イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

#914 My Fifty One Minutes/Raynald Colom (Fresh Sound New Talent-CD)

Raynald Colom - My Fifty One Minutes

1."3"
2.Interlude #1 (Plaza Real 5:30 am)
3.Bs As
4.Skylark
5.Interlude #2 (Un Lunes Cualquiera...)
6.Atom
7.Three Views of a Secret
8.Interlude #3 (....!!!!!)
9.Africa
10.Interlude #4 (Two Hot Dogs & A Strawberry Soda)
11.?Y que se yo?
12.Interlude #5 (The End)

Raynald Colom (tp,fl-h,el-p→only2,12) Marti Serra (ts,ss→except3,4,5,9,10,12)
Jose Reinoso (el-p,hammond B3,wurlitzer→except2,5,10,12)
Tom Warburton (double-b,el-b→except5,10,12) Marc Ayza (ds→except5,12)
-Guest Musicians-
Jesse Davis (as→only3,9) Arex A "Tnt" (voice,g→only10) Javier Mas (archilaud→only9)

Rec-2004



この作品は曲づらを眺めれば判るとおり、合間にインタールードを挟み込んだ、どちらかといえばクラブ・ジャズ的なテイストをも含んだサウンドで、ローズやハモンドB3、ウーリッツァーなどのエレクトロ・ピアノやオルガンの心地よさを存分に活かし、その上でトランペットやサックスが悠然と唱うと云った内容です。このアルバムにも参加しているドラマーのマーク・アイザの"Offering"(Fresh Sound New Talent)を聴かれた方なら、かなり近いテイストと言えばイメージがし易いのだろうと思います。こういった構成で聴かせるジャズはとみに多くなっているようで、ひょっとしたら「んなもんジャズじゃねぇよ」といわれる方がおられるかもしれない。そのくらいにこのようなアプローチには好き嫌いが出てきそうな感じを受けます。特にジャズに真摯さを求めるファンは歯牙にも掛けないのかも。でもちょっと待って。このアルバムはそこまで露骨にソレを踏襲している訳でもなく、しっかりと節々からジャズを主張しており何よりもこのトランペッターがとても上手いのです。

レイナルド・コロムは1978年フランス生まれで、1988年に家族とともにバルセロナに移り住み、バークリー音大を経てから改めてスペインを拠点にして活躍するトランペッター。「私の51分」と題されたこのアルバムは、その「51分」にレイナルドというトランペッターの輝きを凝縮した、彼の力量を存分に感じさせるデビュー作でした。ちなみに彼のアルバムは今まで3枚がリリースされていて、セカンド・アルバムである"Sketches of Groove"(Fresh Sound New Talent)はこのアルバムとは若干毛色が違い、曲によって大小のコンボを使い分けながら多彩なカラーの楽曲を並べた一品で、先日出たばかりのサード・アルバムである"Evocacion"(Adrib Arts)は、スペインのレーベルらしく何とフラメンコとジャズを融合した斬新なサウンドを披露しています。かように作品ごとに七変化する彼のスタイルは、単純にクラブ・ジャズなどと揶揄することが出来ない幅広さと技量が備わっていて、トータルで見れば明らかに画一的なイメージを許さないパワーが漲っていました。

レイナルドのトランペットは余裕を感じさせるゆったりとした吹奏の印象の反面、突如戦闘モードに入るかのように矢継ぎ早に繰り出されるパワフルな音圧の演奏もあって、彼の持つ多面的なスタイルはその懐の深さを感じさせてくれます。全体的にはメロディの髄が溶け出したマイルドでメロウなナンバーが並び、特にエレピのふっくらとした聴き心地によって寛ぎモードに陥りそうですが、そんな中にもストレートに迫る6曲目のようなグッとくるパワーのあるサウンドや、垂れる頭も思わず起こされるジャコ・パスの7曲目などはアルバムに緩急をつけるカンフル剤となって効いています。またヴォーカル入りでファンク色の強い10曲目のブリッジは飛び道具のようでビックリするかも。あまり認知度は高いといえなさそうなトランペッターですが、個人的にはずっと追いかけていきたいプレイヤーです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/12/11(金) 01:53:51|
  2. Trumpet
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<#915 Into the Light/Dana Hall (Origin-CD) | ホーム | #913 Golonka Love/The Core (Moserobie-CD)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://damimijazz.blog78.fc2.com/tb.php/931-f61cc868
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Profile


ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


Twitter

ジャズ以外のことをつぶやく機会もあると思いますが、大目に見て下さい。

Clock

Calendar & Weather



Search

Counter

Recent Entries

Recent Comments - Japanese Only

Recent Trackbacks

Monthly Archives

Categories

Link

このブログをリンクに追加する

RSS Feed

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。