イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#842 3.a.m./Georges Arvanitas Trio (Pretoria)

Georges Arvanitas - 3.a.m.

A
1.Three a.m.
2.A Night in Tunisia
3.Celia

B
1.Softly as in the Morning Sunrise
2.Our Delight
3.What's New
4.T.W.A. Blues

Georges Arvanitas (p) Doug Watkins (b) Art Taylor (ds)

Rec-1958



フランスのジョルジュ・アルヴァニタス(「ス」が付くとシックリ来ないので以降「アルヴァニタ」と表記します)とアメリカのダグ・ワトキンスとアート・テイラーと云うリズム陣を従えた作品。マイナー・レーベルと云うことで昔から垂涎盤でしたが、20年ほど前にリイシューされた輸入LPを喜び勇んで購入したことを思い出します。同レーベルではこのアルバムの他に、ジーン・テイラーのベースにルイ・ヘイズのドラムと云う布陣で『Cocktail for Three』といういわゆる「青アルヴァニタ」と云う作品もあって、これらが同時復刻されたので当然のように両方買い求めたのです。この二作品は澤野工房でともに発売されていたようですが、今日取り上げた「赤アルヴァニタ」のほうは既に廃盤になっているようですね。

個人的には1970年前後のアグレッシヴにキレまくるアルヴァニタが一番好きなのですが、アメリカの黒いリズムと組んだこのシリーズは彼にとっても異色のアルバムと言っていいのかもしれません。また1958年と云う彼の最初期の演奏が聴けると云う意味に於いても興味深いものがあります。

年代からそうなるのか、この頃のアルヴァニタはオーソドックスなアプローチで如何にも50年代と云ったサウンドです。ダグ・ワトキンスのベースの導入から始まるタイトル曲、A-1が最高です。ズッシリとした屋台骨を持ったリズムに乗ってアルヴァニタのピアノがブルージーに響きます。御馴染みのA-2は奇を衒ったところは無いのですが、やっぱりワトキンスの重々しいベース・ラインに気を取られてしまいます。アート・テイラーのドラム・ソロも迫力のあるインパクトを持っています。バド・パウエルの名曲A-3も印象的なメロディを忠実に再現するアルヴァニタのピアノに好感が持てます。名曲B-1は冒頭と終盤にワトキンスのベースで主旋律を執らせると云う手法で展開しています。曲に変化を持たせていてアート・テイラーのブラシが気持ちいいです。高音域を転がすピアノもいいですね。B-2はスピーディに疾走するタッド・ダメロンの名作。一転B-3はスロー・バラードで聴かせてくれます。ラストのB-4はタイトル通りのブルース。渋さが滲み出ています。

アルヴァニタのピアノも良く唱っており素晴らしいのですが、個人的にこの作品はダグ・ワトキンスのベースを聴く盤であると感じています。各自にソロがシッカリと与えられていますがワトキンスのベースがことのほか印象的で、とても良くまとまった作品ですが、ひと際惹き付けられる存在感があります。新譜を中心に聴いているとサウンドについてはやはり新鮮さは薄らぎますが、ベース好きには是非聴いて欲しいアルバムですね。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/03/17(火) 23:56:04|
  2. Piano
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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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