イカれた駄耳にジャズの洪水

今宵も円盤漬け・・・     since 23rd Oct. 2006

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#944 Theater Tilters Vol.1/Atomic (Jazzland-CD)

Atomic - Theater Tilters Vol.1

1.Green Mill Tilter
2.Andersonville
3.Fissures
4.Murmansk
5.Bop About

-Atomic-

Fredrik Ljungkvist (ts,bs,cl) Magnus Broo (tp) Havard Wiik (p)
Ingebrigt Haker Flaten (b) Paal Nilssen-Love (ds)

Rec-2009



全く以って己をコントロールする意志が薄弱な男である。兎に角今回は「動かざること山の如し」と肝に念じていたのです。動くことによって自分に跳ね返ってくるツケが解っているのに、欲求が抑えられないもう一方の自分がいます。困ったモンです。だって観に行ったら終電に間に合わないもの。始発帰りとなる月曜日は大変だもの。とブツクサ云いつつ結局のところ参戦してしまいました。アトミックのジャパン・ツアー最終日(4月11日)。嗚呼、やっぱり無視できなかったよぉ。というわけで先日の日曜のことを今さら書いてみます。

彼らのライブに参戦するのは2008年の「アトミック忘年会!」に続いて2回目。当時は3枚組のアルバム "Retrograde"(Jazzland) が来日記念盤という意味合いで国内発売されたことを思い出します。あのステージの興奮をもう一度というのが主たる目的なのですが、今回はもうひとつ。彼らのウェブ・サイトで新譜のアナウンスが出ているのに一向に予約すら始まらないことに業を煮やし、ひょっとしたらそのアルバムが手に入るかもという淡い期待を目論んでいたのです。そもそも Jazzland のサイトでは未だに発表がないので事情は解らんでもないのですが。会場にはやはりCDが用意されていたので読みどおりでした。しかしVol.2まで置いてあったのは予想外。Vol.2に関しては発売時期が夏以降と聞いていたのでイキんで飛びついたのですが、新品なのに猛烈なキズ盤を掴まされて萎えています。微妙に物事が上手くいかなかったりする残念なクォリティーが発揮されるのはいつもの通りです。まぁ仕方が無いですな。

前回よりも思いのほか客の入りが少なかったので拍子抜けしたのですが、演奏のほうは魅力が充分引き出された期待通りの内容でした。新曲で統一されたステージになるのかと思いきや、"Db Gestalt" や "King Kolax" あたりを演奏してくれたのには感激しました(本当は "Boom Boom" を演ってくれるとオッサンは失神すること確実ですが、古い曲なので今後も無理だろうなぁ)。相変わらずのアトミック・ワールド満載の特異な空間が広がっていました。フレデリック・ユンクヴィストの豪快なブロウはそのままに、巧みなコンダクトを交えてのテナーやバリサク、クラリネットでのパフォーマンスは独特の世界を開陳します。ミュートでシリアスさを醸したかと思えば、転じて速射砲の如き連射を繰り出すマグヌス・ブルーのペットが煽り、トレースし辛いテーマを二管のユニゾンで仕掛けてくるサマはこのグループの醍醐味と云えるでしょう。奔放なホーヴァル・ヴィークのピアノは健在で、ピアノ線攻撃も決めてみたりと相変わらずのパフォーマンス。インゲブリクト・ホーケル・フラーテンのベースはさほどの露出を見せませんでしたが、彼の重々しさを伴うプレイはしっかりと光っており、ノコギリ・アルコも炸裂させていました。唯一前ノリで来日し、八木美知依さんや坂田明氏とのステージをこなして来たポール・ニルセン・ラヴは、今回も変幻自在のドラミングが冴えに冴えていました。前回のステージでその表現力の多彩さに絶句させられた経験をしている当方にとっては、やはり彼は興味の的になってしまいます。ドラムを中心に据えたパーカッショニストといった体で、そのプレイはますます磨きがかかっており、静寂と轟音を淀みなく演出する空間の生かし方は相変わらず唸らされるものがあります。マーク・ラパポート氏の仕切りによって二曲のアンコールが聴けたのも収穫でした。

ところで今回リリースされたこの作品はライブ・アルバムだったんですねぇ。情報収集能力が貧弱なので、実際に手にしてみて気づくことが多くて情けなくなります。ライブ・アルバムと云えば、彼らの3枚組の大作 "The Bikini Tapes"(Jazzland) を擦り切れるほど聴きまくった当方にとっては朗報であります。CDは擦り切れないですが誇張しただけですので流して下さい。早速キレまくっている内容を確認し快哉を叫んでしまいました。やっぱりこのバンドはライブで映えます。最高過ぎてたまらんです。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

  1. 2010/04/14(水) 03:23:09|
  2. Combo
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

Vol.2については、ラパポートさんが「直前に届いたのでライブで売ります」とTwitterでアナウンスしていたんです。
で、同じく2枚とも買ってしまいまして、今朝も通勤の時に聴いてました。
これを機に旧作も聴いてみたいです。

キズ、残念ですね....。
  1. 2010/04/14(水) 09:28:50 |
  2. URL |
  3. piouhgd #-
  4. [ 編集]

piouhgdさん、こんにちは。

>ラパポートさんが「直前に届いたのでライブで売ります」とTwitterでアナウンスしていたんです。

そうだったんですか!Twitterをやっていないので(やっていても?)気づきませんでした。なるほどTwitterはブログよりも速報性が高いようですしね。こりゃ自分から発信しなくても登録だけでもしといたほうが良さそうですねぇ。何せオッサンのつぶやきなぞ誰も興味はないでしょうからねぇ(笑)。

>旧作も聴いてみたいです。

彼らの変遷が知れて面白いと思いますよ。

>キズ、残念ですね....。

全く残念です。もともとシールドされていない状態だったのでチェックできたのにねぇ(笑)。こういう場合はクレームの入れようがないので泣き寝入りですね。諦めます・・・。
  1. 2010/04/14(水) 14:52:07 |
  2. URL |
  3. ぬどい #-
  4. [ 編集]

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Author:ぬどい

タイトル通りのブログです。聴くジャズに垣根をつくらずがモットーです。駄耳の持ち主ですがジャズが好きで連日湯水を浴びるが如く聴き続けています。しかし自分の耳は全く向上しません。近年ジャズに戻って来たためここ10数年のアーティスト&作品には非常に疎く探求中です。今までに所有してきたレコードの聴き直しと新たなる発見を求めて購入したCDの感想を備忘録を兼ねて更新しております。ど素人が主観のみで書いているログですので当然ココではお勉強は出来ません。検証は他所でやって戴いたほうが確実かと思いますのでその旨ご了承願います。(ただ今さぼりモード突入中)


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