イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#828 Sound of Feelings/Joachim Kuhn (BYG)

Joachim Kuhn - Sounds of Feelings

A
1.Shadows, Wherever We Turn
2.Scandal
3.Wester Meaning
4.Gaby Love

B
1.El Dorado
2.In the Middle of the Way
3.Wellcome

Joachim Kuhn (p,as,shenai,fl,tambourine,bells) J.F. Jenny-Clark (b,fl,bells)
Aldo Romano (ds,fl,tambourine,bells)

Rec-1969



昨日のスティーヴ・キューンの記事で触れたヨアヒム・キューンが聴きたくなったので今日はアクチュエル・シリーズのコレを。名前と同様にならないのは当然ですが、同じピアニストでありながら抱かせる印象はかなり違います。この時代のヨーロッパのフリー・ジャズに共通する過激でシリアスなサウンドにポップで解り易いジャズ・ロック的手法を交互に繰り出すサマはかなり異質です。トリオ編成でありながらも各々が多種の楽器を操り、カオス渦巻くサウンドはおどろおどろしさすら漂う場面があります。ヨアヒム・キューンが残した数あるアルバムの中で、この時期の作品しか知らない当方にとっては、彼の創出するサウンドはとっつきにくいイメージで、かといって苦手だと云うほどのものでもなく聴くたびに首を傾げてしまう困った過去があります。ただし今はフリー・ジャズに積極的であるので印象も違ってくるはずだと思ってこの作品に挑んでみました。

ヨアヒム・キューンを聴くにあたり、このアルバムと同時期のもう一枚『Paris is Wonderful』(BYG)も試してみましたが、後者の作品はギター入りの曲を含んだりツイン・ドラムであったりと3曲のみの収録ですがなかなかヴァラエティに富んでいます。こちらの作品は見た目はピアノ・トリオですが、実際にはヨアヒムはアルトやフルートなどのリードとピアノ&パーカッションの類いの両刀使いであるので印象にかなり変化がつきます。そしてそのアルトの取り回しが凄まじい。取り憑かれたように暴走するA-3のヨアヒムのアルトは鬼気迫るインパクトに満ち溢れた咆哮で、弛緩した状態で接すると度肝を抜かれるものがあります。ただし前述したようにアブストラクトに爆発したかと思えば、タテノリのビートに妙に印象的なピアノの旋律をのせたりするので一筋縄にはいきません。この緩急がこのアルバムの肝なのでしょうがコレを聴いた当初はそれほど楽しめるのもではありませんでした。今コレを冷静に聴くとメロディが際立っている曲が大半で、またそれが好い曲であるので意外に楽しめています。個人的にはヨアヒムよりも思い入れがあるジャン・フランソワ・ジェニー・クラークとアルド・ロマーノのリズム陣の活躍も嬉しく、特にジェニー・クラークのベースは輪郭がクッキリと浮かび上がっていてゴリっとしたサウンドが最高です。

確実に聴き手を選ぶ作品でしょうが、ここのところのフリー漬けでコレにもかなり近づくことが出来たような気がしています。でもアヴァンギャルドに迫ったりジャズ・ロックで煽ってみたりと、敷居が高いのか低いのか判断の難しいアルバムです。この時代が生んだ作品と言ったら安直でしょうかね。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/03/03(火) 23:57:18|
  2. Piano
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  4. | コメント:0
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タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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