イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#919 Klemens Marktl Free Spirit Quartet Live (Alessa-CD)

Klemens Marktl - Free Spirit Quartet Live

1.The Opener
2.Wiedergeburtsorganisationsblues
3.Darkness
4.Bobby
5.Sounds of a City
6.Song for Rosa
7.When Eric Met Ornette

Klemens Marktl (ds,comp.) Johannes Enders (saxes) Peter Madsen (p) Milan Nikolic (b)

Rec-2008



困ったもので自分の趣向に合致するレビューを目撃すると無視できない性分です。このアルバムに関しては発売前からどこのサイトでもそのカッコ良さを強調した惹句が踊っていて、それこそ聴く前から音が勝手に脳内に渦巻いてしまいました。約10日前にライブを観るため上京した折にCD屋をひやかしていましたが、その時コレが店頭にも結構なスペースで面陳されていて、ウェブで買うほうがかなりお得だったのにもかかわらず思わず手に取ってしまいました。

ドラマー、クレメンス・マークトルの入魂ライブ。レビューを読んだ範囲ではオーストリア出身だ、ドイツ出身だとどちらが本当なのかよく判らなかったので彼のウェブサイトで確認すると、1976年のオーストリア生まれだった。彼名義のアルバムとしては、2003年にオランダ録音のクインテット"The Challenge"(Jazz'n Art)、2004年にニューヨーク録音のカルテット"Ocern Avenue"(Fresh Sound New Talent)に続く3枚目の作品で、このアルバムは初のライブ盤になるようです。セカンドはクリス・チークにマット・ペンマン、アーロン・ゴールドバーグなどソソるメンツと演っていますねぇ。先ずはダイジェストででも聴いてみようかしらん。

このアルバムは惹句からイメージした、当方の勝手な脳内再生ほどのブチ切れ具合ではなかったにせよ、ライブ盤ということもあって硬派な部分も併せ持ったストレート・アヘッドなジャズの仕上がりになっていました。1960年代後半のフリーに突入する前の頃のようなホットな演奏を髣髴とさせ、特にモーダルなジャズ好きへの訴求効果は抜群であると考えます。ここ2年程度ぐらいでしか最近のジャズのムーヴメントを探れていない当方にとっては、このメンバーではピーター・マドセンしか知っているアーティストはいませんでしたが、ジャズの醍醐味に溢れていて皆がカッコ良く決めており、特にヨハネス・エンダースのサックスはゴツさと渋みすら感じさせるダンディズムに溢れ、もちろんハードさも持ち合わせています。ココでは主にテナーでの吹奏ですがラストでのフリーキーに迫るソプラノも聴きものです。エンダースのことを知りたくなったのでちょちょいと検索を掛けると、ドラマーのビリー・ハートのところで演っているマルチリード奏者ということが分かったのですが、既に多くのリーダー作を発表しており、またエレクトロニクスを駆使したグループを持っている等なかなか多彩です。しかも様々なアルバムでハードなジャズを好む筋から賞賛されているではないか。一気に当方の関心度が高まります。

このような演奏は、ともすれば「いまさら感」を持たれてしまうのかもしれませんが、この音がツボの当方には当然満足度の高い作品となりました。決してトータルで一本調子に攻め込むだけの内容ではなく、3曲目や6曲目のように荘厳な展開のトラックも用意されており、ハードなだけではなくシリアスな一面も垣間見せます。エンダース以外も好演で、やはりマドセンの煽り立てるようなピアノはグッとくるものがあります。エネルギッシュな打鍵に煌びやかさや優雅さも備わったサウンドは聴き手を揺さぶってくれます。そしてマークトルの荒ぶる感情をコントロールしたドラミングもなかなか気持ちがいい。小気味良くアタックを決めていくかのような堅実な表現も好ましいですが、4曲目あたりでは気合入りまくりでブッ叩いていて豪快です。やっぱりブチ切れるべきときはしっかり切れまくるドラマーというのが最高です。ベーシストのミラン・ニコリッチ(と読んでいいのか?)の事を調べようとして検索すると、セルビアのアコーディオン奏者やサッカー選手ばかりが出てくるのですが、同じアレッサ・レーベルでドラマーのJoris Dudliのアルバム"A Rewarding Journey"にもセクステットの一員として参加していました。派手さはありませんがソロも多く、存在感もしっかり保持した仕事をしています。

人それぞれの感想の違いはあるでしょうが、まずは看板に偽りなしの好盤であったと云ってもよいと思います。当然のことながら当方にとってはリピート率が非常に高くなっています。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2009/12/29(火) 18:35:12|
  2. Drums
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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