イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#923 Playing in Traffic/Ohad Talmor - Steve Swallow - Adam Nussbaum (Auand-CD)

Ohad Talmor - Playnig in Traffic

1.Playing in Traffic
2.Three Two You
3.Days of Old (Intro)
4.Days of Old
5.Adam and Steve
6.Here Comes Everybody
7.Quiet Inside
8.Undress Under Duress
9.More Nuts
10.Warmer in Heaven
11.Too
12.Up too Late

Ohad Talmor (ts) Steve Swallow (el-b) Adam Nussbaum (ds)

1,3,4,6,8,10,12 (Live)

Rec-2008

2,5,7,9,11

Rec-2009



ジョン・アバークロンビーのグループで来日が決定しているアダム・ナスバウムを要したサックス・トリオ。ひと月半ほど前にリリースされたもので、どちらかというとクセのあるアルバムを世に問うイタリアのレーベル、Auand にしてみたらかなり聴き易い部類の作品。三人の共同名義のような形をとっていて、名前は並列に記されていました。

フロントのテナー奏者のことは全く知らなかったのですが、この作品とは違うサックス・トリオでメンバーそれぞれの名前の頭文字をを冠した"Mob Trio"(ドラマーがマット・ウィルソンではないか!)というグループでも活動しており、Omnitone から既に2枚のアルバムをリリースしているようです。また、"NewsReel" という名で活動しているプロジェクトや、過去にはラス・ジョンソン&ピート・マッキャン&マーク・ファーバーとカルテットを組み、Knitting Factory からやはり2枚の作品が発売されていました。またリー・コニッツのアルバムのプレイヤー&アレンジャーとしても複数の作品での仕事があり、すでに広範囲で活躍するプレイヤーと認識しました。1970年スイスのリヨン生まれで現在の活動拠点はブルックリン、彼の名前をオハッド・タルモアと読んでいいのかな?

リズムは毎度お馴染み大ベテランの盟友、スティーヴ・スワロウ&アダム・ナスバウム。このリズムのペアの作品はかなり多く、古くはジョン・スコフィールドのグループで、またデイヴ・リーヴマンとのトリオなど多数の作品を吹き込んでいますねぇ。今回タルモアと組むのは最初になるのかなぁと思って少し調べてみると、既にスワロウとは共同名義のセクステットを Palmetto に吹き込んでいる(変則的な編成でドラムレス、ヴァイオリンに大倉めぐみ "Meg Okura" 嬢が参加していました)ようで、ベーシストとは既知の仲でした。

スタジオ録音とライブ収録を交互に編んだ面白い内容ですが、最後の曲の歓声を聞かないと全く気づかないくらいに演奏が自然に進行していきます。予備知識ナシで聴いた最初の印象は、随分クールな音色でテナーを吹くなぁと思っていました。スピーディな曲調でも音がどちらかといえば軽やかで、ところどころでは太さも感じさせますが基本はソフトなタッチです。またハスキー・ヴォイスの如きテナーのカスレ具合も好い味を出しており、どことなくスタン・ゲッツっぽくも聴こえました。そんなことを考えながらブログに取り上げる際に色々と調べ物をしてみたら、上記の通りリー・コニッツとの関わりが非常に濃い奏者であったのでさもありなんと膝を打った次第です。そうすると御大リー・コニッツの傑作トリオ、"Motion"(Verve) とダブってくるから面白い。ナスバウムのドラムとエルヴィンではスタイルが違うけれど、管ではタルモアの涼やかなテナーが妙にコニッツ側ににじり寄って聴こえてきます。トリスターノ一派と云った表現で紹介されていたタルモアですが、まさにそれを地で行ったようなサウンドは、当方にとってはある種のノスタルジーをも誘発するような演奏でもありました。

やはりココは1曲目のタイトル曲が美味しいです。まずはスワロウのエレベの導入部にワクワクし、すかさずナスバウムのブラシがインサート(途中でスティックに持ち替えるところもシビレル!)してきます。このタッグにより極上のイントロがこの時点で既に完成します。そしてタルモアのスピーディでありながらもクールなテナーがリズムに乗って唱い上げるといった塩梅で、思いのほか聴き心地のよい仕上がりになっていました。アルバム全体では緩急の付いた構成になっておりますが、テナー氏の特性上「緩」の部分が目立つような感じに受けるのは、己のいただけない耳のせいなのか。というわけで自分としては1曲目のような「急」のグループに属する曲のほうが好みです。ちなみにスティーヴ・スワロウはこのアルバムではエレベで通しています。なかなか渋いサックス・トリオでした。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2010/01/09(土) 23:16:42|
  2. Tenor Sax
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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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