イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#916 David Berkman Quartet Live at Smoke (Challenge-CD)

David Berkman - Live at Smoke

1.Weird Knack
2.The Mayor of Smoke
3.Simple Pleasures
4.Along Came Betty
5.Hidden Fondness
6.Carroll Street Pop Tune

David Berkman (p) Jimmy Greene (ts,ss) Ed Howard (b) Ted Poor (ds)

Rec-2006



へんな思い込みをして聴く前からその作品を勝手に曲解し、入り口のところから迷子になることがしばしば起こります。全てコチラの知識不足というか体験不足というか、作り手には全くもって迷惑千万なリスナーと化してしまうことが不本意なのですが、音楽を聴く集中力の問題か、はたまた聴き込んだタマ数が未だに足らないのか、やはり救いようの無いイカれ耳だからか、しょっちゅうそんなことを繰り返します。このアルバムもそんな理由のために最初はなかなかタフでした。

このアルバムも前回取り上げたダナ・ホールのように、少なくとも日本国内のウェブ上ではそんなに注目されなかったようです。クリーブランド出身のピアニスト、デヴィッド・バークマンの5作目はニューヨークはスモークでのワンホーン・カルテットのライブ・アルバム。サックスのジミー・グリーンの参加やドラマーにテッド・プア(ここに安直に反応したことが迷子のはじまりだった)を配していたので、どんな音が出てくるのか大いに気になりリリース時に有無を言わさず引っ張ってみた作品。このアルバムはリリースされてから既に半年以上経っていますが、録音はさらに前で2006年のものでした。

まずテッド・プア=クォン・ヴー・カルテットの一員という図式が、自分の中で強力に出来上がってしまっていたことが遠回りの始まりでした。彼が他で演っているものを全く知らない。そのカルテットで攻めに攻めまくるドラムと、アングラ臭がプンプン漂うエレクトリックなサウンドにヤラれていた当方にとっては、ここで演奏されているアコースティックなジャズに彼のドラムがなかなか結びつかなかった。その時点で聴き所を見失って右往左往してしまい、且つバークマンのペンに依る(ベニー・ゴルソン作の2曲目を除く)作品は、脳内が単純に出来ている当方にとって一聴してニヤリとさせられるような明快な浸透性が希薄だったため、吸収力の悪い己のスポンジを悩ましいと感じ自己嫌悪に陥ります。再チャレンジを繰り返し、往生際の悪さも露呈させたアルバムですが、最近はコナれてきたのか少しはマトモになってきたのか、気が散漫にならずにジックリと聴くことが出来ています。やはり身銭を切ったモノには何度も執拗に食らいつく癖を持ち合わせているようです。そもそもバークマンのリーダー作を聴いたのも今回が初めてで、今までの彼の変遷を全く理解していない当方にとっては拠り所をさらに掴みにくくしているのですが。

そんなこの作品ですが、ライブならではのエネルギーが放出したパワフルさというよりも、クールな質感とスタイリッシュさも持ち合わせた構成に惹かれます。1曲目や2曲目のような互いを探りあうように進む辛口のテイストを持った曲や、テーマが印象的な3曲目、スリリングに疾走する5曲目や、ジミー・グリーンのソプラノが効いた〆に相応しい6曲目など相当の頻度で摂取し続けてきて、今では聴けば聴くほど味わいが変化するような深みも感じています。曲調と相まった渋さを感じさせる大人のジャズといった塩梅で、こういうジャズの良さを一聴して理解できる感性を早く持ち合わせたいものです。

オランダのチャレンジというレーベルは、同国のクリスクロス以上に短い周期で多くの作品をリリースしてくるので、一趣味人としてはその全貌を把握することはなかなか困難ですが、ヨーロッパのレーベルながら自国のアーティストだけに固執しないラインナップは、その多様性から興味深い作品を多く生み出していますね。アメリカのミュージシャンにスポットを当てたアルバムも多いという意味ではクリスクロスとも通ずるところがあるようです。探検のし甲斐のあるレーベルです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/12/19(土) 19:50:26|
  2. Piano
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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