イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#907 Live in the World/The David S. Ware Quartets (Thirsty Ear-CD)

David S. Ware - Live in the World

Disc 1
1.Aquarian Sound
2.Logistic
3.The Way We were
4.Mikuro's Blues

Disc 2
1.Elder's Path
2.Unknown Mansion
3.Sentient Compassion
4.Co Co Cana
5.Manu's Ideal
6.Lexicon

Disc 3
1.Freedom Suite : Part One
2.Freedom Suite : Part Two
3.Freedom Suite : Part Three
4.Freedom Suite : Part Four
5.Stargazer

Disc 1, Disc 2 (6), Disc 3 (5)

David S. Ware (sax) Matthew Shipp (p) William Parker (b) Susie Ibarra (ds)

Rec-1998

Disc 2 (1~5)

David S. Ware (sax) Matthew Shipp (p) William Parker (b) Hamid Drake (ds)

Rec-2003

Disc 3 (1~4)

David S. Ware (sax) Matthew Shipp (p) William Parker (b) Guillermo E. Brown (ds)

Rec-2003



PCの調子がガタガタであります。先日は起動してマトモに使えるようになるまでなんと3時間もかかりました。しかしながら執念深くこのポンコツと付き合っているなぁと我ながら呆れ果ててしまう始末。最近はPCもお手ごろのものが増えてきたけれど、それなりに使えるスペックのものは自分としてはまだまだ高価に感じます。PCのみならず、そもそもあらゆる家電がデジタル化したことによって、それまでより寿命が極端に短くなったような気がするのですがどうでしょう?ぶっ壊れるサイクルが短いと高価なものはいよいよ手を出せなくなりますなぁ。こんなことを書きながらもこのポンコツが何時フリーズするか、未だに怯えております。

ジャズに関しては新譜の追及は相変わらず継続していて、もっと面白いものはないかとしつこいぐらいに情報を引っ掻き回しています。先日もヘンリー・スレッギルのZooid名義の新譜が届きました。他のトンガリもの(?)ではデイヴ・ダグラスのオーケストラやワダダ・レオ・スミスの2枚組、フレット・アンダーソンの80歳バースディ・ライヴやジョー・モリスの新譜、ちょっと前のものではマリア・カンネゴール&ホーコン・コーンスタのライブ盤などを聴いていました。直球ジャズ(?)ではシーマス・ブレイクらのクリスクロスの3枚やテレンス・ブランチャード、キルギス出身のピアニストであるエルダー・ジャンギロフの新譜(先日、トーキョー・ジャズ2009でN響と共演していましたね)、アルト・サックス奏者のジョン・イラバゴンやギタリストであるグレアム・デクターなどの若手、ベテランでは先日届いたばかりのボビー・ハッチャーソンのクインテットも好かった。パヴェウ・カチュマルチクやピョートル・ビレゾウのポーランドのピアニスト勢なども面白い。他にはミゲル・ゼノンのラテンものやマイク・マイニエリのカルテット、ヤン・ガルバレクの2枚組ライヴ等など。復刻モノに転ずれば、キャンディド・プロダクションというところからWhyNotレーベルの作品がドカドカとリイシューされており、安価なこともあってそれらを根こそぎ取り寄せています。ジョー・ボナーやテッド・カーソンの残した音源を今になって楽しめる幸せ。うーむ。

直近で発売される(された?)気になるものでは、ナイポンク・トリオやボヤン・Zのテトラバンド、カート・ローゼンウィンケルのトリオやエンリコ・ピエラヌンツィとマーク・コープランドのソロ。ボビー・プレヴィットやスティーヴ・スワロウ&オハッド・タルモア&アダム・ナスバウムのAuandレーベルの2枚は刺激的な音を提供してくれそう。ジョン・チカイも2枚リリースされましたねぇ。マイナー(?)なところでは、シカゴ・ベースで活躍するドラマーのダナ・ホール(ラルフ・ボーエンのアルバムにもクレジットされていたりします)のクインテットが面白そう。MP3を聴いたところかなりアグレッシヴで、ロドニー・ウィテカーやティム・ウォーフィールド・ジュニアなどが参加しています。あぁ、欲しいものが多くてどうしましょう!と、更新頻度が少ないので最近聴いたものや今後の獲物を敢えてあげつらってみました。

対して既発売の旧譜にも手を出しまくり、特にインプロなどフリーにカテゴライズされるものには食指が動きます。今日聴いているデヴィッド・スペンサー・ウェアもココ一年ほどで近作を含めた5~6枚ほど試しています。そんなウェアの作品の中でかなり刺激を受けたのがこのアルバム。これはガネーシャかしらんと凝視してしまったインパクトのあるジャケットが目を引く強烈なライブ盤3枚組。この盤は止めどなく横溢する濃厚なパッションに鼻血が吹き出る悶絶盤でした。3枚組とのことでヴォリュームも多いですが、その長さを感じさせない充実した内容は傾聴せざるを得ない迫力を有しています。

これはウェア・カルテットの3ヵ所でのライヴですが1998年がスイス、2003年がイタリア(テルニとミラノ)での収録です。そして1998年のライヴにはスージー・イバラが、2003年のライヴではハミッド・ドレイク(テルニ)とギレルモ・E・ブラウン(ミラノ)が参加しています。変動はドラマーのみでウェアをはじめ、ピアノのマシュー・シップとベースのウィリアム・パーカーは不動です。録音年の違う音源ですが、メンバーはほぼ固定なため統一感のあるエネルギッシュなライヴが展開されており、とっ散らかった印象がなくてグイグイと引き込まれます。

ウェアを経験する前までは、彼の作品の位置づけを単にアブストラクトな色合いの強いものと勝手に睨んでいた当方にとって、その概念を破壊するのに充分な深みとコクのある味わい(コーヒーの形容みたいだ・・・)とその放射されるエナジーに驚愕し、誤った先入観を恥じることとなった作品になりました。マシュー・シップにも同様のイメージを勝手に抱いておりましたが、やはりこれまで試してみた6枚ほどの作品では、作品によってかなり多彩な面を魅せてくれており、近作の"Harmonic Disorder"(Thirsty Ear)ではグッとくる"Someday My Prince Will Come"(この選曲はイメージできなかった・・・)を聴かせてくれて、その表現力にビックリしました。この作品でもウェアに対峙した真摯なピアノで応戦し、破壊的というよりもスリリングに煽り立てるかのようなシップのピアノには息をのみます。耳に残るリフで攻めるナンバーを巧みに散りばめ、聴き手を引き締めていく展開は「ながら聴き」を許さない存在感で、パワーのみを誇示することなく緩急をつけて猛進するこの軍団にはいいようにヤラれてしまいます。三位一体ならぬ四位一体の硬派な演奏は、フリー・ジャズの醍醐味に富んだインパクトを保持しており圧倒的です。

2009年は極私的にハードな年になったことが影響しているのか、例年にも増してインプロ系の激しいサウンドを欲してしまう自分がいます。当分は欲求の赴くままに摂取する日々を続けますが、どのようなスタイルのジャズでも柔軟に選択していく姿勢は忘れないようにしたいところです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/11/10(火) 19:17:07|
  2. Tenor Sax
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

同感です!

さすが ぬどいさん目敏いです!

とても良いライブ盤です! 「スペンサー教」信者の私はウェアの様々な演奏が好きですが、このライブは何度聴いても嬉しくなります。 関係ありませんがスージー・イバラは家で旦那さんとセッションしたりするのでしょうか?(旦那の名が出てきません。)

>3枚組とのことでヴォリュームも多いですが、その長さを感じさせない充実した内容は
>傾聴せざるを得ない迫力を有しています。
>三位一体ならぬ四位一体の硬派な演奏は、フリー・ジャズの醍醐味に富んだインパクトを
>保持しており圧倒的です。
  全く同感ですね!一度小さい箱で聴きたいもんです。


  1. 2009/11/12(木) 04:57:04 |
  2. URL |
  3. shepp #-
  4. [ 編集]

sheppさん、こんばんは。

このライブの興奮度と充実度は本当に素晴らしいですね。まだ数枚を聴き齧った程度ですが、このアルバムと"Renunciation"(Aum Fidelity)の両ライブ盤は特にグッとくるものがあります。ウェアやシップを聴くようになったのはsheppさんの書き込みがキッカケでしたが、ココまで惹き込まれるとは正直思っておりませんでした。有難うございました。

>スージー・イバラは家で旦那さんとセッションしたりするのでしょうか?

私も彼女の旦那さんを知らなかったので調べてみたのですが、やっぱり答えが分かりませんでした(笑)。彼女がアジア系であることは知っていましたがフィリピンだったんですね。フィリピンはボビー・エンリケスなど、ジャズ界で活躍するアーティストを結構生み出しているんですねぇ。いろいろ勉強になりました。

>一度小さい箱で聴きたいもんです。

その願望は私にもあります(笑)。出来ればこの時期の黄金のカルテットで観てみたいものです。やっぱりこの頃のユニットが最強であると思っておりますので。
  1. 2009/11/12(木) 18:55:36 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

Assif Tsahar でした。

スージーの旦那の Assif Tsahar はイスラエルの テナーとバスクラのプレーヤーです。 
わたしは1枚しか聴けてません。 覚えられないのは読めないからですね。(笑) お互い名だたるフリーのミュージシャン達とのセッション歴があるようです。  スージーはフィリピンといってもアメリカ生まれのアメリカ育ちのようです。

Assif Tsahar とスージーのアルバムを聴こうと思いましたが見つからないので 今は Vinny Golia を聴いてます。 バスクラつながりです、無理やりです。
  1. 2009/11/12(木) 22:12:48 |
  2. URL |
  3. shepp #-
  4. [ 編集]

sheppさん、ご丁寧にお知らせ下さり恐縮です。

Assif Tsahar ですか。名前だけは見かけたことがあります(笑)。ちなみに私はまだ聴けていない(はず)です。認知度のあまり高くないアーティストの人名をカナに変換するのは本当にややこしいですね。イスラエルといえばごく最近に買ったテナー奏者の Ofer Assaf や、ベーシストの Assaf Hakimi も何と読むのか判りませんでした。綴りも似ているし、かの地では一般的な名前なのでしょうかね。スージーはアメリカ人のようですね。

>今は Vinny Golia を聴いてます。

またまた知らない方の登場です(笑)。バスクラですか・・・。すげー気になります(笑)。
  1. 2009/11/12(木) 23:41:41 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

ぬどいさん、こんばんは。

私のパソコンも壊れたまま修理にも出しかねて、借り物のバックライトの壊れたノートを使っています。
買い替えようと思うのですがちょうど7が出たばかりですし様子見もあって… その上i7というのはどうなのかしらん なんて考えたまま自分自身がフリーズしております。
なんぎですなぁ パソコンちゅうのは。

S ウェアという人は私の中ではもう一つピシッとした像を結ばずにいるミュージシャンです。こいつは傑作だと思う作品もあれば、ぼやけた感じの作品もあってムラッけのある人のような気がします。
マシュー シップが抜けてしまってから彼の作品を聴いていないのですが、確かにこのころの作品はおしなべて出来がいいように感じます。
ひょっとしたら私のマシュー シップびいきのせいかもしれないですな(苦笑)。
  1. 2009/11/14(土) 02:41:40 |
  2. URL |
  3. Sonny #zcj9HRiI
  4. [ 編集]

Sonnyさん、こんばんは。

パソコンが相変わらず絶不調です。HDを交換すれば比較的マトモになると思うのですが、明らかにそれ以外にも原因があるのでオシャカになるまで使おうと思っています。ひどい日には10回以上落ちるので、もはやストレスとの戦いになっています(笑)。Win7も出たばかりですが評価が定まるまでは軽々には手を出さないでおきます。もう一台の手持ちのMacも壊れるし、そもそも自分とパソコンとの相性が悪いようです(笑)。いや、やっぱり使い方なんでしょうねぇ。

ウェアを語れるほど聴けていませんが、自分の好みは近作よりもM・シップやW・パーカーがいた頃のカルテットに惹かれてしまいます。SonnyさんはM・シップもお好きなんですね。ちょっと意外でした(笑)。このピアニストは多くの表情を魅せてくれるのと、自身の確固たるスタイルを持っているようなのでとても気になっています。これまた一掴み程度の経験しかないのですが・・・。
  1. 2009/11/14(土) 17:11:54 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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