
1.Mesa
2.Lennie Groove
3.You Know I Care
4.The Long Road
5.Barcelona
6.In This World
7.Days of Wine and Roses
8.Bo Brussels
9.She Said, She Said
Mark Turner (ts) Brad Mehldau (p→only1,2,3,5,7,el-p→only4,6,9)
Larry Grenadier (b) Brian Blade (ds) Jorge Rossy (add-ds→only8,9)
Kurt Rosenwinkel (g→only6,8,9)
Rec-1998
テナー奏者、マーク・ターナーの約10年前のアルバム。メンバーを確認すると馴染みのメンツ勢揃いだったので買ってみました。基本はワン・ホーン・カルテットになっていて、曲によってホルヘ・ロッシのドラムが加えられたり、カート・ローゼンウィンケルのギターが入ったりしています。そしてブラッド・メルドーがピアノとフェンダー・ローズの両刀使いで彩りを添えています。ヴァラエティ豊かな組み合わせが見られるので聴く前から楽しみでした。マーク・ターナーのリーダー作を聴くのはコレが初めてだったのですが、それまではローゼンウィンケルのグループやメルドーとの共作などで耳にしていたので、そういう意味ではメンバー的にそれほど差異がないアルバムであることから目新しさがあるとは云えないのですが。
一聴してクールな色合いの作品であることが判ります。そして聴き易さとか解り易さと云ったものが簡単にダイレクトに伝わってこない作風はブラッド・メルドーの諸作を彷彿とさせます。ただそれを難解と捉えることはなくて、静かに燃える種火のような、そして不注意に近寄れば火傷をしてしまうようなピリピリとしたシリアスさが感じられます。この静かにキレる芸当が大好きである当方にはこのアルバムは繰り返し聴かされてしまう威力を持っています。何せ一聴しても全貌が見えないので学習しなければなりません。出来は悪いですがジャズのお勉強は大好きなのです。
マーク・ターナーのテナーは滑らかで高音域の伸びが素晴らしいです。ただ明解な楽曲が少ないので耳心地はそれほど爽快な感じを受けません。解り易さと云う意味に於いては定番曲である7曲目が入っていき易いでしょうか。メルドーのローズ・ピアノはアコースティックと変わらず同じ色彩ながらも若干の暖かみを感じさせます。ローゼンウィンケルは3曲しか聴かれませんが、加わった楽曲には浮遊感を加味したような効果が得られています。また2ドラムの効果も判り易く、奥行きの広がったようなサウンドに面白さを見出しています。
マーク・ターナーは昨年末にチェーンソーで指を二本切断したと云う衝撃的なニュースがあったので事実なのか調べてみたのですが、アーロン・パークスのmyspaceの
2008年11月5日のブログに出ているのでどうやら本当の様ですね。そのソースから既に2ヶ月以上経っていますが彼の指はどの程度まで回復しているのか、そして今後の演奏活動にどのような影響を与えるのかが心配なところです。
テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
- 2009/01/10(土) 23:39:16|
- Tenor Sax
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| コメント:2
ぬどいさん、こんばんは。
マーク ターナーが指を切断していたとは知りませんでした。ネット上の情報では接合手術は成功したようですが心配なことですね。
正確に覚えていないのですが10年近く前の初来日のローゼンウィンケルを擁したライブを聴きました。ライブを聴くまでのアルバムでのターナーの印象はコルトレーン〜ヘンダーソンのラインにつながる感じでした。
ところがライブで耳にした彼はリー コニッツを思わせるフレージングでクールに吹きまくったので面食らったのを覚えています。
彼のラインを聴き取ろうと一所懸命に耳を傾けていた私はワンセットの演奏を聴いただけで、頭がしびれるほど疲れたのを覚えています。
ライブ会場に来ていた大半のお客さんは固まっていました(笑)。
きっと彼はとても生真面目な人ではないかなぁとの感じました。
現在の彼は以来コニッツいやウォーン マーシュとでもいうべきラインを拡張させて演奏しているように聴こえます。
怪我の具合が深刻でないといいですね。
- 2009/01/13(火) 03:23:03 |
- URL |
- Sonny #zcj9HRiI
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Sonnyさん、こんばんは。
>ネット上の情報では接合手術は成功したようですが心配なことですね。
そうでしたか!それは一安心しました。ジャズの神様が彼を見放さないことを祈るのみです。時間がかかっても何とか復帰してほしいものですね。
>ライブ会場に来ていた大半のお客さんは固まっていました(笑)。
あらあら、Sonnyさんの頭をしびれさせるほどの演奏をしたマーク・ターナーが、個人的にはさらに興味深くなってしまいました(笑)。
彼の演奏に関してもご多分に漏れず、サイドを含めさほど多くを体験出来てはいませんが、このアルバムで聴かれるテナーは演奏のエネルギッシュさに反してクールな印象を与えますね。サイドで参加した作品で聴いていた彼にはそれほどの感想はなかったのですが、自身の名義のこの作品はよりその要素を強く感じさせました。彼の他の作品の殆どがことごとく廃盤であるので、今のところ作品を関連づけて比較することが不可能ですが、他の作品でもコニッツ系譜の演奏を展開しているのであれば、個人的にはそれもまたとても興味深いです。いずれにしろスッと入ってこないジャズになるのでしょうが、是非とも聴いてみたいですねぇ。いや、そういうのが大好きと云うことではないのですが・・・(笑)。
- 2009/01/13(火) 19:40:19 |
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- ぬどい #-
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