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A
1.Improvisation No.1
2.All God's Chillun Got Rhythm
3.Body and Soul / Jeepers Creepers
4.Oslo
B
1.Improvisation No.2 / Over the Raimbow
2.Move
3.After You're Gone
A-1~A-3,B-1,B-2
Sonny Clark (p)
A-4,B-3
Sonny Clark (p) Simon Brehm (b) Bobby White (ds)
Rec-1954
ザナドゥのゴールド・シリーズから復刻されているソニー・クラークの未発表集。とは言っても発掘から何十年も経っているものに未発表もなにもないですね。ザナドゥと云うレーベルは発掘ものをゴールド・シリーズ、新録ものをシルバー・シリーズとして70年代からリリースしていました。その名の通りのカラーリングでジャケットをデザインしています。ただし厳密にその2種のデザインで統一している訳でもなくて、シルバー・シリーズに関してはそれに捉らわれない柔軟なデザインも散見されますね。
このソニー・クラークのアルバムはプライベート録音なので当然音質を期待すべくもありませんが、演奏内容は個人的には一級品です。このアルバムには5曲のソロと2曲のトリオの計7曲が収録されています。随分久しぶりに聴いたこのアルバムですが、新譜を中心としたCDを主に聴いている昨今ではこの良いとは云えない音質がまた一興で、その劣化のし具合がそれこそ音楽の一部のように楽しめてしまうのが不思議です。クサレ耳だと何でもいいように解釈してしまうので便利なものです。
ソニー・クラークがバディ・デフランコのグループにいた頃のレコーディングで、彼の録音では最初期のものと云っていい頃の貴重な音源です。これは彼の演奏の中でも快調と言ってもいい内容ではないかと思っているのですがどうでしょう。とてもエモーショナルで流暢なソニクラのソロ・ピアノ。ゴージャスさも伴った演奏はかなり入り込んでしまいます。そして聴後に残る余韻が心地よいですね。一方のトリオはダイナミックなものと良くスウィングするものが一曲ずつ。A-4などはガンガン攻めてくるので小躍りしてしまいます。
全体に漂ってくるリラックスした演奏と思わず発する声が何とも良い雰囲気を醸し出しています。ソニクラの定番アルバムはそれこそ何枚もあるのですが、埋もれがちなこの作品にもスポットを当ててもらいたいものです。
テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
- 2009/04/05(日) 23:57:20|
- Piano
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