
http://www.chazzforjazz.com/servlet/Detail?no=866

>それ程フリーに親しんでいない方でも聴くのは難しくないんではないでしょうか。

いや、全くその通りだと感じました。特に指向性を決めずにフリーもランダムで楽しんでいますが、ペーター・ブロッツマン辺りの咆哮と比べてもエモーショナルで、変な表現ですが人間味のある演奏ですね。大変気に入って聴いています。いつもながら指針をご提供下さいまして感謝申し上げます。有難うございます!
  1. 2008/12/25(木) 21:40:28 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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