イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#915 Into the Light/Dana Hall (Origin-CD)

Dana Hall - Into the Light

1.I Have a Dream
2.Conversion Song
3.Orchids
4.Into the Light
5.Black Mountain
6.The Path to Love
7.Jabali
8.For Rockelle
9.Tin Soldier

Dana Hall (ds,cymbals) Terell Stafford (tp) Tim Warfield, Jr. (ts,ss)
Bruce Barth (p,el-p) Rodney Whitaker (ac-b)

Rec-2009



Amazonからはご丁寧に毎日お奨めのCDをメールで紹介されています。今までに買った商品の傾向を収集分析して提示してくるもので、サイトを利用したことのある方ならおそらく殆どの人に届くであろう例のアレです。本来なら販促の類は無視を決め込みたいところですが、時たま渋いものをチョイスしてきたり、突如未知のアーティストを平気な顔をして「どうだ!」と問うてくるので手強いったらありゃしない。紹介される内容はトータルでは見知ったものが大半とは云え、自分が新譜の情報として見落としたものやアンテナに引っ掛からなかったものを掘り起こしてくるので油断がなりません。最近のご教示では、かなり個性的な音を創作するヴァイヴ&マリンバ奏者のジェイソン・アダシェヴィッツ(Jason Adasiewicz)や、なかなか強力なメンバーを従え初リーダー作を発表したピアニストのジェシ・エルダー(Jesse Elder)、若手ピアノ&オルガン奏者のブライアン・シャレット(Brian Charette)や、もはやベテランでキャリアが長いのに今まで縁が無かったギタリストのジョシュア・ブレイクストーン(Joshua Breakstone)あたりのミュージシャンをAmazonには個人的に発掘してもらいました。しかしながら、まんまと作戦に嵌る情けなさよ。

ちなみにこのアーティストもその中のひとりだったのですが、ブルックリン生まれでシカゴをベースに活動するダナ・ホールというドラマーの初リーダー作品。よくよく調べてみれば、ラルフ・ボウエンの作品で叩いているのを以前に聴いていたことが判明しました。つい最近リリースされたばかりのこのアルバムですが、ジャケットを眺めていて妙に気になり、ドロッとした濃いジャズが出てきそうな面構えであったので、MP3を探して聴いてみたらとてつもない暴れ太鼓をカマしていたので思わずクリック(発注)です。そうさなぁ・・・あくまで雰囲気ですがラルフ・ピーターソンを聴いているかのようなエキサイティングなジャズで、黒くてホットなサウンドには心の臓をえぐられてしまいコレは病み付きになっています。彼の身辺をもうちょっと掘り下げてみると、ロドニー・ウィテカー以外のこの作品のメンバーは、トランペッターのテレル・スタッフォード(Terell Stafford)のリーダー作で長いこと共演している旧知の仲(ティム・ウォーフィールド・ジュニア = クリス・クロスなどに作品を吹き込んでいるティム・ウォーフィールドなんですね)のようで、テレルに関してはアメリカでリリースされたばかりの、クリス・ポッター参加の"Coming Together"(Inarhyme)にも双頭名義でクレジットされていたり、ヴァンガード・ジャズ・オーケストラの一員として「ブルーノート東京」で先日の12月9日まで来日していたようで、自分の興味はそちらへも向いてしまうと云う収拾のつかない広がりをみせ始めています。そこでテレルのリーダー作をMP3で試してみたのですが、やっぱりダナ・ホールのこの作品のほうが個人的には完全に好みであり、特にドラムはコチラのほうが断然火を噴いていて豪快に感じました。

オリジナルとともにメンバーやハービー・ハンコックの作品などを散りばめ、「静」と「動」を織り交ぜた構成ながらも、気合入りまくりの主役によって熱い作品と云う印象のほうが強いです。二管クインテットですがオーソドックスには纏まらず、大半はアコースティックながらも数曲でローズ・ピアノを使用し変化をつけています。またタイトル曲の4曲目(コレが大迫力!)などは、トランペットにエフェクトを掛けたりディレイ処理を施したりと、その世界観をさらに広げるサウンドでスケールを大きくさせています。あっちこっちでオカズが決まりまくり、つんのめり気味に走るドラムは破壊力抜群(特に4,7,9)で、さすがドラマーのアルバムだということを実感します。この超ド級のドラムを「凄い」と捉えるか「やり過ぎ」と捉えるかで好みも分かれそうですが、単細胞の当方には扇動的な悶絶リズムにはイチコロであります。さしずめ燃えたぎる血潮をぶつけた戦うジャズ(思想的な意味合いは無いよ)のようで、興奮の度合いはマックスへ突入です。フロント二人は煽られたように躍動しブルース・バースのピアノ(エレピ)とロドニー・ウィテカーのベースもメリハリの効いた主張で応酬しますが、前述の通りあまりに主役がド派手な活躍なので他のメンバーが食われ気味にすら聴こえるのはご愛嬌でしょうか。

日本ではほとんど話題になっていないようですが、「こりゃ美味しいわい」と独りごちてニヤニヤしています。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/12/12(土) 17:23:19|
  2. Drums
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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