イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#887 The Complete Machine Gun Sessions/The Peter Brotzmann Octet (FMP-CD)

Peter Brotzmann - The Complete Machine Gun Sessions

-The Origial BRO LP-
1.Machine Gun
2.Responsible / For Jan Van de Ven
3.Music for Han Bennink

-Alternate Takes-
4.Machine Gun (Second Take)
5.Responsible /For Jan Van de Ven (First Take)

-Machine Gun Live-
6.Machine Gun

Peter Brotzmann (ts,bs) Willem Breuker (ts,b-cl) Evan Parker (ts)
Gerd Dudek (ts→only6) Fred Van Hove (p) Peter Kowald (b)
Buschi Niebergall (b) Han Bennink (ds) Sven-Ake Johansson (ds)

Rec-1968



最初コレを聴いた時に思わず吹き出してしまった。なんじゃコレは、と。コレはカオスの塊だなぁと漠然と思いました。タイトルからイメージされるそのものズバリの音塊が飛び出してきて仰け反ります。そもそもドン・チェリーが「マシンガンのようだ」と言ったのが由来なんだそうな。この頃の大編成のフリー・ジャズと云えばコルトレーンの「アセンション」がスポットを浴びそうですが、個人的にはコルトレーンが霞むくらいの衝撃です。そしていつものようにヘラヘラと笑ってしまうのです。無力のときにこうなってしまいます。笑うしかないと云うヤツです。

何がコンプリートなのかもわからずに引っ張ってみましたが、どうやら頭3曲がオリジナルな部分であるようです。それに別テイク2曲とライブをパッケージし、合計6曲にしたということのようですね。それにしてもヨーロッパ・フリー・ジャズ界の巨人が勢揃いしていますねぇ。ブロッツマンにエヴァン・パーカー、ウィレム・ブロイカーにゲルド・デュデク(ライブのみ)にフレッド・ヴァン・ホーフ、ペーター・コワルドにハン・ベニンク、そしてスヴェン・オキ・ヨハンソン等々。絶句モノのメンツですな。

当方の貧弱な英文解釈ではこのアルバムはBROと云うレーベルが1968年当時に限定でリリースしたものがオリジナルで、そのジャケットは下記に掲載したものであるようです。(確かオリジはペラジャケだったような・・・。)

Peter Brotzmann - The Complete Machine Gun Sessions (Inner)

そしてジャケットの絵はブロッツマンの手によりシルク・スクリーンで描かれたもので、4年後の1972年にFMPが改めてリイシューしたとのことでよいのでしょうかね。かなり怪しいモンですが。

コレ以上の音圧を経験したことが無いと断言したくなるほどの強烈なインパクトです。ノイズと表現してしまうのはあまりに短絡的な発想かもしれませんが、音の洪水も度が過ぎるとノイズになってしまいます。ただしこの破壊的なサウンドを浴び続けていると、意外と協調的なところも垣間見えたりしてどんどん惹き込まれていき、かなりスリリングなジャズであることが解ります。コアな部分に触れようとしてさらに首を突っ込みたくなるような麻薬的な要素もあります。昔の自分にはなかなかクリア出来なかった音楽でしょうが、今の自分にとっては容赦ないこのテンションとキレ具合には度肝を抜かれつつも嵌り込んでしまう威力があります。「もっと探求せよ!」と煽られるかのような強迫観念まで植え付けられてしまう悶絶盤です。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/05/10(日) 03:25:35|
  2. Tenor Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

こんばんは

ぬどいさん、こんばんは。

カオスの塊ですか、
音の洪水ですか、
破壊的なサウンドですか、
悶絶盤ですか、、、

でも、一歩踏み出せない自分がいる。
エヴァン・パーカーを初めて聴いたとき拒絶反応が起こって、
それ以来この手の音楽(ヨーロッパ・フリー)は聴いていない。

チャールズ・ゲイルは大丈夫なのにね。 (笑)

ではでは。
  1. 2009/05/10(日) 20:09:37 |
  2. URL |
  3. nanmo2 #-
  4. [ 編集]

いつもコメント有難うございます!

nanmo2さん、こんばんは。

苦手なものを無理に摂取することはないですよ~(笑)。以前の自分にとっては全く受け入れられないであろう作品ですが、解らないなりにシツコク聴き続けていることと、聴くのが苦になるどころか自分の探究心のほうが勝っているので、当方にとっては充分楽しめているという状態にあるようです(笑)。激しい金属音が止めどなく溢れてくる凄みというのが偽らざる感想です。フリーもかなり積極的に聴くようになりましたが、ここまでメタリックなサウンドはあまり経験したことがありません。いわばヘビー・メタル(?)です。

チャールズ・ゲイルは人間味溢れるプレイで自分も大好きですが、今のところ攻撃的なサックス奏者の最右翼がブロッツマンのような気がします。いや、まだまだ知らないアーティストが沢山いるので結論を出すのは早そうですねぇ。
  1. 2009/05/10(日) 21:37:49 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

ぬどいさん、こんばんは。
 
今をさかのぼること25年ほど前のことですが、銀座のはずれの画廊の二階にあった前衛専門のジャズ喫茶でこのアルバムを聴きました。

そのときスピーカーから出た音に椅子から三センチほど飛び上がりまさしく「なんじゃこりゃ!」と冷や汗をかきました。以来このアルバムを耳にした事はございませんし、近寄ろうとしたこともありません(笑)。

このアルバムですがコレクターの間ではなかなかの希少盤として知られ、オリジナル版は5桁はおろか6桁の値段がついていました。
本当のオリジナルはカセットテープであるようです。それについては見たこともありませんし、探してみようとしたこともありません(笑)。

ちょっとした出来心でもしかしてと考えyoutubeを検索すると、なんとありました(驚)。聴いて笑いました。
二度と耳にするまいと思っていたのにこれは間違いなくぬどいさんのせいであります(笑)。

時代を映した現代美術よろしく、好事家のかたに語り継がれていくのでしょうなぁ。
  1. 2009/05/11(月) 04:10:32 |
  2. URL |
  3. Sonny #zcj9HRiI
  4. [ 編集]

Sonnyさん、おはようございます。

まさかSonnyさんがこのアルバムに反応されるとは思いもよりませんでした(笑)。25年前と云うと1984年頃ですか。その頃はまだ前衛専門ジャズ喫茶があったんですね。(いや、現在もあるのかな?)

>本当のオリジナルはカセットテープであるようです。

そうでした!自分もどこかで読んだことがあったのを失念していました。ということは68年のカセットのリイシューが72年のレコードということなのですね。このレコードが、どエラい値段であったことは知っていました。今は価格もそれなりにこなれた状態で落ち着いているようですね。

>二度と耳にするまいと思っていたのにこれは間違いなくぬどいさんのせいであります(笑)。

いやぁ、失礼致しました(笑)。実は自分もブロッツマンのパフォーマンスをYouTubeで既にひととおり観ています。(しかも沢山アップされています。)怪人ブロッツマンは年齢からなのか、現在は多少パワー不足気味であると云う意見をウェブ上で散見するのですが、自分にとっては「どこが?」と言いたくなるくらいに近年の演奏も攻撃的なサウンドに感じますねぇ。映像で見るとより実感させられます。彼はそれなりに来日もしているようで主にライブハウスで演奏しているようですね。正直言うと一度生で体験してもいいかな、とも思っています(笑)。
  1. 2009/05/11(月) 05:37:32 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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