イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#932 Riitta Paakki Trio (Impala-CD)

Riitta Paakki - Trio

1.Timetable
2.His Divine Grace
3.Joy
4.Swing
5.Balladi
6.Sofia
7.Rock
8.Wedding Song
9.Jore
10.Q Home

Riitta Paakki (p) Ari-Pekka Anttila (upright-b) Mikko Hassinen (ds)

Rec-Unknown



毎度同じことばかり書いておりますが、直近で到着したCDの量が多すぎて相変わらず新譜をジックリと聴くことが出来ない状態が続いているので、今回も少し古めのものでお茶を濁しておきます。フィンランドのピアニスト、リータ・パーキ女史のアルバムが復刻されていたので、だいぶ前にではありますが買ってみました。彼女は既に作品を3枚リリースしていますが、コレはデビュー・アルバムとなるようです。当方が彼女のアルバムを聴くのはこの作品が最初ですが、その実力を評価するレビューが散見されたので手を出してみたというのが本音です。いつものことながら全く馴染みのないメンバーで、ベーシストのアリ・ペッカ・アンティラ(と読むのか?)とドラマーのミッコ・ハッシネンは、セカンド&サード・アルバムでも共にトリオのメンバーとして参加しており、デビュー時から不動のメンバーで活動していると解釈してもいいのでしょうか。なお、この作品が録音された時期が判らないのですが、アルバムが発売されたのはどうやら2000年頃のようですので既に10年ほど経っているということになるようです。

ノルウェーやスウェーデンと違って、フィンランドのジャズというのは当方にとっては殆ど馴染みがなく、過去に経験したもので思い出させるのはサックス奏者のイーロ・コイヴィストイネン "Eero Koivistoinen" ぐらいで、フィンランドのジャズ・シーンの実態が全く浮かばない状態です。しかも女流のピアニスト、単に綺麗にまとまっていると云うだけでは個人的な嗜好からちょっと手を出しづらいのですが、ロックとかファンク・テイストも兼ね備えていると聞けば興味も湧いてきます。それと彼女はフィンランドでの賞レースにもノミネートされるような実績があるので、地元ではかなり評価されたピアニストでもあるようです。

全てメンバーのオリジナルで全10曲。聴いてみると、全体的な印象としてはクリアで颯爽とした欧州のピアニストらしさを漂わせながらも、所々に挟み込まれる思いのほかアグレッシヴなナンバーに惹き付けられたり、またタイトルとは相反した3曲目のようなダークで陰鬱な世界も表現したりと、カッチリと型に嵌ったかのようなピアニストとは云い難いようです。曲単位で見れば、4曲目などはブルージーに迫ってくるし、ハッシネンのドラム・ソロで幕を開ける、コチラはタイトルからも想像できるような7曲目などがあったり、スリリングに疾走するモーダルな8曲目(コレはなかなか)、エキゾチックさも漂わせる9曲目などとかなり多彩です。サイドの仕事も引き締まった巧みな仕事振りで、ダレることのない纏まりをみせていて気持ちの良いピアノ・トリオに仕上がっています。

女流ピアニストといえば、最近ではマリア・カンネゴールやマイラ・メルフォードのようなインプロ系の奏者や、日本人の近作ばかり聴いていたのですが、リータ・パーキは畑は違えどなかなか印象に残る作品を提供してくれました。特筆すべき個性というのはこの一枚では感じないものの、こうなると残りの二作品も気になってしまうのでした。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2010/02/12(金) 03:44:08|
  2. Piano
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

はじめまして

いつも楽しく拝見させて頂いています。

「フィンランド」に思わず反応をしてしまいました。フィンランドには残念ながら故人となってしまった Edward Vesala (ds) という大御所がいます。ECM に多くの作品を残しており、ラージコンボで独特な世界を描いていますので、もしご興味がありましたら一度お聞きになってみて下さい。

彼のグループで活動していた Jorma Tapio (sax) や Iro Haarla (harp,pf;Vesalaの奥方でした) は精力的に活動を行なっており、二人で来日した時のライブ盤もアケタの店からリリースされています。

ちなみにフィンランドのジャズについてはこちらのサイトが詳しいです。ご参考まで。

http://homepage.mac.com/qzz00511/hp/index.html
  1. 2010/02/12(金) 12:38:32 |
  2. URL |
  3. funky_alligator #y8j/9w2E
  4. [ 編集]

コメント有難うございました

funky_alligatorさま、はじめまして。

北欧のジャズは、モダンやフリー、ヴォーカル如何にかかわらず接する機会がとても多いのですが、フィンランドに関しての経験は本当に数えられる程度で全く知識がありませんでした。今まで意識的に、国ごとに掘り下げるような聴き方を特段しているつもりはなかったのですが、結果的に自分にとってフィンランドは未知の国になっていたようです。

ドラマーの Edward Vesala も名前は過去に幾度も見かけておりましたが今まで縁がなかったミュージシャンです(彼がフィンランドのアーティストであったことも初めて知った次第です。有難うございます!)。ECMやアケタズ・ディスクからもライブ盤が出ているんですね。早速チェックしてみます!

リンク先も拝見させて頂きました。凄いデータ量に圧倒されつつ、見事に没入されていることに感服致しました(笑)。名前を知っていたのはコイヴィストイネンとユッカ・リンコラぐらいしかいません(汗)でしたが、今後の探求の指針となりそうです。しかしながらフィンランドも奥が深そうですね。

また色々とご教示下されば幸甚です。コメント有難うございました!
  1. 2010/02/12(金) 16:04:47 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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ぬどい

Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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