イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#890 Red Hail/Tigran Hamasyan Aratta Rebirth (Plus Loin Music-CD)

Tigran Hamasyan - Red Hail

1.Shogher Jan
2.Red Hail
3.The Glass-Hearted Queen
4.Love Song
5.Falling
6.Sibylla
7.Corrupt
8.Part 1 : Serpentine
9.Part 2 : Moneypulated
10.Chinar Es
11.The Awakening of Mher
12.Amran Gisher

-Aratta Rebirth-

Tigran Hamasyan (p,el-p,key,syn) Ben Wendel (ss,ts,bassoon,melodica)
Sam Minale (b,el-b) Nate Wood (ds) Areni Agbabian (voice)
Charles Altura (g→only3,7,11)

Rec-2008



そもそもこのアルバムは2月中旬発売のアナウンスであったのですが、やはりと云うか極東の地に届いたのは4月の中頃でした。"Aratta Rebirth"のMySpaceで、年初の1月下旬頃からこのアルバムのなかの4曲(2,7,11,12)が既に試聴出来ていたのですが、轟音ギター(3曲のみですが)とともにかなりド派手なアプローチで迫ってきたことからいきなり度肝を抜かれていました。ここではジャズというジャンルにとどまらない新たなステップを感じさせる方向性を示しており、早くこのイカレ耳で全貌を確認したかったこともあってこの作品の発売を心待ちにしていました。彼の過去2作品の作風を踏襲しつつも、女性ヴォーカル(ヴォイス)の大胆な導入とエレクトリック・テイストを効果的に活かした手法には、ティグラン・ハマシアンというミュージシャンの柔軟性が如何なく発揮されていて、その発想の豊かさに感嘆することしきりです。現在の若手が創造するジャズには驚きと大胆さが兼ね備えられていることが侭あって嬉しくなるのですが、彼に限らず今後ともジャンルの垣根を越えたアプローチで生み出されていく作品は増えていきそうですね。そういうものも好みの当方はオッサンの割には保守的とは言い難いタイプの人間のようですな。

ハマシアンの3作目はグループ名義でのリリースですが、コレが一過性のものなのか否かは当方の貧弱な情報力では確認出来ません。個人的には過去の路線も含めて新たなユニットの一つとして継続していって欲しいなぁとは思っています。今作もアルメニアと云う彼のルーツを感じられる曲が沢山並んでいて、そのなかの3曲(1,10,12)はアルメニアのフォークソングであり、それ以外はハマシアンのオリジナルとなるようです。

最初は強烈なインパクトを伴って響いてきて衝撃を受けましたが、何度も聴いていると言うほどの奇抜さはないなぁとも思えてきます。彼のピアノの巧さは相変わらずで、楽曲が醸すその特有の雰囲気は当方の琴線を揺さぶります。ベン・ウェンデルのリードは時に呪術的にも響き、ハマシアンとの相乗効果でぐいぐいと引っぱり込まれてしまいます。リズムの重厚さはジャズのそれを超越し、ハードなギターがまみえればさしずめプログレのようです。全編で絡み付く女性ヴォーカルは妖艶で、作品のカラーを決定づけさせる威力に満ちています。似ている訳では全く無いものの、シスター・オブ・マーシーのアルバムに参加していたオフラ・ハザあたりが漠然と浮かんできたところが駄耳ならではというところでしょうか。

20~30年前のシーンから鑑みれば想像することも出来たかった国々のミュージシャンが、雨後の筍のように刺激的な作品を生み出してくれるので、単純なオッサンはそれに小躍りして手を出し続けてしまいます。当然のことながら御足も飛ぶように消えていって悲鳴をあげる毎日です。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/05/17(日) 01:47:38|
  2. Piano
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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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