イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#844 On My Way Back Home/Daisuke Abe (Nagel Heyer-CD)

Daiske Abe - On My Way Back Home

1.On My Way Back Home
2.Go!
3.An Answer
4.Leaving
5.Machine
6.Kura
7.Eyes in the City
8.I-Shi
9.Last Call

Daisuke Abe 阿部大輔 (g) Walter Smith (ts) Aaron Parks (p) Matt Brewer (b)
Rodney Green (ds) Gretchen Parlato (vo→only4,6)

Rec-2004



新譜の輸入盤あさりをしていると、自分の知らない日本人ジャズ・ミュージシャンのアルバムが結構引っかかってきます。なかには日系人だったりすることもありますが、それでもかなりの日本人が海外のレーベルから作品をリリースしているので以前からビックリしておりました。彼ら(彼女ら)の多くは殆どが拠点を海外に移していてその土地で頑張っており、主に地元ないしはその周辺国でライブ活動を続けているようです。そしてそれらの殆どが国内盤として紹介されておらず、今のところは自分のような一部の好事家だけがその存在を認識するような現状であるのだろうと思います。

少し余談になりますが、そのようなアーティストを思いつくままに挙げて行くと、大好きなレーベルのフレッシュ・サウンド・ニュー・タレント(FSNT)に、NYに拠点を置くギタリストの西藤大信(Hironobu Saito)さんが3枚のリーダー作を録音しています。共演しているメンバーも豪華で期待のほどが窺えます。彼は来月に目黒のブルース・アレイや六本木のアルフィー等でライブがあるようですね。それからドイツが拠点の女流ヴァイビストの斉藤易子(Taiko Saito)さん。Pirouetレーベルに『Koko』と云うタイトルのアルバムを、ニコ・マインホルドとピアノとマリンバ(&ヴァイヴ)のデュオで吹き込んでいます。他にはやはりNYで活躍するピアニストの秋田誠子(Seiko Akita)さん。自身のレーベルから『Temptation』(Seiko amusic Records)をリリースしており、この作品にはロニー・プラキシコが参加しています。またデンマークを拠点にしたピアニスト、平林牧子(Makiko Hirabayashi)さんもいます。彼女のアルバムはEnjaやStuntなどのレーベルからリリースされており、かなり刺激的な音を構築しており興味深いアーティストです。今月には新譜『Hide & Seek』(Enja)がリリースされました。

とまぁ、挙げればきりがないくらいにワールドワイドに活躍する日本人ジャズ・ミュージシャンですが、今日取り上げたギタリストの阿部大輔(Daisuke Abe)さんもそんな一人です。彼の拠点はNY。この作品はドイツのレーベルであるナゲルへイヤーからリリースされています。今のところ自身のリーダー作はこのアルバムのみのようですが、2007年に録音されている、やはりNYで活動していたヴァイビストの山下真理(Mari Yamashita)さんのアルバムにも参加しています。

阿部さんのこのアルバムは、集っているメンバーが個人的にとても好みであったのでとても気になっていました。小生も以前に来日公演を観に行ったアーロン・パークスや、やはりアーロン・パークス・トリオを率いて先日来日したヴォーカリストのグレッチェン・パーラト、またテナー奏者のウォルター・スミスの参加も嬉しいです。ヴォーカルのパーラトは前述の山下真理さんのアルバムにも参加しています。また前述の西藤大信さんのFSNTレーベルの作品とこの阿部大輔さんの作品のメンバーが近似していることから、彼らの周辺の人脈を察することも出来ます。

全ての曲をオリジナルで占めた意欲作になります。そしてこのアルバムを聴いてみてとても気に入りました。先ず一聴して思ったのは透明度を持った浮遊間のあるギターの音色の心地よさ。極私的な感想ですが、全体的に醸し出されるサウンドからマイク・モレノやラージュ・ルンドのアルバムを連想させ、参加メンバーがそれらと相互共通する部分もあることから彼らの作品が好きな方にはお薦め出来るアルバムだと思います。ウォルター・スミスのテナーと阿部さんのギターのユニゾンが曲の印象度を増す効果を生み出しており、スリリングなものからメロディアスなものまで多様に展開します。アーロン・パークスのピアノは、もうソレと判る音色が最高でやはりここでも存在感を示していますね。リズムも緩急を自在に操っており、スピーディな曲ではアグレッシヴに対応しパワフルさを如何なく発揮しています。グレッチェン・パーラトは2曲に参加しており、自身のアルバムではボッサ・テイスト溢れる作品でしたが、ここの4曲目ではシットリと聴かせており6曲目ではコーラスを披露しています。

サイドのメンバーから興味を持った形ではありましたが、かなり自分好みのサウンドを生み出していて今さらながら夢中になっています。もっともっと日本のジャズ・ファンに訴求出来るような体制作りがあればいいのに、と複雑な心境でもあります。レコード会社も媒体も今以上に海外で頑張る日本人にどんどんスポットを当ててもらいたいものです。あまりに情報が少なすぎます。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/03/19(木) 23:58:39|
  2. Japanese
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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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