イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#799 Casually Introducing/Walter Smith III (Fresh Sound New Talent-CD)

Walter Smith III - Casually Introducing

1.Cyclic Episode
2.Kate Song
3.Tail of Benin
4.Benny's
5.Duke Ellington's Sound of Love
6.Wooden Box (Spatula in Three)
7.Peace
8.P.O.S.
9.Blues

Walter Smith III (ts,ss) Aaron Parks (p,el-p) Robert Glasper (el-p→only2)
Ambrose Akinmusire (tp→only1,4,7) Lionel Loueke (g,vo→only2,4)
Lage Lund (g→only3) Gretchen Parlato (vo→only2)
Reuben Rogers (b→only1,2,4,6,7,9) Eric Harland (ds→only1,2,4,6,7,9)
Vicente Archer (b→only3,5,8) Kendrick Scott (ds→only3,5,8)
Matt Kilmer (electronic hand perc→only2)

Rec-2005



サム・リヴァースの『Fuchsia Swing Song』(Blue Note)を目一杯意識したジャケットでリリースされているウォルター・スミスの作品。なるほど1曲目にリヴァースの曲を持ってきています。ジャケ裏のレイアウトまでブルーノートを意識したデザインになっています。無視出来ないメンバー勢揃いであるので買ってみました。が、曲ごとにメンバーの入れ替えが多岐に亘っており把握するのに難儀しますが。通しで演奏するのはリーダーのウォルター・スミスとピアノ&フェンダー・ローズのアーロン・パークスのみ。その他現代ジャズを牽引する猛者が集っていて期待せずにはおれない内容です。個人的には大好きなロバート・グラスパーやラージュ・ルンドはもちろん、同レーベルにリーダー作をリリースしているトランペットのアンブローズ・アーキンムシーレイや明後日の3日から来日公演のあるグレッチェン・パーラトや彼女のアルバムで存在感のあるギター&ヴォーカルを披露していたリオーネル・ルエケの参加も興味深いところです。ところでウォルター・スミスは今夜までブルーノート東京で来日公演していたクリスチャン・スコットの最新作である『Live at Newport/Christian Scott』(Concord)でも数曲参加していましたが、今回の来日メンバーには加わっていなかったようですね。来日してくれる機会はありそうな気がしますがどうでしょうか。

このアルバムは上記の通り一曲一曲のメンバー移動の激しい構成になっていますが、どちらかと云えば全体的にクールな色合いで統一されており、メンバーが入れ替わることによる違和感は全くと言っていいほどありません。当方にとってのウォルター・スミスのテナー&ソプラノはパワー系というよりは耳心地の良さで聴かせてくれるタイプの奏者でした。キリッと引き締まったサウンドでテンションの高さも保っており、ストレートに迫る真摯な姿勢に好感が持てます。客演しているミュージシャンではアーキンムシーレイのトランペットが秀でた活躍をしているように感じます。グラスパーはアーロン・パークスにピアノをまかせ、いかにも彼らしいサウンドでローズ・ピアノを駆っています。リオーネル・ルエケとグレッチェン・パーラトのトラックはヴォーカルではなくコーラス的な参加ですね。ラージュ・ルンド参加の3曲目はスミスのソプラノが不思議な世界観を構築しており、エフェクト処理されたルンドのギターがその効果をさらに高めています。4曲目のルエケのギターは自らの本質を開陳した彼ならではのバッキングですね。

エネルギッシュに迫るタイプのジャズを期待すると肩すかしを食らいそうですが、そもそも熱を帯びた演奏というよりも楽曲を突き詰めたある種のシリアスさも伴う完成度の高いアルバムになっていると思いました。ホーンが加わった編成での、若手が創り上げる現代ジャズのプロトタイプとも云えるようなサウンドであるようにも感じられ、さらに変遷していく余地も残しているアルバムでした。今後も期待出来そうです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/02/01(日) 23:59:33|
  2. Tenor Sax
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  4. | コメント:0
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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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