イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

#769 Continuo/Avishai Cohen (Razdaz-CD)

Avishai Cohen - Continuo

1.Nu Nu
2.Elli
3.One for Mark
4.Ani Maamin
5.Samuel
6.Emotional Storm
7.Calm
8.Arava
9.Smash
10.Continuo

Avishai Cohen (b,el-b) Sam Barsh (p) Mark Guiliana (ds,perc) Amos Hoffman (oud)

Rec-2005



知っている人からすれば何を今さらなのですが、当方にとってベーシストのアヴィシャイ・コーエンに出会えたことはとてつもなく大きな今年の収穫でした。アヴィシャイ・コーエンに関しては、"Third World Love"や"3 Cohens"などのグループでも活躍するトランぺッターの同名異人の方を先に聴いていたのですが、別人であるこのベーシストがいることはその後すぐに気がつきました。キャリアとしてはベースのアヴィシャイの方が長いことも知り、そんなタイミングに彼の『Gently Disturbed』(Razdaz)がリリースされることを量販サイトで偶然見つけて予約を入れてみました。そのアルバムが届いてからと云うもの、それこそ貪るように聴きまくるのですが、当然過去にリリースされたアルバムにも遡って探求しこのベーシストの底力と作曲の妙に圧倒されることになります。一聴して解る出自を強烈に主張するサウンドは、ジャズのみならずワールド・ミュージックも好物の当方にはとてつもないインパクトを与え、ウズベキスタンのユルドゥズ・ウスマノヴァやパキスタンのヌスラット・ファテ・アリ・ハーン、そしてご当地イスラエルのオフラ・ハザなど、あちら方面のヴォーカリストの音楽が何故かスパイラルで脳裏に浮かんできてしまうほどの濃ゆい音に狂喜しました。アナログの時代にリリースされたもののみしか聴かないジャズ・ライフであれば遭遇出来ないこの音楽に出会えたことに感謝し、すっかりと虜になってしまいました。

例によって全てを把握するまでにはほど遠い当方のアヴィシャイ・コーエン体験ですが、上記の近作を初めとしてブルーノートでのライブ盤や、ずっと遡って初期のStretch盤とかも聴いてみました。まだまだ数枚齧った程度ですが、このアルバムの色合いが最も彼の地のニオイを感じさせてくれるアルバムではないかと思っています。

ピアノ・トリオ+ウードと云う編成はそりゃもう幻想的な音をタップリと聴かせてくれるのですが、見た目がバロック音楽で使われる弦楽器のリュートやテオルボの小型版のような、ウードと云う中東域で使用される民俗楽器が何ともノスタルジックでよい効果を上げています。アヴィシャイのベースは時にパーカッシヴなアプローチも感じさせる奏法を駆使し聴く者を盛り上げてくれて、ウッドでもエレベでも独自のビートを刻んでいます。サム・バーシュのピアノには彼の地の底流にあるものがそのまま宿っており、狂おしくなるようなメランコリックなメロディが止めどなく紡ぎ出される様は圧巻です。マーク・ジュリアーナのドラムも雰囲気を壊すことのないサポートで、アヴィシャイとの強靭な掛け合いを見事に演出しています。

イスラエルのジャズ・ミュージシャンと云えば一昔前まではほとんど想像出来なかったのですが、今では一大勢力の様相を呈して来ているようで、沢山のエキゾチックなメロディを持ったジャズが、沢山のミュージシャンの手によって生み出されています。この一派の奏でる音楽に心酔している当方としては来日の機会があれば絶対に観に行くのですが、二年半ほど前にアヴィシャイ・コーエンはブルーノート東京で公演しているんですね。相変わらず知るのが遅くてハンケチをシガんでしまいます。今のところはDVDで我慢の子です。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/30(火) 03:22:08|
  2. Bass
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<#770 Catch of the Day/Matt Penman (Fresh Sound New Talent-CD) | ホーム | #768 Once Upon a Melody/Javon Jackson (Palmetto-CD)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://damimijazz.blog78.fc2.com/tb.php/786-63cadd20
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Profile


ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


Twitter

ジャズ以外のことをつぶやく機会もあると思いますが、大目に見て下さい。

Clock

Calendar & Weather



Search

Counter

Recent Entries

Recent Comments - Japanese Only

Recent Trackbacks

Monthly Archives

Categories

Link

このブログをリンクに追加する

RSS Feed

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。