イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#805 Gyroscope/The Gordon Beck Trio (Morgan-CD)

Gordon Beck - Gyroscope

1.Gyroscope
2.Clusters
3.Suite No.1
4.Miss T Fying
5.Sincerity
6.And Still She is With Me / Oxus

Gordon Beck (p) Jeff Clyne (b) Tony Oxley (ds)

Rec-1969



昨日のログの流れに沿って今日取り上げるものを考えていた時に、この作品もアナログ時代は殆ど見かけることがなかったものであり、現在では普通にCDで手に入るようになってとても有難いなぁと思った一枚でありました。今日は久しぶりにコレを堪能しています。

イギリスのピアニスト、ゴードン・ベックの「ジャイロスコープ」のオリジナルは地元のマイナー・レーベルと思われるMorganと云うところからリリースされていました。この作品をイギリスのArt of Life Recordsがリイシューしたものが現在出回っており、当方はこれを手に入れることが出来ました。このArt of Life Recordsと云う会社は、他にはdire盤やMajor Minorレーベルなどのベックの稀少なカタログも復刻してくれていて、なかなか的を得た良い仕事をしてくれています。

ゴードン・ベックの今までの作品を振り返った時に数えるほどのアルバムしか浮かんでこなかったので、彼のHPで早速ディスコを確認してみました。自分の手元にはLPとCDを含めて5枚しかないのです。近年も作品を精力的にリリースしていたことは知っていましたが、実際にかなりのタイトル数があるのには正直驚きました。自分の持っているものは1970年代までで完結していたので、今後はそれ以降の比較的新しい音源を試してみたいと思っています。

全ての曲をベックのオリジナルで固めた甘みの少ない硬派な作品です。出てくるサウンドがその年代を感じさせてくれるような、またエレクトリック・ジャズとは対極である微かにフリー・フォームを編み込んだような演奏で、この時期のヨーロッパのジャズによくみられる硬質でヒンヤリした音色が特徴です。またこのCDはLPの収録曲数と同様であるので40分程度でコンパクトにまとまっていて、新譜で慣らされた耳から感じるヴォリュームで云えばかなり短く感じられますね。

ゴードン・ベックのピアノは乾燥していて硬く、激しいプレイで煽ってきても演奏から感じられる温度は極めて低温です。流麗に弾かれているピアノがあまりそのように感じられず、叙情的に弾かれるピアノがあまりそのように感じられません。そういう意味ではかなりの武器を彼は持っているとも言えるような気がします。リズムのジェフ・クライン、トニー・オックスレーはともに知っているプレイヤーですが、ベックのピアノ同様に刃のように鋭く鋼のように冷たい質感がスリリングで、特にオックスレーの攻撃的なドラムはグッと来るものがあり、低温ジャズ好きの当方にはなかなかのご馳走です。

長年気になっていた作品を手に取った時、期待に違わぬ演奏に出会えるととても嬉しいものです。そしてアナログ時代から探していたものにハズレが少なく満足のいく水準のものが多いことに唸らされています。逆にCDの時代に録音された1990年代以降の作品で云うところのいわゆるレア盤ものに個人的ハズレが多いということも気になったりしているのですが・・・。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/02/08(日) 23:19:10|
  2. Piano
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  4. | コメント:0
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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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