イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

#881 Life/David 'Fathead' Newman (HighNote-CD)

David 'Fathead' Newman - Life

1.Girl Talk
2.Life
3.Alfie
4.I Can't Get Started
5.Old Folks
6.Autumn in New York
7.Come Sunday
8.What a Wonderful World
9.Naima

David 'Fathead' Newman (ts,as,fl) Steve Nelson (vib) David Leonhardt (p)
Peter Bernstein (g) John Menegon (b) Yoron Israel (ds)

Rec-2006



まもなくファットヘッドの遺作となるアルバムが発売になるようです。『Diamond Head』(HighNote)からそれほどブランクなくリリースされる本作のタイトルは『Blessing』(HighNote)で、全9曲が収められています。なるほど"The Blessing"もラストに収録されているんですね。この作品は彼が亡くなられた約一ヶ月前の昨年末に録音されたようです。メンバーは今日取り上げたアルバムと全く同様のセクステット。ただし、このアルバムで聴かれるアルトは使用せず、また時折演奏するソプラノも使われておらず、新作はテナーとフルートのみだそうです。突如逝ってしまったファットヘッドの最後の作品もこのアルバムのように優しい気持ちになるような柔らかな出来なのでしょうか。まさにタイトル通りのような神からの贈り物に、仏教徒の当方も早速手配させて頂きました。

2006年のこのアルバムには自作曲の収録はなく、エリントンやコルトレーン、盟友であった故ジョン・ヒックスなどの曲や、ニール・ヘフティやバート・バカラックといった多彩な選曲で楽しませてくれます。タイトルを見るとサッチモのノドが即座に浮かんでくる8曲目など、馴染み深いナンバーのオン・パレードですね。

深みがあり艶っぽいファットヘッドのテナーがムーディーに迫り、優雅に飛翔するフルートも堪らなく魅力的ですね。瀟酒なスティーヴ・ネルソンのヴァイヴが温もりのある響きを持ってファットヘッドのリードに寄り添ってきます。ブライアン・キャロットなどの奏者も参加していましたが、彼の作品にはヴィヴラフォンは個人的に必要不可欠な楽器だと感じています。デヴィッド・レオンハートのピアノは端正で瑞々しく、ピーター・バーンスタインのギターはふっくらとした彩りを与えています。リズムの献身的なサポートも好感が持てますね。

レイ・チャールズの元で培われた彼のゆったりとした大らかな作風は、ここのところ刺激的なものを立て続けに求めている当方にとってはとても甘く優しく響き、尖った凸凹を丸く削り取ってくれるドクターのように懐が深いです。聴後にほんのりと温かくなる滋味深い作品でした。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/04/30(木) 23:24:51|
  2. Tenor Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<#882 Alchemic Life/Kazutoki Umezu Kiki Band (Not Two Records-CD) | ホーム | #880 Live at the Velvet Lounge/The Fred Anderson Trio (Okka Disk-CD)>>

コメント

ぬどいさん、こんばんは。

ファットヘッドもハイノートも好きなのでこのレーベルに移籍して以来よろこんで新作を購入していました。ところが、結構なペースでアルバムがリリースされました。そうなると金太郎飴的ミュージシャンなので全部はつらくなってきました。
と言った感じで今度発売される遺作もどうしようかなぁといったところです。
ファンとは身勝手なもんです。
いや、身勝手なのは私ですな(笑)。

曲目を見る限り”Someone To Watch Over Me”だの”As Time Goes By”だの”Manha De Carnival ”、おまけに”Smile”に”Chelsea Bridge ”までスタンダード大会。
まるでどこかの日本レーベルが作ったようです。
ちゃんとした日本製作盤があったら確実に売れるでしょうね。
ファットヘッドは間違いなく日本人好みだと言えるでしょうに。
まったく日本の制作会社もジャーナリズムも見る目がないもんだと思います。

やっぱり遺作は買うことにしましょうかね(笑)。
  1. 2009/05/01(金) 03:33:13 |
  2. URL |
  3. Sonny #zcj9HRiI
  4. [ 編集]

Sonnyさん、こんばんは。

>結構なペースでアルバムがリリースされました。

リーダー作だけでみてもHighNoteのファットヘッドは遺作が10枚目ということになるようですね。約10年で10枚ということは、単純割りすると約1年間隔でリリースされていたということなので、結構なペースでのリリースと云っても差し支えないでしょうね。

>金太郎飴的ミュージシャンなので全部はつらくなってきました。

確固たる不変のスタイルの持ち主であるために、冒険という意味においては期待出来ないでしょうね。今度の作品も収録曲のラインナップで音が聴こえてきそう(笑)ですが、その実直さも含めて惹かれています。個人的には彼自身の体調とか微妙な要因が影響を与えているのかどうか少し気になっています。

>やっぱり遺作は買うことにしましょうかね(笑)。

お願いします(笑)。いや、無理強いは出来ないですね(笑)。
  1. 2009/05/01(金) 18:02:11 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://damimijazz.blog78.fc2.com/tb.php/897-961b723a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Profile


ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


Twitter

ジャズ以外のことをつぶやく機会もあると思いますが、大目に見て下さい。

Search

Counter

Recent Entries

Recent Comments - Japanese Only

Recent Trackbacks

Monthly Archives

Categories

Link

このブログをリンクに追加する

RSS Feed

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。