イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

#813 For Alto/Anthony Braxton (Delmark)

Anthony Braxton - For Alto

A
1.Dedicated to Multi-Instrumentalist Jack Gell
2.To Composer John Cage
3.To Artist Murray de Pillars
4.To Pianist Cecil Taylor

B
1.Dedicated to Ann and Peter Allen

C
1.Dedicated to Susan Axelrod
2.To My Friend Kenny McKenny

D
1.Dedicated to Multi-Instrumentalist Leroy Jenkins

Anthony Braxton (as)

Rec-1968



買った当初はわけが分からず大きな壁として立ちはだかっていたこの盤も、今となっては自分からフリー・ジャズを率先して聴き、そして理解度を度外視すると云う全く本末転倒な聴き方ながらも取り敢えずは音を浴び続けるといった日常を歩んでいると、場数を踏んでいくうちに徐々にコナレてきて以前とは見違えるくらいにすんなりと手に取れるようになってきました。何せ先入観に支配されるとそれ以上の進歩がなくなってしまうので、善し悪しは自分が決めればよいことと思って分別なく接していけば、あまり人様の意見に惑わされることもなくなると云う自分のような偏屈な人間が出来上がっていきます。しかも耳が悪いことを標榜しているので始末に負えないですね。

そんなわけで、なんとかコレを受け入れるのに機が熟したと云ったところでしょうか。アンソニー・ブラクストンのアルト一本で繰り広げられるフリー・インプロ。しかも2枚組。単気筒の脳みそはアルト・サックスと2枚組とフリー・インプロヴィゼーションと云うだけで、阿部薫の『なしくずしの死』や『惑星パルティータ』を連想してしまう。そんな単純なモノではないことは理解しているつもりなのですが。

このアルバムの曲目を見てみるとトリビュート作品になっているようで、しかも曲ごとに捧げられている個人が変わり、ミュージシャンや作曲家、芸術家や友人までと多岐に亘ります。セシル・テイラーやレロイ・ジェンキンス、ジョン・ケージなど知っている名前は一部のみですが、極私的トリビュートですからあたり前ですね。改めて聴いてみると、過激さとメロディアスな旋律が同居した迫力のある音楽でした。太くて剛健なブラクストンのアルトの音は大きく、細切れに切り刻まれて速射されるタンギングや全霊を込めてフリー・キーに迫ったかと思えば、実に艶っぽくメロウな旋律を編み込んでいて息つく暇がありません。真剣に聴いてみると思ったよりもエモーショナルで、C-1などはとてもゾクゾクする音色を奏でてくれます。

このアルバムはブラクストンの黎明期のものであり、しかも傑作の誉れ高く評価されている作品になりますが、例によってブラクストンの作品は数えるほどしか聴いておらず、且つ近年を含めたここ十数年に遡ってジャズが殆ど聴けていないので、彼がどの程度のアルバムを残しているのかWikiで調べてみました。彼が精力的に現在も活躍していることは知っていましたが、とてつもなく膨大な作品群を残していたことには絶句してしまいました。彼のキャリア全般を通して常にコンスタントに作品を生み出しており、しかも年に何枚もの音源を発表し続けているのには度肝を抜かれました。さすがにこうなってしまうと、これから聴こうとした時にどれに手を付けてよいのか判らなくなってしまいます。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/02/16(月) 23:44:48|
  2. Alto Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<#814 Get Riel/Alex Riel (Cowbell-CD) | ホーム | #812 Invitation/Jaco Pastorius (Warner Bros.)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://damimijazz.blog78.fc2.com/tb.php/830-04da4386
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Profile


ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


Twitter

ジャズ以外のことをつぶやく機会もあると思いますが、大目に見て下さい。

Search

Counter

Recent Entries

Recent Comments - Japanese Only

Recent Trackbacks

Monthly Archives

Categories

Link

このブログをリンクに追加する

RSS Feed

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。